2017/09/07

イヌツゲ雌株の花蜜を吸うヒメシジミ♂



2017年6月中旬

生垣のイヌツゲ雌株には、ミツバチの他にヒメシジミ♂(Plebejus argus)も訪花していました。
翅を閉じたまま吸蜜していたのに、ミツバチが近づいて来たときだけ、威嚇するように翅をパッと広げました。
白くて小さな花から花へ飛んで移動し、後翅を互いに擦り合わせる行動も見られました。



2017/09/06

幼虫を捕食するスズメ(野鳥)



2017年5月下旬・早朝

始業前の工場の敷地内で舗装路の脇に猫の額ほどの狭い植え込みがあります。
2羽のスズメPasser montanus)が早朝から争っていたのですが、私が撮り始める前に1羽は先に逃げてしまいました。
残ったスズメは、植え込みで見つけたイモムシを横の舗装路で喋んでいます。
親鳥が幼鳥に巣外給餌していたのかと一瞬思ったのですが、この個体は頬班が黒いので成鳥ですね。
初めに見た小競り合いは、成鳥同士が獲物を奪い合っていたのでしょう。
朝食を済ませたスズメは、道端の芝生に移動してから飛び去りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



ラ・フランスの果実で吸汁するアカタテハ、ヒメスズメバチ、キタテハ秋型



2016年10月上旬

洋梨(ラ・フランス)の果樹園で、枝になったまま熟し過ぎた(腐りかけた)果実に種々の昆虫が集まっていました。
元々は野鳥につつかれたのかもしれません。(※追記参照)
甘い果実が発酵して、まるで樹液酒場のようなパーティーが開かれています。

アカタテハVanessa indica)が翅を閉じたまま吸汁し、ときどき翅を素早く開閉しています。(威嚇?)

撮影中は気づかなかったのですが、同じ腐果の裏側でヒメスズメバチVespa ducalis)も実を齧っていました。

アカタテハの隣にキタテハPolygonia c-aureum)秋型が飛来して吸汁を始めても、アカタテハは寛容でした。
これでもしルリタテハも来てくれたら、赤黄青の三色タテハが揃って役満だったのに…。

ちなみに、山形県は西洋梨の生産量(収穫量)で全国ナンバーワンを誇ります(2015年のシェアは65.1%)。

サクランボと並んで山形県の果物の代名詞となっています。



※【追記】
『原色図鑑 夜蛾百種―吸蛾類を中心として』という本を読んで初めて知ったのですが、果実が未熟で青いうちから夜行性の吸蛾類が口吻を突き刺して加害することがよくあるそうです。
夜の果樹園を見回るのも面白そうです。



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