2015年8月中旬
ヨモギの群落でコアシナガバチ♂(Polistes snelleni)を見つけました。
本種の雄蜂は今季初見かもしれません。
若葉の根本に潜り込んで、その表面を頻りに舐めています。
押す特有のカールした触角で葉表を常に探っています。
ヨモギに花外蜜線があるという話は聞いたことがありません。
アブラムシが分泌した甘露が付着しているのでしょうか?
しかしアブラムシのコロニーは見当たりませんでした。
私の目には見えないほどの細かな朝露を飲んでいたのですかね?
身繕いしてから飛び去りました。
3年前にも似たような事例を別種の♀で観察しています。
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2015年8月中旬
山間部の峠道で野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れと遭遇しました。
私に気づくと路肩の斜面を登って逃げる個体や、ゆっくり歩き去る個体など様々です。
黒い発信機(GPS?)付きの首輪を付けた♀成獣が悠然と車道を歩き去ります。
2015年8月中旬
山間部の峠道沿いに生えたクサギの群落で蕾や萼の表面を舐めにクロオオアリ(Camponotus japonicus)のワーカー♀も来ていました。
マクロレンズを忘れてきたことが悔やまれます。
気になる蛾の撮影を優先してアリを後回しにしていたら、少し撮っただけでアリを見失ってしまいました…。
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クサギの蕾や萼には花外蜜線があるのでしょうか?
あるいはクサギを寄主植物とするアブラムシ(クサギアブラムシなど)が分泌した甘露が蕾に付着していて、アリはそれを舐めているのかもしれません。
ただし、撮影中にアブラムシのコロニーを見つけられませんでした。(葉裏をめくってみれば良かったですね。)