2014/03/04

蜂蜜を舐めるヒメバチの一種♀(Coelichneumon albitrochantellus)



2013年10月下旬

▼前回の記事▼
水浴びするヒメバチの一種♀

行水が済んで落ち着いたヒメバチ♀(Coelichneumon albitrochantellus
)に蜂蜜の原液を給餌してみました。
蜜滴を見つけると一心不乱に舐め始めました。
残念ながら口器の動きは蜜滴に隠れてあまり良く見えません。
吸蜜しながらときどき台紙を踏み締めるように足を動かしています。
満腹すると、台紙で口を拭って立ち去りました。


触角の中央部は上面だけが白い。


タラノキの新芽とネジロカミキリ



2013年4月下旬

山間部の道端に生えたタラノキの潅木でネジロカミキリPogonocherus (Eupogonocherus) seminiveus)が新芽に止まっていました。

下向きに静止し、触角を動かしながら腹端を幹天辺の新芽に押し当てています。
横から接写するも、産卵管らしきものは見えません。
口も幹から離れています。
触角が体長よりも少し長いので、♂かもしれないと思い始めました。(自信なし)
♂だとしたら♀がホスト(寄主植物)へ産卵に訪れるのを待ち構えて交尾する作戦なのかな?

▼関連記事(すぐ隣の株で見つけた別の2匹)▼
タラノキに産卵するネジロカミキリ♀



2014/03/03

水浴びするヒメバチの一種♀(Coelichneumon albitrochantellus)



2013年10月下旬

里山の林道で捕獲した翌日、採集容器から解放したヒメバチの一種(Coelichneumon albitrochantellus
)♀にとりあえず飲み水を与えてみました。
ペットボトルの蓋を皿代わりに水道水を注いでやると、蜂は水を飲まずにいきなり体ごと入水したので驚きました。
何度も繰り返し見られたので、パニック状態の蜂が水に誤って落ちて溺れているのではなく、自らの意志で行水しているようです。
室温の測定を忘れてしまいましたが、暑い真夏日でなかったことは間違いありません。
蜂の行動レパートリーにまさか「水浴び」があるとは全くの予想外でした。
実は、蜂は行水が好きなのかもしれません。
もちろん、ついでに水を飲んでいるかもしれませんが、映像でははっきりしません。
潜水して水生昆虫に寄生産卵するヒメバチだったら面白いのですけど…。


例:水生寄生蜂の寄主探索行動 @
動物行動の映像データベース
しかし本種は「チョウ目蛹から羽化脱出する内部・単寄生蜂」とのことで、私の妄想的予想は外れました。

採集して持ち帰るときに使ったプラスチック容器は新品ではありませんでした。
前に使ったときの住人(チャイロスズメバチ♂)の匂いが容器に充満していたのかもしれません。
一晩閉じ込められた間に体に付着した嫌な匂いをヒメバチ♀は一刻も早く洗い落としたかったのではないか?、と推測してみました。

▼つづく▼
蜂蜜を舐めるヒメバチの一種♀


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