2016/02/19

ヒメアカタテハの吸蜜と日光浴



2015年10月下旬

峠道の道端に咲いたハッカの仲間にヒメアカタテハVanessa cardui)が訪花していました。
花がほとんど散り終えていて、種名が分かりませんでした。
吸蜜シーンを撮ろうとカメラを向けると、残念ながらすぐに飛び立ってしまいました。
すぐ横の法面の土手に止まると、翅を全開で日光浴を始めました。
ときどき土手を少し飛んで移動します。



2016/02/18

巣上で餌を分配するキアシナガバチ♀♂



2015年8月上旬

キアシナガバチ巣の定点観察@軒下#2


11日ぶりに様子を見に行くと、キアシナガバチPolistes rothneyi)のワーカー♀だけでなく、顔が白く触角の長い雄蜂♂(触角の先がカールしている)も巣上に居ました。
なかなか大きく育った巣ですが、寄生蛾の幼虫による食害は発生していないようで、至って健康なコロニーに見えます。
ワーカー♀が狩りから戻る度に在巣の蜂が殺到して、餌(おそらく肉団子)の分配を求めます。
巣盤の下の方でも成虫間(片方は♂)で口づけを交わし、栄養交換しています。
ワーカー♀が巣から次々に飛び立ち外役に出かけます。
その一方、「頭隠して尻隠さず」状態で育房に潜り込みじっとしている個体は一体何をしているのでしょうね?

つづく→#3:キアシナガバチ♀の肉団子作りと給餌


顔の白い♂が2匹@時計盤の3時と8時

アオクチブトカメムシがリンゴの果実を吸汁



2015年10月下旬

山麓の神社でアオクチブトカメムシDinorhynchus dybowskyi)を見つけました。
側角がなで肩なので、ツノアオカメムシではなくアオクチブトカメムシです。
リンゴを丸ごと食べ終えた後の芯を試しに与えてみました。


初めは嫌がったものの、やがて口吻を伸ばして吸汁を開始。
しかし太い口吻を深く突き刺しているようには見えず、先端で果肉の表面に触れ探っているだけかもしれません。
(側面からも口針が見えないのはどうしてかな?)
リンゴの皮が残っている部分からは吸汁出来ないようです。
家に帰ってから食性を調べてみると、本種は鱗翅目の幼虫を捕食するらしい。(『札幌の昆虫』p80より)


肉食性のアオクチブトカメムシが果実を吸汁するのがもし異例の出来事であれば、本当に摂取していることを実証するには胃内容物にリンゴ由来の果糖が検出されるかどうか調べるしかないでしょう。

(今回リンゴにカメムシが自発的に誘引されたのではなく、リンゴの上に乗せてから撮影しました。)

カメムシに指で軽く触れたら、ゆっくり逃避行動(移動)を始めました。
悪臭は放ちませんでした。



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