ラベル 食事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 食事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026/05/05

雪国のスギ林床で餌を食べ歩くキジバトの群れ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年2月中旬・午前10:25頃・くもり・気温5℃ 

スギ防風林の中にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 

キジバトStreptopelia orientalis)3羽の群れが、落ち葉や落枝が散乱した雪面を歩き回りながら、あちこち啄んでいました。 
スギの球果から林床の雪面にこぼれ落ちた種子を食べ歩いているのでしょう。

右の個体がタヌキの溜め糞に近づきかけたものの、右に離れて行きました。 
キジバトは種子食性なので、タヌキの糞塊に含まれる植物の種子を食べるかと期待したのですが、予想が外れました。 

左の2羽は仲良しで、並んで採食しています。 
キジバトの小群は手前へ立ち去りました。 


つづく→

2026/05/03

ニホンザルの採食行動を真似て、ミズヒキの実(赤マンマ)を採取してみる

 



2024年10月上旬〜中旬〜下旬 

トレイルカメラで撮れた映像はやや遠かったので、ミズヒキに馴染みのない視聴者には猿が何をしているのか分かりにくかったかもしれません。 
ミズヒキの穂を私が手でしごいて実(赤マンマ)を採取する様子を実演してみました。 
昔は幼少期の「ままごと」でよく集めたものです。 
「アカマンマ」と称して、ミズヒキやイヌタデの実をお椀一杯に集めればお赤飯(の真似事)になるのです。 
田舎の子供は今でもやっているのかな? 



シーン1:10/17・午後14:35頃・くもり(@0:00〜) 
裏庭に咲いていたミズヒキで試してみます。 
左手でミズヒキの茎を摘み、下から上に果穂をしごいて痩果を採集します。 
 ゆっくりしごかないと、プチプチと音を立てて弾け飛んでしまう実も多く、無駄が多いことが分かりました。 


シーン2:10/21・午後12:45頃・晴れ(@0:44〜) 
二次林の林床に咲いていたミズヒキでも実演してみました。 


シーン3:10/10・午後12:45頃・気温14℃(@1:30〜) 
里山の湧水湿地帯に設置したトレイルカメラで撮れた映像を再掲します。 
ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが左から遊動してきました。
一部の個体が、水溜りの岸辺に自生するミズヒキの茎を手でしごいて痩果を食べていました。 
手を使わず、穂花を口に咥えながらしごいて直接食べることもありました。 

初めは1.5倍に拡大した映像をお見せします。 
次に等倍のオリジナル動画でリプレイ。 


【考察】 
ミズヒキにとってみれば、種子捕食者の採食行動は災難でしかありませんが、収穫の際に痩果がこぼれ落ちて種子散布にわずかながらも寄与しているかもしれません。 
Perplexity AIで調べてみると、ミズヒキ種子の散布形式は意外にも付着散布でした。

ミズヒキ(Persicaria filiformis)の痩果は、主に動物付着散布(エピズォオコリー)です。wikipedia+1

散布の仕組み

成熟した痩果は宿存する花被片に包まれ、花柱が残存して先端が鉤状(カギ状)に曲がります。この鉤状花柱が動物の毛、羽、または人の衣服に絡みつき、運ばれて離脱します。kotobank+1
果実はレンズ状(長さ約2.5mm)で小型・軽量、柄の関節から簡単に落ちる構造も付着散布に適しています。matsue-hana+1

補足

  • 水辺に生育するため水流散布の可能性もありますが、主文献では動物付着が強調されます。wikipedia

  • タデ科イヌタデ属の多くが同様の鉤状構造で付着散布に適応しています。kotobank


念のためにChatGPTにも問い合わせてみた(セカンド・オピニオン)回答がこちら。

ミズヒキ(ミズヒキ(Persicaria filiformis))の痩果は、主に**付着散布(epizoochory)**によって運ばれます。

仕組み

ミズヒキの果実(痩果)は非常に小さいですが、外側に**かぎ状の突起(微細な刺状構造)**を持っています。これが重要です。

  • 動物の体毛(哺乳類)や羽毛(鳥類)

  • 人の衣服

などに引っかかることで、親株から離れた場所へ運ばれます。

特徴的な点

  • いわゆる「ひっつき虫」の一種だが、
    オナモミやヌスビトハギのような大型で目立つ構造ではなく、
    非常に小さく、気づかれにくいのが特徴です。

  • 林縁や林内の獣道沿いに多いのは、こうした動物依存の散布様式と整合的です。

補足

タデ科の仲間には風散布や水散布も見られますが、ミズヒキは形態的に見て風で遠距離に飛ぶ構造はなく、基本はこの付着散布が中心と考えられています。


キンミズヒキ(バラ科)の実が「ひっつき虫」のように付着散布されるのは経験から知っていたのですけど、ミズヒキ(タデ科)もそうだとは気づきませんでした。 

野山を遊動するニホンザルの毛皮にミズヒキの痩果が付着し、互いに毛繕いしながら食べたはずです。 
その味を知った猿たちはやがて、自生しているミズヒキの穂から痩果を直接採食するようになったのかもしれません。 


2026/05/02

初冬の山で落葉性灌木の葉を食べ歩くニホンカモシカ♀

 



2024年12月上旬・午後14:50頃・くもり 

冬枯れの進む里山で遭遇したニホンカモシカ♀(Capricornis crispus)が落葉性灌木の葉を食べ歩くシーンをまとめました。 
紅葉や黄葉が進行中ですが、完全に枯れた葉は食べず、緑の葉をちびちびと食べています。 
採食メニューの樹種が私には見分けられなかったのが残念です。 
なんとなく、ミツバアケビの葉を食べたかな?と思うのですけど、どうでしょうか。

ルリシジミ♂が2頭並んでわだちの砂利を舐めつつ排尿(ミネラル摂取)

 

2024年4月中旬・午後14:35頃・晴れ 

里山で林道を下っていると、吸水中のルリシジミ♂(Celastrina argiolus)と出会いました。 
砂利道のわだちに沢の水が流れていて、小石が濡れています。 
2頭の♂が仲良く並んで吸水しながら、腹端から透明な液体を排泄していました。
泥水に含まれる微量のミネラル成分を摂取するために、口吻で大量の水分を飲む必要があるのです。 
チョウやガの成虫♂がしばしば集団吸水しているのは、精巣が性成熟する上で必須なナトリウムイオン、アンモニウムイオンなどを摂取するためです。 

排尿および飛び立ちの瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:32〜2:04、3:16〜3:23、3:31〜3:43) 
素早い羽ばたきをスローモーションで確認すると、ちらっと見えた翅表の斑紋から♂と判明しました。 
吸水しながら、腹端から透明な液体の雫をポトリと排泄しています。 
集団吸水と言うには個体数が少ないのですが、2頭のルリシジミ♂が集まり、飛び立ってもすぐに同じ地点に舞い戻って来るということは、周りと比べて塩気の濃い砂利があるのでしょう。 
飛来して着陸直後に排尿することもありました。 

林道から飛び去った個体を目で追うと、少し飛んだだけで法面の落ち葉の上に留まり直しました。
口吻を伸ばして落ち葉の表面を舐めていたのですが、特に湿った落ち葉を選んでいるようには見えませんでした。(映像は割愛) 
微量の唾液を吐き戻して乾いた表面の塩分を溶かしながら摂取することもできるようです。


【アフィリエイト】

2026/04/26

着地して土を味見するビロウドツリアブ♀(ミネラル摂取)

 

2024年4月中旬・午後12:05頃・晴れ 

里山の細い山道を登っていると、低空でホバリング(停空飛翔)していたビロウドツリアブ♀(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が落ち葉の間に着陸してから、口吻の先端で乾いた土を舐めました。 
いつでも飛び立てるように、着地している間も高速羽ばたきを止めません(アイドリング)。 
右から別個体のビロウドツリアブが飛来したら、嫌がって(警戒して?)飛び去りました。 

おそらく性成熟に必須のミネラル成分(ナトリウム塩やアンモニア塩など)を摂取したくて、あちこち味見してミネラル濃度の高い地点を探しているのでしょう。 
それにしても、濡れている泥濘や泥水から吸水するのではなく、乾いた地面を舐めたのが意外でした。 
水分(唾液?)を吐き戻して地面のミネラル成分を溶かしながら吸水するのでしょう。
チョウ類の場合は、ミネラル摂取のために泥などを舐める(mud-puddling)のは専ら♂です。 
しかし今回のビロウドツリアブも、左右の複眼が離れている♀でした。 (これで2例目:n=2)

関連記事(同年の撮影)▶  

2026/04/23

精米所の横に散乱した屑米を採食するスズメの群れ(冬の野鳥)

 

2025年1月下旬・午後14:00頃・くもり 

この冬は記録的な大雪が積もりましたが、車道の舗装路はしっかり除雪されています。 
除雪車が道端に寄せた雪山にスズメPasser montanus)の群れが集まっていました。 

警戒を解くと、道端でスズメたちが路面を啄み始めたのはなぜでしょうか? 
奥にある謎のプレハブ小屋がヒントです。
窓に選挙ポスターが貼られているので分かりにくいのですが、その小屋はコイン精米所(無人精米所)です。 
誰か利用者が精米した米粒をスズメに少しおすそ分け(給餌)したのか、あるいは捨てられた屑米が散乱しているのでしょう。 

奥の路地から車が走って来ると、スズメは飛んで逃げました。 
スズメの群れは、コイン精米所の屋根に積もった雪の上や、右隣の落葉したオオヤマザクラの樹上に一時避難しています。
しばらくしたら、また路上に戻って屑米を拾い食いするのでしょう。 

撮影後に通りを渡って、採食メニューをしっかり現場検証すべきでしたね。 

2026/04/21

雪国のスギ林床で採食するシジュウカラのペア【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年1月下旬 

シーン0:1/20・午後12:17・晴れ・気温9℃(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
狩られた鳥の羽根が毟り取られスギ防風林の雪面に散乱していた地点を自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:1/20・午前8:58・晴れ・気温2℃(@0:03〜) 
画面左にある藪の近くの林床で2羽の小鳥が採食していました。 
どうやらシジュウカラ♀♂(Parus minor minor)のようです。 
細い灌木や落枝の上に留まり、小さな種子?を足で押さえつけながら嘴で叩き割っています。 
食べ終えると林床での餌探しに戻ります。 
スギの球果から雪面にこぼれ落ちた種子を丹念に拾って食べているのでしょうか。 
2羽が鳴き交わす声は聞き取れませんでした。

猛禽?に狩られて羽根を毟られた獲物は、シジュウカラよりも大きな鳥でした。
主に灰色の羽根(一部は茶色の縁取りあり)だったので、ヒヨドリではないかと想像しています。

2026/04/17

スギ林床で餌を探し歩く雪国のトラツグミ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年1月中旬・午後16:10頃・くもり 

スギ防風林で鳥の羽根が捕食者に毟られた地点を自動撮影カメラで見張っています。 
トラツグミZoothera aurea)の登場シーンをまとめました。 
当地でトラツグミは冬鳥ではなく、通年見られる留鳥です。 


シーン1:1/14・午後16:03・くもり・気温0℃(@0:00〜)日の入り時刻は午後16:46:04。 
新機種のトレイルカメラ(高画質)を導入したおかげで、明るい昼間にトラツグミを初めてフルカラーで撮影することができました。 
夕方に、1羽のトラツグミがスギの落ち葉が散乱する雪面をうろつき、林床をあちこち啄んでいます。 
トラツグミの歩行はホッピングではなくウォーキングでした。 
地味な模様のトラツグミが落ち葉の上に乗って静止すると、保護色(迷彩色)でまったく居場所が分からなくなります。 
やがて左に立ち去りました。 

林床に散乱していた鳥の羽根は、新たに積もった雪の下に完全に埋もれていました。


シーン2:1/14・午後16:08・くもり(@0:40〜) 
約4分後に、トラツグミが左から戻って来ました。 
スギ林内を奥へ向かってから右折すると、スギの背後で姿が見えなくなりました。 


シーン3:1/14・午後16:12・くもり(@1:24〜) 
3分後に、スギ根元の手前にトラツグミが来ていました。 
凍った雪面をトコトコ歩いて右へ立ち去りました。 

しばらくすると、左から低空で飛来した小鳥(種名不詳)が、奥の茂みでスギ落枝?に止まりました。 
尾羽を神経質そうに上下に振っています。 
やや遠くてシルエットしか見えませんが、体型からも明らかにトラツグミではなく別種です。 
しばらくすると、謎の小鳥は小枝から小枝へピョンピョン跳んで移動しました。 
夕方なので、もしかすると昼間に活動していた小鳥が塒入りしたのかもしれません。 
日の入り時刻は午後16:46:04。 

やがて、画面の左下隅からトラツグミが駆け込んで来ました。(@2:00〜) 
スギ林床を小走りで奥に突進すると、謎の小鳥は右に飛んで逃げました。 


【考察】
捕食者に狩られて羽根を毟られた鳥の正体は、トラツグミなのでしょうか? 
約10日前の発見現場で撮った写真を再掲します。 
素人目にはヒヨドリではないかと推測しています。

2026/04/09

キカラスウリの果実に残る歯型はニホンザルの食痕か?

2024年12月上旬・午後 

平地のスギ防風林にあるホンドタヌキの溜め糞場WBCでトレイルカメラの保守作業に来たら、新しい糞塊が追加されていました。 

スギ林の林床に珍しく野生動物の食べ残しが散乱していました。 
カキノキの熟果の食べかけと、齧りかけのキカラスウリ果実2個です。 
 
ハエが1匹、乗っています。

近くに自生するカキノキの落果をタヌキやニホンザルが拾い食いすることが分かっています。 

関連記事(約1〜2週間前の撮影)▶  


しかし、キカラスウリの落果をタヌキが食べるとは思えません。 
なんとなく、ニホンザルの仕業ではないかと予想しました。 
キカラスウリ果実の表面に残された歯型を専門家が調べれば、誰が食べたのか絞り込めるのかもしれません。 
食べ残しの試料が新鮮ならば、歯型に残る唾液からDNAを調べることで、誰の食痕か確定できそうです。

手元にある試料『ニホンザル採食植物リスト2002』を参照すると、キカラスウリもカラスウリも掲載されていましたが、果実を食べたかどうか書いてありません。 
ニホンザルだとしたら、なぜスギ林にあるタヌキの溜め糞場までキカラスウリの果実を持ってきて、食べ残しを捨てたのか、不思議です。 
キカラスウリの自生地を突き止めないといけません。



2025年1月中旬・午後 

前回は下(林床)ばかり見ていて気づかなかったのですが、久しぶりに現場を再訪すると、スギ林に隣接する落葉灌木に巻き付いた蔓にキカラスウリの果実がいくつもぶら下がっていました。 
おそらくニホンザルがここで木に登り、キカラスウリの熟果を採食(味見)した後、食べ残しを林床に捨てたのでしょう。 

ニホンザルがキカラスウリの種子を果肉と一緒に食べなかったとしても(被食型の種子散布ではなくても)、果実が実った地点からわずかながらも移動したことから、種子が動物散布されたと言えるかもしれません。 


つづく→トレイルカメラで証拠映像を撮る


【アフィリエイト】



【考察】
Gemini AIにいくつか質問してみました。
(古いバージョンのGeminiを使ったときの回答です。)



Q1: キカラスウリの実を食べるとどんな味か? ヒトの食用ではないのは私も知っています。野生動物が食べた痕跡を見つけたので、好奇心から質問しています。

A1: キカラスウリの果実の味について、ですね。カラスウリとキカラスウリは見た目が似ていて混同されがちですが、味も少し異なります。

キカラスウリの果実の味

キカラスウリの果実の味は、カラスウリよりも甘みが強く、苦みが少ないとされています。しかし、個体差や熟度によって味が大きく変わるため、「甘い」と言っても、人によっては「わずかに甘い」と感じることもあります。

甘み: 熟した果実の中心部分は、メロンのような甘い香りがするとも言われています。


苦味: カラスウリに比べると苦味は少ないですが、皮の部分や未熟な果実は苦みが強いことがあります。


その他: ほのかに酸味を感じる場合もあり、人によっては青臭さやえぐみを感じることもあります。

カラスウリとの違い

甘み: キカラスウリの方が甘みが強い。


苦味: キカラスウリの方が苦みが少ない。


香り: キカラスウリはメロンのような香りがする。

食用としてのキカラスウリ

キカラスウリは、カラスウリに比べて食用に適していると言われています。しかし、やはり野生の実ですので、全てが美味しく食べられるわけではありません。

食べ頃: 完熟した果実の中心部分を食べると、比較的美味しく食べられます。


注意点: 皮の部分や未熟な果実は苦味が強く、食用には向きません。また、種類によっては下痢や嘔吐を引き起こす可能性も指摘されています。


Q2: 林床に転がっていた2個のキカラスウリの果実の表面に野生動物の歯型が付いていたのですが、ほとんど食べずに(中の種子まで達してない)捨てられていました。ホンドタヌキかニホンザルの仕業かな?と想像しています。発見現場の近くにキカラスウリの群落はなかったので、わざわざ遠くまで果実を運んできたことになります。

A2: キカラスウリの果実の痕跡、興味深いですね。ホンドタヌキかニホンザルによるものか、とても気になります。

なぜ食べずに捨てられたのか?

キカラスウリは、果実の部位によって味が異なり、全てが美味しいわけではありません。特に、皮の部分や未熟な果実は苦味が強く、食用には向きません。

今回、歯型がついていたにも関わらず、中の種子まで達していなかったことから、以下の可能性が考えられます。

果実の熟度: 果実がまだ十分に熟しておらず、甘みが足りなかった。


苦味: 果実の皮の部分が特に苦く、口に合わなかった。


他の餌との比較: より美味しい餌が見つかったため、キカラスウリは途中で切り捨てられた。


好奇心: 単に好奇心から果実を噛んでみたが、味があわなかった。

ホンドタヌキかニホンザルか?

ホンドタヌキとニホンザル、どちらもキカラスウリの果実を食べる可能性はあります。

ホンドタヌキ:

食性: 肉食寄りの雑食性で、果実も食べます。


歯型: 比較的丸みを帯びた歯型で、果実を潰すように食べる傾向があります。


ニホンザル:

食性: 雑食性で、植物の果実や葉などを広く食べます。


歯型: 比較的鋭い歯型で、果実の皮を剥いだり、種子を割ったりする能力があります。

どちらの動物によるものか断定するのは難しいですが、歯型の形状や残された果実の状態から、ある程度推測できるかもしれません。



Q3: なるほど、専門家は食痕の歯型を見ただけで判別できる可能性があるのですね。食痕の唾液からDNA分析できたらなーというのは私も思ったのですが、写真に撮っただけで、食べかけのキカラスウリ果実を採集しませんでした。実は、その発見場所はホンドタヌキの溜め糞場でした。食べかけの物(食べ残し)をトイレ(溜め糞場)に捨ててあったのは、これが初めてだったので、ちょっと驚きました。


A3: 食痕と溜め糞場、興味深い発見ですね!

食痕からの動物種判別

専門家の中には、食痕の形状や大きさ、残された植物の痕跡などから、どの動物が食べたのかをある程度特定できる方がいます。特に、歯型は動物種によって特徴があり、重要な手がかりとなります。しかし、同じ種であっても個体差があるため、確実な同定には、複数の情報や経験が必要になります。

DNA分析の可能性

おっしゃる通り、食痕に残された唾液からDNAを分析できれば、より正確な動物種を特定できる可能性があります。近年、環境DNA分析技術の発展により、様々な生物のDNAを環境サンプルから検出できるようになってきました。食痕も環境サンプルの一つとして、DNA分析の対象となるかもしれません。ただし、現時点では、食痕からのDNA抽出は、まだ研究段階であり、一般的に行われている手法ではありません。

ホンドタヌキの行動

ホンドタヌキが食べかけのキカラスウリを溜め糞場へ捨てていたというのは、興味深い観察ですね。通常、タヌキは食べ物を隠す習性があり、後で食べるために安全な場所に隠すことが多いです。しかし、今回のケースでは、食べかけのものをわざわざ溜め糞場へ運んだという点が特徴的です。

この行動の理由は、いくつか考えられます。

飽きた: 果実を食べ始めて、途中で飽きてしまった。


別の餌を発見: より魅力的な餌を見つけたため、キカラスウリを放棄した。


警戒: 天敵に襲われる危険を感じ、急いでその場を離れた。


縄張り行動: 縄張りの境界線に食べ物を置くことで、他の個体に自分の存在を示している。

溜め糞場は、タヌキが自分の存在を示したり、情報を交換したりする場所としても利用されます。食べかけのものを捨てることで、他の個体に何かしらのメッセージを送っているのかもしれません。



Q4: 12月上旬、平地のスギ林で見つけました。この辺りにはニホンザルも出没することが分かっています。

A4: 12月上旬という季節、平地のスギ林、そしてニホンザルの出没情報など、非常に興味深い情報が揃っています。

いくつか考えられる可能性と、さらに深掘りできる点についてご紹介します。
1. ニホンザルの食性と行動に関する考察

季節による食性の変化: 12月上旬という時期は、ニホンザルの食性がどのように変化しているのか、他の食料源との関係性などを考察できます。


キカラスウリを選んだ理由: なぜ、多くの果実がある中で、キカラスウリを選んだのか?栄養価や味覚、あるいは他の要因が考えられます。


食べ残した理由: 果実を完全に食べずに残した理由を、果実の熟度、味、あるいは他の要因から考察できます。


溜め糞場での行動: 溜め糞場で食べ残しを捨てた理由を、縄張り行動、情報伝達、あるいは他の要因から考察できます。
2. スギ林の生態系とニホンザルの関係性

スギ林におけるニホンザルの役割: スギ林の生態系の中で、ニホンザルがどのような役割を果たしているのか、種子散布や植生への影響などを考察できます。


人間との関係: スギ林の利用や管理と、ニホンザルの生息との関係性について考察できます。



Q5 カラスウリの液果は熟すと色鮮やかになるから、動物や野鳥に食べられて種子散布されると考えてよいか? それならなぜ苦いのだろう? カラスが好んで食べるからカラスウリと名付けられたという説は本当か?(カラスは本当にカラスウリの果実を好んで食べるのか?)


A5: カラスウリの液果が熟すと色鮮やかになるのは、確かに動物や鳥に食べてもらい、種子を散布してもらうための戦略と考えられます。しかし、カラスウリが持つ強い苦味や毒性のため、多くの動物は敬遠し、種子散布に貢献しているのは一部の動物に限られると考えられます。

カラスウリが苦い理由

カラスウリが強い苦味を持つ理由は、動物に食べられないようにするためと考えられています。植物は身を守るために様々な防御策を進化させており、カラスウリの場合は、その一つとして強い苦味を身につけていると考えられます。

カラスがカラスウリを好んで食べるのか

「カラスがカラスウリを好んで食べるからカラスウリと名付けられた」という説は、必ずしも正確ではありません。カラスウリの名前の由来は諸説あり、明確なことは分かっていません。

カラスがカラスウリの果実を食べることは、否定できません。しかし、カラスも全ての個体がカラスウリを好むわけではなく、他の食料が豊富であれば、わざわざ苦いカラスウリを選ぶことは少ないと考えられます。

種子散布を担う動物

カラスウリの種子散布を担う動物としては、以下のものが考えられます。

鳥: カラス以外にも、カケスやヒヨドリなどが、カラスウリの果実を食べる可能性があります。これらの鳥は、カラスウリを他の食料と混ぜて食べることで、苦味を薄めることができるかもしれません。


小型哺乳類: ネズミなどの小型哺乳類も、カラスウリの果実を食べる可能性があります。これらの動物は、カラスウリを巣に持ち帰り、種子を散布することもあります。

まとめ

カラスウリが色鮮やかな液果をつけるのは、動物に食べてもらい、種子を散布してもらうためですが、強い苦味があるため、全ての動物が好んで食べるわけではありません。種子散布を担うのは、一部の動物に限られると考えられます。

カラスウリの名前の由来は諸説あり、カラスが必ずしも好んで食べるから名付けられたというわけではない点も理解しておきましょう。

より詳しく知りたい場合は、以下の点について調べてみると良いでしょう。

カラスウリの種子散布に関する研究: 実際にどの動物がカラスウリの種子散布に貢献しているのか、具体的なデータに基づいた研究があります。


カラスウリの成分分析: カラスウリに含まれる苦味成分や毒性成分の詳細な分析が行われています。


カラスウリの分布と生育環境: カラスウリの分布や生育環境によって、種子散布を担う動物の種類や割合が異なる可能性があります。




Q6: カラスウリが持つ毒性とは?


A6: カラスウリは、その美しい見た目とは裏腹に、強い苦味を持つことで知られています。この苦味成分は、ククルビタシンという物質で、動物に食べられないようにするための防御物質です。
カラスウリの毒性について

ククルビタシン: カラスウリに含まれる苦味成分の多くは、このククルビタシンです。大量に摂取すると、下痢や嘔吐などの食中毒症状を引き起こす可能性があります。


個体差: カラスウリの毒性は、生育環境や品種によって異なります。一般的に、野生種の方が栽培種よりも毒性が高い傾向があります。


部位による違い: 果実だけでなく、種子や根にも毒性があると考えられています。
なぜカラスウリは毒を持つのか?

カラスウリが毒を持つのは、種子散布という観点から考えると理解できます。

種子を守る: 強い苦味によって、多くの動物に食べられずに済み、種子が無事に地面に落ちて発芽する機会を増やしています。


特定の動物との共存: 一部の動物は、カラスウリの毒に耐性を持っているか、少量であれば問題なく食べることができます。これらの動物が種子を運ぶことで、カラスウリはより広い範囲に分布を広げることができます。
カラスウリを食べることのリスク

食中毒: 大量に食べると、下痢や嘔吐などの食中毒症状を引き起こす可能性があります。


個人差: 人によって体質が異なるため、少量でも体調不良を起こす場合があります。


誤食: カラスウリと似た形の他の植物と間違えて食べてしまう可能性があります。


散歩中にドバトの群れを追い散らすゴールデンレトリバー【冬の野鳥:ハイスピード動画】

 

2026年1月上旬・午前11:50頃・くもり 

雪道で飼い犬を散歩させているヒト♂がいました。 
犬種はゴールデン・レトリバーでした。 
一方、私は橋を渡っているところで、イエイヌCanis lupus familiaris)と私の間にはカワラバト(=ドバト;Columba livia)の群れがいました。 
鳩に餌をやる通行人がたまにいるので、この場所に年中集まっているのです。 
30羽ぐらいの群れが路上(橋の上の歩道)に密集して採食していました。 
これからイヌとドバトがニアミスしそうです。 
次の展開を予想した私は、これは良いスローモーションが撮れるぞ!と期待して、240-fpsのハイスピード動画で撮影を開始しました。

飼い犬は多数のドバトを見ると、眠っていた狩猟本能が呼び覚まされたのか、喜び勇んで鳩の群れに向かって駆け出しました。 
イヌが近づくと、ドバトは次々と飛んで逃げ始めました。 
しかし鳩は飛び立っても短く飛ぶだけで、イヌから安全な距離を保ってすぐに着地します。 
イヌが来れない(リードが届かない)安全地帯に図太く居座って、採食を続けています。 
ドバトはいちいち飛んで逃げるのも億劫なのか、省エネのために歩いて(走って)逃げるだけの個体も多いです。 

このゴールデン・レトリバーは首輪だけではなくハーネスも装着した上で、飼い主がリードをしっかり握っているので、鳩を襲いたくても飼い主に制止されてしまいます。 
躾がしっかり行き届いているイヌのようで、飼い主のリードを振り切ってまでドバトに襲いかかることはしませんでした。 

これは私の想像ですが、この飼い犬(ゴールデンレトリバー)もドバトも互いに顔見知りなのかもしれません。 
毎日同じコースで散歩する度に出会っているとしたら、ドバトがこのイヌを舐めているのも納得です。 

獲物が目の前にいるのに自由に追跡できない状況は、イヌにとっては欲求不満が溜まりそうですが、楽しそうにドバトの群れを何度も追い散らしています。 
イヌが本気で駆け出したら、ドバトの群れが一斉に飛び立ちました。 
すると飼い主がたしなめるように、イヌの頭を軽くはたきました。 それでもゴールデン・レトリバーは鳩の群れに遊びの突進を繰り返しています。 

ゴールデン・レトリバーが元気に走り出すと、長い毛並みや垂れた耳や舌、尻尾、口周りの弛んだ皮膚が揺れて、見応えのあるスローモーション映像になりました。 
犬の吐く息が白く写っています。 
イヌはわざと余所見してドバトを油断させてから、一気に駆け寄る戦法をとることもありました。 
しかしドバトは、お見通しのようです。 
散歩中でリードに繋がれた飼い犬は、そもそも本気で獲物を捕れるとは思ってないようで、鳩に口で噛みつこうとはしていません。 
逃げる鳩を追い散らすのが楽しいだけなのでしょう。
ヒトの幼児も公園で楽しそうに走り回って、鳩をわざと追い散らす姿をよく見かけます。 
アイスバーンで犬の足がスリップすることもありました。 
飼い主はリードを引っ張って踏ん張り、なんとかイヌを制止しようとしています。 

なかなか見応えがあるハイスピード動画が撮れました。 
あとは2丁拳銃を乱射する演出を追加して、劇的なBGMを付ければ、B級アクション映画のワンシーンが出来上がりです。  

最後に私は、高画質のFHD動画に切り替えて撮影しながら、鳩の群れの横を通り過ぎます。 
人馴れしたドバトは、まったく逃げませんでした。 
のんびり羽繕いしている個体もいます。 
こんなラストシーンは蛇足なのですけど、低画質のハイスピード動画だけを投稿するよりも、このFHD動画と連結した動画を投稿した方が、YouTubeでは高画質動画としてアップロードされるのです。


2026/04/05

冬枯れが進む里山で緑の下草を次々に採食するニホンカモシカ♀

 



2024年12月上旬・午後15:00頃・くもり 

里山で遭遇した同一個体のニホンカモシカ♀(Capricornis crispus)が警戒を解いて下草をひたすら食べるシーンをまとめました。 

冬枯れが進む山中でカモシカは頭を下げてゆっくり歩きながら、まだ辛うじて緑色の下草を選んで食べています。 
採食しているカモシカの口元にズームインしても、私にはメニューの植物種を見分けられませんでした。 
花や果実などがない時期には、植物の名前を知りたくても素人には手がかりが乏しいのです。 
シカが好むグラミノイド(イネ科などの単子葉植物)ではなく、広葉の草本植物を次々に食べています。 
枯れ葉や枯れ草は避け、なるべく緑の葉を選んでいました。 
やや黄葉しかけた広葉草本を食べることは時々ありました。 
緑の草と一緒に、少量なら枯れ葉もムシャムシャと食べることはありました。 
常緑針葉樹のスギ幼木が近くに生えていたときも、スギの葉を食べることはありませんでした。(@4:20〜4:40) 

カモシカはときどき顔を上げて食草を咀嚼しながら私の位置を確かめ、油断しません。 
撮影中に、カモシカは一度も鼻息を荒らげて威嚇しませんでした。 

後ろ姿の股間にズームインしても、♂に特有の外性器(陰嚢や陰茎)が見えません。 
したがって、♀ではないかと思います。 
小便する体勢からカモシカの性別が分かるときもあるのですが、この個体は食事中に一度も排泄しませんでした。 

初冬になると、吸血性昆虫はもう活動しなくなります。 
その点では、カモシカにとって過ごしやすい季節のはずです。 
それなのに、尻尾をときどき左右に素早く振るのは、もう癖になっているのでしょうか。(※ 追記参照) 
体の皮膚をピクッと動かしたり、耳介をピクピク動かすことはなくなりました。 


※ 動画編集時に素材の順番を入れ替えました。 
例えば、後半の映像(@7:08〜)は実は山中で遭遇した直後に撮ったので、緊張でやや手ブレしています。 

食草をムシャムシャと咀嚼しながら、苔むした落葉樹(樹種はオニグルミ)の幹の匂いを嗅いだものの、眼下腺を擦りつけてマーキングしませんでした。 


※【追記】 
このはNo3:ユニークな日本の生きもの』を読んでいたら、ニホンカモシカに限らず哺乳類が尻尾をよく振っている理由が書いてありました。
尾を振ることで肛門にやってくる虫を追い払う。(p45「動物はしっぽでなにをする?」より参照)
吸血性昆虫ではなくハエ類を追い払うためというのは、個人的に盲点でした。 


2026/04/03

カキノキ巨木の下の雪原で落果を拾い食いするニホンザルたち【トレイルカメラ】

 



2025年1月中旬

シーン0:1/3・午後14:23・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
郊外でスギの防風林に囲まれた畑の端に聳え立つカキノキの巨大な古木を自動撮影カメラで見張っています。 
落葉した枝には熟果がまだたわわに実っています。 


シーン1:1/7・午後12:33・晴れ(@0:03〜) 


シーン2:1/9・午後21:35・降雪(@0:06〜) 
晩に監視カメラが起動したときには、雪が激しく降っていました。


シーン3:1/10・午前4:20・降雪(@0:10〜) 
翌日の未明には激しい吹雪になっていました。 


シーン4:1/10・午前9:22・くもり(@0:21〜) 
朝になると、吹雪はすっかり収まっていました。 
新雪に覆われた雪面に、動物の歩いた足跡は付いていません。 
雪面のあちこちが窪んでいるのは、樹上からの落雪です。 
カキノキの横枝にも深く着雪していました。 
強風が一晩中吹き荒れた後でも、カキノキ樹上には熟果がまだ少し残っています。 
落果は積もった雪の下に埋もれてしまいました。 


シーン5:1/10・午後14:10・くもり(@0:25〜) 
雪が降っていなくても、強風が吹くと、隣の冠雪したスギ樹上からどんどん落雪します。 


シーン6:1/10・午後17:18・降雪(@0:31〜)
日の入り時刻は午後16:42。 
日が暮れると、また吹雪になりました。 


シーン7:1/11・午前8:43・くもり(@0:35〜) 
翌朝には雪が降り止んでいました。 
雪面に野生動物の足跡はありません。 


シーン8:1/13・午前0:51・濃霧(@0:38〜) 
翌々日の深夜には、夜霧が風に舞っていました。 

以上、トレイルカメラの誤作動で撮れた映像をつなげて、厳冬期の雪国の気象条件をお伝えしました。 


シーン9:1/13・午前9:31・晴れ(@0:43〜) 
ここからが本題です。 
おだやかに晴れた午前中に、子連れのニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)がカキノキ大木の右下の雪面に座っていました。 
子猿は母親♀の背中(腰)にしがみついています。 
やがて母猿は立ち上がると右へ進み、雪面に落ちていたカキノキ果実を拾い食いしました。 
母親♀におんぶしていた子猿も、母親♀の真似をして落果の破片を拾って食べました。 
ニホンザルは母親♀が子猿に餌を分け与えることはなく、落柿を食べ終えたらさっさと右へ移動を始めました。 
置いていかれた子猿が慌てて母親♀を走って追いかけます。


シーン10:1/13・午前11:30・晴れ(@1:24〜) 
カキノキの樹上からニホンザルが単独で降りてきました。 
最後は細い枝先にぶら下がり、雪面へ慎重に跳び下りました。 
雪原で落柿を採食しているようです。 


※ 動画編集時に自動色調補正およびモノクロ加工を施しています。 


2026/04/02

捕らえた家ネズミを弄んでから丸ごと平らげるイエネコ♂

 

2021年4月下旬・午後1610頃

今は亡き飼い猫のキジトラ去勢♂が若い頃に、家ネズミを狩って帰宅しました。 
持ち帰った獲物は家ネズミのようですが、ハツカネズミMus musculus)ですかね? 
(屋根裏や地下室などの室内で家ネズミを狩ったのかもしれませんが、その瞬間を見ていません。)

イエネコ♂(Felis silvestris catus)は私に獲物を奪われると思っているようです。
物陰に隠れようとするので動画に撮りにくく、獲物をじっくり見せてくれませんでした。 
ネズミはすでに死んでいて、ぐったりと動きません。 
それでも猫は、ネズミが生き返っても逃げないように、尻尾を前足で押さえつけています。 
前足で死骸をチョイチョイつついて、反応を見ています。 
やがて獲物を口で咥えると、何度も放り投げて遊び始めました。 
狩りに成功して興奮しているようです。 

ようやく狩猟本能が満足したようで、猫は獲物を捕食し始めました。 
家ネズミの尻尾を左前足で押さえつけながら、ネズミの頭部を首から噛み切ると、頭骨もバリバリと噛み砕きながら食べました。 
断頭されたネズミの首の切り口から赤身の肉が見えるものの、出血はありません。 
猫はネズミの尻尾を押さえていた前足を離すと、ネズミの残った身体を食べ進みます。 
毛皮も足も尻尾も全て残さずペロリと平らげました。 
家ネズミを完食した後は、獲物の体液(血液?)で少し汚れたカーペットを舐めました。 

ネズミを捕食しても物足りなかったらしく、ケージに歩み寄ると、トレイに入ったキャットフードをガツガツ、ボリボリと食べました。 
育ち盛りですごい食欲です。
キャットフードは別腹のデザートなのでしょうか。
水を飲むことはありませんでした。

これでようやく満腹になったようで、捕食現場に戻るとカーペットの匂いを嗅いで舐めました。 
最後はお気に入りの絨毯に移動すると、座りこんで前足を舐めたり顔を拭ったりして、食後の毛繕いをしました。 


※ 捕食シーンで咀嚼音(獲物の骨を噛み砕く音)が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【余談】
実はこの数日前にも、同一個体のキジトラ♂による捕食シーンを観察しています。(映像なし)
その時は獲物の家ネズミはまだ生きていて、室内を素早く走って逃げ回るネズミを追いかけて再捕獲する遊びを繰り返していました。 
「窮鼠猫を噛む」は実現しませんでした。 


【アフィリエイト】 

2026/04/01

厳冬期にスギ防風林を遊動しながら雪面で何かを拾い食いするニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2025年1月中旬

シーン0:1/3・午後14:47・くもり・気温11℃(@0:00〜) 
田畑を囲むように、防風林としてスギが植林されています。 
そのスギ林の雪面に鳥の羽根が大量に散乱していました。 
肉食の捕食者(おそらく猛禽?)が獲物を狩った直後に、羽根を毟り取ったのでしょう。 
毟り取られた羽根の色は地味で黒っぽく、一部は茶色に縁取られていました。 
素人目には、なんとなくヒヨドリHypsipetes amaurotis)またはキジバトStreptopelia orientalis)かな?と思ったのですが、真面目に検討していません。 
秋に狩られた獲物ではなく、明らかに最近(冬の積雪期)に狩られた獲物のようです。 
獲物の血痕や死骸そのものは見つかりませんでした。 
キツネやテンなど肉食獣の仕業かもしれませんが、雪面に動物の足跡は付いていません。
散乱している羽毛の羽軸をじっくり観察すれば、引き抜かれたのか毟り取られたのかの違いで、猛禽の仕業かどうか区別できるそうです。 
しかし、当時の私はその知識がありませんでした。 
猛禽だとすれば、当地ではノスリ、トビ、フクロウなどをよく見かけます。 

現場はスギ防風林の角で、隣はソバ畑が雪原になっていました。 
ミツバアケビなどの蔓植物でマント群落の藪が形成され、藪が枯れた冬でも周囲から目隠しされていました。 
幼木の時期に雪圧で大きく曲がったまま逞しく育ったスギの木が隣にあり、猛禽にとって格好の止まり木になっていそうです。 
その止まり木?の下に猛禽が吐き出したペリットを探したのですが見つかりませんでした。 

同じ場所に捕食者が戻ってくるのではないかと期待して、トレイルカメラを設置して見張ることにしました。 
もしここがお気に入りの調理場(屠殺場)なら、毎回狩りの後に獲物の羽根を毟る行動が記録されるはずです。 
あるいは、雪面に散乱した鳥の羽根を、断熱用の巣材として持ち去る野鳥が写るかもしれません。 
AIに相談しても、捕食者は毎回違う場所で(獲物を狩った場所の近くで)羽根を毟るはずだと否定的な見解だったのですが、どうしても自分で確かめないと気が済まなかったのです。

結論を先に言うと、確かに猛禽などの捕食者はその後監視カメラに一度も写りませんでした。 
しかしフィールドにトレイルカメラを設置すれば何かしらの(思いがけない)収穫があるので、それを紹介していきます。 

この記事では、ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/13・午後15:04・気温0℃(@0:06〜) 
10日後に監視カメラが起動すると、鳥の羽根は、積もった雪の下にすっかり埋もれていました。 
黒い首輪を装着したニホンザルが来ていました。 
スギ林床の雪面から何か小さな物を右手で拾って食べました。 
辺りを見回してから、スギの手前を右へ立ち去りました。 
スギ林床の雪はガリガリに凍っているようで、猿が歩いても足跡が残りませんでした。

群れの後続個体が画面の奥から登場し、右下へ遊動して行きます。 
急にスギの落枝や落ち葉が降り注いだり枝葉が揺れたりしたので、死角で別個体のサルがスギの灌木によじ登ったようです。 
しばらくすると、ガサゴソと激しい物音♪がしてから、樹上から雪面に降りてきた子猿が林床を右へ横切りました。 


シーン2:1/20・午後12:17・晴れ・気温9℃(@1:38〜) 
1週間後の晴れた昼下がりに、たまたま撮れた現場の様子です。 


シーン3:1/20・午後14:15・くもり・気温1℃(@1:41〜) 
左から奥に歩いて来た猿が立ち止まると、スギ林床の雪面で何かを拾い食いしました。 
ちょっとした坂を登って奥の林道(雪道)に達すると、路肩に座り込みました。 
近くのスギの枝葉が揺れたのは、さらに別の個体が死角からよじ登ったからと思われます。 


【考察】 
トレイルカメラの画角が狭いので、一度に少数の個体しか写りませんが、このスギ防風林は、ニホンザルの群れが安全に遊動できる緑の回廊になっているようです。 
林床で何を採食したのかメニューが気になりますが、休眠越冬中の虫やクモが落葉落枝と一緒に落ちていて、それを拾い食いしたのではないかと想像しています。 
いくら餌の少ない厳冬期でも、常緑針葉樹であるスギの葉や球果をニホンザルが食べるはずはありません。 
(スギの球果からこぼれ落ちた種子を食べたのかもしれません。)

つづく→

2026/03/31

日光浴しながら沢で小石を舐めるキタテハ秋型(ミネラル摂取)

 

2024年10月下旬・午前11:10頃・晴れ 

山麓で緩斜面をチョロチョロ流れる沢に秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が止まっていました。 
翅を全開にして秋の陽射しを浴びながら、小石の隙間に口吻を伸ばして舐めています。 
沢の水を吸って、含まれている微量のミネラル成分を摂取しているのでしょう。 
広げた翅が太陽に対して正対するように、その場で少し方向転換したので、やはり吸水しながらも効率よく体温を上げるために日光浴しているようです。 



動画を撮りながら私がキタテハに近づいたら、すぐに羽ばたいて飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:40〜)

2026/03/30

雪面からカキノキの枝先に跳びつき、よじ登って熟柿を食べるニホンザル【トレイルカメラ】

 



2025年1月中旬・午後15:40頃・晴れ 

雪国で厳冬期にカキノキの巨木を自動撮影カメラで見張っています。 
落葉した枝には、甘い熟果がまだ少し残っています。 
雪原(大雪が積もった畑)をニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れがばらばらに遊動しています。 

しばらくすると、画面の右端で面白いことが起こりました。 
雪面を歩いてきた若い猿が、カキノキの枝先に跳びつこうと何度もジャンプする影だけが見えました。 
ようやく成功すると、大きくしなる枝先からそのまま器用によじ登り、横枝に腰掛けました。 
樹上で日光浴を楽しんでいるのでしょうか。 

手を伸ばして枝先に残った熟柿を手繰り寄せようとしても、届きませんでした。 
そこで別の枝に移動し、画角の外に消えました。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
地上からジャンプして枝先を掴んで登るという、今回の木登り法は特殊で、この1回だけしか録画されていませんでした。 
若い猿の遊び心というかチャレンジ精神が発揮されたのかもしれません。 
他の猿たちは、カキノキ大木の太い幹の根元からよじ登ります。(映像公開予定) 

想像ですが、もしかするとこのニホンザル個体は、初めから枝先を掴もうと(木登り目的で)雪面で飛び跳ねていたのではなくて、カキノキの垂れ下がった枝先に残っていた果実をジャンプして取ろうと頑張っていたのかもしれません。
欲を言えば、トレイルカメラの画角をもう少し右に向けて設置しておけば、ニホンザルが雪面から枝先に跳びつく決定的瞬間を撮れたはずです。 
それでも影絵で記録できたので、想像力を掻き立てる面白い映像作品になりました。 



2026/03/29

大雪が積もった二次林の営巣地を1〜3頭でうろつくホンドタヌキ:12月下旬〜1月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年12月下旬〜2025年1月中旬

シーン0:12/25(@0:00〜) 
平地の落葉した二次林で、元々はニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)だった巣穴を2台の自動センサーカメラで見張っています。 
今季はアナグマではなく、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がここで越冬しているようです。 

ホンドタヌキの登場シーンを以下にまとめました。 
特筆すべき事件は個別の記事にしたので、残り物になります。 


シーン1:12/31(@0:07〜) 
大雪が積もって巣穴L、Rが完全に埋もれてしまいました。 
単独でやって来たタヌキが深雪のセットをラッセルしつつ、巣穴を探し回っています。 


シーン2:1/8(@1:39〜) 
セットを往来する動物の足跡が雪面に残っていますが、雪面が凍っているときにタヌキが歩いても、足跡が残りません。
巣口Rは開口していて、通りすがりのタヌキが顔を突っ込んで匂いを嗅いでいます。 
 てっきり巣口Lは深い雪の下に埋もれたのかと思いきや、かろうじて開口して、タヌキが匂いを嗅ぎました。(@4:33〜) 


シーン3:1/11(@4:51〜) 
更に容赦なく豪雪が積もり、巣口LもRも深い雪の下に完全に埋もれました。 


シーン4:1/12(@4:55〜) 


シーン5:1/13(@5:17〜) 
単独タヌキが、大雪で埋もれたセットをひたすら往来しています。


シーン6:1/14(@5:41〜) 
ペアで来たタヌキが、かろうじて開口した巣口Rを調べています。 
雪面に座り込んで毛繕いしました。 
この巣穴Rで越冬しているペアだと思うのですが、なぜか巣内に入ろうとはしません。 
巣口Lの辺りをうろついても、雪かきをして掘り出すことはしませんでした。 
いつの間にか、タヌキが3頭に増えていました。(@9:18〜) 
順番に巣口Rを点検してから立ち去りました。 

晩遅くには雨が降っていました。 
単独でうろついていたタヌキが、雪の下に浅く埋まっていた餌を掘り出して食べました。(@10:22〜) 
残念ながら立木の陰になっていて、メニューは不明です。 
食後は毛繕いしました。 
右へ立ち去る途中で身震いし、雨で濡れた毛皮の水気を振り落としました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


ランダムに記事を読む