2017/11/14

芝生でパン?を採食するハシボソガラスの親子(野鳥)



2017年7月下旬・午前8:01〜8:06

私がアベリアの生垣でハナバチ類の撮影に熱中していたら、いつの間にかすぐ横までハシボソガラスCorvus corone)の親子が近寄って来ました。
左側の華奢な個体は、最近に巣立ったばかりの幼鳥でしょう。
私の存在を恐れずにトコトコ歩いてきて、生垣の下を物色しています。
芝生から何か白い物を拾い上げました。
アベリアの散った落花を食べるのかな?と思いつつも撮影を続行。
餌を啄んで食べている口の中が赤いので、幼鳥で間違いありません。
どうやら採食メニューは白い花ではなく、パンを千切った欠片に見えました。(近くの池の鯉に給餌するお麩をかっぱらって来たのかもしれません)
なんでこんな所にパンが落ちているのか、不思議ですけど、もしかすると親鳥が貯食しておいたのかな?
巣外採食の段階も終えて、もうこの幼鳥は自力で採食できるようです。

その間、親鳥と思われる成鳥(口の中が黒い)は近くの芝生を歩き回りながら、幼鳥を見守っているようです。
この成鳥が本当にハシボソガラスで合っているのか、あまり自信がありません。
嘴が細いのにおでこがでっぱっていて、ハシブトガラスとハシボソガラスの中間的な形質なのです。
ときどきこういうカラスを見かけて悩まされるのですけど、頭部の羽毛を逆立てているだけですかね?
雑種の可能性とかあるのでしょうか?
ちなみに、私のフィールドで優占種はハシボソガラスです。
もしも成鳥がパンを先に見つけていれば、幼鳥は慌てて駆け寄って餌乞いしたはずです。(成鳥がそれに応えて巣外給餌すれば間違いなく親子と分かります。)

撮影直後に、左の幼鳥は飛んで逃げました。



ハスの蕾で休むコシアキトンボ♂



2017年7月下旬・午前6:48

早朝の蓮池で未だ咲かないハス(蓮)の蕾に見慣れないトンボが止まっていました。
手に持っていたビデオカメラで慌てて記録し、帰ってから図鑑で調べるとコシアキトンボ♂(Pseudothemis zonata)と判明。

今回はただのスナップショットですけど、次は縄張り防衛や飛翔シーンを撮ってみたいものです。

ヤマケイポケットガイド『水辺の昆虫』によると、

黒い体の中で、腰の部分だけが白く「空いている」ように見えるため、この名がついた。 (p158より引用)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2017/11/13

泥巣の中で羽繕いするツバメの雛(野鳥)



2017年6月中旬

通りに面した某店舗の店先にツバメHirundo rustica)の泥巣を見つけました。
天井に設置された長い蛍光灯の上の端、というツバメがよく営巣する場所に泥巣がありました。
この日は店が定休日なのを幸いに、通りの反対側から望遠レンズで巣内の雛を狙ってみました。

雛は少なくとも3羽見えました。
まるまると太っています。
やがて中央の個体が羽繕いを始めました。(@1:55)
雛は互いに密着しているのに、相互羽繕いはしていません。
親鳥の帰巣・給餌シーンを撮りたくて粘ったものの、なかなか帰って来ないので諦めました。
私が巣の近くで撮っていると、親鳥が給餌したくても警戒して近寄らないのかもしれません。

※ 動画の編集時に自動色調補正を施しています。

今季はカラスの定点観察で手一杯ですけど、なるべく身近なツバメも気にしてみることにします。
断片的な観察でも、予備調査になるのです。
(近い将来、世の中の蛍光灯は次々と省電力でコンパクトなLEDライトに交換されるはずですから、ますますツバメの住宅難が進みそうです。)

つづく→早朝の巣で親鳥の帰りを待つツバメの雛鳥(野鳥)




同じ営巣地で丁度一ヶ月前(5月中旬)に撮影した写真もついでに載せておきます。
おそらく卵を産む前だと思います。
親鳥は不在でした。


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