2016/09/02

早朝に屋根で遊ぶハクセキレイ♂(野鳥)



2016年6月中旬・午前4:28〜4:30

日の出前に集団塒の街路樹(ケヤキ)を出たハクセキレイMotacilla alba lugens)のうち2羽の♂が、近くの民家の屋根で鳴き交わしながら遊んでいました。
2羽で追いかけっこのように飛び回ることもありました。
もしかするとこの個体はスズメのように軒下や雨樋に営巣しているのではないか?と頭によぎりましたが、真相は不明です。
(だとすると、カメラを警戒していても不思議ではありません。)
最後は2羽ともに飛び去りました。




ヒエンソウの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2016年6月下旬

道端の花壇に咲いた青紫の花にトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が来ていました。
私の知らない園芸植物だったので、帰ってから調べてみるとヒエンソウと判明。
葉は細いヒゲ状で、花の後ろから距が伸びています。
距の奥に蜜腺があるので、長い舌をもつトラマルハナバチが得意とする花なのでしょう。
蜂は周囲に色とりどりに咲き乱れる他の種類の花には見向きもせず、忙しなく飛び回りヒエンソウの群落で採餌しています。
後脚の花粉籠は空荷でした。

この花壇でヒエンソウの花は紫と白の品種が混在しています。
パッチの大きさ(株の量)は青紫>>白。
同一個体のトラマルハナバチ♀を撮り続けていると、後半にようやく白い花(極めて薄い紫色)の株を訪れました。
ところがすぐにまた紫の花での採餌にスイッチしました。
花蜜の量が品種によって異なるのかもしれません。




2016/09/01

胡桃を取り合って遊び、猫をからかうハシボソガラスの家族群(野鳥)



2016年6月中旬・午前4:12〜4:18

早朝に郊外のだだっ広い駐車場で、ハシボソガラスCorvus corone)の群れが遊んでいました。
割れたクルミの殻の欠片を幼鳥同士で奪い合っています。
食べられる中身(実)は入っていないため、食料の真剣な争奪戦というよりも遊びなのでしょう。
クルミを奪われそうになると相手をヒョイと飛び越え、かわしました。
近くの電線に止まって居たもう一羽が途中から舞い降りて参戦。
クルミの実を持って仲間から遠ざかる途中で嘴から落としてしまい、慌てて拾い上げる様が微笑ましいです。

残る2羽も左手で別な欠片(小石?)で遊んでいます。
ガラガラ声の甘えたような鳴き声がガランとした屋外駐車場に響き渡ります。
更に2羽のカラスが飛来しました。
そのうちの一羽が明らかに大型で、おそらく親鳥なのでしょう。
計5羽の家族群になりました。
親鳥が右に移動すると、幼鳥たちがついて歩きます。
幼鳥が親鳥に向かって翼を持ち上げ、餌乞いの姿勢になりました。

家族水入らずで遊んでいたのに、鳴き声を聞きつけた茶トラのネコFelis silvestris catus)が奥の民家から登場しました。(@2:17)

親鳥が真っ先に猫の存在に気づき、左へ小走りで逃げました。
危険を回避して、さり気なく幼鳥を誘導します。
逃げ遅れた2羽に向かって猫が近づくと、ガー♪と警戒声を発して一斉に飛び立ちました。
画面の左では一羽だけ駐車場に居残っています。
一方、飛び立ったカラスは猫を馬鹿にしたように威嚇するようにグヮー、ガー♪と鳴きながら低空で旋回します。
挑発的にわざと猫の近くに2羽が舞い降りました。
(逃げ遅れた子ガラスと猫の間に親ガラスが立ちはだかったのかな?)
天敵の猫をカラスが集団でモビング(擬攻撃)するかと思いきや、座っていた猫が小走りで左へ逃げ始めました。
たまたま新聞配達のバイクが来たことも影響したようです。
それまで私は気づかなかったのですが、植え込みの陰に潜んでいた黒猫も茶トラと一緒に走り去りました。

平和が戻った駐車場でカラスの家族群は各々で採食を始めました。
幼鳥は親鳥に駆け寄り、催促しています。
駐車場の境界で車止めの柵に親子のカラスが相次いでひょいと飛び乗りました。
幼鳥はすぐに地面へ降りたり、また柵に飛び乗ったりと、落ち着きません。
最後は親鳥が飛び立つと近くの電線に止まって鳴きました。
明らかに家族群という印象を受けました。



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