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巣で羽ばたき練習をするハシボソガラスの雛(野鳥)
高圧線の鉄塔#19でのハシボソガラス営巣記録#10
2017年5月下旬・午前10:56~10:59
久々に様子を見に行くと、雛が巣立ってしまったのではないかと心配でしたが、無事3羽とも巣に残っていて一安心。
暑そうに口を開けている個体が居ます。
親鳥が留守の間に、ハシボソガラス(Corvus corone)雛同士が相互羽繕いを始め、珍しく思いました。
隣の個体(兄弟姉妹)の羽毛を嘴でやさしく掻き分けています。
ニホンザル同士でよくやる蚤取りを連想しました。
ただしこの羽繕いは一方的で、お返しはありませんでした。
ですから厳密には、相互羽繕いではなく、対他羽繕いと呼ぶべきですね。
あまり深い意味は無い、ただの暇つぶしなのかな?
私は未だカラスの相互羽繕いを滅多に見たことがありません。
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ハシボソガラスの相互羽繕いと空中戦の遊び【野鳥】
つづく→#11:巣内で各々羽繕いするハシボソガラスの雛と高圧線から見守る親鳥(野鳥)
2017年5月中旬
河川敷で育ったキリ(桐)の高木の花を橋の上から観察していると、ツマジロカメムシ(Menida violacea)を見つけました。
ほころびかけた蕾の萼片に静止しています。
口元がよく見えないのですが、茶色の萼から吸汁しているようです。
しばらくすると徘徊を始め、隣の花の萼にせかせかと移動しました。
今度は蕾ではなくしっかり咲いた花に来たのに、花弁には進出しないで萼に留まっているのが興味深く思いました。
最後には後翅を広げて茶褐色の毛が密生している萼から飛び立ちました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
辺りを探すと更に複数個体のツマジロカメムシがキリの枝先に集まっていました。(映像公開予定)
不思議なことに、いつも茶色の萼に止まって吸汁しています。
花筒の中に決して入らないので、花の受粉には関与しません。(桐の送粉者ではない)
いつも花筒の根元に止まっていたので、昆虫の盗蜜行動に興味のある私は一瞬だけ興奮しました。(ぬか喜び)
なぜツマジロカメムシは桐の葉柄や枝から吸汁せずに萼を好むのでしょう?
つづく→交尾
2017年5月中旬
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屋根裏の巣で待つ雛に虫を給餌するムクドリの♀♂つがい(野鳥)
屋根裏の巣に居る雛のためにムクドリ(Sturnus cineraceus)の親鳥がせっせと給餌に通っています。
毎回ではないのですが出巣の際に、雛の排泄した白い糞を嘴に咥えて巣穴から飛び出して来ることがありました。
雛の糞はゼラチン質の粘膜に包まれて食後に排泄されるので、親鳥が排糞しやすくなっています。
こうして親鳥は巣の中を出来る限り清潔に保っているのです。
そのまま流し撮りして、巣から飛び去る親鳥の後姿を捉えました。
運び出した雛の糞をどこに捨てるのでしょうか?
親鳥が空中から適当に落とすのか、それとも決まった場所があるのかな?
次は排糞の瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。