2014/08/26

キバネセセリの吸い戻し【HD動画】



2014年6月下旬

里山で他の虫を撮影していると、地面に置いたカメラバッグにキバネセセリBibasis aqulina chrysaeglia)が飛来しました。
私の手汗が沁み込んだ把手部分に止まると口吻を伸ばし、腹端から透明な尿をかけて塩分を溶かしながら吸水を始めました。
これはセセリチョウ科に特有の吸い戻し行動で、ミネラルを摂取しているのでしょう。

吸水しながらその場で向きを変えてくれるので、色んなアングルが撮れました。
モデル(被写体)としてサービス精神が旺盛ですね。
翅を閉じたまま翅表を見せてくれず、性別は不明です。
三脚を使わなかったため、長撮りで私の体勢が苦しくなりました。
我慢しきれず動いたら、飛んで逃げられてしまいました。

7年前にも同様のシーンを撮っていますが、カメラの画質が格段に進歩しています。

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キバネセセリ♂の吸い戻し



【追記】

福田晴夫『チョウの履歴書 (自然に生きる)』という名著のp144に「キバネセセリの吸いもどし行動」と題した見事な生態写真が掲載されていました。

さしずめ“手のりセセリ”というところ。汗のにおいでも感じたのか指に止まって排出物を出し、それを吸いはじめました。

私は未だキバネセセリがヒトの汗を素肌から直接吸汁するのを見たことがありません。 





草の種子を採食するカワラヒワ(野鳥)



2014年6月下旬

平地にある住宅地の庭でカワラヒワCarduelis sinica)が草の種子を採食していました。
丈の高い草に隠れてよく見えませんが、そのおかげで安心して食事が出来るようです。
撮影中はてっきりシロツメクサの種子を食べていると思ったのですけど、映像を見直すとキク科の種子(綿毛付き)を食べていますね。
食事を終えて飛び立つまでを撮れました。

前半は外付けマイクの電源を入れ忘れてしまいました。
(かなり電池がもつことが分かったので、電源を入れっ放しでも大丈夫。)




2014/08/25

ウツギの花蜜を吸うオオチャバネセセリ



2014年6月下旬

堤防に咲いたウツギの群落でオオチャバネセセリPolytremis pellucida pellucida)と思われるセセリチョウが訪花していました。

イチモンジセセリかと思いきや、後翅裏面の白色紋がまっすぐに並ばずジグザグに並んでいるので、オオチャバネセセリのようです。



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