葉片を巣に搬入するフタスジスズバチ♀
2008年9月上旬
板壁の隙間(5mm)に何か緑の物体をせっせと搬入してる蜂がいました。
青虫狩りかと思いきや、細長い葉片でした。
「ヒゲおやじの投稿掲示板」で質問したところ、フタスジスズバチ(ヤマトフタスジスズバチ;Discoelius japonicus)と教えてもらいました。
蛾の幼虫を狩って貯食するドロバチ科の蜂だそうです。
初めて目にする光景に静かな感動を覚えました。
フタスジスズバチは日本産ドロバチ類の中で、葉片を用いて巣室を仕切る唯一の種です。
何の葉か不明ですが、葉縁に鋸歯がありました。
葉の切り口は整っていません(無頓着)。
育房間の詰め物に使うそうです。
離巣から帰巣までは毎回約2分。
おそらく決まった場所から葉を切り取ってくるのだろう。
巣内での作業時間はまちまちです。
板壁の裏がどうなっているか、巣の様子を覗いてみたいものです。
ファイバースコープが欲しい…。
※ 竹筒トラップを仕掛けておけば巣作りを容易に観察できるらしい。
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