2011/01/01

飛んで脅すコガタスズメバチ創設女王



2010年6月下旬・気温22℃

山林にある小さな祠の軒下にコガタスズメバチVespa analis insuralis)の初期巣を発見。
外被に長い首があるので、創設女王が単独で作った初期巣だろう。
軒下にぶら下がっている栓抜きがスケール代わりに丁度良い(長さ13cm)。
お神酒を供えるのに使うのだろう。
徳利状の初期巣の横に栓抜きが用意してあるとは粋ですね。
巣の高さは地上150cm(巣口まで)。
初期巣が固定されている木材(梁)の横幅は4cm。
しばらく監視していると女王が帰巣。
古巣ではなかったのです。 
スーパーマクロモードで巣口を下から覗き込むように接写していたら、巣から出ようとした女王が至近距離のカメラに気づきました。
見慣れない物体に驚いて飛び立つとホバリングしながらご立腹の様子。
ワーカーのように一直線には攻撃してこないのが救いです。
肝を冷やしましたが、ゆっくり後退して難を逃れました。
カメラのボディがスズメバチの嫌う黒なので、女王をいっそう警戒させてしまったようです。
別個体の創設女王もカメラが巣の近くにあると同様に軽く威嚇してきたので、間違いありません。
カメラを白い袋で覆うとよいかもしれません。
私は接写を諦めて、少し離れた位置に三脚を据え望遠で定点観察することにしました。

つづく
 


野菊で吸蜜するヒメアカタテハ




2010年10月下旬

道端に咲く野菊の群落でキタテハやヒメアカタテハが訪花していました。
ヒメアカタテハVanessa cardui)は少なくとも二頭いました。


2010/12/31

ハナタテヤマナメクジ?の徘徊(20倍速動画)




2010年10月下旬

山道の地面で派手な黄色のナメクジを発見。
同種と思われる個体を前回(二ヶ月前の夏に)初めて見た位置から少し登った地点なので、これもハナタテヤマナメクジなのだろうか(自信なし)。
幸いこの日は三脚を持参していたので、約25分間の長撮り映像を20倍速の早回しにてお届けします。
落ち葉の下にゆっくり潜ろうとするので、予め進行方向の落ち葉を除いておきました。
ナメクジが這った跡は粘液が残ります。
途中でなぜかUターンしたりするので、意外に進路を予測できません。
背中に付着した松葉を引きずって行きます。
撮影時における地表の気温は日が陰ると14℃から12℃に下がりました。




新潟県で発見されたというハナタテヤマナメクジに関しては、こちらのブログで直接質問したいのですけど、コメントを付けられないのが残念。
福島県でもそれらしき目撃例が。
東北地方の特産なのだろうか。

【追記】
某TV局の方に仲介してもらい、ナメクジの専門家に質問してもらいました。
学名につきましてですが結果から申し上げますとはっきりと分かっていません。 ナメクジ研究に詳しい大学の先生方に伺ったのですがハナタテヤマナメクジのようにも見えるし、動画からではわからないとおっしゃられておりました。 また、バナナナメクジは南米の方にしか生息しておらず国内では見つかっていない筈だと仰られてました。



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