2013/05/07

堆肥で虫を捕食するウグイス(野鳥)



2013年4月下旬

家庭菜園のコンポスト(堆肥)に見慣れない褐色の地味な鳥が来ていました。
残飯や野菜屑そのものが目当てではなく、生ゴミから湧いた虫を次々と捕食しています。
「掃き溜めに鶴」ではなくて…「掃き溜めに◯◯ムシクイ」ですかね?
ウグイスかな? まさかオオヨシキリ? (自信なし)

野鳥の画像掲示板に投稿して質問したところ、ムロさんより次の回答を頂きました。
写真はウグイスと見ました。体の上面が茶色っぽいこと、尾羽が比較的長いことからウグイスと思います。
ウグイスHorornis diphone)はいつも藪の中に隠れて鳴いているイメージがあったのですが、しっかり撮れたのは初めてです。
撮影中は鳴き声を聞きませんでした。


【追記】
ウグイスは雌雄同色なので、鳴かない限り性別が分かりません。(さえずりを発すれば♂)
松田道生『鳥はなぜ鳴く? ホーホケキョの科学』によれば、
 (ウグイスの)♂と♀では、2割近くちがいがあります。大きさがあまりにもちがうので、♂と♀が別の鳥だと思われていた時代もあったほどです。(中略)ウグイスの場合は、身体が大きい方が大きな声を出せるために、生存競争では有利になります。そのため♂は♀に比べて大きくなる傾向があります。 (p15-16より引用)
しかし♀♂ペアが並んでいない限り、単独のウグイスを見ただけでは私には大きさで性別を見分けられそうもありません。




虫を捕食!



飛べ!ビロードツリアブ【ハイスピード動画】


2013年4月下旬

春になり野山でビロードツリアブBombylius major)の姿を目にするようになりました。
地上で日光浴するビロウドツリアブ(複数個体)が飛び立つ瞬間を240fpsのハイスピード動画に撮ってみました。


2013/05/06

キアシオナガトガリヒメバチ?越冬前蛹の吐糸営繭と脱糞



2013年4月中旬

軒下に作られたオオフタオビドロバチの泥巣を発掘して謎の繭を採集しました。
今のところ、寄主オオフタオビドロバチの育房に寄生したキアシオナガトガリヒメバチの前蛹だろうと考えています。

前の記事はこちら→「ドロバチに寄生した蜂の前蛹の蠕動
繭を切り開いて蜂の子を取り出してから13日後、異変に気づきました。
驚いたことに、プラスチックの飼育容器内にいつの間にか絹糸を張り巡らしています。
休眠越冬から目覚めた前蛹が自らの無防備な状態に気づき、再び口から絹糸を吐いて繭を紡ごうとしているようです。
腹端に黒い粒が付着しているのは、排泄した糞と思われます。

私のこれまでの(うろ覚えの)知識では、こうした行動は蜂の前蛹の定義※に反する気がして、一体どういうことなのか頭を抱えてしまいます。
(※ 蜂の終齢幼虫は前蛹になって初めて排便し、前蛹で越冬するはずです。)
このハチは繭を紡いだ後、その中で前蛹にもならず終齢幼虫のままで休眠越冬していたのでしょうか。

謎は深まるばかりですが、無事にこのまま育ってくれるでしょうか?

つづく

円形の飼育容器(100円ショップで買ったコスメ容器)は直径31mm。

容器の底に絹糸を張り巡らした。

脱糞した。

黒い糞

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