2015/10/07

スズメ(野鳥)の耐暑法?



2015年7月下旬

郊外の田園地帯でスズメPasser montanus)が電線に止まっています。
ときどき鳴きながら嘴を開けっ放しにしています。
暑さに喘いでいるのでしょうか?
口内の唾液の蒸発による気化熱で体を少しでも冷やそうとしているのかな?と想像しました。(暑気払い)
気温を測るべきでしたが、撮影時は嘴を開けている意味に気づきませんでした。(実はモズかと思って撮り始めたのです。)
それほど暑いのなら日陰に行ったり水浴びしたりすれば良いのに…と思うのですけど。
ただしこの日は雲が多く、私の体感ではそれほど暑くありませんでした。
夏以外の季節では嘴を閉じているかどうか、これから注意して見ていきます。

※ 逆光の映像を少しでも見やすくするため、YouTubeの動画エディタで自動色調補正を施してあります。
もしかすると嘴の根本が黄色い幼鳥かもしれません。(はっきり見えない)
だとすれば親鳥の給餌を待っているのでしょう。


【追記】
『銀座のツバメ』p78によると、
犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。



2015/10/06

貯蔵ニンニクで見つけたノシメマダラメイガ(蛾)終齢幼虫



2015年7月下旬

ノシメマダラメイガの飼育記録#25

▼前回の記事
ニンニクは貯穀害虫ノシメマダラメイガ(蛾)を誘引する?
厨房で大皿に盛られたニンニクの山の奥にノシメマダラメイガPlodia interpunctella)の成虫ばかりでなく、今度は老熟幼虫を1匹発見しました。
この貯蔵ニンニクの山が室内でのノシメマダラメイガ発生源である可能性がいよいよ高まりました。
やはり成虫♀がここに産卵したのでしょうか?
しかし孵化した幼虫が生のニンニクだけを食べて終齢まで育つのか、俄には信じがたいです。
ノシメマダラメイガ幼虫は老熟すると徘徊性が高まり、分散することが知られています。
厨房ではニンニクを密閉容器に保管している訳ではないので、他の貯蔵食品を食害して育ったノシメマダラメイガ幼虫が徘徊して偶然ここに辿り着いた可能性を否定できません。
料理に使うニンニクの皮を剥くと球根の表面にときどき謎の食痕が見つかるものの、これまで全く気にしていませんでした。(追記参照)
ニンニクの山をかき分けてもノシメマダラメイガの繭が見つからないのも不思議です。

気になる疑問点を解明するために、見つけた幼虫も密閉容器に移し生のニンニク球根だけで飼育してみることにしました。
採集時に幼虫が糸を引いたので、徘徊しながら絹糸を吐いていることが分かりました。
ノシメマダラメイガ幼虫がニンニクを食害するシーンを未だ直接見たことがありません。

つづく→#26:飼育容器から脱出を試みるノシメマダラメイガ(蛾)終齢幼虫




【追記】
2018年9月上旬

台所に貯蔵していたニンニクが虫に食害されていました。
食痕の写真です。
ノシメマダラメイガの成虫がニンニクの山から飛び立ったものの、幼虫は見つけられませんでした。
ノシメマダラメイガの幼虫が実際に生のニンニクを食べている様子はまだ観察できていません。
幼虫が排泄した糞で汚れていますが、最後の2枚に写っている白い粒々は卵塊ですかね?



ヒマワリ訪花後に空中で身繕いするセイヨウミツバチ♀



2015年7月下旬

道端に咲いたヒマワリの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。
途中からもう1匹飛来し、同じ花から並んで採餌しています。
ヒマワリは巨大な集合花なので、何度も離着陸を繰り返して採餌しています。

巨大なヒマワリの手前で花を向いてホバリング(停空飛翔)しながら後脚を擦り合わせています。
体に付着した花粉をまとめて後脚の花粉籠に移しているのでしょう。
身繕いは花に止まっている間にしても良さそうなのに、どうしてわざわざカロリー消費の激しい空中で飛びながらやるのでしょう?
気のせいかもしれませんが、ホバリング&身繕いしながら口吻を伸縮させ透明の液体(花蜜)を吐き戻して花粉を湿らせているようにも見えました。(もう少し寄りの絵でハイスピード動画に撮るべきでしたね。)



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