2023年4月下旬・午前3:06・気温6℃
川岸のニセアカシアが小川を跨ぐように倒れた天然の丸木橋を自動センサーカメラで見張っていると、意外な生き物が撮れていました。
画面の左から右へ小川が緩やかに流れています。
深夜未明にトレイルカメラが起動した理由が分からなかったのですけど、小川の水中をよく見ると、多数の小魚がいました。
白く光る目がスイーッ、スイーッとゆっくり動いています。
群れをなして整然と泳ぐのではなく、ばらばらに泳ぎ回っていました。
よく見ると、大きな魚も1匹遊泳していました。
おそらくコイ(鯉;Cyprinus carpio)と思われます。
この小川は街なかを流れてきた用水路ですから、魚が潜んでいるとしたら、本流の川から遡上してきた個体でしょう。
4倍速の早回し映像にした方が魚の動きが分かりやすいので、まずそちらをご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。(@0:15〜)
変温動物の魚類が水中で動き回っても、トレイルカメラのセンサーは反応しないはずです。
きっと恒温動物の野ネズミなどが素早く横切ったのか、風揺れなどカメラの誤作動で起動したのでしょう。
此岸に繁茂する草木をできる限り刈り取って赤外線の白飛びを抑えたら、水中の魚がよく見えるようになったようです。
丸木橋を渡る様々な野生動物(肉食獣)や魚食性の野鳥が小川の岸辺を気にしていたのは、これらの魚群を狙っていたのだと分かりました。
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最後は明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子を示して終わります。
日中は物陰に隠れているのか、魚影を見たことがありません。
後日(5月中旬)、現場入りした際に左岸の水中から大きな魚がパシャン♪と跳ねる水音を聞きました。