2015/06/03

カルガモの尾脂腺(羽繕い@砂防ダム)



2015年5月中旬

里山の渓流をせき止める砂防ダムにカルガモAnas poecilorhyncha)が居ました。
岸辺で羽繕いしながら、ときどき嘴を水で潤しています。

『カルガモ親子はなぜ引っ越す』p69より

鳥には、尾羽のつけねに尾脂腺という分泌腺があり、ここから分泌される脂肪をくちばしでぬぐいとって、羽毛に塗り付け防水加工する。

途中で向きを変えてくれたおかげで、尾脂腺の正確な位置を初めて知ることができました。
総排泄腔(肛門)の近くにある尾脂腺の油分を羽根に塗りつけています。

脇腹を羽繕いする時は後脚を片方持ち上げ、片足立になります。
私がじっと立ち止まって長撮りしていたら、後半(@1:52〜)は警戒心の強い個体もダムの死角から水面に出て来てくれました。
♀♂のつがいなのですかね?
2羽が仲良く並んで水面を移動。
狭い池を一回りすると、右の個体が頭を水中につっこんで採餌しました。(@2:16)
左の個体は岸辺で佇み、尾羽根を左右に振っています。


尾脂腺と羽繕い
飲水
水底採餌(潜水)

2015/06/02

独身モリアオガエルの木登り【暗視動画】



2015年5月中旬

モリアオガエルRhacophorus arboreus)が産卵に集まる水辺の灌木(マユミおよびケナシヤブデマリ)で、なぜか泡巣作りの集団には加わらず単独で枝に止まっている個体を赤外線の暗視映像に撮りました。
画面が全体に赤っぽいのは、日が暮れたばかりで未だ残光(予熱?)があるせいです。

私にはモリアオガエルの性別を見分ける方法を知らないのですが、出遅れた♂にしてはあまりにものんびりしています。
鶏口牛後をポリシーとして、どこか新しい枝で産卵するつもりなのかな?
鳴き声を聞いて新たに集まってくる♀を待ち伏せする作戦なのでしょうか?
枝を少し登ったものの、上の枝に居る集団には合流しませんでした。
おそらく赤外線カメラを警戒して木登りで逃げたのでしょう。

以下の写真は動画とは関係ありませんが、同じ日の昼間に同じ沼の岸で撮った別の泡巣(ケナシヤブデマリ群落)です。
完成した泡巣にモリアオガエルが1匹だけ残っています。



2015/06/01

飛べ!チャボヒゲナガカミキリ♀【ハイスピード動画】




2014年7月中旬

山間部の道端の草むらで見つけた茶色の地味なカミキリムシ。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
映像後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
動画では編集でかなりカットしましたが、実際はかなり長いこと逡巡、徘徊した末にようやく意を決したように葉から飛び立ちました。

あまり自信がないのですけど、これはチャボヒゲナガカミキリ♀(Xenicotela pardalina)ですかね?(参考サイト:その2
もし間違っていたらご指摘願います。
未採寸、未採集。



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