2015/02/27

松葉が気になるクロスズメバチの仲間♂



2014年10月下旬〜11月上旬

里山の尾根道に沿って生えたアカマツの灌木でクロスズメバチの一種(あるいはホオナガスズメバチの一種である可能性もあります)が松葉の辺りで何匹も探索飛翔していました。
なぜか見かけるのは触角の長い雄蜂ばかりでした。
松葉で獲物を狩るシーンは一度も見ていません。

おそらくアブラムシの甘露が付いた松葉を探して飛び回っているのでしょう。
実際に松葉を舐めていたかどうかという点が一番気になるのですが、忙しなく飛び回る上に逆光で撮りにくく、いまいちよく分かりませんでした。

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松葉を舐めるシダクロスズメバチ♂の謎
この時期の2回にわたり(1週間間隔)場所も変えて複数個体を撮影しました。
蜂の採集に失敗し、残念ながら同定できていません。
この不思議な行動は偶発的なものではなく毎年繰り返される(再現性がある)という確証を得たので、個人的にはささやかながらも重要な発見として記録しておきます。
それにしても、なぜ♀は松葉に来ないのでしょうか?

不思議でなりません。



『スズメバチの科学』p97によると、

秋にマツ類につくカラマツオオアブラムシなどから多量に分泌される甘露は、多くのスズメバチ類の重要な餌資源となっており、カラマツなどの周りを飛び交う彼らの姿はよく観察される。


コナラの樹液を吸うサトキマダラヒカゲ



2014年9月上旬

里山でコナラの樹液酒場にサトキマダラヒカゲNeope goschkevitschii)が止まって吸汁していました。
本種はいつも翅を閉じて止まるので、決して翅表を見せてくれません。(私は未だ一度も見たことがないかもしれません。)
採集せずに翅表を見るには、飛び立つ瞬間をハイスピード動画に撮るしかなさそうです。(今後の宿題)




2015/02/26

枝垂桜の樹冠で鳴いて♪採食するハシボソガラス(野鳥)



2014年11月上旬

朝から一羽のハシボソガラスCorvus corone)がシダレザクラの樹上で頻りに鳴き騒いでいました。
その鳴き声も少し掠れたような嗄れたような妙な声でした。※
ピョンピョン跳んで枝から枝へ移動するのは、隠し撮りする私に気づいて落ち着かないのでしょうか?
奥の枝にスズメの群れも止まってチュンチュン♪鳴いています。
やがてハシボソガラスが枝先で何かを啄んで採食しました。
落葉してもシダレザクラ特有の密生した枝が邪魔で、採食メニューがよく見えませんでした。
細長い物なので芋虫を捕食したのかもしれません。
最後はどこかに飛び去りました。

※ このシダレザクラが止り木として気に入ったのか、同一個体?のハシボソガラスがここで鳴いているのをよく見かけます。

いずれ声紋解析するつもりですが、今回は録音の条件が悪くて見送りました。



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