2018/05/16

川の魚道で採食するセグロセキレイ♂♀(野鳥)



2017年11月中旬・16:17〜16:25(日の入り時刻は午後16:28)

川に堰を作っても魚が遡上できるようにと、コンクリート堰の端っこ(川岸近く)に傾斜の緩やかな魚道が造られていました。
その魚道で日没間際にセグロセキレイ♀♂(Motacilla grandis)が走り回って採食していました。
岩の隙間などで水生昆虫を探して捕食しているのでしょう。
歩くだけでなく、ときどき飛んで岩から岩へ移動します。

冒頭で背中の黒い♂を撮っていたら、途中から背中が灰色の♀も合流しました。
つがいなのでしょうか。

ときどき鳴いていますが♪、川の流れる激しい水音にかき消されてしまいそうです。
チチュン、チチュン♪と♂が岩の上で鳴いたのは♀に呼びかけたのかな?
嘴の動きと鳴き声が一致したので、この個体の鳴き声で間違いありません。(リップシンクロ)


私の見ているフィールドではハクセキレイが優占種でセグロセキレイは滅多に見れないので、とても嬉しい出会いでした。


※ 激しい川の流れを背景に撮った映像に対していつものように手ブレ補正のデジタル処理を施すと、副作用でかえっておかしな映像になってしまいました。

変にグニャグニャと動いて酔いそうになります。
こんなことなら手ブレ補正しない方がましでしたね。(反省)
時間があれば、動画を作り直して差し替えるかもしれません。

セグロセキレイ♀左♂右(野鳥)@川:魚道+採食
セグロセキレイ♂(野鳥)@川:魚道+採食
セグロセキレイ♀(野鳥)@川:魚道+採食


ユリズイセンの花で盗蜜するクロヤマアリ♀の群れ



2017年8月中旬

家庭菜園の片隅の花壇に咲いたユリズイセン(アルストロメリア)クロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀が訪花していました。
花弁がオーソドックスなピンク色の品種です。



クロヤマアリ♀は花筒の根元付近に群がっていました。
ユリズイセンの隣り合う花弁と花弁の間に隙間があるため、体の小さなアリは自由に出入りして、結果的に盗蜜になっています。
植物側にとってみれば、アリは花蜜をただで盗むだけで受粉に関与していません。
アリの体はとても小さいので、たとえラッパ状に開いた花の入り口から侵入(正当訪花)したとしても、雄しべの葯や雌しべに触れることなく奥の蜜腺に到達できます。
しかもアリは地面から茎を登って来るので、正当訪花するためにはわざわざ花弁上をかなり遠回りする必要があります。
私は昆虫の盗蜜行動に興味があるので、今回も注目して撮ってみました。
しかし、細長い口吻を持つチョウによる盗蜜行動が珍しくないように、アリによる盗蜜行動も、仕組みこそ違えど実は特に珍しいことではありません。
やはり一番面白いのはハチ類による穿孔盗蜜ですね。


田中肇『花と昆虫、不思議なだましあい発見記』によると、

普通の花の場合、羽をもたない働きアリたちは草や木をよじ登って花にいき、蜜を腹一杯吸うと、もときた道をおりていく、そして地におりると、まっしぐらに巣に帰ってしまう。
アリは体が小さいので雄しべや雌しべの先に触れないし、たとえ花粉がついても真っすぐ巣に帰ってしまっては、ほかの株にまでは運ばれない。そのため、植物の立場からは、蜜の吸われ損になり、多くの花にとってアリはきてほしくない昆虫となっている。 (p95より引用)

クロヤマアリ♀群れ@ユリズイセン訪花+盗蜜
クロヤマアリ♀群れ@ユリズイセン訪花+盗蜜

2018/05/15

ヒヨドリ2羽の空中戦(野鳥)



2017年11月上旬・午後16:32(日の入り時刻は午後16:31)

某大型店の駐車場に植栽された見慣れない街路樹(樹種不明)で2羽のヒヨドリHypsipetes amaurotis)が大声で鳴き交わしていました。
一体何事か?と思ってカメラを向けると、急に樹冠から飛び上がり空中戦が勃発しました。
映像の冒頭から空中戦を1/4倍速のスローモーションでご覧下さい。

夕焼け空がきれいでした。
ヒヨドリの塒入りは未だ観察したことがないのですが、ちょうど日没したばかりなので、それに関連する小競り合いなのでしょうか?
こんな季節(初冬)にも縄張り争いがあるのかな?

ところで、常緑樹と思われるこの木なんの木気になる木?
名前も知らない木ですから…。



ランダムに記事を読む