2014/09/16

八重咲きタチアオイの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2014年7月中旬

農家の庭に咲いた八重咲きでピンクの花でタチアオイトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が採餌していました。
長い口吻を伸ばして蜜腺を舐めている様子が丸見えです。
腹面に白い花粉が付着しており、後脚の花粉籠に白い小さな花粉団子を付けている個体もいます。



この日は八重咲き品種のタチアオイをあちこちで見かけたのですが、どうも通常の(花弁が一重の)タチアオイに比べて訪花する昆虫が少ない気がしました。
品種改良によって流蜜量や虫を誘引する花の芳香が少なくなったのかな?

定量的にきっちり調べた訳ではないので、園芸植物に対する個人的な偏見から来る印象かもしれません。



ノリウツギの花蜜を吸うイチモンジチョウ



2014年7月上旬

平地の用水路脇に生えたノリウツギの灌木でイチモンジチョウLimenitis camilla japonica)が白い花に来ていました。
翅を全開にして吸蜜しています。

この植物の名前を知らなくて図鑑を眺めてもゴトウヅルやツルアジサイと迷ったりしました。
蔓植物ではないという根本的なことに気づいてようやくノリウツギに辿り着きました。



2014/09/15

営巣地を探索するカタグロチビドロバチ♀の飛翔【HD動画&ハイスピード動画】




2014年6月下旬

雑木林の細い山道に倒木が転がっていました。
小さな虫喰い穴にカタグロチビドロバチ♀(Stenodynerus chinensis)が繰り返し潜り込んで調べていました。
この蜂の営巣習性は借坑性なので、巣作りに適しているかどうか物色しているようです。
虫喰い穴の入り口を採寸すると、直径4mm。
倒木の穴に頭から潜り込んだ蜂は後ろ向きに出てきます。
飛び立っても倒木スレスレの低空飛行で、すぐに戻って来て同じ穴に入り直します。
たまに同じ倒木の別な割れ目なども調べています。

後半(@3:49〜)は240-fpsのハイスピード動画に切り替えて、離着陸する蜂の羽ばたきを撮影してみました。
飛び去る時に穴を見ながら扇状に飛ぶのは、穴の位置を記憶するための定位飛行と思われます。
穴から蜂が出てくるまで待っている間に木漏れ日が曇ると画面が急激に暗くなってしまうのは、ハイスピード動画モードでの
カメラの仕様です。

▼つづく

カタグロチビドロバチ♀とアリの攻防【ハイスピード動画】


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