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2026/06/20

ホンドタヌキ♂がパートナー♀の尻の匂いを嗅いだり小便跡を舐めたりして発情状態を頻繁に調べアロマーキングを繰り返す:3月上旬〜中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年3月上旬〜中旬 

雪国の落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 

シーン1:3/10・午後20:10・気温-1℃(@0:00〜) 
晩に右から来たタヌキ♂aが、細い落葉灌木に小便をかけて縄張り宣言のマーキング(匂い付け)をしました。 
このとき右後脚を上げたので、♂と判明。 

巣口Rを覗き込んで点検中に、後続個体の♀bが遅れて右から登場。
巣口Rで合流した♀が入口の匂いを嗅いでいると、♂aが背後から♀bの尻の匂いを嗅ぎました。 
パートナー♀の発情状態をチェックしているようですが、巣口Rの窪みでの行動は残念ながらよく見えません。 
続けて♂が♀の体に排尿しました(アロマーキング)。 

左に立ち去る際にも、♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックし、♀にアロマーキングしました。 
このとき♀が雪面で腰を落としたのは、♂のしつこいセクハラを嫌がっているのでしょうか?


シーン2:3/10・午後20:13(@1:00〜) 
♀♂ペアから少し遅れて、両目のタペータム(輝板)が失明したタヌキが右から来ました。 
巣口Rには立ち寄らずに、左下手前へ向かいます。 

実はこの個体が3時間前の夕方に獲物の生魚?を雪の下に埋めたばかりなので、貯食地点に向かったのかもしれません。


しかし、別アングルの監視カメラにそのシーンがなぜか写っていませんでした。 


シーン3:3/11・午前0:16・気温-2℃(@1:19〜) 
日付が変わった深夜に、右から来た先行タヌキ♀が巣口Rを点検しています。 
遅れて右から来た後続個体♂が通りすがりに、いつもの細い落葉灌木に軽く小便をかけてマーキングしました。 
巣口Rで合流すると、今度は♂が巣口Rの匂いを嗅ぎます。 

その間に、♀は同じ落葉灌木に排尿マーキングしました。 
♀は排尿時に後足をほとんど上げません。 
♂♀ペアが連続して同じサインポストに尿で匂い付けしたことになります。 
その直後に、巣口Rから戻ってきた♂が♀の小便跡をペロペロと舐めました。 
これもおそらく♀の発情状態をチェックしているのだと思いますが、初めて見る行動です。 
素人目には、フレーメン反応はしてないようです。 
♂は再び同じ落葉灌木にしつこく自分の尿で匂いを上書きしました。 
それでも立ち去り難いようで、また小便跡をペロペロ舐めました。


シーン4:3/11・午前0:18(@2:19〜)
30秒後に、両目失明個体が営巣地に来ていました。 
今回も巣穴Rには立ち寄らずに、右下手前へ立ち去りました。 


シーン5:3/12・午前8:23・晴れ・気温7℃(@2:33〜) 
翌日の明るい朝に、右から来たタヌキ♀が巣口Rの手前で立ち止まり、手前をキョロキョロ見ていました。 
すぐに右から後続個体♂が来ました。 
合流したペアが右を気にしているのは、殿しんがりのヘルパー個体(両目失明)が来るのを待っているのかな? 
その間に、♂が♀の尻の匂いを嗅いで発情チェックし、♀の体に尿をかけました(アロマーキング)。 

おそらく両目失明個体と思われるタヌキが遅れて到着し、巣口Rを軽く点検しました。 
明るい日中は、タペータム反射の有無による個体識別ができません。 
続けて♀も巣口Rを覗き込んで調べています。 


シーン6:3/12・午前8:24・晴れ・気温4℃(@2:33〜) 
別アングルに設置した監視カメラでも撮れていました。 
先着の♀♂ペアが背後を振り返って、殿しんがりを務めるヘルパーh(両目失明個体)がついて来るのを待っています。 
♂が♀の発情状態を調べてから、♀に尿をかけてアロマーキング。 
♀h、♀、♀hの順で巣口Rを覗き込んで奥の匂いを嗅ぎました。 
横で待っていた♂は、♀hに割り込まれても怒りませんでした。 


【考察】 
ホンドタヌキは一夫一妻制の社会構造です。
この時期の♂は、とにかくパートナー♀との交尾のチャンスを逃すまいと必死です。 
常に行動を共にして(配偶者ガード)、隙あらば♀の尻を追い回して、性フェロモンの変化を嗅ぎ取ろうとしています。
♀が小便した跡を直後に♂が舐める行動を初めて観察しました。
♀の体に♂が自分の尿をかけるアロマーキングも頻繁に行いました。

両目失明個体と♀♂ペアの関係が気になります。
採食のために出歩く際には、いつも健常♀♂ペアの後をついて歩いているようです。 
夜の行動で♀♂ペアから遅れがちなのは、夜目が効かないというハンディキャップのせいなのか、気になるところです。
♀♂ペアが産んだ複数の子供の中で、失明のハンディキャップが理由で選ばれたのか、ヘルパーとして縄張りに留まることを許された♀だろうと、私は想像しています。 
他の兄弟姉妹はすでに子別れした後のようです。
(両目失明個体の性別は不明ですが、♂はヘルパーとして選ばれずに両親の縄張りから放逐されるはずです。) 
この後も観察を続けると、両目失明のヘルパー♀は3頭の核家族の中では立場がとても弱く(劣位の個体)、いつも両親♀♂に遠慮して暮らしている印象です。 


つづく→

2026/06/18

雪深い二次林の巣穴で越冬するホンドタヌキ:3月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶  


2025年3月上旬 

シーン1:3/1(@0:00〜) 
雪深い落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が冬越しする巣穴をトレイルカメラ2台で見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

この時期の昼夜に1〜3頭で代わる代わる登場したタヌキのシーンをまとめました。 
面白い行動は個別の記事ですでに紹介したので、その残り物です。 

話が遅々として進まないので、この動画はブログ限定で公開します(手抜き)。


シーン2:3/2(@2:10〜) 

シーン3:3/4(@4:02〜) 

シーン4:3/5(@5:33〜) 

シーン5:3/6(@5:43〜) 
雨が降る未明に3頭の家族群が登場し、いつものように巣口Rを点検して行きました。 
殿しんがりを務める個体は、両目を失明していました。 

シーン6:3/9(@7:42〜) 

シーン7:3/10(@9:11〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

2026/06/17

二次林内の営巣地に通って鳴いたり排尿マーキングしたりするホンドタヌキ:3月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 

前回の記事:▶  


2025年3月上旬 

雪国の二次林内でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を2台のトレイルカメラで長期間見張っています。
しかし、撮れた動画を全部紹介しようとするとマンネリで飽きてしまいますし、話が遅々として進みません。 
定型的な行動をまとめた動画はブログ内の限定公開にして、手抜きで紹介することにします。 

問題は、私が登場するタヌキの個体識別ができていないことです。
それでも全動画をアーカイブとしてYouTubeに投稿する理由は、いずれAI技術や量子コンピューターが発達して、撮りためた映像から教師なし学習でタヌキの個体識別を自動的にやってくれる、夢のような時代が到来するはずだと期待しているからです。 
そうなったら、監視動画からタヌキの社会について深い意味が読み取れるようになり、宝の山です。 



シーン1:3/5(@0:00〜) 

シーン2:3/8(@3:00〜) 
新雪が積もりました。

シーン3:3/9(@4:00〜) 

シーン4:3/10(@6:09〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/06/12

両目を失明した雪国のホンドタヌキが、運んできた獲物を巣穴近くの雪の下に埋めて隠してから巣内で休む【トレイルカメラ:暗視映像】貯食行動

 


前回の記事:▶ 雪深い二次林の巣穴で越冬するホンドタヌキ:2月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】 


2025年3月上旬

シーン0:3/10・午後12:19・晴れ・気温23℃(@0:00〜) 
シーン0:3/10・午後16:40・晴れ・気温13℃(@0:03〜) 
雪国の二次林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴Rを2台の自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 


シーン1:3/10・午後17:07・晴れ・気温9℃(@0:07〜) 日の入り時刻は午後17:44 
夕方に画面右下から単独で来たらしいタヌキが、巣口Rの中を覗き込んでいました。 
その足跡が雪面に残っています。 

タヌキが顔を上げたら、血まみれの大きな肉片を咥えていました。 
この巣穴に潜む野ネズミにしては大き過ぎます。 
こんな大きな獲物を生きたままタヌキが狩れるとは思えません。 
雪原で行き倒れた野生動物とか車道で新鮮なロードキル(死骸)を見つけて、ここまで運んできたのでしょうか。 
拡大すると、獲物は鮭(サケ)など大きな生魚のようにも見えます。 
どこか近所の庭に忍び込んで池の鯉(コイ)を狩ってきたのでしょうか? 

巣内でごちそうを食べるのかと思いきや、タヌキは獲物を咥えたまま、左へ運んで行きます。 
タヌキが歩くと、溶けかけた雪面(いわゆる腐れ雪)にズボズボと膝まで潜っています。 


シーン2:3/10・午後17:08・晴れ・気温8℃(@0:33〜) 
つづきが別アングルの監視カメラに写っていました。 
獲物を口に咥えたタヌキが雪原を少し運ぶと、立ち止まって獲物を雪面に降ろしました。 
血まみれの顔を雪で洗っているように初めは見えたのですが、どうやら鼻面を使って雪面に穴を掘っているようです。
雪面に置いた獲物に周囲の雪をかけて埋めようとしているのだと分かってきました。 
それにしても、穴掘りで前脚を使わないのが不思議です。 
前脚を怪我しているのでしょうか?

雪国のホンドタヌキによる貯食行動を初めて観察できたのに、獲物を埋め終える前に1分間の録画時間が終わってしまい、残念無念。 


シーン3:3/10・午後17:09・晴れ(@1:35〜) 
47秒後にトレイルカメラが再び起動すると、獲物を雪の下に埋め終えたタヌキが空荷で巣口Rに戻って来ました。 
振り返って貯食した位置をしっかり確認してから、巣穴Rの奥に潜り込みました。 


シーン4:3/10・午後17:09・晴れ(@2:13〜) 
入巣Rシーンが別アングルからも撮れていました。 

巣口Rで少し雪かきしてから、中に入りました。 
このとき普通に前足を使ったので、負傷で痛めている訳ではないことが分かります。 


シーン5:3/10・午後19:26・気温0℃(@2:55〜)
すっかり暗くなった晩にタヌキが巣穴Rの外に出てきました。 
背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしてから、外出します。 
(この行動は、出巣直後のタヌキがよくやります。) 
雪面に新しい足跡は付いていないので、別個体が登場したのではありません。 
さっき巣外で魚?を貯食した個体が、巣穴で約2時間15分間、寝ていたことになります。 

雪面の匂いを嗅ぎながら監視カメラの方へ歩いて来ると、タペータム(輝板)が両目とも赤外線を反射していない(失明?)個体であることが分かりました。 
少なくとも夜には私でもしっかり識別できる個体でした。


【考察】 
長い期間トレイルカメラで営巣地を地道に定点観察してきましたが、久しぶりにトップレベルで面白い(ワクワクする)行動が記録できました。 

まさか越冬中に死んだ仲間の死骸を埋葬したのか?と早とちりしそうになったのですが、 運んできた獲物(生魚?)を営巣地の雪の下に埋めたのです。(貯食行動
雪面に深い穴を掘って埋めたのではなく、獲物の上に周囲からかき寄せた雪をこんもりと乗せて隠しただけです。 
食べ残した餌を隠すだけでなく、腐らないように冷蔵保存する効果も雪にはあります。 
この死骸を後で両目失明タヌキが掘り出して食べるかどうか、注目です。 
キツネや他のタヌキなどに見つかって盗まれないのか、心配です。 

実は、この辺りで暮らす野生動物(タヌキやキツネ)が魚の死骸を冬に運んでくるシーンは、翌年もトレイルカメラに何度か写っていました。 (映像公開予定)
もしかすると、近所の誰かが毎年冬に野生動物へ給餌している可能性がありそうです。 
(魚をさばいた残渣を外に捨てているだけかもしれません。) 

両目が失明(タペータム機能の喪失)した個体でも、毛並みや肉付きを見る限り、健康そうです。
少なくとも明るい昼間は視覚のハンディキャップが顕在化しないようで、獲物を見つけて営巣地まで運んでこれました。


2026/06/10

雪深い二次林の巣穴で越冬するホンドタヌキ:2月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月中旬〜下旬 

シーン0:2/16(@0:00〜) 
雪国の落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を2台のトレイルカメラ見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

この時期に登場したタヌキのシーンをまとめました。 
面白い行動は個別の記事で紹介したので、余り物になります。 

シーン2:2/17(@2:10〜) 
夕方にペアで登場。 
1頭が巣穴に入りました。(内検?) 

シーン3:2/19(@4:13〜) 
深夜に深い新雪をラッセルしながら登場。 
新雪に埋もれた巣口Rに潜り込みました。 

シーン4:2/21(@4:40〜) 
雪が降る晩にタヌキのペアが巣穴Rから外に出てきて、採食に出かけました。 

シーン5:2/22(@4:58〜) 

シーン6:2/23(@5:58〜) 
日没後に、巣穴Rから外出に向かいます。 
新雪に埋もれていた巣口Rから外に出てきたので、タヌキの頭が雪まみれです。 

シーン7:2/24(@7:14〜) 
未明に外出から単独で戻ったタヌキが巣穴Rに入りました。 
少なくとも左目が失明しているような気もしますが、撮影アングルのせいかもしれません。 

その日の晩にはペアのタヌキが営巣地を通りかかり、巣口Rを覗き込んで行きました。 

シーン8:2/25(@9:07〜) 
早朝に単独タヌキが入巣R。 
深夜には別個体と思われるタヌキが素通りしました。 

シーン9:2/26(@9:58〜) 
明るい午前中に入巣Rするタヌキをカラスが囃し立てていました。 

シーン10:2/27(@10:50〜) 
早朝に単独で帰巣したタヌキが身震いしてから慎重に入巣R。 

シーン11:2/28(@11:42〜) 
未明に営巣地を素通り。 
 明るい朝に帰巣した個体が、巣口Rにしばらく佇んでいます。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


2026/06/08

ホンドタヌキが溜め糞場の近くで排尿マーキングを繰り返したスギの根元でホンドギツネ♂も対抗して匂い付け【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月中旬〜3月上旬 

シーン0:2/16・午後15:15・晴れ・気温23℃(@0:00〜) 
雪国のスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCをトレイルカメラで見張っています。 
スギの落葉落枝が散らばっている林床雪面の冒頭赤丸で囲った部分にタヌキの糞塊があります。 

この記事の主役は最後に登場するホンドギツネなのですが、その行動を説明するための準備として、タヌキの排尿マーキングの行動を先にお見せします。

シーン1:2/17・午後17:14・降雪・気温-1℃(@0:05〜) 
小雪がちらつく夕方に、左から来たタヌキの先行個体aが溜め糞の匂いを嗅いでいました。 
続いて後続個体bが登場すると、先客のタヌキaは慌てて奥へ立ち去りました。 
後続個体bが排便し、鳴きました♪ 
その間に、先行個体aが奥にあるスギの根元で通りすがりに排尿マーキングしたようです。 

タヌキbがスギ根元に近寄る際に、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたように見えました。
ストレッチ運動をするような文脈ではなかったので不思議だったのですが、よく見ると、なぜか細い灌木の下の狭い隙間をわざわざくぐっただけでした。 


シーン2:2/19・午後19:07・降雪・気温-4℃(@1:05〜) 
吹雪が収まった晩に、ペアで来たタヌキの一方が溜め糞場で排便していました。 
排泄後は身震いして手前へ立ち去りました。 
その間にパートナーは、奥のスギ根元の匂いを嗅ぎ、小便をかけてマーキングし、奥へ向かいました。 
ペアで来たのに、ここから別行動を取るのかな? 


シーン3:2/24・午後18:02・降雪・気温-1℃(@1:59〜) 
ペアで来て奥へ立ち去るタヌキの後続個体が、スギの根元に尿でマーキングして行きました。 


シーン4:3/4・午後17:03・降雪・気温1℃(@2:21〜)日の入り時刻は午後17:38。 
日没前の夕方に左からペアでタヌキが来ていました。 
 排便中の個体aがパートナーbに邪魔されて、向きを変えました。 

タヌキaは奥に向かい、スギの根元の匂いを嗅いでから排尿マーキングして二次林へ向かいました。 
このときタヌキaの後ろ姿の股間が見えたのですが(@2:56〜)、♂の陰嚢は見えませんでした。
その代わりに見えた穴が♀の肛門なのか生殖口なのか、気になります。 
肛門なら尻尾の付け根(もっと上)にあるはずなので、たぶん膣口だと思うのですが、どうでしょうか。 
まさか♀の尿道口があんなに目立つでしょうか? 
下腹部は白い毛で覆われています。
開口部の周囲がやや膨らんでいるのは、発情期の♀の特徴なのかな? 

後続個体bは溜め糞の匂いを嗅いだだけでした。 
スギの根元の匂いもクンクン嗅いでいます。 
なんとなく素人の勝手な想像では、先行個体が♀で、後続個体の♂が♀の尿の匂いを嗅いで、発情状態をチェックしているような気がします。 


シーン5:3/6・午後15:54・くもり・気温2℃(@3:21〜) 
2日後も昼間に単独で来たタヌキが、スギ立木の根元で立ち止まっていました。 
排尿マーキングしたのかもしれませが、定かではありません。 
溜め糞場WBCには立ち寄らず、左へ向かいます。 


シーン6:3/8・午前9:16・晴れ・気温0℃(@3:30〜) 
さらに2日後の明るい朝に、ホンドギツネVulpes vulpes japonica)が右下手前から現れました。 
タヌキの溜め糞場WBCには見向きもしないで素通りすると、奥のスギ立木の根元の匂いを嗅いでから、排尿マーキングしました。 
このとき右後脚を軽く上げたので、♂のようです。 

キツネは画面の左上奥で立ち止まり、変な声でカカッ♪と吠えました。(@3:55〜) 
更に奥の落葉灌木の根元にも尿をかけて行ったようです。
後半は拡大せずにオリジナルの映像をリプレイ。


【考察】
キツネの登場シーンだけ切り抜いて見ても意味がよく分からないのですが、それまで撮れた監視カメラの映像を遡ると、溜め糞場WBCに通うタヌキたちが繰り返し小便をかけて匂い付けしていたスギの根元(サインポスト)にキツネも対抗してマーキングしていました。 


つづく→

2026/06/06

雪国のスギ防風林で溜め糞場に昼も夜も排便に通うホンドタヌキ:2月中旬〜3月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2025年2月中旬〜2月下旬〜3月上旬 

シーン0:2/16(@0:00〜) 
雪深いスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCをトレイルカメラで見張っています。 
スギの落葉落枝が散らばっている雪面の冒頭赤丸で囲った部分に糞塊があります。 
寒い冬には糞虫類が活動しませんから、糞塊は分解されず貯まる一方です。 
排泄された大便が体温から外気温まで冷めるまでに雪面を溶かすので、冬の溜め糞場は夏のようにこんもりと堆積するのではなく、逆に林床の中でも少し沈んでいます。 

タヌキが入れ代わり立ち代わり溜め糞場にやって来て、匂いをチェックしたり排便したりする様子をまとめました。 
この溜め糞場WBCで見られた興味深い行動は個別の記事にしたので、その残り物になります。 
ホンドタヌキは昼も夜も悪天候でも登場します。 
同時に写るのは1〜2頭ですが、個体識別できていないので、計何頭のタヌキが登場したのか不明です。 


シーン1:2/17(@0:03〜) 

シーン2:2/18(@0:57〜) 
吹雪の晩に登場。

シーン3:2/21(@2:57〜) 

シーン4:2/22(@3:01〜) 

シーン5:2/23(@4:01〜) 

シーン6:2/25(@4:41〜) 
独りで脱糞しながらクゥーン♪と小声で鳴きました。(@5:17〜、@6:03〜) 
監視カメラの死角で鳴くこともあります。 

シーン7:2/26(@6:24〜) 

シーン8:2/28(@8:14〜) 

シーン9:3/1(@9:03〜) 

シーン10:3/2(@9:09〜) 

シーン11:3/3(@9:33〜) 

シーン12:3/4(@10:33〜) 

シーン13:3/5(@11:10〜) 

シーン14:3/6(@11:20〜) 
ペアで来て最初に用を足した個体が、隣で排便中のパートナーの尻の匂いを嗅ぎながら鳴きました。(@11:57〜) 

シーン15:3/8(@12:40〜) 
両目を失明した個体が夜に溜め糞場WBCを素通りしました。 
タペータム(輝板)がトレイルカメラの赤外線を反射しませんでした。 
たまたま撮影アングルや視線の問題かもしれないので、とりあえず保留しておきます。 

シーン16:3/9(@13:15〜) 
早朝に独りで脱糞しながらクゥーン♪と小声で鳴きました。(@13:31〜) 

シーン17:3/10(@14:42〜) 
撮り初めのシーン0と比べると、溜め糞がだいぶ大きくなりました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


2026/06/05

雪が降る夜に早春の池でヤマアカガエルを狩って持ち去るフクロウ【冬の野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 

2026年3月上旬 

シーン0:3/2・午後16:45・くもり(@0:00〜) 
毎年早春にヤマアカガエルRana ornativentris)が産卵する山麓の繁殖池に自動撮影カメラを設置してみました。 
この池は完全な止水ではなく、里山から沢の水が一年中流れ込んでいて、反対側からチョロチョロと流れ出てます。 
厳冬期には池の水面も深い雪に覆われていたのですが、早春になると水面が現れ、周囲の残雪もだいぶ溶けました。 

変温動物のカエルがいくら池に集まって活発に産卵行動しても、トレイルカメラのセンサーは反応しません。 
しかし、ヤマアカガエルの成体を狩ったり卵塊を食べに来る捕食者が撮れるのではないかと期待したのです。 
水場として水浴したり水を飲んだりする野生動物の姿が写るだけでも嬉しいです。 

驚いたことに、フクロウStrix uralensis)が夜な夜な現れてヤマアカガエルを狩っていました。 
フクロウが来るとはまったく予想していなかったので、感激しました。 


シーン1:3/3・午後23:17・降雪(@0:03〜) 
雪が降りしきる夜更けに1羽のフクロウが池に来ていました! 
いかにも雪国のフクロウらしい、絵になる映像です。 
フクロウが佇んでいるのは、細長い池の水が右から左に流出する地点で、そこには毎年ヤマアカガエルの巨大な卵塊が産み付けられています。 

フクロウは足元の水面(ヤマアカガエルの卵塊?)を見つめています。 
やがて、右足で何かを掬って食べました。 
食卵したのでしょうか? 
休眠越冬中の水生昆虫(ヤゴやゲンゴロウなど)を捕食した可能性も考えましたが、獲物はそれより大きそうです。 

フクロウが池から飛び立つ前に、1分間の録画時間が終わってしまいました。 


シーン2:3/3・午後23:34・降雪(@1:05〜) 
16分後、フクロウは同じ池の少し奥の岸辺に移動していました。 
両足を池の浅水部に浸しています。 
顔を水面に何度か浸けて左右に素早く振っていますが、夏によく見た洗顔行動とは少し違うようです。 

右足で何か獲物を掴み、羽ばたきながら奥の雪原に上陸しました。 
嘴で大きな餌物を咥えると、少し飛んで更に奥の雪原に移動しました。 
今回も飛び去る前に録画終了。 


シーン3:3/4・午後19:19・雨天(@2:06〜) 
翌日も小雨がぱらつく晩にフクロウが登場しました。 
池の流出部に佇み、大きな目で周囲をキョロキョロ見回して、獲物を探しています。 
夜行性のフクロウは眼球のタペータム(輝板)が発達していて、赤外線をよく反射します。 
カメラも凝視しましたが、トレイルカメラの1対の赤外線LEDが発光しても、あまり気にしていない(見えていない?)ようです。 


シーン4:3/4・午後19:27・みぞれ(@3:07〜)
7分後、雨からみぞれに変わっていました。 
フクロウが狩りをする瞬間を撮り損ねてしまいました。 
池から岸辺に上陸して、嘴で何か獲物(ヤマアカガエル成体?)を啄んでいます。 

フクロウが池から飛び去る様子が初めて撮れていました。 
獲物を咥えると、羽音も立てずに奥へ飛び去りました。 
どこか安全な止まり木に移動して、落ち着いて獲物を解体・捕食したいのか、あるいは巣で待つ♀に給餌するのかもしれません。 
(フクロウの性別を私は見分けられません。) 


シーン5:3/4・午後20:43・みぞれ(@3:51〜) 
1時間15分後、またフクロウが池に来ていました。 
池の流出部に後ろ姿で佇んでいます。 
狩りの直後らしく、何か獲物を捕食しています。 


シーン6:3/4・午後20:45・みぞれ(@4:50〜) 
50秒後、フクロウはいつの間にか少し奥の雪原に(飛んで)移動していました。 
何か獲物を啄んでいます。 
奥の暗闇へ飛び去りました。 

編集でカットしたのですが、しばらくするとカメラの近くに飛来した鳥の羽音が聞こえました。 
池の近くの止まり木にフクロウが飛来して、怪しい監視カメラを偵察に来たのかもしれません。 


シーン7:3/5・午後19:51(@5:23〜) 
翌日は晴れて静かな晩にフクロウが登場。 
対岸の雪面に降り立って、眼光鋭く池の水面を凝視しています。 
獲物のカエルを探してるのでしょう。(待ち伏せ漁) 


シーン8:3/6・午前11:02・晴れ(@6:23〜) 
明るい昼間にたたま撮れた現場の様子です。 
雪解けが進んでいます。 


※ 水音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
変温動物のヤマアカガエルが雪国でもまだ気温が低い早春に産卵するように進化した理由の一つは、天敵が少ない時期だからと言われています。 
しかし完璧な生存戦略は存在せず、その裏をかく捕食者が必ず出てきます。 
留鳥で夜行性のフクロウが、ヤマアカガエルの繁殖池に夜な夜な通って、産卵行動に集まるヤマアカガエルを狩っていました。 
この池でフクロウは洗顔や水浴、飲水を一度もしませんでした。 
つまり、獲物を狩る目的で通っていたことになります。 

旧機種のトレイルカメラには気温のデータが動画に残らないのが残念です。 
実はあまり期待していなくて、駄目元で旧機種のトレイルカメラを設置したら、大当たりでした。 
この後は、新機種のトレイルカメラに交換して高画質でフクロウの動画を撮ろうとしたのですが、色々と技術的なトラブルがあったりして、上手くいきませんでした。 
そうこうしているうちに、ヤマアカガエルの繁殖期が終わってしまい、フクロウも来なくなりました。 

同じ池でもヤマアカガエルの産卵地点は複数あるのですが、その全てを複数台のトレイルカメラで監視するのは大変です。
やや遠くから繁殖池全体を監視するようにトレイルカメラを設置し直したら、失敗したのです。

2026/06/04

林内の営巣地に排尿マーキングして行く雪国のホンドタヌキたち:2月下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬 

シーン0:2/16(@0:00〜) 
大雪の積もった落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴をトレイルカメラで見張っています。
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

落葉灌木の根元などに尿をかけてマーキングするシーンをまとめました。 


シーン1:2/23(@0:07〜) 

シーン2:2/25・(@0:40〜) 
ホンドタヌキ♀@IRセット+雪面徘徊+排尿マーキング@落葉灌木根元♪+巣口R点検 2-25 19:51:08 nDSCF0023 -2℃ 左から来たタヌキが雪面を嗅ぎ回る。 

細い落葉灌木の匂いを嗅いでから腰を落として排尿マーキング。 
同時にクゥーン♪と小声で鳴きました。(@0:55〜) 

尻尾にスギの落葉が付着したまま、引きずって歩くタヌキ♂が登場。 
左の首筋の毛皮にもゴミが付着しています。 
当然ながら、付着物だけで個体識別することはできません。

ゴミ付着個体が右後脚を高く上げながら、細い落葉灌木に小便をかけました。
後から来た個体(おそらく♀)の尻の匂いを嗅いで発情状態をチェックしようとしたら、嫌がられました。
先行個体♂aがマーキングしたばかりの細い落葉灌木の匂いを嗅いでも、対抗して小便しませんでした。


シーン3:2/26(@2:29〜)
後続個体♂が通りすがりに、落葉灌木の根元に立ち小便でマーキング。

巣口Rに顔を突っ込んで匂いを嗅いでから、巣口Rの縁の雪面に排尿マーキング。
小便しながらクゥーン♪と鳴きました。 
後脚を上げずに腰を落としたまま小便したので、♀かもしれません。 
雪面は凍っていて、タヌキが歩いても足跡が残りません。 

後続個体の行動が興味深いです。
前の個体がマーキングした地点を嗅ぎ当てると、その雪面を前足で軽く掻きながら舐めました。 
♂が♀の発情状態をチェックしているのでしょうか? 
舐めたり匂いを嗅いだりしながら、クゥーン♪と鳴きました。 
その地点に♂が対抗して排尿マーキングすることはありませんでした。 
再び巣口Rに顔を突っ込んで覗き込んでいるということは、巣内にタヌキ♀が居ると思っているのかな? 



シーン4:2/27(@4:26〜) 
右奥のオニグルミ立木の幹に排尿マーキング。
後続個体が同じ立木の根元の匂いを嗅ぎ回る際に、雪に足がズボッと潜りました。 


シーン5:2/28(@5:03〜)日の入り時刻は午後17:34。 
日没後も雪あかりでまだ明るい夕方にタヌキのペアが監視カメラに写りました。 

♂が細い灌木の匂いを嗅いでから左後脚を上げで排尿マーキング。

日が暮れた晩に単独で来たタヌキ♀は、林内の雪面に腰を屈めて排尿マーキング。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


2026/06/02

雪原の巣穴に1〜2頭で出入りする雪国のホンドタヌキ:2月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】




2025年2月中旬〜下旬 

シーン0:2/16(@0:00〜) 
雪深い休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の家族が越冬する巣穴をトレイルカメラで見張っています。 

タヌキの往来をまとめました。 
興味深い事件や行動は個別の記事にしたので、残り物になります。 


シーン1:2/17(@0:03〜) 
雪がしんしんと降る夕方にペアで外出する前に大口を開けて欠伸したり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたりしています。 


シーン2:2/19(@0:43〜) 
晩の外出時にクゥーン♪と小声で鳴きました。(@0:52〜) 
新雪の積もった雪原をラッセルして歩きます。 


シーン3:2/21(@1:25〜) 


シーン4:2/22・(@2:33〜)日の入り時刻は午後17:28。 
夕方に出巣した後続個体が、なぜか全身雪まみれでした。 
まさか巣内に入らず外で(巣口で)丸くなって寝ていたのでしょうか? 
雪かきしながら巣の外に出てきたのかもしれません。 

外出から戻ると、巣口の雪かきをしてから中に入りました。 
除雪作業で顔が新雪まみれになりました。 

晩に外出したタヌキがクゥーン♪と甲高く鳴きました。(@4:44〜) 


シーン5:2/23(@4:47〜) 
晩に外出した先行個体が、後続個体を呼ぶようにクゥーン♪と甲高く鳴きました。(@4:58〜) 
独りで帰巣してからも、パートナーの帰りを巣口で待ちながら、少し掠れた声で何度もクゥーン♪と鳴きました。(@5:14〜) 
後続個体が帰巣したときも、クゥーン♪と甲高く鳴きました。(@6:07〜) 

残念ながら、これ以降は記録がありません。 
レイルカメラのアルカリ電池が低温で消耗したのか、あるいは大雪が更に積もって雪面が上昇した結果、雪原を往来するタヌキが監視カメラの画角に収まらなくなったせいだと思われます。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ ホンドタヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/05/29

雪原の営巣地に外出から戻り巣口を除雪するホンドタヌキ♀♂:2月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月中旬〜下旬

雪原でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴をトレイルカメラで見張っています。 


シーン1:2/19・午後19:15・降雪・気温-3℃(@0:00〜) 
雪が降る晩に、外出していたペアの先行個体がラッセル跡を忠実に辿って帰巣しました。 
小声でクゥーン♪と鳴きました。 
巣口に溜まった新雪を前脚で掻き出してから周囲を見回すと、今度はよく通る声でクゥーン♪と鳴きました。 
巣穴に入るまで見届ける前に録画が終了。 


シーン2:2/19・午後19:19・降雪(@1:00〜)
3分40秒後に、後続個体が帰巣しました。 
巣口で雪かきしている先行個体の尻尾だけがちらっと見えます。 
後続個体は横で見守るだけで、雪かきを手伝おうとしません。 
ペアが無事に入巣するまで見届けられませんでした。 


シーン3:2/22・午後23:57・気温-4℃(@2:00〜) 
3日後の雪が降り止んだ深夜に、新雪の雪原を右からタヌキが単独で帰巣しました。 
鼻先に雪片が付着したまま歩いています。 
巣口を覗き込んでから、前脚を使って巣口の雪かきを始めました。 

除雪が一段落すると、周囲を見回して身震いしました。 
後続個体の帰りを待っているようです。


シーン4:2/23・午前0:01(@3:00〜) 
2分45秒後、日付が変わった深夜に後続個体bが同じルートで雪原を右から帰巣しました。 
巣口で待ってた先行個体aと合流すると、鼻面を突き合わせて挨拶を交わしました。 
先行個体aは身震いし、後続個体bがaに対他毛繕いしてやります。 
雪かきの労を労っているのかな? 
やがて、相互毛繕いに移行しました。 
残念ながら今回もペアが巣穴に潜り込むまで見届けられませんでした。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

2026/05/27

スギの木の下で新雪の下から餌を掘り出して食べたホンドタヌキと食べられなかった個体【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬

雪国のスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCをトレイルカメラで見張っています。 


シーン1:2/21・午後18:53・気温-3℃(@0:00〜) 
最近の溜め糞は、雪面に露出していました。 
晩に単独で登場したタヌキが浅い新雪を手前から奥へ歩くと、足跡が残ります。 

スギの木の左下でなぜか雪面を前足で掘り始め、何かを食べました! 
雪の中の浅いところに埋まっていた餌をタヌキは匂いだけで掘り当てたことになります。 
残念ながら後ろ姿ですし、映像を拡大しても採食メニューは不明です。 
振り返ってカメラ目線になると、赤外線を反射して両目が爛々と光っています。

食後のタヌキは、また奥へと歩き始めました。 


シーン2:2/22・午前0:03・気温-4℃(@1:00〜) 
約5時間10分後、日付が変わった深夜に、またタヌキが単独でやって来ました。 
後ろ姿では同一個体か別個体か、見分けられません。
素人目には、尻尾の黒班が似ています。

雪深い溜め糞場WBCを素通りし、スギの根元や幹の匂いを嗅ぎ回っています。 
前回採食した同一地点で、雪面を前足で掘り始めました。 
この個体はタペータム(輝板)の反射が左右非対称で、左目が失明していました。 
さっきと別個体が餌の残り香を嗅ぎつけたものの、遅かったようです。 
スギの木の下に二匹目のドジョウは居ませんでした。 


2026/05/25

左目を失明したホンドタヌキがスギの落ち葉を体に付けたまま林内の巣穴に入る:2月下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬 

雪国の落葉した二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

左目が失明している個体の登場シーンをまとめました。 
ここに通ってくる他のタヌキについて私は個体識別ができていませんが、トレイルカメラが夜に照射する赤外線を反射するタペータム(輝板)に異常がある個体は素人でも見分けやすいのです。 
つまり、この個体識別は夜間限定で、後ろ姿や明るい昼間には有効ではありません。 

本当に左目が夜に見えていない(夜盲症)のか、確定診断した訳ではありません。 
「タペータムの反射が左目だけ低下(消失)した個体」といちいち説明するのは長ったらしいので、短い呼び名として記事では「左目失明個体」としています。 


シーン1:2/25・午後19:16・気温-2℃(@0:00〜) 
巣穴Rから外に出てきた直後なのか、左目が失明している個体がノソノソと歩いて右へ立ち去りました。 


シーン2:2/26・午前1:50・気温-5℃(@0:08〜) 
約5時間半後、日付が変わった深夜に左目失明個体が単独で戻ってきました。 
毛並みが急にボサボサになったように一瞬見えたのですが、尻尾や毛皮の右側にゴミ(スギの落葉?)が付着したまま歩いています。 
気づいていないだけなのか、あるいはもしかすると、今季は大雪が積もったせいで餌が少なく、身なりに構う余裕がなくなっているのかもしれません。


立ち止まって細い落葉灌木(マルバゴマキ)の匂いを嗅ぎました。 
凍った雪面を歩いて右から回り込み、巣口Rの縁から覗き込みましたが、中に入り込むことはありませんでした。 




シーン3:2/26・午前1:51・気温-5℃(@1:08〜)
続きが別アングルの監視カメラに写っていました。 
凍った雪面の匂いを嗅ぎながら、雪深い営巣地をあちこちうろついています。 


シーン4:2/26・午前1:52(@2:08〜)
巣口Rの手前で佇んでいます。 
監視カメラを正面から見据えている(カメラ目線)ので、左目のタペータムが赤外線を反射していなくて真っ暗なのがよく分かります。 (右目のタペータムは正常です。) 

最後にようやく(意を決したように?)、巣穴Rに潜り込みました。 
この個体がいつ外に出て来たのか、撮り漏らして不明です。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 




【考察】
左目失明個体は、近所にある別の地点のトレイルカメラにも写っていました。



3月上旬には、両目のタペータムが失明した個体も登場するようになります。(映像公開予定)
同一個体だとすれば、進行性の眼病ということになります。


2026/05/23

スギ防風林の溜め糞場でホンドタヌキ♀と並んで一緒に排泄しながら奇妙な3本足体勢になるパートナーの♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午後18:01・降雪・気温-1℃ 

雪深いスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcを自動センサーカメラで見張っています。 

雪が降る晩に来たペアの先行個体aが溜め糞の匂いを嗅ぎながら、林床の新雪を右前足で掻きました。 
雪面に軽く掘った穴にまたがって排便を始め、身震いしました。 

途中で 後続個体♂bが左から来て溜め糞場wbcで合流すると、まず排尿したようです。 
このとき右後脚を上げたので、♂と判明。 
続けて向きを変えて、排便体勢に移行しましたが、なぜか尻を高々と上げています。 
先に排便を済ませた♀aが右上奥に立ち去ると、後続の♂bは左後脚を上げながら3本足で脱糞していました。 
こんな奇妙な排便姿勢は初見です。 
♂bは足を怪我して跛行している訳でもなく、♀aが立ち去ると左足を着地しました。 

先行個体の♀aは、奥のスギ立木の根元の匂いを嗅いでいました。 


【考察】 
ホンドタヌキ♂が3本足の奇妙な体勢で脱糞した理由は何でしょう? 
もしかして左後脚を怪我(あるいは霜焼け凍傷?)して跛行しているのかと初めは疑ったのですが、排泄前後の歩行に異常は認められず、怪我はなさそうです。 
同時に排便中している♀に触れないように、遠慮して左後脚を上げていたのでしょうか。 
もしかすると、発情期が近いパートナーの♀に尿をかけてアロマーキングしたのかもしれません。 



2026/05/21

尻尾に付着したスギの落葉を引きずって雪深いスギ林の溜め糞場を歩くホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午前1:50頃・気温-4℃ 

雪深いスギ防風林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が通う溜め糞場wbcを自動撮影カメラで見張っています。 

晩冬の深夜に単独で現れたタヌキが、尻尾に付着した何か細長い物をずるずると引きずりながら歩き去りました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ(@0:20〜)。 
異物は、おそらくスギの落ち葉と思われます。 
タヌキは尻尾に異物が付着していることにまったく自覚がなさそう(気づいてない?)なのが意外でした。 
もしかして老化現象の進んだ個体ではないか?と勝手に想像したものの、定かではありません。 
たとえ自分で異物が取れなくても、パートナーがいれば対他毛繕いで取り除いてくれそうな気がします。 
この個体は、溜め糞場wbcを素通りして行きました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


2026/05/20

夜に飛び回るガガンボ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年5月下旬・午後19:00頃 

里山で湧水湿地の水溜りに来る野生動物や野鳥を調べるために、自動センサーカメラで見張っています。 

ある晩、ガガンボが飛び回る様子が写っていました。 
コウモリなど何か別の恒温動物が飛来して、監視カメラのセンサーが反応したのでしょうか。 
飛んでいるガガンボ自体が定説に反して発熱していたら面白いのですが。

2026/05/19

左目を失明したホンドタヌキ個体が雪の降る深夜に雪原の巣穴に帰巣【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午前0:20頃・降雪・気温-2℃ 

雪原と化した休耕地で、ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の家族が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 

一つ前に撮れた動画のラスト(巣口でペアが相互毛繕い)と見比べると、撮り漏らしがあることが分かりました。 
トレイルカメラは左右に横切る動きに対しては敏感に反応するのですが、手前に向かって来る動きに対してはセンサーが鈍いようです。 
アルカリ電池が低温下に弱いという事情もありそうです。 
18分間の空白時間に手前の雪原に足跡が増えていました。 

3頭目のタヌキが巣口から左下手前へ向かい、右下手前から営巣地に戻ってきたようです。 
巣口に顔を突っ込んで匂いを嗅ぎ、身震いしました。 
左を向いて巣口に座ったタヌキの顔をよく見ると、左目のタペータム(輝板)が監視カメラの赤外線を反射していません。 
入巣したかと思いきや、すぐにまた顔を外に出しました。 
顔を正面から見ても、左目が失明しているようです。 
明るい昼間は見えているかもしれないので、失明という記述は正確ではありません。 
少なくともタペータムの異常で左目だけ夜の視力が著しく落ちている(夜盲症?)はずです。 

初見の個体で、巣穴に入る瞬間は撮れていませんでしたが、巣穴の主から追い払われずに入巣を許されたということは、余所者のタヌキではなくて、この巣穴に暮らす家族の一員なのでしょう。 
不思議なことに、これまでの定点観察で、左目のタペータムの反射が徐々に弱まってきた個体は見ておらず、一気に真っ黒な目になりました。
つまり、進行性の眼病ということになります。 
老化現象なのか、厳冬期の栄養失調なのでしょうか? 
ビタミンAが欠乏すると夜盲症の原因となりますが、タペータムとは関係ないはずです。 
白内障(水晶体が濁る病気)が進行して、ある閾値を超えると急にタペータムが光を反射しなくなるのでしょうか。 






【考察】
タペータムの反射が消失したホンドタヌキ個体(略して失明個体)はこの後の連載で鍵となってきます。
トレイルカメラに写るタヌキの個体識別ができていなかったのですが、夜の暗視映像であれば、この個体だけ見分けられるようになりました。

関連記事(9年前の撮影:両目が白濁した個体)▶ 白内障の老いたニホンザル♂が逃げる途中で威嚇

文献検索する代わりにGeminiのDeep Researchを使って、『雪国動物の雪焼けと白内障』と題したレポートを作成してもらいました。
シェアしたので、興味のある方はこちらをご覧ください。
細かいファクトチェックはしてません。

次に、ChatGPTに色々と相談してみました。

Q1: 野生動物でもビタミンAが欠乏すると夜盲症の原因となるか?

A1: はい。野生動物でもビタミンA(レチノール)やその前駆体が不足すると、夜盲症(暗所で視力が低下する状態)の原因になりえます。

脊椎動物の網膜では、桿体細胞(暗い場所で働く視細胞)が「ロドプシン」という視物質を使っており、その材料としてビタミンA由来のレチナールが必要です。これはヒトだけでなく、多くの哺乳類・鳥類・爬虫類・魚類で共通する基本的な仕組みです。

特に野生動物で問題になりうる状況としては、例えば:

  • 長期の飢餓

  • 偏った食性

  • 幼獣の栄養不良

  • 寄生虫や消化器障害による吸収不良

  • 飼育下・保護下で不適切な餌を与えられた場合

などがあります。

ただし、自然界では「夜盲症の野生個体」が確認されにくい事情があります。夜行性・薄明薄暮性の動物では、暗所視力の低下は致命的で、

  • 採食効率低下

  • 捕食者回避失敗

  • 移動中の事故

  • 社会行動からの脱落

などに直結しうるため、重症化する前に死亡したり衰弱したりして、人間の目に触れにくい可能性があります。

また、野生動物では「本当にビタミンA欠乏による夜盲症か」を確定診断するのが難しいことも多いです。行動観察だけでは、

  • 白内障

  • 網膜疾患

  • 外傷

  • 神経障害

  • 老化

などとの区別が難しいためです。

一方、動物園・保護施設・実験動物では、ビタミンA欠乏による視覚障害は古くから知られています。特に肉食動物や魚食性動物では、保存状態の悪い餌や偏食によって欠乏が起きることがあります。

なお、野生動物は一般に、進化的に自然食から必要量を得られるよう適応しているため、通常の自然環境では重度欠乏はそれほど頻繁ではないと考えられています。しかし環境改変や食物不足が起きると、栄養欠乏のリスクは上がります。


Q2: タペータムの性能は栄養状態とは関係ないですよね? 私がトレイルカメラで長期の定点観察をしているホンドタヌキの中に、片目または両目のタペータムが赤外線を反射する能力を失った個体がいる。進行性の眼病を疑っているのだが、老化現象または厳冬期の栄養失調の可能性はあるか?

A2: タペータム(tapetum lucidum)の「反射そのもの」は、基本的には眼底に存在する反射層の構造・配列による物理現象なので、短期的な栄養状態で急にオンオフされる性質のものではありません。したがって、「冬に痩せたから一時的にタペータムが光らなくなった」という単純な説明は、あまり考えやすくありません。

ただし、トレイルカメラの赤外線で見える“eye shine”は、タペータム単体だけで決まるわけではありません。以下の複数の要因が影響します。

  • タペータム自体の変性

  • 網膜や脈絡膜の病変

  • 水晶体の混濁

  • 角膜混濁

  • 硝子体の異常

  • 瞳孔径

  • 眼球の向き

  • 赤外線波長との相互作用

そのため、「以前は強く反射していたのに、片眼だけ暗くなった」「徐々に反射が弱くなる」といった現象は、眼疾患を疑う理由になります。

特に重要なのは、片眼性か両眼性かです。

  • 片眼のみ低反射化
    → 局所的眼病を強く疑う

  • 両眼同時・対称性
    → 加齢、全身状態、撮影条件の影響もありうる

という傾向があります。

ホンドタヌキで考えうる原因としては:

  • 白内障

    • 赤外線反射の見え方が変わることがある

    • 老齢個体でありうる

  • 網膜変性

    • タペータム上の反射像が鈍くなる可能性

  • ぶどう膜炎

    • 慢性炎症で眼底反射が変化

  • 外傷

    • 片眼性になりやすい

  • 緑内障

    • 進行すると眼底構造が変化

  • 感染症

    • イヌ科ではジステンパーなどでも眼病変は起こりうる

などです。

老化については、十分ありえます。イヌでも高齢になると、

  • タペータムの見え方の変化

  • 網膜萎縮

  • 核硬化

  • 白内障

などが起こります。野生のホンドタヌキでも、長寿個体なら同様の変化は理論上ありえます。

一方、「厳冬期の栄養失調」が直接タペータム反射を消す、というのはあまり典型的ではありません。ただし、重度栄養不良が長期化すると、

  • ビタミンA不足による網膜機能障害

  • 全身衰弱による組織変性

  • 感染症への感受性増大

を介して、間接的に眼病が悪化する可能性はあります。

トレイルカメラ観察で注目すると有用なのは、

  • 反射低下が片眼か両眼か

  • 季節で変動するか

  • 徐々に進行するか

  • 瞳孔径が左右対称か

  • 眼球突出・混濁・流涙の有無

  • 行動異常

    • 障害物回避失敗

    • 採食効率低下

    • 夜間移動のぎこちなさ

などです。

特に「数か月〜年単位で徐々に反射が消失していく」なら、進行性眼疾患の可能性は比較的高いと思われます。



Q3: 明るい昼間の映像では、目に白内障などの異常は認められません。タヌキは視覚に障害があっても嗅覚でかなりカバーできるようなので、夜の採餌行動などを観察しても、なかなかハンディキャップは見えてきません。


A3: それは十分ありえると思います。ホンドタヌキはイヌ科の中でも、かなり嗅覚依存性が高い動物で、採食も

  • 地面の匂い探索

  • 常同行路の利用

  • 聴覚による定位

に大きく依存しているため、視覚障害があっても行動上の破綻が目立ちにくい可能性があります。

特にトレイルカメラで観察しやすい場面は、

  • 既知の獣道

  • 定期的な餌資源

  • 慣れた地形

であることが多いので、半盲やかなりの視力低下があっても、意外と普通に行動しているように見えることがあります。

また、夜行性哺乳類では「完全失明」ではなく、

  • コントラスト感度低下

  • 暗順応低下

  • 片眼視

  • 周辺視野欠損

のような段階的障害だと、野外映像だけで異常を見抜くのはかなり難しいです。

昼間に白濁が見えない点も興味深いです。もし白内障が高度なら、可視光でも

  • 白色〜灰白色混濁

  • 瞳孔の白濁

が見えやすくなることが多いので、

  • 初期〜中等度病変

  • 網膜側の問題

  • タペータムや脈絡膜の変性

  • 赤外線反射特性だけ変化する病変

などの可能性もあります。

特に「赤外線でのeye shine異常」は、ヒト観察者が昼間に肉眼で見る以上に敏感なことがあります。トレイルカメラは近赤外域を使うため、

  • 網膜後方からの反射効率

  • 媒体混濁

  • 眼底構造の変化

が強調され、まだ肉眼で白濁が分からない段階でも左右差が出ることがあります。

また、片眼だけ反射が弱い場合には、野外では行動異常がかなり見えにくいです。哺乳類は片眼視でも、

  • 障害物回避

  • 採食

  • 移動

を相当程度こなせます。

もし長期データがあるなら、

  • 年単位での反射強度推移

  • 季節変動

  • 左右差の固定性

  • 同一個体での進行性

を追えるのはかなり貴重です。野生哺乳類の眼病変は、捕獲個体や死体以外では継続追跡が難しいため、トレイルカメラによる長期な記録自体が珍しい情報になりえます。


Q4: 雪国のタヌキは、厳冬期に栄養状態が悪化するだけでなく、晴れた昼間に雪面からの照り返しで強烈な紫外線を浴びるので、白内障のリスクが高いはずです。白内障が進行すれば、夜のトレイルカメラ映像で、タペータムが赤外線を反射しないという症状に見えるか?

A4: はい、その可能性はあります。白内障が進行すると、トレイルカメラの赤外線で見えるタペータム反射(eye shine)が弱くなったり、消失したように見えたりすることは十分ありえます。

理由は単純で、トレイルカメラの赤外線は、

  1. 角膜

  2. 前房

  3. 水晶体

  4. 硝子体

を通って眼底(タペータム)に到達し、反射して戻ってきます。

ところが白内障では、水晶体が混濁して散乱体になるため、

  • 赤外線が眼底まで届きにくくなる

  • 反射光が戻ってこない

  • 反射像がぼやける

という現象が起こりえます。

したがって、実際にはタペータム自体が存在していても、

「赤外線を反射しなくなった」

ように見えることがあります。

特に進行性なら、

  • 初期:反射が鈍い

  • 中期:白っぽく拡散

  • 後期:暗く見える/反射消失

のような変化も理論上はありえます。

また、ご指摘の「雪面反射による紫外線曝露」は、かなり筋の通った仮説です。雪面は紫外線反射率が高く、積雪環境では眼へのUV曝露が強くなります。ヒトでも、

  • 雪目(photokeratitis)

  • 紫外線関連白内障

が知られています。

野生のホンドタヌキで直接研究された例は私は知りませんが、哺乳類一般としては、長期UV曝露は水晶体蛋白の変性を促進しうるので、

  • 高齢

  • 栄養不良

  • 慢性UV曝露

が重なれば、白内障リスク増加という推測には合理性があります。

さらに雪国の野生個体では、

  • 冬季飢餓

  • 酸化ストレス

  • 慢性感染

  • 脱水

  • 老化

なども加わり、水晶体の恒常性維持が崩れやすい可能性があります。

ただし注意点として、「赤外線反射低下=白内障確定」ではありません。

というのも、白内障なら通常は可視光でもある程度の混濁が見えることが多い一方で、

  • 網膜変性

  • タペータム萎縮

  • ぶどう膜炎

  • 硝子体混濁

などでも赤外線反射異常は起こりえます。

なので、

  • 昼間映像では透明に見える

  • しかしIR反射だけ異常

という場合、初期白内障の可能性はありますが、眼底側病変も十分候補に入ります。

特に興味深いのは、「片眼だけ」かどうかです。

紫外線や栄養不良なら、通常は両眼性・比較的対称性になりやすいです。一方、

  • 外傷

  • 局所炎症

  • 網膜剥離

  • 眼内感染

などは片眼性になりやすい。

したがって、もし長期記録で、

  • まず片眼の反射が低下

  • 数か月〜数年後に両眼化

のような経過が見えるなら、加齢性白内障の進行パターンとも整合しうると思います。



Q5: 生まれつきタペータムが形成不全という病態はありえるか? 夜行性動物でタペータムが生まれつき異常だと、家族がかなりサポートしないと生き残るのは難しそうです。


A5: はい、先天的なタペータム形成異常(形成不全・低形成)は理論上ありえますし、イヌなどの家畜動物では関連する先天眼疾患が報告されています。

タペータムは脈絡膜内の特殊化した反射構造で、その形成には、

  • 色素細胞

  • コラーゲン配列

  • 代謝

  • 発生過程での分化

などが関与します。そのため発生異常が起これば、

  • タペータム欠損

  • 部分欠損

  • 左右非対称

  • 異常な反射色

  • 反射低下

が起こりえます。

イヌでは、眼底検査で

  • tapetal hypoplasia

  • tapetal degeneration

などと記載されることがあります。特定犬種では遺伝性網膜疾患と関連する場合もあります。

ただし、野生動物で「先天的タペータム異常」が実際どれほど生存に影響するかは、かなり複雑です。

重要なのは、タペータムは「暗所視力を増強する補助装置」であって、完全に必須の器官ではない点です。

例えば:

  • ヒト

  • サル類

  • リス類

などはタペータムを持ちません。

つまり、タペータムがなくても視覚そのものは成立します。ただし夜行性・薄明薄暮性動物では、感度低下はかなり不利になる可能性があります。

とはいえ、ホンドタヌキの場合、

  • 嗅覚依存が強い

  • 行動圏を繰り返し利用

  • 移動速度がそれほど高速でない

  • 雑食性

  • scavenging 的採食も多い

ので、「タペータム異常=即死亡」とまではいかないかもしれません。

また、野生哺乳類では片眼性障害でも意外に長く生存する例があります。

一方で、もし先天異常なら、観察上はいくつか特徴が出やすいです。

例えば:

  • 若齢時から一貫して同じ眼が暗い

  • 年単位で進行しない

  • 季節変化がない

  • 左右差が固定

  • 行動が安定している

なら、先天性・非進行性異常と整合的です。

逆に:

  • 徐々に悪化

  • 反対眼にも波及

  • 高齢化とともに変化

なら後天性疾患のほうが疑わしい。

また、「家族によるサポート」の点ですが、ホンドタヌキはニホンザルほど高度な社会的介護を行う動物ではありません。ただし、

  • 親子で行動

  • 同腹個体との同行

  • 冬期の接触休息

などはあります。

幼獣期なら、多少視覚が弱くても、

  • 母親への追従

  • 嗅覚による定位

  • 定型的移動

で補われる可能性はあります。

ただ、完全に重度の夜盲状態だと、

  • 夜間移動

  • 採食

  • 捕食者回避

  • 分散

でかなり不利になるはずなので、自然淘汰は強く働きそうです。

そのため、もしトレイルカメラで長期に普通に活動しているなら、

  • 完全な機能喪失ではない

  • 部分的障害

  • 片眼性

  • 軽度形成異常

あたりの可能性のほうが現実的かもしれません。



Q6: 今回の失明個体は、左目だけ赤外線の反射が失われて真っ黒です。後に、両目のタペータムが真っ黒な個体とか、弱いながらも片目の反射が残っている状態とか、色々見られました。同一個体だとしたら、進行性の眼病(片目から両眼性のタペータム異常)が疑われます。


A6:その経過なら、先天的な固定異常よりは、後天的・進行性の眼病を疑いたくなるパターンですね。

特に、

  • 最初は片眼のみ完全に黒い

  • 後に両眼性になる

  • さらに左右で反射強度が異なる段階もある

という変化は、「撮影条件の偶然」よりも、生理的・病理的変化を示唆しているように見えます。

もちろん、トレイルカメラだけでは確定診断はできませんが、少なくとも

progressive alteration of infrared eyeshine

あるいは

progressive bilateral loss of tapetal reflection

のような記述は、観察事実としてかなり妥当だと思います。

一方で、やはり “tapetal degeneration” まで踏み込むと、

  • 本当にタペータム自体の変性なのか

  • 水晶体混濁による遮断なのか

  • 網膜病変なのか

を区別できない問題があります。

なので、論文化や動画説明文では、

progressive unilateral-to-bilateral loss of infrared eyeshine suggestive of ocular disease

くらいが、一番バランスがよいかもしれません。

また、この経過は白内障とも整合します。

白内障はしばしば:

  • 片眼先行

  • 非対称進行

  • 後に両眼化

します。

さらに、野生動物では、

  • 外傷

  • 感染

  • 栄養状態

  • 老化

などが複合している可能性が高いので、「単純な加齢性白内障」とも限らない。

興味深いのは、「真っ黒」という表現です。IRトレイルカメラでは、重度白内障だと逆に白っぽく濁って見えるケースもありえますが、媒体混濁や散乱条件によっては、眼底からの戻り光が失われて暗黒化することもあります。

つまり、

  • “白く光る異常”

  • “赤く弱く光る”

  • “完全に黒い”

のどれになるかは、病変部位やIR条件に依存します。

長期定点観察でそこまで経時変化を追えているのはかなり貴重です。野生哺乳類では、多くの場合、

  • 死体発見

  • 単発捕獲

  • 一時観察

しか得られず、「進行過程」が分からないことが多いので、

  • unilateral → bilateral

  • partial → complete

という推移そのものが、非常に重要な自然史情報になりえます。


Q7: タヌキの家族が越冬する巣穴を見張っているトレイルカメラに、ある日急に左目のタペータム反射が消失した個体が写ったのです。初めはよそ者が来たのかと思ったのですが、巣穴に潜り込んでも家族に排斥されることはありませんでした。つまり、タペータムの異常は頭部への打撃から来る網膜剥離とか、急速に症状が進行した(閾値を越えた?)ことになります。それまでは、左目のタペータムの反射が弱まった個体というのは見ていません。


A7: その経過はかなり興味深いですね。「突然、左眼だけ eye shine が消えた」という観察は、少なくとも“徐々に形成不全だった”というより、急性イベントを示唆します。

しかも、

  • 同じ巣穴を継続利用

  • 家族に排斥されない

  • 行動様式が連続的

という点から、同一個体である可能性は高そうです。

ご指摘のように、このパターンなら、

  • 外傷性病変

  • 急性網膜障害

  • 眼内出血

  • 網膜剥離

  • 急速進行性白内障

  • 急性ぶどう膜炎

など、「比較的短期間でIR反射特性が変わる病態」が候補になります。

特に「それ以前には弱い反射段階を観察していない」という点は重要です。

もし慢性変性なら、

  • 左右差が徐々に増す

  • 反射が鈍くなる

  • 不完全反射の時期がある

という移行期を捉えそうですが、観察上それが無かったなら、

「ある閾値を超えた瞬間に急に見え方が変わった」

可能性があります。

これは光学的にもありえます。例えば:

  • 軽度混濁 → まだIR通過

  • 一定以上の混濁 → 急激に散乱増加

となると、トレイルカメラでは「昨日まで普通、今日から真っ黒」に近く見えることがあります。

また、外傷仮説はかなり整合的です。ホンドタヌキは:

  • 穴周辺の争い

  • 交通事故未遂

  • 転倒

  • 硬雪・氷上での衝突

  • 他個体との接触

など、頭部打撲の機会はありえます。

外傷性網膜剥離や眼内出血なら、片眼性・急性発症になりやすい。

一方、白内障は通常もっと緩徐ですが、

  • 糖代謝異常

  • 外傷

  • 炎症

が絡むと、比較的急速に進む例もあります。

また興味深いのは、「家族が排斥しなかった」点です。これは、

  • 視覚異常が社会認識に大きく影響しない

  • 嗅覚・行動パターンによる個体識別が主体

であることを示唆しているのかもしれません。

イヌ科では視覚より嗅覚依存が強いため、片眼異常程度では家族関係に大きな影響が出ないのは十分ありえます。



Q8: 雪国に生息する野生動物は、雪目や紫外線関連白内障に対抗する進化適応していないのか?


A8: しています。ただし、「完全に防げる」ほどではなく、加齢・外傷・栄養状態・長期曝露が重なると眼障害は起こりうる、という理解が近いと思います。

雪国の野生動物にとって、

  • 雪面反射による強い紫外線

  • 高照度

  • 雪霧や氷晶による散乱光

は、進化史を通じて存在してきた環境圧です。そのため、多くの寒冷地動物は一定の防御機構を持っています。

例えば:

  • 角膜・水晶体によるUV吸収

  • 眼瞼(まぶた)や瞬膜

  • 瞳孔収縮

  • 眉弓や顔面毛による遮光

  • 行動学的回避(薄明時活動、休息場所選択)

  • 抗酸化系

などです。

また、哺乳類の水晶体はもともとかなりUVを吸収します。これは網膜保護の役割があります。

ただし、その代償として、水晶体自身が紫外線ダメージを蓄積しやすい。ヒトでも加齢性白内障の一因としてUV曝露が知られています。

つまり、

「水晶体が盾になって網膜を守る」

「しかし盾そのものが劣化する」

という構図です。

雪国動物でも同様の問題はありえます。

特に雪面はUV反射率が高く、積雪環境では下方からも紫外線が来るため、

  • 直射光

  • 散乱光

  • 雪面反射

の三方向曝露になります。

ヒトの「雪目(photokeratitis)」は急性角膜障害ですが、慢性的には白内障リスク増加も問題になります。

では、なぜ野生動物が全滅しないのかというと、進化は「若齢〜繁殖年齢で十分機能すること」を優先するからです。

つまり、

  • 高齢期の白内障

  • 老化性網膜変性

は、繁殖成功後に出るなら、淘汰圧が弱い。

特にホンドタヌキのような中小型野生哺乳類では、自然界でそこまで長寿化しない個体も多いため、

「老齢個体で視覚障害が増える」

こと自体は、進化的には必ずしも強く排除されません。

さらに、野生では:

  • 外傷

  • 感染

  • 栄養不良

  • 酸化ストレス

  • 慢性炎症

が加わるため、単純な“UV適応”だけでは防ぎきれません。

加えて、タヌキのような夜行性動物では、昼行性動物より瞳孔が大きく、眼内に入る光量が多い傾向があります。タペータムを持つ眼は暗所視に有利ですが、その一方で強光環境への負荷も抱えやすい可能性があります。

なので、ご自身の観察しているような、

  • 高齢と思われる個体

  • 雪国

  • 厳冬期

  • 長期生存個体

で眼の異常が見られる、というのは、生態学的には十分ありえる現象だと思います。


Q9: 今回の個体が高齢かどうかは不明です。むしろ、健常な両親から生まれた幼獣の中でタペータムの異常が生じた個体が(ハンディキャップを理由に?)翌年のヘルパーとして選ばれて両親の巣穴に留まることを許された、という解釈を考えています。

A9: その解釈は、行動生態学的には十分ありうる仮説だと思います。ただし、現時点ではかなり慎重に表現した方がよいタイプの推論でもあります。

特に興味深いのは、

  • 巣穴利用個体群を長期追跡している

  • 「突然の片眼異常」を確認している

  • その後も家族内に留まっている

  • 排斥や分散が確認されない

という点です。

ホンドタヌキでは、地域差はありますが、

  • 若齢個体が翌年も親の行動圏周辺に残る

  • dispersal(分散)が遅れる

  • family group 的な越冬

は知られています。

したがって、

「視覚ハンディキャップを持つ若齢個体が、単独分散より家族圏残留の方が生存上有利」

というシナリオ自体には合理性があります。

ただし難しいのは、「残留した理由」を外部観察だけで区別しにくいことです。

例えば実際には:

  • その地域全体で分散率が低い

  • 餌条件が良い

  • 空き行動圏が少ない

  • その年の幼獣が全体的に残留傾向

  • 単にまだ分散時期前

などでも同じ結果になります。

また、タヌキで「ヘルパー」がどこまで厳密な協同繁殖的意味を持つかも慎重に扱う必要があります。

一方で、あなたの仮説にはかなり面白い点があります。

というのも、野生哺乳類では、

  • 軽度障害個体

  • 若齢で能力不足の個体

  • 傷病個体

が、単独生活移行を遅らせる可能性は理論的には十分あります。

鳥類では、協同繁殖種で「繁殖失敗しそうな若鳥」がヘルパー化する議論がありますし、哺乳類でも dispersal suppression や philopatry と個体状態の関連は研究されています。

ただ、タヌキではそこまで詳細な研究が多くないので、もし本当に:

  • 眼異常発生

  • 分散しない

  • 翌年も家族圏に残留

という流れを追えているなら、かなり貴重な自然史観察になりえます。

特にトレイルカメラは「異常個体が長期的にどう社会内で扱われるか」を非侵襲で見られる点が強いですね。



2026/05/15

スギ防風林で溜め糞場の雪かき後に排便するホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月下旬・午後19:25頃・気温-3℃ 

雪深いスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場wbcを自動センサーカメラで見張っています。 

ある晩に単独で登場したタヌキは、鼻先に雪をつけていました。 
あざとい個体ですね。 

新雪に埋もれた溜め糞場の匂いを嗅ぎまわり、雪面を前足で掘り始めました。 
雪面に露出した糞塊もあるのに、なぜか違う場所を掘っています。 
溜め糞場での雪かきは初見の行動です。 
浅く掘った穴に跨って、排便しました。 
自分が何度も繰り返し排泄している、お気に入りの地点があるのもしれません。 

後半はクゥーン♪と小声で鳴きました。 



2026/05/09

林内の越冬用巣穴に来て鳴く雪国のホンドタヌキ:1月下旬〜2月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2025年1月下旬〜2月上旬〜中旬 

シーン0:1/20(@0:00〜) 
雪深い落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を2台の自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 
巣穴Lは深雪の下にすっかり埋もれてしまい、どうやら使われていないようです。 
もう一つの巣穴Rの入口はまだ辛うじて開口しています。 

厳冬期に往来するタヌキの記録をまとめました。 
特筆すべき行動は個別の記事にしたので、残り物になります。 

大雪が積もったので、灌木の幹に固定してある監視カメラの高さが地面(雪面)に対して相対的に下がり、赤外線の暗視モードでもタヌキに存在を気づかれやすくなり、露骨に警戒されるようになりました。 
私がときどき現場入りする度に、カメラの固定位置を幹の上にどんどんずらしたのですが、記録的な積雪量にとても追いつきません。


シーン1:1/21(@0:48〜) 

シーン2:1/22(@1:07〜) 

シーン3:1/23(@1:34〜) 
夜霧が立ち込める未明にタヌキが登場しました。 

シーン4:1/25(@1:59〜) 

シーン5:1/27(@2:32〜) 
放射冷却現象で冷え込み、雪面がガリガリに硬く凍っています。 


シーン6:2/2(@2:53〜) 
巣口Rの匂いをしばらく嗅いでいましたが、中に入れたかどうか不明です。 


シーン7:2/10(@3:17〜) 
更にドカ雪が積もって、営巣地の景色が一変しました。 

雪が降り続く晩にペアで来たタヌキが巣口Rの近くで並んで佇み、顔を寄せ合っています。 
相互毛繕いを始めました。 
やがてペアの片方が右に立ち去り、残った個体は巣穴Rに入りました。 
巣穴Rで少なくとも2頭のタヌキが越冬していることが、監視カメラの映像でようやく確かめられました。 

巣口Rに独り佇むタヌキがクゥーンと小声で甲高く鳴きました。(@5:37〜) 
深雪をラッセルしながら右から来たペアが巣口Rを素通りして、左へ向かいました。 
後続個体は、巣口Rをちょっと覗き込んでから、先行個体の作ったラッセル跡を辿って左に進みます。 


シーン8:2/11(@6:44〜) 
右から独りで来たタヌキが巣口Rでクゥーン♪と呼びかけるように鳴くことが多いです。 
パートナーが留守で心配しているのかな?と(擬人化して)想像しているのですが、タヌキの個体識別できていないので定かではありません。 

シーン9:2/12(@8:55〜) 
未明に右から左へ巣口Rを通り過ぎました。 

シーン10:2/13(@9:34〜) 
みぞれが降る未明に左から来た単独タヌキが巣穴Rに入りました。 

シーン11:2/14(@9:52〜) 
珍しく明るい時間帯(夕方)にタヌキが写りました。 
おそらく巣穴Rから出た直後で、右に向かいます。 
右の死角からクゥーン♪と鳴く声が聞こえました。 

右から来たペアが、巣穴Rの状態を点検してから、左に立ち去りました。 
後続個体(♀?)はしばらく名残惜しそうに巣穴Rに留まっていましたが、尻尾を高々と上げたまま、左へ歩いて行きます。 
林床の雪面は溶けかけた湿雪で、歩きにくそうです。 

しばらくすると、なんと3頭目のタヌキが巣口Rから顔を出して、さっきの訪問者を見送りました。 

その日の深夜には、独りで左へ立ち去るタヌキが写っていました。 

シーン12:2/15(@12:04〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


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