2016年8月下旬
農村部の道端に咲いたクサフジの群落でクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が訪花していました。
カラフルな雄蜂を目にするのは今季初です。
よほど花蜜が豊富なのか、ひとつの花穂に執着して吸蜜を続けています。
雄蜂との組み合わせは初見です。
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クサフジの花で採餌するクロマルハナバチ♀
横の車道を大型トラックが通っても蜂は飛んで逃げませんでした。
時間をかけて全ての花を訪れた後に、ウロウロしたので飛び立つかと期待しました。
ところが歩いて地面に降りたので、ちょっと驚きました。(最後は転がり落ちた?)
なぜか飛び立てないほど弱っているらしく、路上や道端の草むらを徘徊しています。
2016年8月下旬・午後
峠道の道端に生えた木苺の葉表にセスジスカシバ(Pennisetia fixseni fixseni)が乗って休んでいました。
240-fpsのハイスピード動画で撮りながら指を近づけると、触れる前に飛び立ちました。
しかし飛翔力が弱くて、横の茂みにもんどりうって落下しました。
現場では擬死落下かと思ったぐらいです。
準備運動しないと緊急避難時にうまく飛べないようです。
(気温を測るべきでしたね。)
身を守る自衛戦略としては、蜂の威を借りるベーツ擬態に依存しているのでしょう。
キイロスズメバチにそっくりです。
今度は下のクズの葉に乗っています。
再び蛾に指を近づけると、準備運動の羽ばたきを開始。
やがて、持ち上げた腹端から白い液状の糞を勢い良く排泄しました(噴射、糞射@2:00)。
離陸直前に少しでも軽量化を図ったのでしょう。
アイドリングの準備運動で充分に体温が上がるとようやく飛び立ちました。
今度はちゃんと飛んで逃げ、行方を見失いました。
2016年8月下旬・午前11:44
低い山地の上空を3羽の猛禽類が帆翔しています。
遠いのにこのときは望遠レンズを使えず、姿形で鳥を見分けるのは無理そうです。
しかしピーヒョロロ♪という鳴き声が聞こえるので、トビ(Milvus migrans)ですかね?
直前に一羽の猛禽類が道端の法面の灌木から飛び立ったのが気になります。(撮り損ね)
一月前にサシバを目撃した地点に近いので、この空域はサシバの縄張りだったりして?
カラスにモビングされてるのかと一瞬思ったのですが、そうではありません。
猛禽類同士で空中戦を繰り広げている光景は初めて見ました。
巣立ったばかりの幼鳥同士で遊んだり空中戦の練習したりしているのか、それとも縄張り争いや子別れなのかな?
サシバの縄張りに侵入したトビを番が協力して追い払っているところ?