2015年8月中旬
山間部の峠道で4頭の野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)が路肩のガードレールの下に座って仲良く毛繕い(グルーミング)していました。
忍び足でそっと近づいて隠し撮りしていたら、猿がこちらに気づいて一斉に逃げ出しました。
ガードレールの細い上縁を器用に渡って逃げ、ガードレールに腰を掛けてこちらの様子を窺っています。
▼関連記事(3年前にほぼ同一地点で逆方向から撮影した映像)
ガードレール上を走るニホンザルの群れ
もう1頭の子猿は右カーブを曲がり逃げる途中で、ガードレールの下をくぐって路肩に座りました。
2015年8月中旬
畑作地に近い用水路沿いでキボシカミキリ(Psacothea hilaris hilaris)を発見。
最近、刈られたばかりの草むらでホストの桑灌木の近くに居ました。
飛び立つ気配がなく、カナムグラの葉上で心なしか呆然としています。
指で触れても歩いて少し逃げるだけです。
そこで手掴みで捕獲してみました。
前回(7年前!)はキーキー♪鳴いたのですけど、今回は掴み方が不味かったのか、鳴き声を発しませんでした。
その代わりに、開閉する大顎から醤油のような褐色の液体(消化液?)を吐き戻しました。
強い悪臭とかはなかったですけど、食べると苦かったり捕食者をたじろがせる効果が多少はあるのかもしれません。
気が済んだので撮影後は解放してやりました。
後食シーンを観察したかったのですけど、先を急ぎます。
触角が長いので性別は♂かな?
2015年8月中旬
峠道の道端の落ち葉でニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)を発見。
見事な保護色になっています。
冒頭は何か別な虫を食べているような気がしたのですけど、撮り損ねました。
歩き回る虫に数回トライしてようやく捕食に成功しました。
獲物はカメムシ(種名不詳)の幼虫のようです。
カメムシが放つ悪臭は天敵のカナヘビに対して身を守る効き目がないようです。
カナヘビは咥えたままの獲物を地面に擦りつけています。
手前の雑草や枯れ葉が邪魔でよく見えず、もどかしい思いをしながらゆっくりしゃがみ、ようやくカナヘビの顔を捉えたときには食べ終えていました。
食後のカナヘビは舌舐めずり。
体にアリが登ってきても気にしませんでした。
突然、身を翻して逃げて行きました。