2010/12/31

ハナタテヤマナメクジ?の徘徊(20倍速動画)




2010年10月下旬

山道の地面で派手な黄色のナメクジを発見。
同種と思われる個体を前回(二ヶ月前の夏に)初めて見た位置から少し登った地点なので、これもハナタテヤマナメクジなのだろうか(自信なし)。
幸いこの日は三脚を持参していたので、約25分間の長撮り映像を20倍速の早回しにてお届けします。
落ち葉の下にゆっくり潜ろうとするので、予め進行方向の落ち葉を除いておきました。
ナメクジが這った跡は粘液が残ります。
途中でなぜかUターンしたりするので、意外に進路を予測できません。
背中に付着した松葉を引きずって行きます。
撮影時における地表の気温は日が陰ると14℃から12℃に下がりました。




新潟県で発見されたというハナタテヤマナメクジに関しては、こちらのブログで直接質問したいのですけど、コメントを付けられないのが残念。
福島県でもそれらしき目撃例が。
東北地方の特産なのだろうか。

【追記】
某TV局の方に仲介してもらい、ナメクジの専門家に質問してもらいました。
学名につきましてですが結果から申し上げますとはっきりと分かっていません。 ナメクジ研究に詳しい大学の先生方に伺ったのですがハナタテヤマナメクジのようにも見えるし、動画からではわからないとおっしゃられておりました。 また、バナナナメクジは南米の方にしか生息しておらず国内では見つかっていない筈だと仰られてました。



巣の外を見張るクマバチ♀




2010年6月上旬

 梁に並んだキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)の巣穴群でこれは最も穿坑の進んだ巣穴です。
入り口から蜂が顔を出して辺りの様子を見張っていました。
巣穴を充分に拡張したようで、中で自由に方向転換できるようになりました。

これまで定点観察してきた隣の巣穴は進展がないので観察対象を切り替えました。
同じ材木でもたまたま材質が固い部分に行き当たり、歯が立たず諦めたのだろうか。
実は先日、穿坑作業中のクマバチに個体識別のマーキングを施そうとしました(映像未公開)。
そのとき逃げられて以来この巣で蜂の姿を見てないので、嫌気がさした(身の危険を感じた)のかもしれません。

≪参考≫
『本能の進化:蜂の比較習性学的研究』 岩田久二雄 眞野書店 p354 より
「クマバチは完成した巣の入口を封じるという習性、すなわち巣蓋は決して造らないのである。このような新しい成蜂の同居巣(それには母蜂もある期間同居する)は、外敵に対して明らかに共同防衛されていて、外から巣壁をたたくと、中の一匹が巣口に近づき腹部の背面で内側から入口を蓋するのが常で、もし指を当てると、それが雌であれば、たちどころに刺されるのである。」 クマバチは年一化性である。

クマバチ♀の帰巣と穿坑




2010年6月上旬

前回の観察から2日後。
キムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)の巣作りはかなり進展したようで、穴に頭部がすっぽり収まる深さになっていました。
頭隠して尻隠さず。
つづく
 


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