2013/12/13

ギンリョウソウの花に出入りするアメイロアリ♀



2013年9月中旬

前回の撮影から4日後の定点観察。
なんとか時間を見つけて、スギの植林地にぽつんと咲いたギンリョウソウの小群落を再訪しました。

ヒメアリMonomorium intrudens)と思われる小さなアメイロアリParatrechina flavipes
のワーカー♀がこの日も花に群がり徘徊しています。
ギンリョウソウの花に出入りする様子をマクロレンズで接写してみました。
「花の奥の蜜腺を目指して一目散に潜り込む」ようながっついた様子は無く、「ウロウロと徘徊しては時々花の中も探索してみる」といった印象です。
花内部での滞在時間もそれほど長くありません。

マルハナバチなど蜂類の送粉者はこの日も見られず、期待外れでした。
そのうち他のことが忙しくなったり台風が次々に上陸したりで、足が遠のきました。
久しぶりに見に行くと、このギンリョウソウの群落は黒く溶けたように消えてしまい、結実の有無を見届けられませんでした。
もし上手く受粉できていれば、来年も同じ場所に花を咲かせるかな?




アレチウリの花蜜を吸うヒメスズメバチ♂



2013年9月中旬

堤防に繁茂するアレチウリの群落でヒメスズメバチ♂(Vespa ducalis pulchra)が飛び回り花蜜を吸っていました。
触角および腹部が長いので♂だと思います。


【追記】
『昆虫の集まる花ハンドブック』p66によると、
スズメバチ類は舌が短いため、(アレチウリの)蜜を吸うときに必ず口の周囲に雄しべか雌しべに触れる。

2013/12/12

スキバホウジャク?幼虫(蛾)の痙攣



2013年9月中旬

山間部の車道で見つけたイモムシです。
黒い尾角が目立つのでスズメガ科の一種と思われます。
側面に眼状紋の列などはありませんでした。

なぜかピクピクと痙攣を繰り返すだけで、蠕動による徘徊運動をしません。
車に轢かれた様子はありません。
ひょっとして天敵に襲われたのか?と思ったら、近くでオオカマキリ♀がイモムシの動きを凝視していました。
もうしばらく待てば、次第に落ち着いて正常に徘徊を始めたでしょうか。
あるいは何者かに体内寄生された影響で神経系に異常を来しているのかもしれません。
食草の情報が不明なので、採集・飼育して確かめる気になれませんでした。

「幼虫図鑑」サイトで自分なりに絵合わせしてみると、スキバホウジャクの幼虫と雰囲気が似ている気がしました。
未採集、未採寸。



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