2013/08/26

畑でトマトをねだるハシボソガラス幼鳥(野鳥)



2013年7月上旬

遠くの畑で3羽のハシボソガラスCorvus corone)がうるさく鳴き騒いでいます。
口内が赤い2羽の幼鳥(巣立ち雛)が翼をばたつかせながら必死に鳴いて餌をねだると、採食中の親鳥は左側の幼鳥に欠片を少しずつ分け与えたように見えました。
右側の幼鳥はおあずけを食っています。

…というストーリーに見えたのですけど、実は3羽とも幼鳥で餌の取り合いの兄弟喧嘩だったのかもしれません。
見方によっては親鳥が嘴を振り立ててうるさい幼鳥に威嚇したようにも見えますね(給餌拒否)。

何かに驚いてカラスが一斉に飛び去った後で調べると、争っていた餌は果物ではなくて未だやや青いトマトでした。


八咫烏のポーズ!(JFAのエンブレムみたい)

口の中が赤い幼鳥が餌をねだる。

未熟なトマトが食べかけで残された。

2013/08/25

首輪付きの野生ニホンザル♀2頭



2013年7月上旬

山中の広場で遭遇した野生ニホンザルMacaca fuscata)の群れの中に、発信機付きの首輪を装着させられた個体が少なくとも2頭いました。

一頭目の首輪猿は見慣れない青い箱(発信機?)を付けていました。@2:24
子猿同伴で広場を横切りましたが、性別はしっかり見分けられませんでした。

二頭目の首輪猿は単独行動の成獣で、発信機は黒い箱。@3:51
近くに子猿の姿はないものの、乳首が長いので♀。
顔つきからも先程の首輪猿が戻って来たのではなく別個体であることが分かります。
落ち着いた足取りで威風堂々と広場を横断。

猿害対策の一環として群れの遊動域を知る目的でテレメトリー調査しているのだとしたら、♀に発信機を付けるのが理に叶っています。
ニホンザルは母系社会なので、原則として♀は生まれた群れに一生留まります。(土着性)

一方、たとえ♂を捕獲して発信機を付けてもいずれ群れを離れてしまうため、群れの遊動域を知る目的には不向きでしょう。
さすがに映像から発信機のメーカーは見分けられませんが、例えばこのようなシステムだと思われます。
サル接近警戒システムなどの応用が実用化されています。





飛べ!ツメクサガ【ハイスピード動画&HD動画】



2013年7月上旬

河川敷の草むらでヒメジョオンに訪花するツメクサガHeliothis maritima adaucta)という昼行性の夜蛾(ヤガ科)を発見。
花から花へと飛び移る瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。



同一個体の吸蜜シーンをHD動画でも撮ってみました。
少し離れたヒメジョオンの群落ではツメクサガが何頭も訪花していました。
求愛交尾や喧嘩などは見られませんでした。
調べてみると本種の幼虫の食草はムラサキツメクサらしく、なるほどこうして河川敷で発生するのも納得しました。




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