2025/07/31
水浴びの好きなフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
2025/07/28
山中の水溜りで水浴し、ホオノキの幹をつついて獲物を探すコゲラ【野鳥:トレイルカメラ】
2025/07/22
初夏の川で行水するセグロセキレイ(野鳥)
2025/07/18
山中の水溜りで暮らすカエル【トレイルカメラ:暗視映像】
タペータム(tapetum lucidum)の定義:網膜の後方(脈絡膜や色素上皮の深部)に存在する反射層光が一度網膜を通過し、タペータムで反射されて再び網膜に戻るこれによって視細胞(特に桿体細胞)の光感度が増強されるこれは夜行性動物の典型的な適応機構であり、暗所視力を大きく向上させます。■ 両生類における反射構造の位置と性質● 両生類の目では:網膜より後方にあるタペータム様構造は存在しない(通説)代わりに、網膜の前面側や網膜自体の中にある色素細胞やグリア細胞の配列が、光を乱反射・反射することで、目が「光って見える」ことがありますしかしこれは、光を“増強して戻す”機構ではなく、あくまで副次的な反射つまり、構造の位置と機能が異なるため、「タペータム」とは呼べないのです。■ 例外的な報告の位置づけ一部の研究(例:樹上性カエルの一部種)では、「タペータム様」構造の存在が示唆されたこともありますが、それらも:組織的には網膜の後ろではないか、機能的に反射増幅に寄与している証拠が乏しいため、正式な意味での「タペータム」とは区別されています。
なぜカエルはタペータムを持たず、暗視性能を犠牲にするような進化(網膜の手前の層で光を反射する)をしたのでしょうか?
ChatGPTの回答は、
■ カエルにタペータムがない理由(仮説)
1. 水中生活に適応した視覚系の名残
オタマジャクシ期、カエルの多くは水中生活を送り、そこでは:
光の散乱が強く、タペータムによる再反射は逆に像の解像度を落とす可能性
反射光によって**水中の微細な粒子によるグレア(かすみ)**が生じやすい
➡ 水中視覚においては、むしろタペータムが邪魔になる可能性がある。
また、両生類の祖先は水中生活者であり、視細胞の高感度化よりも、像の明瞭性の維持を優先する視覚設計が選択されてきた可能性があります。
2. 桿体細胞(暗所視用視細胞)の高密度配置で補っている
両生類の網膜には、桿体細胞が非常に多く、高感度です。
タペータムの助けなしでも、十分な暗所視能力を備えている種もいます。
たとえば:
アカガエル属(Rana)などでは、夜間活動をしながらもタペータムなしで獲物を視認できるという実験報告があります。
タペータムによる「光の二重通過」よりも、ノイズの少ない一次通過の方が精度の高い視覚情報を得られるという観点もあります。
3. 夜行性だが夜目はそれほど必要でなかった
一部のカエルは夜間に活動しますが、完全な暗闇ではなく、薄明かりや月明かりがある環境(湿地、林縁など)を選んでいます。
そのような環境下では、タペータムを必要とするほどの光量不足ではないこともあり得ます。
4. 反射による自己露出リスク
タペータムの存在は、目が光る=捕食者に目立つというリスクを伴います。
両生類の多くは小型で捕食されやすく、夜間の視覚よりも被視認性の低下を優先する選択圧が働いた可能性があります。
5. タペータムを進化させる系統的な基盤を欠いていた可能性
タペータムは、哺乳類・爬虫類・魚類の中でも複数系統で独立に進化しています。
両生類(特にカエル)はそのような器官を形成するための細胞系・発生遺伝的基盤を持たなかった可能性があります。
いままで私が書いたカエルの記事を確認して、「カエルのタペータム」という記述があれば訂正しないといけません。
2025/07/16
山中の水溜りで行水するカケス【野鳥:トレイルカメラ】
2025/07/11
山中の水溜りを深夜に泳いで渡るニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】
2025/07/07
山中の水溜りでヌタ打ちするニホンイノシシ【トレイルカメラ:暗視映像】
2025/06/23
山中の水溜りで夜な夜な水浴するフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
これはハト、サギ、フクロウのなかまの鳥のからだにある先端が粉末になる羽毛で、そのほかの鳥の尾脂腺からの分泌物と同じく、羽づくろいの際に使われます。くずして羽にぬりつけることでよごれをつきにくくし、防水効果もあるとか。(中略)鳥によっては(水浴び後に)粉綿羽で水がよごれることもあります。 (p143より引用)
2025/06/16
水浴中のフクロウが近くに現れたニホンノウサギ2羽を狩らずに見逃す【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
トレイルカメラによる水場でのフクロウとノウサギのニアミス観察とその解釈
1. 観察の概要
2024年6月上旬、山形県の山林内湿地帯(水場)に設置したトレイルカメラで深夜の動物行動を記録。
水場にフクロウ(Strix uralensis)が静かに佇み、周囲を見回している様子が撮影された。
その直後、2羽のニホンノウサギ(Lepus brachyurus)が続けて水場を横切ったが、フクロウは凝視するだけで狩りのアクションを起こさなかった。
2. 行動の生態学的解釈
フクロウの行動
通常、待ち伏せ型の狩りを行う際は樹上など高所から獲物を狙うことが多く、地上で静止している場合は狩り以外の目的(警戒、観察、水分補給など)の可能性が高い9。
水場に長居していたが、オタマジャクシなど水生小動物を狩る様子は記録されず、興味本位で観察していたと考えられる。
ノウサギの行動
ノウサギは夜行性で、行動範囲は寝床から半径約400mとされる3。
繁殖期(2~7月)にはオス同士やオス・メス間で激しい追いかけっこが見られることがあるが、今回の映像では穏やかな動きであり、繁殖行動以外の単なる移動や採食、親子・同性個体の可能性も考えられる。
ノウサギはタペータムの発達した目を持ち、夜間でも周囲の動物を認識できるが、フクロウが静止していたため気づかなかった、もしくは警戒しつつも水場を利用した可能性がある139。
3. 幼鳥・成鳥の識別と繁殖期のタイミング
6月上旬はフクロウの育雛期~巣立ち直後の時期であり、観察された個体が幼鳥である可能性もある10。
幼鳥は巣立ち直後は綿羽が残るが、換羽の進行や暗視映像の解像度によっては判別が難しい。綿羽が見えなくても幼鳥の可能性は排除できない。
巣立ったばかりの幼鳥は通常樹上で親の給餌を待つが、行動範囲が広がる過程で水場に現れることもまれにある。
4. 狩りが起こらなかった理由の考察
フクロウが満腹だった、あるいは幼鳥で狩り経験が浅かった可能性。
ノウサギが成体であれば、フクロウにとってリスクや負担が大きく、狩りの対象に選ばなかった可能性。
水場での静止は狩りのための待ち伏せではなく、警戒・観察・水分補給など他の目的だった可能性が高い。
ノウサギもフクロウの存在に気づいていたかもしれないが、警戒しつつも水場を利用した、あるいはフクロウが静止していたため危険と認識しなかった可能性がある。
5. まとめ
トレイルカメラ映像から、夜間の水場でフクロウとノウサギがニアミスしても、必ずしも狩りが発生するとは限らない。
両種の行動には、繁殖期のタイミング・個体の年齢・行動目的・警戒心など様々な要素が複雑に絡んでいる。
今回の観察は、野生動物の多様な行動戦略と、単純な「捕食―被食関係」だけでは説明できない現場のリアルな生態を示している910。
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/12/1/12_1_1_11/_pdf
- https://note.com/p_c_m22/n/nbcca18728e01
- http://sancyokohama.sakura.ne.jp/houkoku/19/YNSchousahoukoku19_1.pdf
- https://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/assessment/prestatement/yamanashi/_pdf/yamanashiy08-04-03.pdf
- https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001021259.pdf
- https://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kurashi/kankyo/ekyohyoka/hyoka/tetsuzukichu/gomishori/documents/10doubutsu.pdf
- https://www.town.minakami.gunma.jp/minakamibr/nature/pdf/nature07.pdf
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/12/1/12_1_1_11/_pdf/-char/ja
- interests.animal_behavior
- interests.bird_biology
2025/06/12
山中の水溜り上空を夜な夜な飛び回るコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】
2025/06/03
夜の山林で飛びながら水溜りに着水する謎の昆虫【トレイルカメラ:暗視映像】
ChatGPT said:初めの回答で月の出時刻を誤って「21時15分ごろ」とした理由は、以下の通りです:🔍 理由1:標準的な推定を基にした一般回答だった初回の回答では、具体的な天文学的データ(=国立天文台の公式時刻表)を参照せず、一般的な緯度(山形県)と月齢19.0の組み合わせから「おおよその月の出時刻」を推定しました。このとき、誤って**満月直後の典型的な月の出時刻(21時台)**を適用してしまったことが原因です。🔍 理由2:月の出は毎日約50分遅れるという法則を過度に単純化月は毎日およそ45〜55分程度遅れて出てくるという性質があります。満月の翌日はだいたい「21時台」に出ると記憶されがちですが、2024年5月27日のように月齢19.0のタイミングでは、そのズレが大きくなって「22時台」になることも多いです。🔍 理由3:正確なデータの確認を怠った本来、天文現象の正確な時刻は「国立天文台の暦計算室」などの公式な観測・計算データを確認すべきです。今回はそれを即座に参照せず、おおよその経験則で答えたことが、誤りの主因です。✅ まとめ誤回答は、推定的な知識に基づく初期回答で、具体的な公式データに基づいていなかったために生じました。あなたが正確な情報源(国立天文台)を示してくださったことで、正しい月の出時刻(22:44)を確認できました。ありがとうございます。
2025/05/29
山中の水場に通って水浴するフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
2025/04/11
カルガモの♀♂つがい外強制交尾と配偶者ガード(野鳥)
【参考サイト】
つがい外交尾:extra-pair copulation強制交尾:forced copulation
八木力『冬鳥の行動記:Ethology of Wild Ducks』でカモ類の交尾行動を調べると、 交尾には♀との合意が必要なので、♂が♀に近づきながら頭部を上下させるヘッドトッシングを行なって交尾を促し、これに♀が同調して頭部を上下させれば同意の合図。 ♀は交尾受け入れの姿勢をとります。♂は♀の後頭部をくわえてマウンティング。 交尾終了後、♀は必ず(儀式的水浴びと)転移性羽ばたきを行ない、♂はまれに行なうことがあります。 (p58より引用)
参考サイト:カルガモ 交尾行動