2014/11/03

巣の外被を増築するコガタスズメバチ♀



2014年6月下旬

コガタスズメバチ巣の定点観察#2014-3

▼前回の記事
コガタスズメバチの巣口を守る門衛♀

巣材集めから帰巣したコガタスズメバチVespa analis
)のワーカー♀が丸めたパルプを咥えて外被を歩き回り増築ポイントを探しています。
何故かそのまま巣内に戻ったりまた出てきたりしてから、祠の屋根裏部分に接した外被の基礎を増築補強し始めました。
ちなみに営巣基質となった太い角材(垂木?)の幅は10cmなので、巣の大きさと比較できると思います。
大顎で器用に巣材を薄く伸ばして外被を付け足していきます。
その間、他の外役ワーカー♀も活発に離着陸しています。

つづく→シリーズ#4(夜の巣)



山道を歩くミヤマクワガタ♀



2014年8月中旬

里山で細い山道を登っていると、ミヤマクワガタ♀(Lucanus maculifemoratus)が地面を歩いていました。
薄暗いので画質が粗い映像です。
拾い上げて腹面を接写すると、腿節腹面にミヤマクワガタ特有の褐色紋を認めました。
仰向けにされた状態から横に寝返りを打って起き上がりました。
短い大顎を開閉しながら手の上をゆっくり歩き回ります。
採寸すると体長35mm(大顎を含む)。

採集しても忙しくて飼育する余力がないので、その場で解放してやりました。



ミズナラの樹液を吸うエルタテハ



2014年8月中旬

里山の雑木林で樹液が滲むミズナラの幹をエルタテハNymphalis vaualbum)が翅を開閉しながら歩いて下りて来ました。
樹液スポットを探り当てると、口吻を伸ばして吸汁しています。
食事中は翅を閉じたままで、色鮮やかな翅表を見せてくれなくなりました。
木肌模様の翅裏は背景の樹皮に対して保護色になっています。
トレードマークの白いL字紋がワンポイントでお洒落です。



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