2013/11/04

キンミズヒキに訪花吸蜜するミヤママルハナバチ♀



2013年8月下旬

山地の道端に咲いたキンミズヒキ?の群落でミヤママルハナバチBombus honshuensis honshuensis)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠にオレンジ色の花粉団子を付けています。

この種類は私のフィールドでは滅多に見かけないのですけど、以前から気になるマルハナバチでした。
しっかり同定するため、撮影後に同一個体を採集しました。

標本:側面@方眼紙
標本:胸部背面@方眼紙
標本:腹部背面@方眼紙
標本:腹面@方眼紙
標本:後脚@方眼紙
標本:後脚@方眼紙

新刊の『日本産マルハナバチ図鑑』p36-39を紐解いてみるとミヤママルハナバチ♀だと確認できました。
また、♀の腹端は確かに尖っていました。(p125)

去年の動画もついでに公開?

黄色の花の名前はキンミズヒキかな?と思うものの、あまり自信がありません。
ヒメキンミズヒキの可能性は?(小葉や雄しべの数)



ゴマダラチョウの塩分補給



2013年8月下旬

山道で休憩のためザックを下ろした途端に見たことのない大型の蝶が飛来しました。
迷彩柄のザックカバーに止まると翅を開閉しながら橙色の口吻を伸ばし夢中で舐め始めました。
白黒模様の翅に対して、複眼および口吻が黄色で目立ちます。
帰ってから図鑑で調べるとゴマダラチョウHestina persimilis japonica)と判明。
初めての出会いに興奮しました。
花よりも樹液に集まる蝶らしいのですが、視覚的にザックカバーのカモフラ模様に騙されて来たのだとすれば良い宣伝になるかもしれませんね。
でも真相は、ビニールの表面に付着したミネラル(乾いた雨水や汗など)を舐めて塩分補給していたのでしょう。



ノブドウに訪花するキンケハラナガツチバチ♂の飛翔【ハイスピード動画&HD動画】



2013年8月下旬

農道の横に茂るノブドウの群落でキンケハラナガツチバチ♂(Megacampsomeris prismatica)が訪花していました。
個々の蜜量が少ないようで、花から花へと忙しなく飛び回ります。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。



同一個体を通常のHD動画でも撮ってみました。
訪花中に何度もフタモンアシナガバチ♀とニアミスしています。

触角の長い♂は毒針(産卵管が転じたもの)を持ちませんが、本種の♂は腹端に刺が3本生えていて捕まえるとこれでチクチク刺してくるのだそうです。
実際に試してみれば良かったのですけど、現場ではいまいち雄蜂である確信がなく断念…。

関連記事→「キンケハラナガツチバチ♂の吸蜜@セイタカアワダチソウ



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