2021年10月上旬・午後16:35頃(日没時刻は午後17:13)
タヌキの溜め糞aを監視するトレイルカメラ(無人センサーカメラ)に野鳥が撮れていました。
おそらくキジバト(Streptopelia orientalis)ではないかと思うのですが、白黒映像になると途端に自信がなくなります。
林道上を歩き回りながら地面(落ち葉)をあちこち啄んでいます。
種子食性のキジバトがタヌキの溜め糞に含まれる未消化の種子をもしも食べたら面白いのですけど、今回の個体は溜め糞に近寄りませんでした。
(餌の欠乏する厳冬期にはもしかすると、そんな行動が見られるかもしれません。)
この時期の林道上には落ち葉に混じってブナの実などが転がっているので、おそらくそれを採食しているのでしょう。
背後の雑木林では、別個体が落葉樹の枝から枝へと飛び回っています。
この2羽は♀♂番 の関係なのかもしれません。
どうもこのトレイルカメラには癖があって(制御プログラムのバグ?)、明るいはずの昼間でも赤外線の暗視モードのままになってしまいます。
ピンク色と白黒が交互にチラチラする不自然な映像になってしまうので、動画編集時にモノクロに加工しました。
私は写真よりもとにかく動画撮影を優先したいのですが、それは少数派みたいです。
とりあえず写真を撮ってから動画を撮り始めるようにするのがメーカー推奨の設定らしく、それなら動画の露光設定?は正常になります。
しかし、動画派の私としては初めに静止画(写真)を1枚撮る数秒のタイムロスすらも惜しいのです。
登場する動物はとにかく動き続けているので、行動を記録したい私は冒頭の決定的瞬間も逃したくありません。
自力で原因を突き止めるまで、かなり悩まされました。
秋の山中では日が落ちるのが早い上に、現場は鬱蒼とした雑木林なので、日没前でも異常に薄暗いのか?と初めは思ったりしました。
メーカーにクレームを入れても良いのですが、このまま騙し騙し使い続けることにします。
どうせ私が狙うターゲットは夜行性の哺乳類がメインなので、夜の暗視映像さえ撮れれば充分です。