2016年8月下旬
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エゾクロツリアブ♀の産卵飛翔【ハイスピード動画】
同一個体のエゾクロツリアブ♀(Anthrax jezoensis)を追いかけると、産卵地点のすぐ近くで板壁に開いた節穴を物色するかのように、そのすぐ手前でホバリング(停空飛翔)していました。
その様子を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
マメコバチなど借坑性の寄主の巣を探索しただけで、産卵してないと思います。
2016年6月中旬・午前5:36
池の畔で立ち枯れしたハンノキの枝にオオヨシキリ♂(Acrocephalus arundinaceus)が止まり、朝日を浴びながら囀っていました。
朝一の羽繕いに余念がありません。
全体に毛羽立って濡れそぼって見えるのは、朝露で羽毛が濡れてるのでしょうか。
2016年9月上旬・午後15:50頃
山間部の道端に生えたアカソの群落で交尾中のコミスジ(Neptis sappho intermedia)の♀♂ペアを発見。
アカソはコミスジ幼虫の食草ではありませんが、葉に乗って翅を開閉しながら交尾しています。
互いに逆を向いて腹端の交尾器だけを連結しています。
『ヤマケイポケットガイド9:チョウ・ガ』p146によると、「(コミスジの)♀はやや大きく、翅が丸みをおびる」らしい。
ということは、今回の場合は右側の個体が♀ですかね?
1頭だけを見た時には、とても性別を見分けられる自信がありません。
翅裏を真横から見たくて、撮りながらアングル変更。
最後は広角に戻してからコミスジ♀♂に近づくと、連結したまま慌てて飛んで逃げました。
ところが途中で交尾器の連結が外れてしまい、別れてしまいました。
無粋なお邪魔虫でスマンスマン…。
次回は求愛シーンを観察してみたいものです。