2016/07/07

キングサリの花で採餌するハイイロヒゲナガハナバチ♀?



2016年5月中旬

民家の庭木として植えられたキングサリ(=キバナフジ)でハイイロヒゲナガハナバチ♀(Eucera sociabilis)と思われるハナバチが何匹も訪花していました。
後脚の花粉籠にオレンジ色の花粉団子を付けています。
たまに胸背に大きな花粉の塊を付けているのは、植物(キングサリ)側の蜂を利用した受粉戦略なのでしょう。
体全体が花粉で汚れて、まるで別種のように見える個体も居ました。
ホバリング(停空飛翔)中に口吻を長く伸ばしています。

採餌に疲れた♀がキングサリの木の下に生えた何か草の葉に止まって日光浴しながら翅を休めていました。
しばらくするとようやく化粧を始め、体に付着した花粉をきれいに落として後脚の花粉籠の花粉団子に追加してまとめます。
化粧を済ませ、採餌に戻りました。


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ヒレハリソウの花蜜を吸うハイイロヒゲナガハナバチ♀



2016/07/06

ヒダリマキマイマイの排便



2016年5月中旬

飼育容器内で1匹のヒダリマキマイマイEuhadra quaesita)が脱糞していました。
透明プラスチック容器越しにカラフルな糞が見えました。
糞のオレンジ色は、餌として与えたニンジン由来のカロチン色素です。
緑色は、餌として与えたイワガラミの葉に由来する葉緑素でしょう。
糞は腹足と容器壁面に挟まれた状態で、背側からは隠れて見えません。
ヒダリマキマイマイの排泄口は普通のカタツムリとは逆で、体の右側にある…はずです。
ヒダリマキマイマイが右に曲がりながら前進したら、体の左側にオレンジ色と緑色の混じった新鮮な糞が出現しました。
次に機会があれば、微速度撮影で排泄シーンを記録してみたいです。

カタツムリ関連の飼育本で見るようにもっとニョロニョロと細長い糞を想像していたのですが、ニンジンは消化が良すぎるのかもしれません。(食物繊維が少ない?)



桐の花で採餌するクロマルハナバチ♀



2016年5月中旬

里山に生えたキリの高木でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が訪花していました。
もしかするとオオマルハナバチ♀かもしれませんが、あいにく望遠レンズを外していたので一瞬の映像ではよく分かりませんね。

オリジナルの映像はあまりにも短か過ぎるので、1/4倍速のスローモーションに加工しました。
ここでしばらく粘って観察していても、クロマルハナバチが撮れたのはこの一瞬だけでした。
桐を訪花するクロマルハナバチの数が少ないのはクマバチとの採餌競争に負けているためでしょうか?
餌資源(蜜源)を巡る縄張り争いがあるのかな?


【追記】
▼翌年は別の場所でもっとしっかり動画に記録できました。
キリの花で採餌するクロマルハナバチ♀

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