2020/09/20

水たまりに集まり跳ねるミギワバエの一種



2020年7月中旬・午後15:30頃・くもり

河川敷の舗装された歩道に出来た浅い水溜りに小さな虫が多数集まっていました。
てっきりアメンボの幼虫かと思いきや、戯れにカメラでズームインして見ると小さなハエの群れでした。
複眼は赤っぽく、全身は黄土色のようなやや緑がかった金色でした。(晴れていたら色味が変わって見えるかもしれません。)
アメンボのように水面に立って浮いてます。
その証拠に、風が吹くと水面を流されて行きます。
互いに至近距離にニアミスしても、争いや交尾行動は見られませんでした。
ただしアメンボのように自力で水面を遊泳する能力は無いようで、たまにピョンピョン飛び跳ねていました。
1匹が跳ぶと連鎖反応で近くの群れが跳びはね、水面に波紋が広がります。
跳躍するミギワバエを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:08〜)

水面で口吻を激しく出し入れしていました。
水底の泥を舐めているのか、水を飲んでいるのか、撮影中は分かりませんでした。
帰宅後に調べてみるとミギワバエ科の一種で、水中の藻類を採食しているのだそうです。
ニセミギワバエ科の可能性は?)
海から遠い内陸部(川の上流域)なので、この水溜りは間違いなく淡水です。

最後にちょっとした実験を試してみました。
持参した電動歯ブラシで水溜りの水面に振動を与えてみたのです。
ミギワバエは捕食性(肉食性)ではないので、アメンボのように振動に反応して集まって来ることはありませんでした。(映像なし)


▼関連記事(1ヶ月後の撮影)

2020/09/19

アップルミントの花蜜を吸うフタモンアシナガバチ♀



2020年7月中旬・午後16:00頃・くもり

道端の花壇に咲いたマルバハッカ(別名アップルミント)の群落でフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)のワーカー♀が訪花していました。
この組み合わせは初見です。

クロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀がガードしている花穂では、吸蜜する蜂は追い払われ、隣の花に飛んで逃げました。





川岸でリンゴを食べるハシボソガラス(野鳥)



2020年3月中旬・午後13:10頃・晴れ

街中を流れる川で橋の方から飛来したハシボソガラスCorvus corone)が川岸で採食を始めました。
何か赤い物を啄んでいたので、小動物の血まみれの死体かと初めは思いました。
しかし、よく見ると食べていたのはリンゴの熟した実で、おそらく落果が川にドンブラコと流され、川岸に漂着したのでしょう。
少し酸味のあるリンゴの実をカラスが食べるとは知りませんでした。
私は果樹園でリンゴの樹上で果実を直接食害するカラスを未だ見たことがありません。

冬に庭のカキノキで甘い熟柿を食べるカラスはよく見かけます。
▼関連記事(7年前の撮影)
川で冷やしたメロンを食すハシボソガラス【野鳥】

対岸から私に見られているのを嫌がったのか、カラスはすぐに食事を止めてしまいました。
川の水を飲んだような気もしますが、溝の死角でよく見えませんでした。
食後の嘴を地面で拭ったのかもしれません。
雑草の生えた川岸を徘徊し始めました。
川に入ってぬかるみを歩き回るものの、胴体の羽根が水に濡れるほど深い所には入らず、岸に引き返しました。
やがて川から飛び立つと、真上のコンクリートブロック護岸に止まりました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、濡れた脚から水が滴り落ちています。


リンゴ落果の食痕を確認

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