2017/11/18

開花初日のハスの花を偵察するクロマルハナバチ♀とセイヨウミツバチ♀



2017年7月下旬・午前5:29〜6:00


▼前回の記事
開花初日のハス蕾の開閉運動(壺状開花)【180倍速映像】


開花初日のハス(蓮)の蕾は花弁が全開せずにすぐ閉じてしまいます。


【シーン1】 午前5:29
壺状開花した(開きかけの)蕾の中がどうなっているのか動画に撮ろうとしたのですが、補助照明の白色LEDを点灯しないと暗くてピントが合いません。
私が悪戦苦闘していると、クロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が飛来しました。
しかし偵察に来ただけで、花の中には入らずに飛び去りました。

【シーン2】 午前6:00
別の蕾にもセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が偵察に来ました。
壺状開花した(開きかけの)蕾のすぐ上でホバリング(停空飛翔)したものの、花の中には入らずに飛び去りました。

おそらく開花初日のハスの花は送粉者のハナバチ類を誘引する芳香が弱いのでしょう。(†追記参照)
ハナバチに報酬として与える花蜜や花粉の生産準備が整っていないのかもしれません。
しばらく撮り続けても蜂はもう二度とこの蕾に戻って来ませんでした。
全開に咲いている蓮の花が池にはたくさんあるので、そこでの採餌に忙しいのです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



†【追記】
北村文雄『蓮―ハスをたのしむ』という本には私と異なる見解が記されていました。
特に開花1日目と2日目のハスは、雄しべからすがすがしい香りが漂うので、多くの虫たちが集まってきます。雌しべの受粉を助けてもいるのです。 (p11より引用)
これに反論するには、もう少し観察を積み重ねないといけません。


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