2025/12/15
秋空を高速で飛び去るチゴハヤブサ?(野鳥)
2025/12/11
ブタナの落花をうっかり踏んづけてしまって驚くドバト(野鳥)
2025/12/09
ザクロの果実を食べかけで捨てたのは誰のしわざ?【フィールドサイン】
三戸幸久. ニホンザル採食植物リスト. Asian paleoprimatology, 2002, 2: 89-113.
2025/12/07
森のドングリを運んで貯食するカケス【野鳥:トレイルカメラ】
2025/12/06
ヒヨドリが食べかけた青リンゴ落果に群がって吸汁するクロヤマアリ♀
写真を拝見しました。これは 鳥による食痕(ほぼ確実にヒヨドリ類、あるいはムクドリ/ツグミ類) と判断できます。
ニホンザルの可能性は非常に低い形状です。以下、写真から読み取れるポイントを整理します。
◆ 判定:鳥(ヒヨドリなど)でほぼ確定
理由は以下の特徴が一致するためです。
1. 食痕が“深くえぐられている”
サルは面を削るようにガリガリ食べるため、
・平らな削り面
・幅のある齧り跡
が残ることが多いです。しかし、写真の果実は
縦方向に深く掘り込まれた不規則なくぼみ
中心が空洞化している(鳥の定番パターン)
完全に鳥の典型的パターンです。
2. 穴の縁がギザギザで、“つつき跡”の集合になっている
写真をよく見ると、
外縁が“歯型”ではなく、複数の小さな尖った跡が連続しています。これは
細いクチバシで小孔を連続してあけ、そこから掘り進めた結果
で、鳥以外にはまず見られません。
3. 入口が比較的小さい(サルならもっと大きく破る)
ニホンザルがリンゴを齧ると、
開口部はもっと広い
一度に広く削るため、ここまで“局所的に深い穴”にならない
写真のような
小さめの開口 → 奥がえぐれて拡大
という形は鳥の習性と一致します。
4. サルなら芯や種の付近も噛むが、これは果肉中心部のみを掘っている
鳥は「柔らかく湿った果肉」を好んで食べ、
芯や種はあまり触りません。写真では
皮のすぐ裏よりも内部の果肉だけ深く掘られている
まさに鳥の食べ方です。
5. 時期的にもヒヨドリがリンゴを突き始める季節
9月上旬は果樹園周辺に
ヒヨドリ
ムクドリ
シロハラ・ツグミ類の初期個体(年により)
がリンゴ落果をよく突きます。
未熟で酸味が強くても、果汁さえあれば普通に食べます。
◆ 結論
最初にこのリンゴを食べたのは、鳥(ほぼヒヨドリ)と断定できます。
ニホンザルの痕跡ではありません。
カラス(ハシボソガラス・ハシブトガラス)の可能性も検討する必要がありますが、
**この食痕はカラスでは“ない可能性が高い”**と言えます。
理由は、写真の食べ方の形状がカラスの典型的な食痕と一致しないためです。以下に、写真を根拠とした「カラスではない理由」を整理します。
◆ カラスでないと判断できる主な根拠
1. カラスは皮を大きく破り、開口部を広くする傾向が強い
カラスがリンゴを食べるときは、
まず皮を大きく裂く
開口部がかなり広い(直径5~6cm以上になることも)
一度につつく力が強い
外側から大胆に削り取る
写真のような
**開口部が比較的小さく、しかも“深く掘り下がる”**形はカラスには珍しい。ヒヨドリ・ムクドリは
「小さな穴 → 内部へ深く掘り込む」
という食べ方をするため、この形状と一致します。
2. カラスの食痕は“丸く大きくえぐれた浅い穴”になりやすい
カラスは、硬い果実でも
“ガバッ”と皮ごと食い破る
大きな浅い凹みをつける
そのため、開口部の形は
楕円で広く、浅く広がった削り跡になるのが一般的です。一方、写真の食痕は
奥行きが深い
外側より内側が広がる
穴の縁が細かくギザギザ
これはカラスより小型鳥類(ヒヨドリ・ムクドリ)の典型的な痕跡です。
3. カラスは“芯”までバキッと食べることが多い
カラスは雑食で咥内操作も得意なので、
果実の芯
種
隔壁部分
も大胆に破壊します。
しかし写真では、
芯付近があまり崩されていない
果肉の柔らかい部分だけを掘っている
これはヒヨドリに非常によく見られる食べ方です。
4. 穴の縁の“細かいギザギザ”はカラスの嘴跡ではない
カラスの嘴は太く、跡は以下のようになります:
直線的で太い刻み
くちばし先端の「二股形」跡は残るが精細ではない
不規則なギザギザがこんなに細かく連続することはない
しかし写真の縁は、
小さな尖り跡の集合
→ 小~中型鳥(ヒヨドリ・ムクドリ)の嘴形状と一致。
5. 掘り進められた内部の果肉の“柱状の残り方”が小鳥型
内部の果肉に残っている“柱状の突起”は、
小さい嘴で少しずつ削ったときの典型的残り方
カラスのような大きな嘴ではもっと滑らかに破壊される
つまり、内部構造が小鳥の削り方に一致しています。
◆ 結論
写真の痕跡から判断すると、
**カラスが最初に食べた可能性は低く、
ヒヨドリ・ムクドリ・ツグミ類など中型の果実食鳥が最有力**
と推理できます。
話が本題から外れますが、「リンゴは被食型の種子散布か?」とChatGPTに確認したところ、「リンゴの祖先種であっても動物散布型とは言い切れない」という意外な回答が返ってきました。
最新のChatGPTで深い推論をすると、そういう(我々の素朴な直感に反した)結論になるのかもしれません。
AI特有のもっともらしい嘘(ハルシネーション)かどうか私には判断できないのですが、別のAI(GeminiとPerplexity)では被食型の種子散布という回答でした。
何が言いたいかと言うと、AIの回答を鵜呑みにしてはいけません。
もちろん、複数のAIの多数決で決めるというのも、それだけでは信用できません。
2025/12/03
チゴハヤブサの空中戦:子別れ?縄張り争い?(野鳥)
2025/11/29
喉をブルブル震わせて真夏の暑さをしのぐアオサギ(野鳥)体温調節
カワウとアオサギが喉の皮膚を震わせて体温を下げる行動は、口の中の水分を蒸発させて放熱し、体温調節をするためのものです。この放熱行動は鳥にとって汗をかけない代わりの重要な体温調節手段であり、多くの鳥で独立に進化した適応の一つと考えられます。特に、カワウはカツオドリ目、アオサギはペリカン目(サギ科)に属し系統的には近くないため、この行動は共通の祖先から受け継がれたものではなく、収斂進化の結果と考えられます。
近縁のトキやペリカン、カツオドリなど大型の水鳥でも同様に口や喉を使った蒸発冷却の行動が観察されることが多く、この体温調節戦略は複数の鳥類系統群で収斂的に進化した生理行動である可能性が高いです。
大型の水鳥や鳥類全般で共通して見られる喉や口を震わせて蒸発冷却する体温調節行動が、進化的に古く共通の祖先から始まった可能性は確かにあります。こうした基本的な生理的適応は祖先的特徴として継承されることもあります。ただし、サギ類(ペリカン目)とカワウ(カツオドリ目)は系統的にかなり離れており、両者の共通祖先はかなり古いため、同じ蒸発冷却の行動が系統的継承によるものか、獲得した環境適応という別々の進化の結果かわかりにくいのが実情です。
しかし、詳細に比較すると形態的な違いや生理的な仕組みの面で差異もあり、それぞれの系統で独立に発達させた可能性(収斂進化)を考えるのが妥当とされます。これは鳥類に限らず、多くの恒温動物で暑熱ストレス対策として口や皮膚を使う蒸発冷却が複数系統で独立に進化したという進化生物学の一般的傾向です。
鳥が喉を震わせて放熱しているときは、イヌのパンティングのように激しく呼吸しているわけではありません。鳥が口を開けてハアハアと呼吸し、口内の水分を蒸発させて体温を下げる「パンティング」に似た行動はありますが、喉の皮膚を震わせる行動自体は、そこまで激しい呼吸とは別の微細な震えによる放熱作用が主体です。
カワウなどでは、喉の毛細血管が多くある部位を震わせることで効率よく放熱し、呼吸を激しくして熱を逃がす行動とは少し異なります。一方で、口を開けて浅く速い呼吸をする行動は鳥にも見られ、気道や口腔内の水分の蒸発で体温調節を助けています。このため、喉震わせ放熱中に激しく息をするイヌのパンティングのような呼吸とは若干異なり、両者の組み合わせや状況により違いがあります。
アオサギやカワウが喉を震わせて放熱するときには、主に喉周辺の薄い筋肉群を小刻みに収縮させています。この運動は喉の皮膚やその下の血管を振動させ、広い範囲で蒸発冷却を促進します。具体的には、喉の筋肉(例えば環甲筋や輪状甲状筋など喉頭を動かす筋群)が微細な振動運動を繰り返すことで、喉の皮膚を震わせています。
この動きはイヌのパンティングのような深くて激しい呼吸運動とは違い、比較的浅く速い収縮で繊細に制御されているため、呼吸とは独立しながらも放熱効果を高める微細な筋肉運動です。また、この振動運動が血管の近くで起きることで血液の熱交換が効率化され、蒸発冷却と共に体温引き下げに寄与しています。
この喉震え(喉振動)運動は、どちらも水鳥の体温調節適応として観察されており、夏の暑さや高温環境の中で特に重要な放熱行動です.midorinotori
カラスが夏に喉を震わせて放熱する行動をあまり見られない理由は、カラスが体温調節に多様な方法を組み合わせているためです。カラスは口を開けて浅く速い呼吸(パンティング)をして口腔や喉の湿った部分から水分を蒸発させて気化熱を利用し放熱します。また、翼をわずかに開いて脇の下に風を通し放熱効率を上げたり、日陰でじっとして活動時間を早朝や夕方に集中させることで直射日光と暑さを避けています。
喉袋はカラスにはなく、サギなどのような明確な喉袋をもつ種とは異なります。カラスは羽毛の黒さによる熱吸収があるものの、羽毛の空気層が断熱層の役割も果たし体幹の温度上昇を抑えます。黒羽は熱を吸収しやすい反面放熱も良いため、日陰に入れば比較的効率的に体熱を放散できます。
したがって、喉を震わせるような明確な放熱行動はカラスでは観察されにくく、代わりにパンティングや翼を広げるなど複合的な行動で体温調節するのが特徴です。このため、喉の震えを伴う放熱はカラスではあまり見られないだけで、暑さ対策はしっかり行われています。
まとめると、
カラスは喉袋を持たず、喉を震わせて放熱する行動は基本的に見られない。
口を開けてパンティングし口腔で水分蒸発を利用して冷却。
翼を広げて腋下に風を通し、活動時間帯や場所の選択で熱ストレスを避ける。
黒い羽毛は熱吸収と断熱の両方の特性を持ち、日陰入りなどで効率的に放熱。
この適応戦略により、カラスは暑い夏も体温調節を可能にしています.getridofpestanimals+4
2025/11/27
枯れ草の長い茎を持ち上げて餌を探すドバト(野鳥)
結論から言うと:
はい。ツルヨシの地下匍匐茎(rhizome)の断片は、条件さえ合えば根を張って再生し、独立した新個体として生育できます。
ただし、成立にはいくつかの条件があります。
1. ヨシ属(Phragmites)の一般的な性質
ヨシ類は「匍匐茎断片からの再生(clonal regeneration from rhizome fragments)」が非常に強い植物として知られています。
とくに北米で問題となっている外来ヨシ(Phragmites australis)では、ほんの数 cm の匍匐茎片でも生き残れば再生することが報告されています。ツルヨシ(Phragmites japonicus)も同じヨシ属であり、この性質を共有しています。
2. ツルヨシでも断片再生は可能
ツルヨシの地下匍匐茎は節(node)ごとに芽と根の形成能力をもつため、
・断片に生きた節(node)が含まれている
・乾燥せず、過湿〜湿潤な環境に置かれるこの2条件を満たせば、断片からシュート(新茎)と根が再生し、独立したクローン株として定着することが可能です。
3. 再生が起こりやすい環境
湿った土壌(乾燥に弱い)
日照が確保できる場所
匍匐茎が損傷していても、節が無事なら非常に高い確率で再生
流送された匍匐茎片が河岸や砂地に埋没し、そこで発根・発芽することも起こりうる
4. 例外:枯れた断片は再生しない
完全に乾燥しきった断片
節が壊れてしまった断片
これらは再生不能です。
【まとめ】
ツルヨシは、切断された匍匐茎の断片でも、節が生きていて乾燥しない環境なら、再び根を張って新個体として再生できる。
これはヨシ属に共通する強い栄養繁殖能力の一部である。
2025/11/25
山中の水溜りで顔だけ洗うフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
2025/11/23
カモシカの溜め糞場を横切るヤマドリ♀【野鳥:トレイルカメラ】
8月下旬にトレイルカメラに写っていた尾羽の短いヤマドリが成鳥かどうかは一概には言えません。ヤマドリは性差で尾羽の長さが大きく異なり、雄は長い尾羽を持ち、雌は短い尾羽ですが、幼鳥や若鳥の時点でも尾羽はまだ完全に伸びきっておらず、尾羽の長さだけで成鳥♀と断定するのは難しいです。ヤマドリの尾羽は生後半年ほどでほぼ成鳥と同じ長さに伸び、9月頃から成鳥のつがい形成が始まることから、8月下旬ではまだ若鳥が多い時期です。尾羽が短い個体は若鳥の可能性もあり、また雌の成鳥である可能性もあるため、尾羽の長さだけで成鳥♀かどうか断定せず、羽色や身体の大きさ、行動も合わせて観察することが望ましいです。したがって、8月下旬に写った尾羽の短いヤマドリは必ずしも成鳥♀とは限らず、若鳥である可能性も十分にあります.[1][2][8]
2025/11/21
ノスリのハンギング飛翔ほか(野鳥)
7月下旬はノスリの繁殖期(抱卵や育雛)はすでに終了しているため、典型的な求愛ディスプレイ飛翔(繁殖目的)はこの時期には通常見られません。
採餌のために、羽ばたかずに空中の1点に留まるハンギングを繰り返すのはノスリの特徴 (『フィールドガイド日本の猛禽類vol.04ノスリ』p11〜12より引用)途中からもう1羽が合流し、2羽で一緒に飛んでいます。
2025/11/17
イネ科の草の実を直接ついばむドバトのペア(野鳥)
イネ科の草の実は痩果(そうか)の一種で、特に穎果(えいか、caryopsis)または穀果(こくか、grain)と呼ばれます。痩果とは、果皮が乾燥して1個の種子を包み、裂開しない果実のことですが、イネ科の果実は果皮と種皮が密接に合着しており、内穎や護穎(花を包んでいた萼や苞)に包まれている点で特に特徴的です。このため、イネ科の実は基本的に痩果の一型である穎果です。穎果は痩果の分類の中で特にイネ科に特有のものとして認識されています. (Perplexity AIによる解説)
2025/11/15
カモシカの溜め糞場を横切るヤマドリ♂【野鳥:トレイルカメラ】
2025/11/13
フクロウの行水【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
2025/11/09
スギの梢でピーエ、ピーエ♪と鳴き続ける夏のノスリ(野鳥)
2025/11/07
アオバト♂の鳴き声♪(野鳥)
2025/11/05
ミズキの枯木を登るコゲラ【野鳥:トレイルカメラ】
2025/11/03
真夏の夜に山中の水溜りで水浴に通うフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
フクロウは汗腺を持たず、人間のように汗で体温調整はできません。そのため、夏場に体温を下げるために水浴びをしたり水場を訪れることはよくあります。akiba2960+3
水浴びにより羽根の表面の汚れを落とすだけでなく、羽毛を濡らして気化熱で体温を下げる効果があります。akiba2960
水浴び以外にも、羽を開いて放熱したり、口を開けて呼吸を荒くする「開口呼吸」による熱放散行動を行います。pu-chan0509+1
フクロウの基礎体温は約40度と高く、暑さに弱いため、適切な環境管理が必要です。instagram+1
まとめると、フクロウが汗をかかない代わりに、水浴びや羽の開放、開口呼吸などの行動で夏の暑さに対応していることが知られています。kururu-owl+2
フクロウが水場で顔や羽根を洗う行動については、直接「狩り後に汚れを水で落とす」という習慣が明確に記録された野外事例や飼育例はほとんどありませんが、以下のような関連知見があります。digitalcommons.usf+2
野生下での水場利用
野生のフクロウが水場に来る理由は主に飲水や羽毛の手入れ(入浴・水浴び)と考えられています。facebook+1
羽毛を水に浸けて「水浴び」をする場合、体調管理や寄生虫除去が目的であり、狩りによる汚れの除去が直接の理由とされることは少ないです。フクロウは、羽根が水に弱いため、カモなどの水鳥ほど頻繁には水浴びをしない傾向があります。instagram+1
狩りの後、顔やくちばしの汚れは「フィーキング」という行動(枝や木に顔やくちばしを擦りつける)によって主に取り除かれることが多いです。facebook
飼育下フクロウの洗浄・水場行動
飼育下では、フクロウに大きめの水皿(浴槽)を常設することで、自由に飲水や水浴びが可能となります。新鮮な水が与えられると長めの水浴びをする習性が一部の種で報告されています。barnowltrust+1
フクロウは食事後に顔や羽根が血や肉で汚れる場合もありますが、一般的には「水浴び」ではなく「フィーキング」(枝や止まり木への顔擦り)で汚れを落とします。人為的な洗浄(事故や重度な汚染時)はかなりストレスになるため、基本的には自発的な行動に任せる必要があります。youtube
飼育下の観察例では、羽根や顔が極度に汚れる場合は、繰り返し水浴びや顔拭きが見られる場合もあるが、必ずしも「狩りの成功ごと」に水場へ行くわけではなく、個体差と飼育環境に影響されます。conservancy.umn+1
結論
野生・飼育下問わず、フクロウは羽毛や顔の清潔を保つために水場や止まり木を利用しますが、狩り成功ごとに必ず水場に行くわけではなく、主にフィーキングなどの行動で汚れを落とします。digitalcommons.usf+2
飼育下フクロウには水浴びの機会が多く、顔や羽根の汚れが顕著な場合には自発的に水場を使うこともあるが、その頻度やタイミングは個体や種、飼育条件によって大きく異なります。jzar+2
このため、フクロウが「狩りの度に水で顔や羽を洗う」という決まった行動パターンはなく、衛生管理は主に自発行動(フィーキングや時折の水浴び)に依存しています。barnowltrust+2
野生フクロウに電波発信器やGPSを装着してリアルタイムで行動追跡する研究は世界的に多く行われていますが、「水場に来る直前に狩りをした証拠」を直接実証した事例は非常に限られています。news.wm+3
フクロウのGPS追跡と行動分析
最新のGPSタグは活動の高頻度記録(10秒ごとや秒単位)や加速度センサーを組み合わせて、フクロウが「どこで、何をしていたか」まで推定可能になっています。たとえば、地上への急降下や低速飛行など、行動注釈により「狩り」や「休息」「通過」などが識別可能であり、その直後に水場へ移動したかどうかの判定も技術的には可能です。barnowltrust+3
研究例では、GPS記録から「狩り地点・行動様式」と「水場利用(水飲み、水浴び)」の時刻や場所を対応付けて解析することはできますが、広範な追跡研究の多くは生息域利用や巣周辺での採餌圧・エネルギー消費の解析に主眼が置かれており、「水場利用と直前の狩り行動の因果関係」を個別に解析した記述はほぼありません。digitalcommons.humboldt+2
事例・論文の傾向
例えばBarn Owlを対象としたGPSタグ研究では、「狩り(foraging)」の場所・回数・方法と、それ以外の活動(通過、休憩、給水)を区別しており、データ上では同じ夜間活動の流れの中で「狩り→水場訪問」という連続した行動が記録されていることも考えられます。pmc.ncbi.nlm.nih+1
ただし、多くの論文や報告では水場への訪問頻度自体が少なく、フクロウが狩りの直後必ず水場に行くという行動パターンが一般的であるとは示されていません。wildlife.onlinelibrary.wiley+1
まとめ
GPS追跡技術は「狩り直後に水場へ来た」というパターンを解析することは理論的に可能ですが、現状はそのような解析や事例が発表・報告された研究はほぼありません。barnowltrust+2
水場利用の動機は飲水や体温管理、羽毛などの手入れ目的であり、「狩り直後の行動」と直接関連づけて報告した実証例は見当たりません。今後、この点に注目したデータ解析や行動生態研究が展開される可能性はあります。digitalcommons.humboldt+2
フクロウの羽根は確かに他の鳥と少し性質が異なり、「水に弱い」と言われる理由の一つは、尾脂腺からの分泌量や脂の性質が異なるためと考えられます。
フクロウも尾脂腺から「脂粉(脂)」を分泌し、それをくちばしで羽に塗って撥水や保護を行いますが、その量や質は種によって異なります。akiba2960+1
一部の報告では、フクロウの羽根は隠密性を重視するため、油膜が薄くて水をあまりはじかず、水分が染み込みやすい性質があるとも言われています。これが「羽根が水に弱い」と表現される背景です。tawnyowl.seesaa
つまり、羽根の油分が比較的少ない、または隠密行動のために敢えて油膜を薄くしている可能性があるため、水浴びの際には注意が必要です。tcaeco+1
一方で、水浴び自体はフクロウにとって清潔保持や体温調整に重要で、多くの個体が水浴びを好むとされています。kururu-owl+1
まとめると、フクロウは尾脂腺から脂を分泌して羽毛を保護するものの、他の多くの鳥類に比べてその脂の量や防水性は限定的で、「水に弱い」と感じられるのはそのためです。これが隠密行動や狩りの効率に関連していると考えられています。akiba2960+2
ご指摘の通り、フクロウの静音飛行に対して羽根の油の多寡が大きく影響するとは限りません。最新の知見や飼育者の証言によれば、フクロウの尾脂腺からの脂は量としては多くなく、羽根に塗る脂もサラサラしていてべとつくほどではないとされています。kansai.mag-garden
フクロウの尾脂腺から分泌される脂は羽根に薄く塗られ、水を適度に弾く程度であり、基本的に羽根の滑りを良くし、羽毛の保護の役割を果たしていますが、脂の量が多すぎて羽根が「べとべと」になることはないとのことです。grey-heron+1
静音性は主に羽の構造や羽ばたく際の空気の流れコントロールによるもので、羽に塗る脂の量や多さが直接的に静音性に影響するよりは、空力学的な特徴が重要と考えられています。grey-heron
フクロウの脂の少なさは、隠密行動や狩りの効率に関わるとされつつも、多すぎると羽毛の機能性を損なうため、量の調節が自然に行われているようです。kansai.mag-garden+1
したがって、「羽根が水に弱い」という主張は脂の量が極端に少ないことよりむしろ、油膜の性質や羽構造の特性による面が大きく、静音性を損なわない範囲で適切な脂量が保たれていると言えます。脂の多寡で静音性に大きな影響が出るとは考えにくいです。kansai.mag-garden+1
トレイルカメラで水場に来るフクロウを観察していると、本格的な水浴行動で全身の羽根を洗うのはまれで、洗顔だけで済ませることが多いです。
てっきり監視カメラの存在を警戒してなかなか水浴しないのかと思ったのですが、そもそもフクロウはあまり水浴が好きではないのかもしれませんね。
フクロウが水場で全身の羽根を洗う本格的な水浴びをあまりせず、顔だけを洗う程度に留まるのは、フクロウの水浴び習性として珍しいことではありませんフクロウ。akiba2960+2
フクロウは体を清潔に保つために水浴びをしますが、種や個体差、状況によって水浴びのスタイルは多様です。中には顔やくちばし周りを中心に部分的に濡らして済ませる個体も多いです。kururu-owl+1
フクロウの羽根は他の鳥に比べて水を染み込みやすく、水浴び後の羽の乾きに時間がかかるため、頻繁に全身を濡らすのは避けがちです。tawnyowl.seesaa+1
また、水浴びが好きな個体とそうでない個体がおり、警戒心からカメラなどの存在を嫌がって水浴を控えることもありますが、そもそも長時間の全身水浴びをしない習性も関係しています。akiba2960+2
水浴びは羽の汚れや寄生虫の除去、体温調整に役立ち、部分的な水浴びや霧吹きでも十分な場合が多いため、必ずしも全身を水に浸す必要はありません。kururu-owl+1
したがって、水場でのフクロウの水浴びが部分的な洗顔にとどまることは、水浴び自体の好みの違いや羽根の性質、警戒行動など複数の要因が絡んだ自然な行動と言えます。tawnyowl.seesaa+2
フクロウは水浴後に上陸しても、他の鳥のように羽繕いを全くしないで飛び去るのが不思議です。
尾脂腺の分泌が低いのと関係しているのかどうか、Perplexityに問い合わせてみると、
フクロウが水浴び後にすぐ飛び去り、「他の鳥のように羽繕いをあまりしない」ことは興味深い現象ですが、これは尾脂腺の分泌量の少なさと関係している可能性があります。akiba2960+1
一般的な鳥は水浴び後に尾脂腺から分泌される脂を使って入念な羽繕いをし、防水性や羽の整形を行いますが、フクロウは尾脂腺の分泌が相対的に控えめなため、この入念な羽繕いが他の鳥ほど長時間ではないとされます。saiyu+1
フクロウにとっては、水浴びで体表の汚れや緩んだ羽毛をある程度洗い流すことが主目的で、その後の羽繕いは比較的短時間で済ませてすぐに狩りなどの活動に戻る傾向があります。akiba2960+1
また、フクロウの羽毛構造は静音性や捕食効率に最適化されており、羽繕い頻度や方法もそれに合わせていると考えられています。saiyu+1
飼育者の観察報告でも、水浴後は素早く飛び去り、長時間の羽繕いをしないことが珍しくないとされています。akiba2960+1
したがって、フクロウの尾脂腺分泌量の少なさが羽繕い頻度を減らし、水浴後にすぐ飛び去るという行動に影響している可能性が高いです。この点はフクロウの生態や狩猟スタイルと密接に関連していると考えられます。saiyu+1
フクロウから猛禽類全般へと、検索範囲を広げてもらいました。
肉食性猛禽類が狩りの直後に水浴びをして獲物の血や汚れを洗い流すかという点については、必ずしもそうではないというのが現状の知見です。fanta-shop+1
猛禽類は水浴びをして羽毛の清潔を保つことがありますが、水浴びの頻度やタイミングは個体差や種ごとに様々であり、狩りの直後に必ず水浴びをするわけではありません。detail.chiebukuro.yahoo+1youtube
一部の猛禽類(例えば魚食のミサゴなど)は比較的頻繁に全身水浴びをすることが報告されていますが、他の猛禽類は砂浴びで寄生虫対策をすることもあります。note+1
血などの汚れを落とすために水浴びをするというのは想像される行動ですが、野生での行動観察として狩り直後に必ず行われるという明確な証拠や定着した習性としては希少です。fanta-shop+1
それよりも、羽毛の清潔保持やストレス解消、体温調節などが水浴びの主要目的であると考えられています。sanikleen+1
以上のため、肉食性猛禽類の水浴びは「狩り直後に血などを洗う」という必須行動ではなく、むしろ状況に応じて羽の清潔や健康管理のために行われることが多いと理解されています。youtubedetail.chiebukuro.yahoo+2
猛禽類にとって水浴び行動は、体力消耗や天敵に襲われるリスクが伴い、できるだけ回数を減らしたい行動である可能性が高いです。fanta-shop+1
水浴びは羽毛の清潔維持や寄生虫除去に役立つものの、水に濡れることで羽の撥水性が一時的に落ち、体温調節や飛行に影響が出ることもあります。sanikleen+1
水浴び自体は体力を使う行為であり、特に猛禽類のような高い代謝率を持つ鳥では、水浴びによる体力消耗を避けたい傾向があります。hunting-animal+1
また、水浴び中や羽が濡れている状態は隠密性が低下し、天敵や他の猛禽類の襲撃リスクが増えるため、安全な環境でのみ水浴びを行う傾向があります。fanta-shop+1
飼育下の猛禽類でも、水浴びは天候や体調を見ながら行い、必要に応じて控えめに調整されています。hunting-animal
結論として、猛禽類の水浴びは重要な健康管理行動である一方で、リスクやコストもあるため、自然下では頻度を抑えて行い、安定した安全な環境が整う場合に限定される傾向があると考えられます。akiba2960+2
※ AIによる知ったかぶりの誤情報(ハルシネーション)が含まれているかもしれませんが、一応は首尾一貫した見解です。
フクロウ観察歴の浅い私には真偽を全てチェックできませんでした。
Perplexityのまとめが本当ならば、水場に通って来るフクロウについて、いろいろと認識を改める必要がありそうです。