2015/07/02

クリオオアブラムシの甘露を舐めるモンスズメバチ♀



2015年6月上旬

平地に植えられたクリの木で夕方、複数のモンスズメバチ♀(Vespa crabro flavofasciata)が飛び回っていました。
時期的に単独営巣期の創設女王と思われます。
未だ開花していないのに獲物が多い狩場なのか?と不思議に思い見ていると謎が解けました。
獲物の探索飛翔にしては、のんびりしています。
クリオオアブラムシLachnus tropicalis)と思しき黒いアブラムシがクリの小枝にびっしりと密集していて、モンスズメバチ♀はその直下の葉に止まっています。
アブラムシが排泄した甘露を舐めに来たのでしょう。
最後は入れ替わりでコガタスズメバチ♀(Vespa analis insuralis)が登場しました。
喧嘩にはならず、先客のモンスズメバチ♀は逃げました。

多数のハエも枝に止まっているので、やはり甘い汁が目当てなのでしょう。
枝を歩くナミテントウは、アブラムシを捕食しに来たようです。
ちょっとした食物連鎖の生態系が垣間見れました。



2015/07/01

アメリカザリガニの死骸に群がるクロヤマアリ♀【微速度撮影】



2015年6月上旬

堤防の階段に死んだアメリカザリガニProcambarus clarkii)の上半身だけが転がっていました。(
頭部、ハサミと脚1対)
近所の子供がザリガニ釣りをした後なのか、それともタヌキや野鳥の食べ残しですかね?

クロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀がザリガニの死骸に群がっていました。
肉片を持ち去る解体ショーが見られそうだと思い、三脚を立て10倍速の微速度撮影してみました。
大きさを比較するために一円玉を並べて置きました。

アリは死骸の切り口から潜り込んで屍肉を食い荒らしているようです。
小さな白い肉片を咥えて持ち去るアリを見かけたのですけど、早回し映像では撮れていませんでした。
アリの行列はできていないので、アリ自身もそれほど魅力的な餌場とは評価していないようです。
もしかすると、祭りの後なのかもしれません。
甲羅の上で時間をかけてのんびり身繕いしている個体がいます。
同じ巣から来た2匹が出会うと口づけの挨拶を交わします(栄養交換?)

劇的に面白い展開にこそなりませんでしたが、遅い昼飯を食べるついでに撮ったネタです。


クリオオアブラムシの甘露を舐めに来たコガタスズメバチ♀



2015年6月上旬

平地に植えられたクリの木で夕方コガタスズメバチ♀(Vespa analis insuralis)が飛び回っていました。
時期的に単独営巣期の創設女王と思われますが、複数個体が集まっていました。
未だ開花していないのに獲物が多い狩場なのか?と思い見ていると謎が解けました。
クリの小枝に黒いアブラムシがびっしりと密集していて、コガタスズメバチ♀はその直下の葉に止まっています。
アブラムシが排泄した甘露を舐めに来たのでしょう。
同じく甘露目当てに飛来したキアシナガバチ♀は、コガタスズメバチの姿を認めると慌てて逃げて行きました。
スズメバチはアブラムシのコロニーに踏み込んでアリのように直接甘露をねだることはありませんでした。
アリがボディーガードしてるのかな?
アブラムシのコロニーに注目すると、透明な甘露の排泄シーンが撮れたような気がしました。(気のせいかも?)




アブラムシについては勉強不足で疎いのですけど、クリオオアブラムシLachnus tropicalis)ですかね?



ランダムに記事を読む