2018/06/20

タラノキの葉裏で初期巣を増築するキボシアシナガバチ創設女王



2016年6月上旬


▼前回の記事
初期巣にアリ避けを塗布するキボシアシナガバチ創設女王

同じ日に撮った続きです。
巣材を持ち帰ったキボシアシナガバチPolistes nipponensis)の創設女王が帰巣したシーンは撮り損ねてしまいました。
育房の壁に新しい巣材を付け足して薄く伸ばしています。
巣盤が真っ白に見えるので、何を巣材にしているのか気になります。

初期巣の拡張を終えた女王蜂は身繕い。
次は育房全体を点検しながら巣盤の下面に腹部腹面を擦り付けてアリ避け物質を念入りに塗り付けました。
巣盤の上面に登ると、一休み。



ヒメオドリコソウの花とスズメ(野鳥)



2016年4月上旬

ようやく雪が溶けた地上でスズメPasser montanus)が2羽、採食していました。

映像では原っぱのように見えますが、耕作前の畑の端にあるただの狭い土手(畦道)です。
ヒメオドリコソウの群落が紫の花を咲かせています。
ヒメオドリコソウの新鮮な葉や花をスズメは食べるかな?と少し期待したのですが、見ている間は全く口にしませんでした。
地面や落ち葉をかきわけるように啄んで、草の種子や小さな虫を食べているのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/06/19

室内で越冬するオニグモの擬死落下(蜘蛛)



2018年2月上旬・午後19:00頃?

夜に部屋の照明を点灯すると、天井の隅で一匹の黒いオニグモAraneus ventricosus)がへばり付くようにぶら下がっていました。

クモの生死を確かめるためにビデオカメラで撮りながら指先でクモの体に触れようとすると、慌てたように擬死落下(死んだふり)しました。
オニグモが生きていることの証拠映像が撮れました。
どこに行ったのか見失ってしまいました。

翌日も夜(19:25頃)に同じ部屋の照明を点灯すると、天井の隅に同一個体と思われるオニグモが居ました。(@0:34〜)
薄暗いので補助照明の白色LEDで照らしながらビデオカメラで撮ると、オニグモは張り渡した糸に沿って移動しました。
徘徊性クモのように天井にぶら下がった状態で走り回るのではなく、天井直下に水平に張り渡された糸を綱渡りしているようです。
背景が白い天井なので、細い糸がよく見えません。

クモに軽く霧吹きすると、慌てて糸を引きながら落下しました。(@1:04)
途中で踏みとどまり、引き糸を伝って天井へスルスルと登り返しました。
このときの室温は18.3℃。

当地は雪国で厳冬期なのに、生きているオニグモと出会えるとは驚きでした。
私は知らなかったのですが、wikipediaで調べるとオニグモの越冬態は

秋に孵化し卵嚢内で幼生越冬、さらに10mm程度の幼体や亜成体、まれに成体でも越冬する[12]。


この部屋は冬でも昼間はときどき窓を少し開けて換気するので、そのときに暖かい室内に迷い込んだのでしょうか。
あるいは、天井の角にあって外界とつながっている換気ダクトの中で冬越し中の個体が、いつの間にか室内に侵入したのかもしれません。
このまま放置して観察してみます。
網も張らないので、生き餌を与える必要はなさそうです。

つづく


オニグモ(蜘蛛)@室内越冬:天井隅
オニグモ(蜘蛛)@室内越冬:天井隅

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