2013/05/24

飛べ!ベニヘリテントウ



2013年4月下旬

道端で笹の葉に赤黒二色の小さな甲虫が止まっていました。
歩き始めたと思ったら急に飛び立ちました。
ハイスピード動画に切り替える余裕がなかったのですが、映像の後半は1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
見慣れない甲虫でてっきりハムシかと思いきや、帰ってから調べたらテントウムシの仲間でベニヘリテントウRodolia limbata)と判明しました。


2013/05/23

ヒバリ♂のさえずり♪と縄張り争い(野鳥)



2013年4月下旬

休耕田の上空をヒバリ♂(Alauda arvensis)が囀りながら飛んでいます。
青空を背景にピントを合わせる間もなく地上に降下したので少し落胆したら、もう一羽と格闘を始めました。
求愛交尾行動のようには見えないので、♂同士の縄張り争いなのでしょうか?
遠いせいか、喧嘩の最中に鳴き声は聞こえません。


【追記1】
『日本動物大百科4鳥類Ⅱ』p71によると、雲雀のなわばり防衛のための争いは
地上で2個体がにらみ合い、両者が走り寄ってぶつかりあい、空中に舞い上がるといった激しい争いから、隣接個体がなわばりの境界にきたときに近くへ移動したり、上空通過個体を追っていくといった行動まで見られる。なわばり防衛行動は(中略)ほとんどが♂によって行われている。
ちなみに、「ヒバリは空中でさえずると思われがちであるが、実際には地上でさえずることのほうが多い」とのこと。
また、ヒバリの交尾行動は♂が「片方の翼を広げて下げながらひとまわりしてから交尾する」らしい。



【追記2】
岩波新書『アユの話』p48によると、
ヒバリのなわばりは田圃一枚と言われている。


【追記3】
『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p37によると、スズメは両足をそろえてはねるように移動する(ホッピング)のに対して、ヒバリは足を交互に動かして移動する(ウォーキング)。




【追記4】
カラー自然シリーズ『ヒバリ』によると、
ヒバリは興奮すると、頭の冠羽をさかだてます。(表紙写真の説明より引用)
確かにこの映像でも喧嘩直後のヒバリで逆立った冠羽を確認できます。
(♂同士の)なわばりをめぐる争いは、ときにはつかみあいや足げりをまじえた激しい空中戦へと発展することがあります。(p6より引用)







2013/05/22

ニホンセセリモドキ(蛾)の求愛飛翔



2013年4月下旬

林道脇の土手で激しく乱舞している蛾のペアが居ました。
求愛飛翔かと思いきや交尾には至らず、2頭はそのまま別れました。
同性と気づいたのか、それとも空中で♀が交尾拒否したのか、興味あるところです。
もしハイスピード動画に撮っていれば詳細が明らかになったかもしれません。
別れた1頭が近くの枯草に止まり、ニホンセセリモドキHyblaea fortissima)と判明。
脚からヘアーペンシルが少しのぞいて見えるので、こちらは♂のようです。
♂は後肢のヘアペンシルからフェロモンを放出して♀を誘うらしい。

この後、遅ればせながらハイスピード動画モードに切り替えて、同一個体が飛び立つ瞬間を撮りました。



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