2013/03/02

ヨツスジハナカミキリ@ドクダミ訪花と身繕い



2012年7月下旬

ドクダミに訪花していたヨツスジハナカミキリLeptura ochraceofasciata ochraceofasciata)を接写し始めたら、隣の葉に移動して身繕いを始めました。


同じドクダミ群落の葉上で交尾していた♀♂ペア

飛べ!キイロスズメバチ♀【ハイスピード動画】



2012年10月中旬

道端で日光浴していた(休んでいた)キイロスズメバチ♀(Vespa simillima xanthoptera)が身繕いすると飛び立ちました。
離陸の瞬間を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
後半は更に1/2倍速のスローモーションでリプレイ。


2013/03/01

生垣に積もった雪で遊ぶハシボソガラス【冬の野鳥】



2013年1月下旬

ちらちらと雪が降る中、雪遊びに興じるハシボソガラスCorvus corone)を見つけました。
大通りに面した民家の生垣(ヒバ?の庭木)にこんもり積もった雪の上に飛び上がり、足元の雪を嘴でつついています。
下に飛び降りると、生垣の葉を嘴でついばみました。
常緑樹の葉など美味しそうには見えませんが、厳冬期の飢えから採食したのでしょうか? (何かを探している?)
生垣の周りを歩き回ります。
すぐ横は交通量の多い車道ですが、ひっきり無しに車が通ってもカラスは無頓着です。

再び生垣に積もった雪の上に飛び乗って遊んでいます。
嘴で足元の雪を掘っていたら雪が崩れて、カラスは一緒に落ちました。
足元の雪が崩落するスリルを繰り返し味わっているのかもしれません。
必ず雪の塊の縁に止まって足元をつついています。
次はヒバの葉に左足を掛け、嘴で葉をつついています。
再度飛び上がり生垣の上に乗るも、足元の雪が崩れてまた落下。





最後は飽きたのか、飛び去りました。(死角で映像なし)
すぐに現場検証に行くと、崩した雪面に嘴や爪で引っ掻いたような跡が残されていました。

  • 遊び?
  • 雪浴び?
  • 水を飲む代わりに雪を摂食?
  • 生垣に以前何かを隠しておいた?(貯食)
  • ヒトの除雪を手伝っているつもり?(この日の人間界は雪かきや雪下ろしに忙しくしています。)
解釈は色々と考えられますが、個人的には雪遊びのような印象を受けました。

生垣に積もった雪を崩しておきながら、崩れたのは生垣の中に隠れている何者かの仕業だと思って横から覗き込んでいたのでしょうか?

カラスが崩した雪面に残された爪跡? 嘴で引っ掻いた跡?

カラスが崩した雪面に残された爪跡? 嘴で引っ掻いた跡?

樹種はヒバの仲間ですかね?
(生垣や庭木に詳しい方教えて下さい)
縄で縛られ雪囲いされています。


【おまけの動画】
最近話題沸騰の映像を紹介します。
ロシアのカラスが車の屋根に積もった雪で遊んでいます。
滑るのがよほど面白いようで、何度も屋根の斜面を滑り下りたりごろごろと転がったりする様子に驚愕しました。
必見です。
これを見てカラスの知性の高さを疑う人は居ないでしょう。
車体を引っかかれた車の持ち主は災難ですけどね。




イタドリハムシの交尾



2012年5月上旬

道端のイタドリの葉でイタドリハムシGallerucida bifasciata)が集まって右往左往しています。
3匹の♂が団子になって♀を奪い合っているようです。








2013/02/28

ハラオカメコオロギ♂の鳴き声♪



ハラオカメコオロギ♂の飼育記録

2012年11月下旬・室温18〜19℃

ハラオカメコオロギ♂(Loxoblemmus campestris)を採集してきて未だ飼育日数の浅い頃の映像です。
翅をやや立てて鳴きます。
前の年に飼っていたエンマコオロギ♂と比べると、鳴き声は小さく優しげですね。

後半は容器の蓋の代わりに張ったサランラップ越しに撮影したので全体がぼやけたようになっています。
(照明のアングルを調整すれば鮮明に撮れるはずなのですが、この頃は照明に慣れていない♂がすぐ鳴き止んでしまうので苦労しました…。)

容器の底に枯葉を少し敷いてやる方が落ち着くようです。
何もないと、逃げようとして容器の隅を噛んだり徘徊したりいつまでも落ち着きがありません。
しかし落葉を入れ過ぎると、隠れ家に落ち着いてしまって鳴く姿を撮影できないというジレンマがあります。


後日、もう少しうまく撮れた映像がこちらの記事(声紋解析もしています)。



触角の根本に突起がある。

カルガモの羽繕い【冬の野鳥:ハイスピード動画】



2013年1月中旬

カルガモAnas poecilorhyncha zonorhyncha)が数羽の群れで川の浅瀬に集まっていました。
念入りに羽繕いする個体を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
実際はこの7倍以上(220÷30=7.33)の速さで嘴を激しく動かしています。
比較のため通常のHD動画でも撮ればよかったですね…忘れました。
嘴の届かない頭部の羽毛は後脚の水掻きを使って掻いています。


『カルガモ親子はなぜ引っ越す』p69より

鳥には、尾羽のつけねに尾脂腺という分泌腺があり、ここから分泌される脂肪をくちばしでぬぐいとって、羽毛に塗り付け防水加工する。




雪解け水に漬けた脚がオレンジ色に見えますが、もちろんこれは霜焼けではりません。
冷え性の人には羨ましい話ですが、カモは特殊な血管系を有するため水の冷たさが苦ではないのです。

カモ類など寒冷地の水鳥には足と胴体の間に奇網(ワンダーネット)とよばれる、血管が絡み合った対流式熱交換器がある。これによって体中央部からの血液が暖かいまま冷たい体周辺部へ直接流れないように、また体周辺部からの血液が冷たいまま暖かい体中央部へ流れ込まないようになっている。(wikipediaより一部改変)

2013/02/27

翅の破れたオナガアゲハ♂がアザミに訪花吸蜜



2012年6月下旬

川沿いに咲くアザミに黒いアゲハチョウが訪花していました。
鳥に襲われ逃げて来たのか、翅が激しく破損しています。
後翅の尾状突起も失われています。
オナガアゲハPapilio macilentus)またはクロアゲハPapilio protenor)だと思うのですが、どちらですかね?
♂の特徴である後翅前縁の白線がちらっと見えました。
こんなボロボロの翅でも普通に飛べるのが驚きです。




潅木で採食するコゲラ♪【冬の野鳥】



2013年1月下旬

平地でコゲラDendrocopos kizuki )と出会ったのは初めてです。
道端の潅木(樹種不明)で鳴きながら枝をつついて回ります。
初めは枝に残った木の実を採食していると思ったのですが、それは撮り損ねました。


カメラにテレコン(望遠レンズ)を装着したままでは逆に近すぎて撮り難い距離でした。




水草?を採食するハシボソガラス【冬の野鳥】



2013年1月下旬

雪が激しく降る日に街中を流れる川でハシボソガラス(Corvus corone)が飛ぶ様子を撮っていたら、川から藻のような水草のような物を拾い上げて岸に戻り、採食を始めました。
岸の雪面に置いて啄んでいます。
いくら餌の乏しい厳冬期とは言え、本気の採食なのかただの遊びなのか不明です。
最後は嘴に咥えたまま飛び去りました
動画には映っていませんが、別個体が興味を示して近寄ってきたので奪われないよう逃げたようです。



2013/02/26

電線でさえずるホオジロ♂♪(野鳥)



2012年7月上旬

ホオジロ♂(Emberiza cioides)が電線に止まって綺麗な歌声を披露していました。

一筆啓上仕候♪ 源平つつじ白つつじ♪
合間に羽繕いもしています。
車道の左右は放置された草地です(休耕地?)。
実は近くでもう一羽鳴いていました。
この車道(=この電線)が縄張りの境界なのだろうか?

声紋解析するには風切り音が耳障りですかね。
草むらでナキイナゴ♂も鳴いています。






雪山で樹上採食するニホンザルの群れ



2013年1月下旬

雪山の雑木林にて遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れを長々と撮った映像の中から、樹上採食と木登りのシーンをまとめてみました。

10頭ほどの群れが雑木林の斜面に散開して採食していました。
高い木(樹種不明)に登り、枝を折り取ると樹皮を食しては投げ捨てています。
枝を折らず幹に直接歯を立てることもあります。
細い枝を齧っているのは冬芽を採食しているのかもしれません。

群れのまとまりは緩やかで、子猿を背負った母猿以外は、各自が独りで(勝手気ままに?)採食活動しています。
時折静かなクーコール(コンタクトコール)を発して互いの存在を確認していると思われますが、あまりに高い木に登っているため距離が遠くて鳴き声はよく聞き取れませんでした。
猿が枝を折る音だけが晴天の静かな雪山に響き渡ります。

それにしても、ニホンザルの木登りは流石に達者ですね。
隣の枝にひょいと跳び移る様子などは見ていて惚れ惚れします。
「猿も木から落ちる」シーンなどはとても撮れそうにありません…。
逆に、撮れたらスクープ映像ですね。





飛べ!ヒメウラナミジャノメ【ハイスピード動画】




2012年6月上旬

里山の下草に翅を全開にして止まったヒメウラナミジャノメYpthima argus)が飛び立つ瞬間を220 fpsのハイスピード動画で撮影してみました。


同じ日に撮った別個体

2013/02/25

トラマルハナバチ女王がタニウツギに訪花吸蜜



2012年5月下旬

三部咲きのタニウツギの花でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus
)が蜜を吸っていました。
時期的に未だワーカーではなく創設女王だと思います。
長く伸ばした舌を前脚で拭ってから飛び立ちました。
後脚に花粉団子は付けていないようです。



互いに毛繕いする雪国のニホンザル



2013年1月下旬

雪山の雑木林にて遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れを撮った映像の中から、互いに毛繕い(グルーミング)するシーンをまとめてみました。
朝の日光浴も兼ねているのか、あちこちで潅木の枝に座り時間をかけて念入りにグルーミング(蚤取り)し合っています。
アクロバティックな体勢になっても冷たい雪の上に座るよりもマシらしい。
毛繕いされている方はとても気持ちよさそうで至福の表情を浮かべています。
エステに通うヒトと似たりよったりですね。
冬はニホンザルの繁殖期らしいのですが、求愛・交尾行動などは未だ見たことがありません。
写真を見直すと、一部の個体で胸の乳首や尻に♀外性器が認められ、♀と判明しました。

日当り良好の南斜面は雪崩の巣で、日が高くなるにつれ緩んだ雪が上から次々に崩れてきて撮影中もヒヤヒヤします。
ところで雪国のニホンザルは、強い紫外線で雪盲にならないのだろうか?
(厳しい自然界では失明した個体は生きてゆけず淘汰されてしまうのでしょう。)
一面の銀世界で晴れると我々ヒトはサングラス無しでは眩しくて目を開けていられません。



お尻に♀の外性器?

乳首が見えるので♀?


ツルウメモドキの実を採食するヒヨドリ【冬の野鳥】



2013年1月下旬

雪が降りしきる中、民家の庭木にヒヨドリHypsipetes amaurotis)がやって来て何か啄んでいます。
手前には柿の木があるのですけど、甘い熟柿が目当てではなくその奥にある木から採食しています、
現場では採食メニューが分からなかったのですが、写真を見直すとオレンジ色の小さな実がなっていてツルウメモドキ果実と判明。

『野鳥と木の実ハンドブック』p24によると、ツルウメモドキ

ヒヨドリ、ツグミ類、オナガなどが採食。10月頃から黄色く熟すが、鳥が採食するのは黄色い皮がはじけて、中から出てくる赤い種子。口に入れてもほとんど味はしない。

※ YouTubeビデオエディタによる動画編集で、手ブレ補正処理と同時に今回は色調補正も施してあります。


遠目からは黄色い花が咲いているように見えました。


2013/02/24

クジャクチョウがセイヨウタンポポに訪花吸蜜



2012年5月中旬

クジャクチョウInachis io)がセイヨウタンポポの花に止まって、翅を開閉しながら蜜を吸っていました。
美しい翅表をしっかり見れなくて残念。
やや風がある日でした。


関連記事(12年後の撮影)▶ 春にセイヨウタンポポの花蜜を吸う越冬明けのクジャクチョウ


同じ日に撮った別個体

雪山の林床を歩き回るニホンザルの群れ



2013年1月下旬

雪山の雑木林にて遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れの中から、林床を遊動するシーンをまとめてみました。
(複数個体を撮影。)
雪深い斜面を少し歩いてから木に登りました。
猿も雪面に座るのはお尻が冷たいらしく、ふつう木に登ってから休むようです。


ハシボソガラスの身震い水切り【冬の野鳥:ハイスピード動画】



2013年1月下旬

道端の看板にハシボソガラスCorvus corone)が止まっていました。
飛び立つ瞬間をハイスピード動画(220 fps)に撮ろうと狙いカメラを向けても、全然飛んでくれません。
それでも想定外のシーンが撮れました。


羽を半開きにし頭を上下しながら鳴く様子がスローモーションに撮れました。
残念ながらカメラの仕様により、ハイスピード動画モードでは音声が録音されません。
鳴く度におじぎをしてガアーガアー♪と濁る声を発するのはハシボソガラスの鳴き方の特徴です。
しばらくすると、犬がよくやるように体を激しく揺すって羽根に付いた水気を切りました。

鳥類は普段から羽繕いで脂を塗っているので、撥水性があります。

舞い降りる雪のスローモーションも風情がありますね。


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