2012年9月下旬
イブキヒメギス♀(? Eobiana japonica)がクズの葉に乗り、何かを食べていました。
てっきり虫の死骸かと思いきや、近づいてよく見るとススキの穂先でした。
栄養豊富な種子を食しているのでしょう。
引きの絵にすると横にススキが生えているのが分かると思います。
珍しく写真を優先したら、動画ではすぐに食べ終わってしまいました。
前回はサワガニの蟹味噌を食べていたので、やはりイブキヒメギスは雑食性ですね。
全景 |
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『狩蜂生態図鑑』p82によると、本種は既存坑を泥で仕切るらしい。ところがこの日を最後に蜂の姿が見られなくなり、巣穴も開いたままでした。
本種の幼虫の食草は「バラ科:クマイチゴ、モミジイチゴ、ウラジロイチゴ」とされています。ホバリング飛行で見定めた食草に着陸すると、♀は必ず葉の縁にお尻を向けて止まり葉裏に産卵します。
葉裏の上の方の縁に卵が1粒 |
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こちらは,ヤドリバエ科のセスジハリバエTachina nupta (=T. mikado)の可能性が高いです.
ダイミョウヒラタヤドリバエは下記のHPのPhasia hemipteraを参考にしてください.
病める時も健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛することを誓います。美しい純愛の形と見るか、♂の悲しい性(さが)に涙するかは人それぞれでしょう。