2015/02/06

歩いて巣に出入りするモンスズメバチ♂



2014年10月中旬


▼前回の記事
クヌギ樹洞でコロニー解散後のモンスズメバチの巣

モンスズメバチの巣の定点観察14

クヌギの樹洞からモンスズメバチ♂(Vespa crabro flavofasciata)が1匹出て来ました。
触角が長い雄蜂です。
初飛行の瞬間が記録できるかと期待して撮り続けました。
ところが歩いて幹をウロウロと登り下りするばかりで、羽ばたいても一向に飛び立ちません。
樹洞を一度通り過ぎてから登り直してコロニー解散後の巣に戻りました。
何がしたかったのやら、さっぱり分かりません。
この個体だけ羽化の時期が遅れたのかもしれません。
何らかの原因で飛べない個体なのでしょうか?
このコロニーから雄蜂が無事に羽化したことが確認できて感無量です。
残念ながら雄蜂を採集し損ねました。

つづく→シリーズ#15:裏側の樹洞にオオスズメバチ



ヤマハギを訪花するトモンハナバチ♀の飛翔【ハイスピード動画】



2014年9月上旬


▼前回の記事
ヤマハギを訪花するトモンハナバチ♂の羽ばたき【ハイスピード動画】

農道の脇に咲いたヤマハギの群落でトモンハナバチ♀(Anthidium septemspinosum)が訪花していました。
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
腹面に橙色のスコパが見えます。
秋風が吹いて絶え間なく枝が揺れています。

つづく→♀と♂が出会えば当然…


カブトムシ♂にすりおろしリンゴを与えてみる



2014年10月中旬

飼育しているカブトムシ♂(Trypoxylus dichotomus)の餌の昆虫ゼリーを切らしてしまいました。
買ってくるまでのつなぎとして、リンゴを摺り下ろして与えてみました。
小皿で給餌してみると早速、口吻を伸ばして食べてくれました。
余分な水気(りんごジュース)は予め捨ててあります。
空気に触れるとリンゴは酸化してどんどん茶色くなってしまいます。

子供向けの古い絵本ですが『キンダーブックしぜん7:カブトムシ』(1999)p10によると、

カブトムシは、水気の多い餌が好きです。
リンゴのように固いものは、すり下ろすとよく食べます。

ラストシーンで止まり木を歩く様子を撮りました。
後日分かったことですが、前脚の跗節に力が入らないのは老化の兆候でした。

昆虫ゼリーではなく水分の多い果物を与えたせいでお腹を壊して死期を早めた可能性は?




【追記】
寿命で死んだ後、乾燥標本をスキャナで取り込んでみました。




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