ラベル 食事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 食事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026/06/15

山道で出会ったニホンザルの大群

 

2024年10月上旬・午後14:20頃・くもり 

私が峠道を歩いて下山して麓の里に近づくと、前方の路上に野生ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の群れがたむろしていました。 
私とは逆に、麓の方から登ってきたようです。 
(里の集落から追い払われてきた?)
車道にはクリの落果が散乱しています。 
遊動の途中で栗拾いして食べるニホンザル個体がいました。 
道端に座って自分で毛繕いしたり、道に寝そべって仲間に対他毛繕いしてもらったり、のんびりしています。 
対他毛繕いからの流れでマウンティングに発展することもありました。 
GPSや電波発振器の付いた黒い首輪を装着している個体も群れには含まれていました。 
元気な子猿は走り回ったり、道端の木に登ったり飛び降りたりしています。 

時間に余裕があれば猿をもっとじっくり腰を据えて観察するのですけど、山から早く帰らないといけない私は、動画を撮りながらゆっくり歩いてニホンザルの群れに近づきました。 
警戒した猿たちは、舗装路の左右の茂みに逃げ込みました。

雪が溶けた小川の岸で草を食べるカルガモのペア(冬の野鳥)

 

2025年3月上旬・午前9:00・曇りのち晴れ 

雪国の郊外を流れる小川(農業用水路兼融雪溝)の岸辺で、♀♂つがいと思われる2羽のカルガモAnas zonorhyncha)が仲良く並んで採食しています。 
雪解けが進む畑の端で、泥にまみれたイネ科の雑草を食べていましました。 
畑に積もった残雪の端から嘴を突っ込んで、雪の下に埋もれていた草を食べています。 
よく観察すると、青々とした草の葉そのものを千切って食べるというよりも、草の根元の根っこや散らばっている草の種子、土壌生物などをまとめて食べているようです。 

食事中のカルガモ♀♂は、定期的に背後を振り返って、泥で汚れた嘴を用水路の流水でゆすいでいます。 
飲水行動なら一口ごとに上を向いて、嘴ですくった水を喉に流し込むはずです。 
それをやらないということは、小川の雪解け水を飲んではいないようです。 

やがて、1羽のカルガモが岸から小川に入りました。 
流れに乗って下流に泳ぎながら、嘴を再び水でゆすいでいます。 
小川を少し下っただけで左岸に再上陸すると、未開拓の餌場で採食を始めました。 

この小川の岸辺が雪かきされていたのは、一部はカルガモの仕業だったのかもしれません。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



【アフィリエイト】

2026/06/11

雪国でキジ♀♂の群れが小川沿いで採食した後に雪原を歩いて止まり木へ(冬の野鳥)

 

2025年3月上旬・午前9:00頃・くもり 

夜中から早朝にかけて少し雪が降り、うっすらと乾雪が積もりました。 
郊外で1羽のキジ♂(Phasianus versicolor)が雪原(雪の積もった畑)を歩いて来る姿を見つけて、なにげなく動画を撮り始めると、なかなか面白いドラマが見れました。 

雪面にキジ♂の歩いた足跡が残ります。 
軽く羽ばたいて、手掘りの細い用水路を飛び越えました。 
小川の岸に沿って雪解けが進んでいるのですが、そこでキジ♂は採食を始めました。 
少ない積雪を嘴でかき分け、雪に埋もれ青々とした草(イネ科植物)を啄みました。 

♂に注目していた私は初め気づかなかったのですが、地味なキジ♀も近くで採食していました。 
雪が溶けて地面が露出した小径で、泥濘を啄んでいます。 
草の種を拾い食いしているのでしょう。
他にはツグミTurdus eunomus)も仲良く採食していたようで、ホッピングしながら地上を横切りました。(@1:27〜) 

少しの食事で満腹になったのか、キジ♂は再び用水路を飛び越えて、左の雪原に戻って行きます。 
トコトコ歩き去る後ろ姿をずっと撮り続けると、民家の敷地へ入りました。 
雪国(豪雪地帯)では一冬に何度も屋根から雪下ろしするので、軒下に雪の山が形成されます。 
キジ♂はその上を乗り越えて更に奥へ向かいます。 
最後は右折して民家の陰に隠れてしまい、姿を見失いました。 

その後、2羽のキジ♀が♂の後をトコトコ追いかけて行きました。 
繁殖期にはまだ少し早いですけど、キジは♂1♀2のハレム(群れ)を形成していたことが分かりました。 
体重の重いキジは飛ぶのが苦手で、長距離の雪道(悪路)でも歩いて移動します。 
薄っすらと積もった新雪の表面にキジ♀♂の歩いた足跡が残ります。 

【アフィリエイト】 


雪に埋もれかけた落葉樹(庭木の桜?)に辿り着くと、ようやく落ち着いて立ち止まりました。 
「庭には二羽雉♀がいる。」 
キジ♀の羽根は♂とは違って地味な保護色で、確かに落葉樹の下では目立ちません。 
身震いしたり、広げた尾羽を左右に素早く振ったり、翼をバサバサと羽ばたかせたりしました。 

やがて、1羽のキジ♀が雪面から落葉樹上に飛び上がりました。 
ここが夜のねぐらだったのかな? 
もう1羽は飛ばずに、歩いて低い横枝を伝って木に登りました。
2羽のキジ♀は同じ止まり木で左右に少し離れて休みます。 
しかし片方の♀は落ち着かず、枝から枝へ少し飛んで(軽く羽ばたいて)移動しました。
雪原に一旦下りると左から回り込んで、同じ止まり木の別な枝に登り直します。 

最後に、キジ♀が羽ばたいて止まり木に飛び上がるシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@6:33〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
雪国で留鳥として逞しく暮らすキジ♀♂の様子を観察できました。
せっかく小川に来たのに、キジ♀も♂も水を浴びたり飲んだりしませんでした。 
あちこちの水場に無人カメラ(トレイルカメラ)を設置しても、キジのそうした行動はなぜか一度も撮れたことがありません。 
冬には雪を食べて喉の乾きを癒やすのかもしれません。 


2026/06/09

サクランボの庭木で熟果を採食するムクドリ(野鳥)

 

2026年5月下旬・午後14:00頃・晴れ 

民家の裏庭でサクランボ果樹の果実が熟して赤く色づきました。 
果樹園のように防鳥ネットを被せる対策をしていないため、野鳥がサクランボ熟果を食べに集まっていました。 

サクランボを食害するムクドリSturnus cineraceus)を見つけました。 
群れで来ていたのですが、私を警戒して次々に飛び去ってしまい、これは逃げ遅れた(図太い?)個体です。 

しばらくすると警戒をとき、枝から枝へ伝い歩きしてから、身を乗り出してサクランボの果実を食べました。 
果柄は枝に残したまま、丸い実だけを嘴で器用にもぎ取りました。 
手前に生い茂った若葉が邪魔ですが、ムクドリはサクランボの熟果を丸呑みしたようです。 
今度は後ろ向きでサクランボを丸ごと飲み込んでから、嘴を足元の枝で念入りに拭いました。 

風が吹いて果樹の枝がザワザワと激しく揺れています。 
家の住民がガレージ前で車にエンジンをかけて出かけても、樹上のムクドリは逃げませんでした。 
樹上で身震いしたり、小声で呟いたりしています。 
必要以上に嘴を激しく枝に擦りつけたのは、隠し撮りを続ける私に対してフラストレーションが溜まったのかもしれません。(苛立ちの転移行動?) 
最後は枝葉が生い茂るサクランボ果樹の中央部に移動して、私から完全に隠れてしまいました。 

サクランボを食べに集まったムクドリは後ろめたいのか(罪悪感?)ヒトに対して警戒心が強く、食事の決定的瞬間をなかなか撮らせてくれません。 

一緒に来ていたスズメの群れがチュンチュン♪鳴き続けています。 
スズメがサクランボを食べた映像も撮れました(近日公開予定)。


【考察】 
ご存知の通り、サクランボの果実(核果)には大きな種子が1個含まれています。
スズメと違って体の大きなムクドリは、サクランボの熟した果実を丸ごと飲み込みました。 
したがって、ムクドリはサクランボの種子散布者になります。 
採食後に排便してくれたら、種子散布の一部始終を撮影できたことになるのですが、残念ながら一度も脱糞しませんでした。

2026/06/05

原っぱでのんびり過ごす三世代のニホンザル

 

2024年11月中旬・午後13:30頃・晴れ 

山麓の集落の原っぱで、幼い子猿を胸に抱えたニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)と老齢♀が並んで座りました。 
若い母親♀は幼獣に対他毛繕いしてやります。 
その手前でお婆さん猿(※)が、のんびり体を掻いたり、欠伸をしたりしました。 
老齢♀が急に左手を前方に伸ばして、草むらから何かを摘み上げて食べました。 
バッタなど小さな虫を捕食したのかもしれません。 
咀嚼してから欠伸したものの、口内の餌は見えませんでした。 

背後にある塀の手前では、別個体の子猿が遊んでいます。 


※ 「お婆さん」と呼んで良いのか分かりませんが、子連れの♀よりも年増であることは確かです。 
三世代の家族(老母と娘と孫)ではないかと勝手に想像しています。

2026/06/03

掠れた声で鳴いて♪母衣打ちするキジ♂(野鳥)

 

2026年4月中旬・午後15:55頃・晴れ 

春の休耕田で1羽のキジ♂(Phasianus versicolor)が畦道に登って、枯草を啄んだり、嘴で枯草をかき分けたりしていました。 
虫や草の種子を食べてるようです。 
その奥には民家の庭があって、草※が青々と生えているのに、なぜかキジ♂は近寄りませんでした。 
(※ スギナやヒメオドリコソウ、ナズナ、スイセンなどが見えます。) 

採食中にキジ♂が急に立ち止まって背伸びし、縄張り宣言の母衣ほろ打ちを披露しました。 
母衣打ちの際は、目立つように(声が通るように)周囲よりも一段高いお立ち台で鳴くことが多く、今回も畦道に登ってやりました。 

ケンケーン♪という鳴き声が、この個体では掠れていた(ハスキー・ボイス)ので、俄然興味がわきました。 
こんな掠れ声のキジ♂を今まで聞いたことがありません。 
現場で聞いた生の鳴き声の印象と、動画で録音された鳴き声は少し違っています。 
音割れしないようにカットされた音声成分があるのかもしれません。 

母衣打ちを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@1:14〜1:28) 
ケン、ケーン♪と2声鳴くのに合わせて、その場で2+8回素早く翼を羽ばたき、ドドドドド…という重低音のドラミングを発していました。 
このとき目の瞬膜が何度か閉じていたのは、激しい羽ばたきで舞い上がるゴミが眼球に入らないようにしているのでしょう。 

母衣打ちの直後は興奮状態なのか、全身の羽毛が逆立っていました。 
身震いすると鳥肌が収まり、採食を再開しました。 
畦道から左の休耕地に降りると、足早に枯野を横切り始めました。 
流し撮りする私を警戒したのか、後半は走って逃げています。 
途中で急に立ち止まったので、もう一度母衣打ちするかと期待したのですけど、結局鳴かずに左へ立ち去りました。 
逆光になると、キジ♂の色鮮やかな羽毛がほぼ黒色(シルエット)にしか見えなくなります。 


【考察】 
キジ♂の母衣打ちには、ドラミングの回数に個体差があることが分かっています。
掠れ声(ハスキーボイス)の♂個体と今回初めて出会いました。
♀へのセックスアピールに♂の声質が影響するでしょうか? 
つまり、このハスキー♂は同種の♀に対して人気(魅力)があるのかないのか、気になります。
繁殖期のキジ♂は母衣打ちで隣の♂と張り合って縄張り争いをしている訳ですが、ハスキー♂は良い縄張りを持てているのでしょうか?
掠れ声は♂にとってハンディキャップになっているのか知りたいところですが、実際にフィールドで調べるのは大変そうです。


掠れ声の母衣打ちを声紋解析してみる

オリジナルの映像ファイルから音声をWAVファイルに抽出し、母衣打ちの部分を編集で切り取ってから、スペクトログラムを描いてみました。
あいにく、大声で絶叫する直前に春風の風切り音(ノイズ)がマイクに入ってしまっています。



2026/05/27

スギの木の下で新雪の下から餌を掘り出して食べたホンドタヌキと食べられなかった個体【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬

雪国のスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCをトレイルカメラで見張っています。 


シーン1:2/21・午後18:53・気温-3℃(@0:00〜) 
最近の溜め糞は、雪面に露出していました。 
晩に単独で登場したタヌキが浅い新雪を手前から奥へ歩くと、足跡が残ります。 

スギの木の左下でなぜか雪面を前足で掘り始め、何かを食べました! 
雪の中の浅いところに埋まっていた餌をタヌキは匂いだけで掘り当てたことになります。 
残念ながら後ろ姿ですし、映像を拡大しても採食メニューは不明です。 
振り返ってカメラ目線になると、赤外線を反射して両目が爛々と光っています。

食後のタヌキは、また奥へと歩き始めました。 


シーン2:2/22・午前0:03・気温-4℃(@1:00〜) 
約5時間10分後、日付が変わった深夜に、またタヌキが単独でやって来ました。 
後ろ姿では同一個体か別個体か、見分けられません。
素人目には、尻尾の黒班が似ています。

雪深い溜め糞場WBCを素通りし、スギの根元や幹の匂いを嗅ぎ回っています。 
前回採食した同一地点で、雪面を前足で掘り始めました。 
この個体はタペータム(輝板)の反射が左右非対称で、左目が失明していました。 
さっきと別個体が餌の残り香を嗅ぎつけたものの、遅かったようです。 
スギの木の下に二匹目のドジョウは居ませんでした。 


2026/05/25

雪解け後にヒメウコギ生垣の冬芽や下草をついばむキジ♀(冬の野鳥)

 



2026年2月下旬・午前8:10頃・くもり 

ようやく雪が溶けた畑の端で、ヒメウコギの生垣の下に潜んでいたキジ♀(Phasianus versicolor)が採食を始めました。 
生垣に沿ってゆっくり歩きながら、あちこち地面を啄んでいます。
植物の種子を拾い食いしているのでしょうか。

特に好んで食べている緑の若葉は、シソ科多年草のカキドオシですかね? 

雪国のカキドオシは、冬も葉を地際に広げたまま越冬することが多いです。 ただし、寒冷地では葉を落とすこともあるため、積雪や寒さの強い地域では「雪の下で常にロゼット状のまま」とは限りません。global+2

つまり、一般的には「雪が溶けた早春にその場で若葉が一斉に開く」というより、冬の時点で低いロゼット状の葉を残し、春にそのまま生長を再開するイメージが近いです。 ただし実際の見え方は、積雪量、寒さの強さ、日当たりで変わります。city+2   (Perplexity AIの回答より引用)


キジ♀は広葉草本の緑の葉を選んで食べていて、枯れた落ち葉は決して食べません。 

ヒメウコギ灌木の生垣は落葉したままですが、枝先に付いた冬芽もキジ♀はときどき啄みました。 

食事の合間に、胸元の羽根を嘴で整えたり、その場で激しく身震いすることもありました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【アフィリエイト】 

2026/05/18

朽ちた木片を味見するニホンザル幼獣の謎

 

2024年9月中旬・午前11:45頃・晴れ 

用水路の岸に座ったニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)が空を見上げながら、痒い右腿を右手で掻いています。 
その背後から2頭の子猿が現れました。 

1匹の子猿が朽木の欠片を拾い上げ、口に咥えて齧りました。
食べられる餌ではないはずですが、横に居る母親は子猿の異食を制止したり叱ったりしませんでした。 
子猿が朽木の欠片を本当に咀嚼してすべて飲み込んだらびっくりしますが、すぐに吐き出したので、乳歯が生えた幼獣による「歯固め」的な行動ですかね? 



【考察】 
ChatGPTに相談してみました。 

Q1: ニホンザルの乳歯はいつから生えてくるか? 

A1: ニホンザル(ニホンザル)の乳歯は、かなり早い時期から生え始めます。 研究では、最初の乳切歯(前歯)は生後1か月未満で萌出し始める個体も多く、だいたい生後数週間〜1か月頃には前歯が見え始めます。乳歯列全体は、生後約1年までにほぼ完成します。([J-STAGE][1]) 萌出順序はおおむね: 1. 下・上の乳中切歯 2. 側切歯 3. 犬歯・第1乳臼歯 4. 第2乳臼歯 という流れです。([J-STAGE][1]) 野外観察でも、春生まれの子ザルは初夏には小さな前歯が見え始め、秋にはかなり乳歯がそろってきます。永久歯への交換は1歳以降から始まります。 [1]: 


Q2: ヒトの赤ちゃんでは歯が生え始めると、何かを噛みたくなるのでオシャブリを与えたりするが、ニホンザルでも同様か? 9月中旬の野外観察で、ニホンザルの幼獣が朽木の欠片を拾って噛んでいた。横に居た母親はそれを見ても叱ったり制止したりしなかった。朽木の欠片に栄養価があるようには思えないので、乳歯が生えた幼獣による「歯固め」の行動と解釈してみたのだが、どうだろうか。 


A2: 十分あり得る解釈です。少なくとも、「栄養摂取そのもの」よりも、口腔感覚・咀嚼練習・探索行動として木片を噛んでいた可能性は高いと思われます。

ヒト乳児の「歯固め」と完全に同じ概念として確立しているわけではありませんが、霊長類の幼獣では、歯の萌出期にさまざまな物体を口に入れたり噛んだりする行動がよく見られます。ニホンザルでも、

  • 木片

  • 樹皮

  • 小枝

  • 母親の毛

  • 自分の手足

などを口でいじる行動は普通に観察されます。

特に、あなたの観察のように、

  • 「朽木片そのものに明確な栄養価がなさそう」

  • 「飲み込むより噛むこと自体が目的に見える」

  • 「母親が制止しない」

  • 「乳歯萌出期と時期的に一致する」

という条件なら、「歯の違和感を和らげる」「咀嚼運動の練習」「感覚探索」の複合的行動として解釈するのは自然です。

また、ニホンザル幼獣は離乳前後に“mouth-oriented exploration(口を使った探索)”が非常に多く、ヒト乳児の oral exploratory behavior に近い側面があります。霊長類では手で触るだけでなく、口で材質・硬さ・味・温度を確かめる行動が発達初期に重要だからです。

一方で、慎重に言えば、「歯固め目的だった」と断定するのは難しいです。野外では次のような別解釈も残ります。

  • 単なる遊び

  • 採食の模倣

  • 将来的な採食技術の練習

  • 微量の菌類・昆虫・樹液を舐めていた

  • 感覚刺激そのものを楽しんでいた

特に朽木は、昆虫幼虫・菌糸・腐植臭など情報量が多い素材なので、幼獣にとって興味対象になりやすいです。

したがって、行動記述としては、

乳歯萌出期の幼獣による oral exploratory behavior

possible teething-related chewing behavior

くらいの慎重な表現が学術的には安全だと思います。

もし映像があるなら、

  • 実際に咀嚼していたのか

  • 舐めるだけだったのか

  • 飲み込んだか

  • 何分くらい続いたか

  • 反復したか

  • 同齢個体にも見られたか

などを確認すると、解釈の精度がかなり上がります。

2026/05/14

晩冬に防風林を横切りスギの木に登るニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2025年2月下旬 ・午前10:20頃および午後13:10頃・晴れ

雪国のスギ(杉)防風林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の通う溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 
ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 
この地点でニホンザルが写ったのは初めてです。

晴れて気温が上がるとスギ林の雪面は溶けて、腐れ雪(湿雪)になっています。 
獣道を通って奥から次々にニホンザルの群れがやって来ました。 
タヌキの溜め糞は雪の下に埋もれていて、サルは興味を示しませんでした。 

ある子猿は、口に何か丸い餌を咥えたまま運んで来ました。 
白い雪が付着していて、餌の正体は不明です。 
何かの果実でしょうか? 

元気いっぱいの子猿たちは、助走をつけたままスギの幹に跳びついて、よじ登りました。 
子猿の木登りシーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@x:xx〜) 
監視カメラに興味を示したのかと思いきや、どうも違うようです。 
雪面に落ちた影の動きを見ると、樹上のニホンザルは、何か採食しているようです。 
もしかすると、スギ林に隣接する落葉灌木からぶら下がった蔓植物キカラスウリの熟した瓢果をニホンザルは食べたのかもしれません。 

関連記事(同所同時期の撮影)▶ 雪国の森で厳冬期も樹上にぶら下がっているキカラスウリの熟果 


顔が紅潮した成獣♀の1頭は、黒い首輪を装着していました。 
この首輪装着個体は、同じ日の午後にもう一度登場します。

後半は、子猿がスギの木に登った後で、小声で甲高く鳴く声が聞こえます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2026/05/13

石垣の隙間に生えた苔をほじくり枯草をかき分け餌を探す雪国のツグミ(冬の野鳥)

 

2025年2月下旬・午後14:15頃・くもり 

今季は記録的な大雪が降りました。 
堀の水面に雪が積もって、完全に埋もれているように見えます。(凍ったかどうか不明) 
さらに近所の路上からスノーダンプで堀に排雪されていました。 
地上は深い積雪で覆われていますが、堀の石垣は露出しています。 

1羽のツグミTurdus eunomus)が石垣をトラバースしながら、餌を探し歩いています。 
石垣の隙間に生えた枯草や常緑の苔を嘴であちこち啄んでいました。 
草の種子や休眠越冬している虫を探しているのでしょう。 
嘴で枯草の根際をかき分けたり、苔を剥がしたりしています。 
石垣の隙間に詰まった苔や土をほじくり出しました。 
石垣に積もった雪の壁に付着した微小な虫を捕食することもありました。 (雪を食べたのではありません。) 


【アフィリエイト】 


石垣の表面には地衣類も生えていますが、地衣類に疎い私は種類とか見分けられませんし、ツグミも食べませんでした。
採餌の合間に、ツグミがチュピッ♪と一声鳴きました。(@1:07〜) 

石垣をトラバースしながらツグミが脱糞しました。(@2:51〜) 
白い液状便(正しくは尿)が垂れて、石が汚れました。 

ツグミはどんどん右に移動しながら探餌を続けています。 
石垣の上段に執着しているのは、何か意味がありそうです。 
雪解け水が滴り落ちて苔が常に濡れていたり(保湿)、日当たりが良くて気温が高かったりして、越冬している虫が多いのかもしれません。 




【アフィリエイト】 

2026/05/10

マンサクの樹上で虫を捕食するニホンザルの若いアルビノ

 

2024年9月中旬・午前11:35頃・晴れ 

山麓を遊動するニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れの中に若い白猿を見つけました。 
体毛が純白で瞳の色素が薄いので(青い瞳)、白変種ではなく、アルビノと思われます。 
顔や手足の皮膚が露出している部分は、血色の良いピンク色でした。 
群れの中でひときわ目立つので、しばらくこの個体に注目して観察することにします。 

林縁に自生するマンサクの灌木に駆け寄ると、一気によじ登りました。 
横枝の先まで登ると、私を凝視しています。 
高い樹上という安全地帯からなら、ヒトも怖くないようです。 

葉裏に隠れていた何かの虫を見つけて、直接食べました。 
白猿の口の端が緑色の汁で汚れたので、イモムシ(鱗翅目の幼虫)を捕食したのではないかと推測しています。 
この成功体験に味をしめた白猿は、マンサクの細い枝を手で引き寄せると、葉をかき分けたり裏返したりして、マンサクの葉裏を丹念に調べています。 
「二匹目のどじょう」ならぬ「二匹目のイモムシ」を狙っているようです。 
マンサクの葉も少しだけ齧って食べたようにも見えましたが、どうでしょうか。 


つづく→


【考察】 
マンサクの葉に居た虫の正体について、私には心当たりがありません。
かなり昔に、クスサンという蛾の幼虫が食樹でもないのにマンサクの枝で右往左往していたのを観察したことがあるぐらいです。

関連記事(16年前の撮影)▶ マンサクの枝先にクスサン幼虫(蛾) 

ChatGPTに色々と質問してみました。 

Q1: 9月中旬に山形県の山麓でニホンザルがマンサクの樹上に登り、採食していた。緑の葉を少し齧っていたが、枝葉をめくって何か葉裏に隠れている虫を丹念に探していた。マンサクの葉によく集まる、アブラムシなどの虫は知られているか?

A1: 結論から言うと、マンサク(マンサク)の葉に「特定の有名なアブラムシが大発生する」というような、よく知られた関係はあまり報告されていません。少なくとも、サクラとサクラアブラムシのような典型的な“強い対応関係”は知られていない樹種です。

ただし、今回の観察内容(葉をめくって裏面を丹念に探す)から考えると、サルが狙っていたのはかなり典型的に次のような小動物群です。

葉裏で見つかりやすい餌候補

  • アブラムシ類(アブラムシ)

  • カイガラムシ類(カイガラムシ)

  • ハダニ類(ハダニ)

  • 小型のガやハムシ類の幼虫

これらは特定の樹種に厳密に依存しない“広食性”の種も多く、マンサクにも状況次第で普通に付きます。特に山麓のような環境では、周囲の植生や季節条件によって一時的に個体数が増えることは十分あり得ます。

マンサクに関する補足

マンサクはタンニンなどを多く含むため、一般に「食害を強く受けにくい側の樹種」とされることが多く、
→ その結果として

  • 大型で目立つ食害(葉を食い尽くすような昆虫)は少なめ

  • 代わりに、葉裏に付く微小な吸汁性昆虫は見逃されやすい

という傾向があります。

ニホンザルの行動との対応

ニホンザル(ニホンザル)が見せた

  • 葉をめくる

  • 1枚ずつ確認する

  • 少量ずつ採る

という行動は、既知の採食行動の中では**「葉上・葉裏の小型無脊椎動物の採食」**とよく一致します。
特に初秋(9月中旬)は、夏に増えたアブラムシやダニ類がまだ残っている時期なので、タイミングとしても自然です。


まとめると、

  • マンサクに特異的な“有名なアブラムシ”は特に知られていない

  • しかし葉裏には一般的な小型吸汁性昆虫が付きうる

  • 観察されたサルの行動は、それらを狙った採食として非常に妥当

もし可能であれば、同じ場所でマンサクの葉裏を実際にめくってみると、かなりの確率で何らかの微小動物(あるいはその痕跡)が確認できると思います。


Q2: ニホンザルは生きたイモムシ(鱗翅目の幼虫)を捕食するか? 

A2: 結論から言うと、ニホンザル(ニホンザル)は生きたイモムシ(鱗翅目幼虫)を捕食します。頻度は高くありませんが、行動としては十分に知られている範囲です。

どの程度一般的か

ニホンザルは雑食性で、

  • 果実・種子・芽・樹皮

  • 昆虫・クモなどの無脊椎動物

を利用します。昆虫食は主食ではないものの、

  • とくに若齢個体やメスで観察例が多い

  • タンパク質補給として利用される

と考えられています。


イモムシに対する採食行動

イモムシ(鱗翅目幼虫)は

  • 動きが遅い

  • つかみやすい

  • 栄養価(特にタンパク質・脂質)が高い

ため、見つければ捕食対象になります。

実際の行動はあなたの観察とよく一致していて、

  • 葉をめくる

  • 枝葉を丁寧に探る

  • 見つけたらその場で口に運ぶ

という**“探索型の昆虫採食”**が見られます。


注意点:すべてのイモムシを食べるわけではない

ただし重要なのは、

  • 有毒・刺激毛を持つ種(ドクガ類など)

  • 強い化学防御を持つ種

回避される傾向があることです。

したがって、

  • 「無差別に捕食する」のではなく

  • 選択的に食べている

可能性が高いです。


あなたの観察との整合

前に述べられていた

  • マンサクの葉をめくって探す行動

は、

  • アブラムシなどの小型吸汁昆虫

  • あるいは小型のイモムシ

のどちらにも当てはまりますが、

  • 「丹念に探す」「やや大きめの餌を想定できる動き」

という点からは、**単なる微小昆虫よりイモムシのような“目に見える獲物”**を探していた可能性も十分あります。


まとめ

  • ニホンザルは生きたイモムシを捕食する

  • ただし主食ではなく、機会的・選択的な利用

  • 葉をめくる探索行動は典型的な昆虫採食の一形態

  • 有毒種は回避する可能性が高い


もし再観察できるなら、

  • 採食直後の咀嚼時間(イモムシは比較的長い)

  • 手でつまんでいるか、直接口で取るか

などを見ると、餌のサイズや種類の推定精度が上がります。



Q3: マンサク樹上で採食していたニホンザル個体は若いアルビノだった。瞳の色素も薄かった。アルビノ個体の色覚は正常なのか?

A3:結論から言うと、ニホンザル(ニホンザル)のような霊長類で見られるアルビノ(アルビノ)個体では、色覚は「完全に正常」とは言いにくく、多くの場合で何らかの低下や異常を伴うと考えられます。

ポイントは「色覚そのもの(錐体の機能)」と「それを支える眼全体の構造・光学条件」を分けて考えることです。


1. 錐体の種類そのものは保たれることが多い

ニホンザルはヒトと同じく三色型色覚(L・M・Sの3種類の錐体)を持ちます。
アルビノでも錐体の種類自体が消失するわけではないので、

  • 理論上は三色型色覚の“回路”は残っている

と考えられます。


2. しかしメラニン欠如による二次的影響が大きい

アルビノではメラニンが欠如するため、視覚系にいくつかの構造的問題が生じます。

(a) 網膜・中心窩の発達不全

  • 中心窩の形成が不完全になりやすい
    → 視力低下
    → 錐体の密度や配置も最適化されない

(b) 視神経の配線異常

  • 視交叉での神経線維の交叉比率が変化
    → 両眼視・空間認識に影響

(c) 眼内の散乱光の増加

  • 虹彩や網膜色素上皮の色素が薄い
    → 迷光が増える
    → コントラスト低下


3. 色覚への具体的な影響

これらの結果として、

  • 色の弁別能力(特に微妙な差)は低下しやすい

  • 明るい環境ではまぶしさ(羞明)が強く、視覚情報の質が落ちる

  • コントラスト感度の低下により、色の識別が間接的に悪化

つまり、
「三色型ではあるが、実用的な色覚性能は低下している可能性が高い」
という状態です。


4. 行動観察との関係

今回の観察のように

  • 葉をめくる

  • 近距離で丹念に探す

という採食は、

  • 色覚よりも近距離視・動き検出・触覚的探索に依存する側面が強い

ため、アルビノでも十分成立します。むしろ

  • 視力低下を補うために探索行動が丁寧になる

可能性もあります。


まとめ

  • アルビノ個体でも三色型色覚の基本構造は残る

  • ただしメラニン欠如に伴う眼の発達異常により
    → 色の識別能力は通常個体より低い可能性が高い

  • 近距離での昆虫採食のような行動には大きな支障は出にくい


もしその個体を継続観察できるなら、

  • 強い直射日光下での行動(目を細める・日陰を好むか)

  • 採食時の距離(顔をどれくらい近づけるか)

などを見ると、視覚特性との関連がもう少し見えてくると思います。







【アフィリエイト】 

2026/05/05

雪国のスギ林床で餌を食べ歩くキジバトの群れ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年2月中旬・午前10:25頃・くもり・気温5℃ 

スギ防風林の中にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCを自動撮影カメラで見張っています。 

キジバトStreptopelia orientalis)3羽の群れが、落ち葉や落枝が散乱した雪面を歩き回りながら、あちこち啄んでいました。 
スギの球果から林床の雪面にこぼれ落ちた種子を食べ歩いているのでしょう。

右の個体がタヌキの溜め糞に近づきかけたものの、右に離れて行きました。 
キジバトは種子食性なので、タヌキの糞塊に含まれる植物の種子を食べるかと期待したのですが、予想が外れました。 

左の2羽は仲良しで、並んで採食しています。 
キジバトの小群は手前へ立ち去りました。 


つづく→

2026/05/03

ニホンザルの採食行動を真似て、ミズヒキの実(赤マンマ)を採取してみる

 



2024年10月上旬〜中旬〜下旬 

トレイルカメラで撮れた映像はやや遠かったので、ミズヒキに馴染みのない視聴者には猿が何をしているのか分かりにくかったかもしれません。 
ミズヒキの穂を私が手でしごいて実(赤マンマ)を採取する様子を実演してみました。 

昔は幼少期の「ままごと」でよく集めたものです。 
「アカマンマ」と称して、ミズヒキやイヌタデの実をお椀一杯に集めればお赤飯(の真似事)になるのです。 
田舎の子供は今でもやっているのかな? 



シーン1:10/17・午後14:35頃・くもり(@0:00〜) 
裏庭に咲いていたミズヒキで試してみます。 
左手でミズヒキの茎を摘み、下から上に果穂をしごいて痩果を採集します。 
ゆっくりしごかないと、プチプチと音を立てて弾け飛んでしまう実も多く、無駄が多いことが分かりました。 


シーン2:10/21・午後12:45頃・晴れ(@0:44〜) 
二次林の林床に咲いていたミズヒキでも実演してみました。 


シーン3:10/10・午後12:45頃・気温14℃(@1:30〜) 
里山の湧水湿地帯に設置したトレイルカメラで撮れた映像を再掲します。 
ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが左から遊動してきました。
一部の個体が、水溜りの岸辺に自生するミズヒキの茎を手でしごいて痩果を食べていました。 
手を使わず、穂花を口に咥えながらしごいて直接食べることもありました。 

初めは1.5倍に拡大した映像をお見せします。 
次に等倍のオリジナル動画でリプレイ。 


【考察】 
ミズヒキにとってみれば、種子捕食者の採食行動は災難でしかありませんが、収穫の際に痩果がこぼれ落ちて種子散布にわずかながらも寄与しているかもしれません。 
Perplexity AIで調べてみると、ミズヒキ種子の散布形式は意外にも付着散布でした。

ミズヒキ(Persicaria filiformis)の痩果は、主に動物付着散布(エピズォオコリー)です。wikipedia+1

散布の仕組み

成熟した痩果は宿存する花被片に包まれ、花柱が残存して先端が鉤状(カギ状)に曲がります。この鉤状花柱が動物の毛、羽、または人の衣服に絡みつき、運ばれて離脱します。kotobank+1
果実はレンズ状(長さ約2.5mm)で小型・軽量、柄の関節から簡単に落ちる構造も付着散布に適しています。matsue-hana+1

補足

  • 水辺に生育するため水流散布の可能性もありますが、主文献では動物付着が強調されます。wikipedia

  • タデ科イヌタデ属の多くが同様の鉤状構造で付着散布に適応しています。kotobank


念のためにChatGPTにも問い合わせてみた(セカンド・オピニオン)回答がこちら。

ミズヒキ(ミズヒキ(Persicaria filiformis))の痩果は、主に**付着散布(epizoochory)**によって運ばれます。

仕組み

ミズヒキの果実(痩果)は非常に小さいですが、外側に**かぎ状の突起(微細な刺状構造)**を持っています。これが重要です。

  • 動物の体毛(哺乳類)や羽毛(鳥類)

  • 人の衣服

などに引っかかることで、親株から離れた場所へ運ばれます。

特徴的な点

  • いわゆる「ひっつき虫」の一種だが、
    オナモミやヌスビトハギのような大型で目立つ構造ではなく、
    非常に小さく、気づかれにくいのが特徴です。

  • 林縁や林内の獣道沿いに多いのは、こうした動物依存の散布様式と整合的です。

補足

タデ科の仲間には風散布や水散布も見られますが、ミズヒキは形態的に見て風で遠距離に飛ぶ構造はなく、基本はこの付着散布が中心と考えられています。


キンミズヒキ(バラ科)の実が「ひっつき虫」のように付着散布されるのは経験から知っていたのですけど、ミズヒキ(タデ科)もそうだとは気づきませんでした。 

野山を遊動するニホンザルの毛皮にミズヒキの痩果が付着し、互いに毛繕いしながら食べたはずです。 
その味を知った猿たちはやがて、自生しているミズヒキの穂から痩果を直接採食するようになったのかもしれません。 


2026/05/02

初冬の山で落葉性灌木の葉を食べ歩くニホンカモシカ♀

 



2024年12月上旬・午後14:50頃・くもり 

冬枯れの進む里山で遭遇したニホンカモシカ♀(Capricornis crispus)が落葉性灌木の葉を食べ歩くシーンをまとめました。 
紅葉や黄葉が進行中ですが、完全に枯れた葉は食べず、緑の葉をちびちびと食べています。 
採食メニューの樹種が私には見分けられなかったのが残念です。 
なんとなく、ミツバアケビの葉を食べたかな?と思うのですけど、どうでしょうか。

ルリシジミ♂が2頭並んでわだちの砂利を舐めつつ排尿(ミネラル摂取)

 

2024年4月中旬・午後14:35頃・晴れ 

里山で林道を下っていると、吸水中のルリシジミ♂(Celastrina argiolus)と出会いました。 
砂利道のわだちに沢の水が流れていて、小石が濡れています。 
2頭の♂が仲良く並んで吸水しながら、腹端から透明な液体を排泄していました。
泥水に含まれる微量のミネラル成分を摂取するために、口吻で大量の水分を飲む必要があるのです。 
チョウやガの成虫♂がしばしば集団吸水しているのは、精巣が性成熟する上で必須なナトリウムイオン、アンモニウムイオンなどを摂取するためです。 

排尿および飛び立ちの瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:32〜2:04、3:16〜3:23、3:31〜3:43) 
素早い羽ばたきをスローモーションで確認すると、ちらっと見えた翅表の斑紋から♂と判明しました。 
吸水しながら、腹端から透明な液体の雫をポトリと排泄しています。 
集団吸水と言うには個体数が少ないのですが、2頭のルリシジミ♂が集まり、飛び立ってもすぐに同じ地点に舞い戻って来るということは、周りと比べて塩気の濃い砂利があるのでしょう。 
飛来して着陸直後に排尿することもありました。 

林道から飛び去った個体を目で追うと、少し飛んだだけで法面の落ち葉の上に留まり直しました。
口吻を伸ばして落ち葉の表面を舐めていたのですが、特に湿った落ち葉を選んでいるようには見えませんでした。(映像は割愛) 
微量の唾液を吐き戻して乾いた表面の塩分を溶かしながら摂取することもできるようです。


【アフィリエイト】

2026/04/26

着地して土を味見するビロウドツリアブ♀(ミネラル摂取)

 

2024年4月中旬・午後12:05頃・晴れ 

里山の細い山道を登っていると、低空でホバリング(停空飛翔)していたビロウドツリアブ♀(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が落ち葉の間に着陸してから、口吻の先端で乾いた土を舐めました。 
いつでも飛び立てるように、着地している間も高速羽ばたきを止めません(アイドリング)。 
右から別個体のビロウドツリアブが飛来したら、嫌がって(警戒して?)飛び去りました。 

おそらく性成熟に必須のミネラル成分(ナトリウム塩やアンモニア塩など)を摂取したくて、あちこち味見してミネラル濃度の高い地点を探しているのでしょう。 
それにしても、濡れている泥濘や泥水から吸水するのではなく、乾いた地面を舐めたのが意外でした。 
水分(唾液?)を吐き戻して地面のミネラル成分を溶かしながら吸水するのでしょう。
チョウ類の場合は、ミネラル摂取のために泥などを舐める(mud-puddling)のは専ら♂です。 
しかし今回のビロウドツリアブも、左右の複眼が離れている♀でした。 (これで2例目:n=2)

関連記事(同年の撮影)▶  

2026/04/23

精米所の横に散乱した屑米を採食するスズメの群れ(冬の野鳥)

 

2025年1月下旬・午後14:00頃・くもり 

この冬は記録的な大雪が積もりましたが、車道の舗装路はしっかり除雪されています。 
除雪車が道端に寄せた雪山にスズメPasser montanus)の群れが集まっていました。 

警戒を解くと、道端でスズメたちが路面を啄み始めたのはなぜでしょうか? 
奥にある謎のプレハブ小屋がヒントです。
窓に選挙ポスターが貼られているので分かりにくいのですが、その小屋はコイン精米所(無人精米所)です。 
誰か利用者が精米した米粒をスズメに少しおすそ分け(給餌)したのか、あるいは捨てられた屑米が散乱しているのでしょう。 

奥の路地から車が走って来ると、スズメは飛んで逃げました。 
スズメの群れは、コイン精米所の屋根に積もった雪の上や、右隣の落葉したオオヤマザクラの樹上に一時避難しています。
しばらくしたら、また路上に戻って屑米を拾い食いするのでしょう。 

撮影後に通りを渡って、採食メニューをしっかり現場検証すべきでしたね。 

2026/04/21

雪国のスギ林床で採食するシジュウカラのペア【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年1月下旬 

シーン0:1/20・午後12:17・晴れ・気温9℃(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
狩られた鳥の羽根が毟り取られスギ防風林の雪面に散乱していた地点を自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:1/20・午前8:58・晴れ・気温2℃(@0:03〜) 
画面左にある藪の近くの林床で2羽の小鳥が採食していました。 
どうやらシジュウカラ♀♂(Parus minor minor)のようです。 
細い灌木や落枝の上に留まり、小さな種子?を足で押さえつけながら嘴で叩き割っています。 
食べ終えると林床での餌探しに戻ります。 
スギの球果から雪面にこぼれ落ちた種子を丹念に拾って食べているのでしょうか。 
2羽が鳴き交わす声は聞き取れませんでした。

猛禽?に狩られて羽根を毟られた獲物は、シジュウカラよりも大きな鳥でした。
主に灰色の羽根(一部は茶色の縁取りあり)だったので、ヒヨドリではないかと想像しています。

2026/04/17

スギ林床で餌を探し歩く雪国のトラツグミ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年1月中旬・午後16:10頃・くもり 

スギ防風林で鳥の羽根が捕食者に毟られた地点を自動撮影カメラで見張っています。 
トラツグミZoothera aurea)の登場シーンをまとめました。 
当地でトラツグミは冬鳥ではなく、通年見られる留鳥です。 


シーン1:1/14・午後16:03・くもり・気温0℃(@0:00〜)日の入り時刻は午後16:46:04。 
新機種のトレイルカメラ(高画質)を導入したおかげで、明るい昼間にトラツグミを初めてフルカラーで撮影することができました。 
夕方に、1羽のトラツグミがスギの落ち葉が散乱する雪面をうろつき、林床をあちこち啄んでいます。 
トラツグミの歩行はホッピングではなくウォーキングでした。 
地味な模様のトラツグミが落ち葉の上に乗って静止すると、保護色(迷彩色)でまったく居場所が分からなくなります。 
やがて左に立ち去りました。 

林床に散乱していた鳥の羽根は、新たに積もった雪の下に完全に埋もれていました。


シーン2:1/14・午後16:08・くもり(@0:40〜) 
約4分後に、トラツグミが左から戻って来ました。 
スギ林内を奥へ向かってから右折すると、スギの背後で姿が見えなくなりました。 


シーン3:1/14・午後16:12・くもり(@1:24〜) 
3分後に、スギ根元の手前にトラツグミが来ていました。 
凍った雪面をトコトコ歩いて右へ立ち去りました。 

しばらくすると、左から低空で飛来した小鳥(種名不詳)が、奥の茂みでスギ落枝?に止まりました。 
尾羽を神経質そうに上下に振っています。 
やや遠くてシルエットしか見えませんが、体型からも明らかにトラツグミではなく別種です。 
しばらくすると、謎の小鳥は小枝から小枝へピョンピョン跳んで移動しました。 
夕方なので、もしかすると昼間に活動していた小鳥が塒入りしたのかもしれません。 
日の入り時刻は午後16:46:04。 

やがて、画面の左下隅からトラツグミが駆け込んで来ました。(@2:00〜) 
スギ林床を小走りで奥に突進すると、謎の小鳥は右に飛んで逃げました。 


【考察】
捕食者に狩られて羽根を毟られた鳥の正体は、トラツグミなのでしょうか? 
約10日前の発見現場で撮った写真を再掲します。 
素人目にはヒヨドリではないかと推測しています。

ランダムに記事を読む