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2026/05/02

ルリシジミ♂が2頭並んでわだちの砂利を舐めつつ排尿(ミネラル摂取)

 

2024年4月中旬・午後14:35頃・晴れ 

里山で林道を下っていると、吸水中のルリシジミ♂(Celastrina argiolus)と出会いました。 
砂利道のわだちに沢の水が流れていて、小石が濡れています。 
2頭の♂が仲良く並んで吸水しながら、腹端から透明な液体を排泄していました。
泥水に含まれる微量のミネラル成分を摂取するために、口吻で大量の水分を飲む必要があるのです。 
チョウやガの成虫♂がしばしば集団吸水しているのは、精巣が性成熟する上で必須なナトリウムイオン、アンモニウムイオンなどを摂取するためです。 

排尿および飛び立ちの瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:32〜2:04、3:16〜3:23、3:31〜3:43) 
素早い羽ばたきをスローモーションで確認すると、ちらっと見えた翅表の斑紋から♂と判明しました。 
吸水しながら、腹端から透明な液体の雫をポトリと排泄しています。 
集団吸水と言うには個体数が少ないのですが、2頭のルリシジミ♂が集まり、飛び立ってもすぐに同じ地点に舞い戻って来るということは、周りと比べて塩気の濃い砂利があるのでしょう。 
飛来して着陸直後に排尿することもありました。 

林道から飛び去った個体を目で追うと、少し飛んだだけで法面の落ち葉の上に留まり直しました。
口吻を伸ばして落ち葉の表面を舐めていたのですが、特に湿った落ち葉を選んでいるようには見えませんでした。(映像は割愛) 
微量の唾液を吐き戻して乾いた表面の塩分を溶かしながら摂取することもできるようです。


【アフィリエイト】

2026/04/28

マミガサキアザミに訪花吸蜜するイカリモンガ【蛾:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午前11:45頃・晴れ 

里山の山腹をトラバースする山道の横に咲いたマミガサキアザミの群落でイカリモンガPterodecta felderi)が訪花していました。 
いつも通り翅をしっかり閉じたまま、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
腹部が太く膨満しているので、♀ですかね? 
頭花の上で自発的に向きを変えたので、横からだけでなく正面からも顔を撮ることが出来ました。 

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:24〜) 
翅表の鮮やかな紋様が見えるのは、羽ばたいた瞬間だけです。 
今気づいたのですが、イカリモンガの名前の由来となったオレンジ色の錨型の斑紋は、翅裏と翅表の両方にあるのですね。
翅表の紋様は濃い赤色に見えます。

2026/04/26

着地して土を味見するビロウドツリアブ♀(ミネラル摂取)

 

2024年4月中旬・午後12:05頃・晴れ 

里山の細い山道を登っていると、低空でホバリング(停空飛翔)していたビロウドツリアブ♀(=ビロードツリアブ;Bombylius major)が落ち葉の間に着陸してから、口吻の先端で乾いた土を舐めました。 
いつでも飛び立てるように、着地している間も高速羽ばたきを止めません(アイドリング)。 
右から別個体のビロウドツリアブが飛来したら、嫌がって(警戒して?)飛び去りました。 

おそらく性成熟に必須のミネラル成分(ナトリウム塩やアンモニア塩など)を摂取したくて、あちこち味見してミネラル濃度の高い地点を探しているのでしょう。 
それにしても、濡れている泥濘や泥水から吸水するのではなく、乾いた地面を舐めたのが意外でした。 
水分(唾液?)を吐き戻して地面のミネラル成分を溶かしながら吸水するのでしょう。
チョウ類の場合は、ミネラル摂取のために泥などを舐める(mud-puddling)のは専ら♂です。 
しかし今回のビロウドツリアブも、左右の複眼が離れている♀でした。 (これで2例目:n=2)

関連記事(同年の撮影)▶  

2026/04/24

ブッドレアの花(紫)で仲良く吸蜜するウラギンスジヒョウモン♂たち【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年7月下旬・午後13:10頃・晴れ 

民家の庭の片隅に植栽されたブッドレアで紫色の花が咲いています。 
その花穂にウラギンスジヒョウモン♂(Argyronome laodice japonica)が訪れていました。 
風で揺れる花穂で翅を開閉しながら吸蜜し、次の花穂へ飛んで移動しました。 

しばらくすると、ブッドレアの同じ花穂で2頭の♂が仲良く並んで花蜜を吸っていました。 
花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮り始めたのですが(@0:57〜)、なかなか飛んでくれません。 
同種の♂なのに、蜜源植物を占有する行動やライバルの♂に対して縄張りを張る行動はありませんでした。 
高画質のFHD動画モードに戻すべきか迷いながらも、撮影を続けます。 
ようやく奥の♂個体が飛び去ちましたが(@7:45〜)、手前の♂個体に追い払われた訳ではなさそうです。 
もう1頭が飛び立つまで待てず、撮影を打ち切りました。 

いつもの私だったら、飛び立つ瞬間のスローモーションだけを切り取って動画編集するのですが、今回は2頭の♂が仲良く並んで同じ花序から吸蜜していたという事実も興味深いので、カットせずに残しました。 

今回撮れた蝶はウラギンスジヒョウモンの♂ばかりで、♀の姿を見かけませんでした。 


2026/04/23

精米所の横に散乱した屑米を採食するスズメの群れ(冬の野鳥)

 

2025年1月下旬・午後14:00頃・くもり 

この冬は記録的な大雪が積もりましたが、車道の舗装路はしっかり除雪されています。 
除雪車が道端に寄せた雪山にスズメPasser montanus)の群れが集まっていました。 

警戒を解くと、道端でスズメたちが路面を啄み始めたのはなぜでしょうか? 
奥にある謎のプレハブ小屋がヒントです。
窓に選挙ポスターが貼られているので分かりにくいのですが、その小屋はコイン精米所(無人精米所)です。 
誰か利用者が精米した米粒をスズメに少しおすそ分け(給餌)したのか、あるいは捨てられた屑米が散乱しているのでしょう。 

奥の路地から車が走って来ると、スズメは飛んで逃げました。 
スズメの群れは、コイン精米所の屋根に積もった雪の上や、右隣の落葉したオオヤマザクラの樹上に一時避難しています。
しばらくしたら、また路上に戻って屑米を拾い食いするのでしょう。 

撮影後に通りを渡って、採食メニューをしっかり現場検証すべきでしたね。 

2026/04/17

スギ林床で餌を探し歩く雪国のトラツグミ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年1月中旬・午後16:10頃・くもり 

スギ防風林で鳥の羽根が捕食者に毟られた地点を自動撮影カメラで見張っています。 
トラツグミZoothera aurea)の登場シーンをまとめました。 
当地でトラツグミは冬鳥ではなく、通年見られる留鳥です。 


シーン1:1/14・午後16:03・くもり・気温0℃(@0:00〜)日の入り時刻は午後16:46:04。 
新機種のトレイルカメラ(高画質)を導入したおかげで、明るい昼間にトラツグミを初めてフルカラーで撮影することができました。 
夕方に、1羽のトラツグミがスギの落ち葉が散乱する雪面をうろつき、林床をあちこち啄んでいます。 
トラツグミの歩行はホッピングではなくウォーキングでした。 
地味な模様のトラツグミが落ち葉の上に乗って静止すると、保護色(迷彩色)でまったく居場所が分からなくなります。 
やがて左に立ち去りました。 

林床に散乱していた鳥の羽根は、新たに積もった雪の下に完全に埋もれていました。


シーン2:1/14・午後16:08・くもり(@0:40〜) 
約4分後に、トラツグミが左から戻って来ました。 
スギ林内を奥へ向かってから右折すると、スギの背後で姿が見えなくなりました。 


シーン3:1/14・午後16:12・くもり(@1:24〜) 
3分後に、スギ根元の手前にトラツグミが来ていました。 
凍った雪面をトコトコ歩いて右へ立ち去りました。 

しばらくすると、左から低空で飛来した小鳥(種名不詳)が、奥の茂みでスギ落枝?に止まりました。 
尾羽を神経質そうに上下に振っています。 
やや遠くてシルエットしか見えませんが、体型からも明らかにトラツグミではなく別種です。 
しばらくすると、謎の小鳥は小枝から小枝へピョンピョン跳んで移動しました。 
夕方なので、もしかすると昼間に活動していた小鳥が塒入りしたのかもしれません。 
日の入り時刻は午後16:46:04。 

やがて、画面の左下隅からトラツグミが駆け込んで来ました。(@2:00〜) 
スギ林床を小走りで奥に突進すると、謎の小鳥は右に飛んで逃げました。 


【考察】
捕食者に狩られて羽根を毟られた鳥の正体は、トラツグミなのでしょうか? 
約10日前の発見現場で撮った写真を再掲します。 
素人目にはヒヨドリではないかと推測しています。

2026/04/15

雪原を横切り飛び立つキジ♂(冬の野鳥)

 

2025年1月中旬・午前11:30頃・くもり 

キジ♂(Phasianus versicolor)がケッケッケッ♪と短く鳴きながら雪原(雪田)を歩いて来ます。 
残念ながら、私がカメラを向けたら鳴き止んでしまいました。 

関連記事(2ヶ月、2年前の撮影)▶  


警戒しながらもキジ♂は左から右へ雪原を横切ります。 
新雪が積もった雪面にキジの歩いた足跡が残ります。 
急に身を屈めると、翼をパタパタと羽ばたいて右へ飛び去りました。 
飛びながら鳴くことはありませんでした。 
私が慌てて流し撮りしても、住宅街の障害物が多くて見失いました。 
道を走る車などに驚いたのではなく、線路を飛び越えたかっただけかもしれません。 

雪原から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:27〜)

2026/04/11

イエネコに狙われながらも道端でせっせと巣材を集めて帰巣するドバト(野鳥)

 

2019年4月下旬・午後17:00頃・くもり 

街なかの道端でカワラバト(=ドバト;Columba livia)がうろつきながら、歩道をあちこちつついていました。 
てっきり道端に生えた雑草(の種子?)を採食しているのかと思いきや、じっくり観察すると、餌でもない細い小枝を拾い集めています。 
しかも小枝をかなり選り好みしていて、嘴で咥え上げては捨てる行動を何度か繰り返しています。 
どうやら巣材に適した小枝を吟味している様子です。 
すぐ横の車道をバスなど大型車両が轟音を立てて通っても、ドバトは全く気にしないで巣材集めを続けています。 
ようやく気に入った小枝を嘴に咥えたまま、飛び去りました。 

そのままドバトを流し撮りすると、約55m離れたビルの1階にある路面店の軒先に並べて設置された看板の上に鳩が留まりました。 
どうやら、この看板の背後の空間でドバトが巣作りを始めたようです。 

ドバトは道端の同じ地点に戻ると、巣材集め(小枝拾い)を繰り返し、再び巣に持ち帰りました。 
巣材を運んでいるドバト個体の性別を見分けられないのが残念です。 

こんな賑やかで交通量の多い道のすぐ横で営巣するとは、よほど人馴れしたドバトなのでしょう(シナントロープの好例)。 
この建物は鉄筋コンクリートで、田舎町にしては高層ビルです。 
カワラバトは本来、断崖に営巣するらしいので、コンクリートの高層ビルを崖に見立てて営巣するのは納得です。 
それにしても、こんな低い場所に巣作りするとは意外でした。 
辺りを忙しく行き交う人々は、ドバトに無関心でした。 


道端のほぼ同じ地点からドバトが次の小枝を咥えて飛び去った直後に、白黒模様のイエネコFelis silvestris catus)が歩道を駆け寄って来ました。 
近所で飼われてる猫でしょう。 
耳をピンと立て、下げた尻尾の先を上にカールしたまま左右にくねらせ、辺りをキョロキョロ見回していました。 
獲物を狩る気満々で、逃げたドバトの行方を探しているようです。 
(YouTube動画はここまで。) 

真上の電線に留まっていたハシボソガラスが、鳩と猫の様子を見下ろしていました。 
頭部の羽毛を逆立て、嘴を足元の電線に擦りつけて拭ったので、ネコの出現に警戒しているようです。(映像は編集でカット) 


※ 動画の前半が無音なのは、屋内から窓ガラス越しに撮ったからです。 
後半はカメラを持って急いで外に出て、直接ドバトを撮りました。 


この猫が乱入しなければ、鳩は巣材集めをもっと繰り返していたはずです。 
巣材集め中にネコに襲われそうになったドバトは無事に逃げましたが、巣材が豊富に落ちている道端にその後は寄り付かなくなってしまいました。 
天敵のネコを避けて巣材を集める場所を変えれば済む話なのですけど、私が営巣地を見張っていても、そのドバトは全く帰巣しなくなりました。 
私やイエネコにこっそり見られていることに気づき、帰巣の瞬間を見られたくない(巣の位置を知られたくない)のかもしれません。 

 私が粘って張り込みを続けると、おそらく同一個体の鳩が20分後に戻ってきました。 
お気に入りの巣材集め地点の真上に張られてある電線に止まりました。 
しかし私が望遠レンズを不用意に向けただけで気付かれてしまい、警戒したドバトは飛んで逃げました。 


【後日談】 
結局その後、このドバトは営巣を断念したようです。 
猫が路上から自動販売機をよじ登って、看板裏にあるドバトの巣を襲ったのでしょうか? 
近くで別のビルの解体工事が行われているので、その凄まじい騒音や振動を嫌って営巣放棄したのかもしれません。 

翌年に現場を通りかかると、ドバトが営巣していた看板の手前には網(金属の粗いメッシュ)が設置されて、鳩が出入りできないようになっていました。 
おそらく、ビルの路面店に出入りする客から鳩による糞害などの苦情が出て対策したのでしょう。 
鳥害対策として営巣地の看板に金網を被せた代償で、広告効果は台無しです。 


日本野鳥の会『みる野鳥記7:キジバトのなかまたち』という本によると、
ドバトが巣をつくるのは、工場など大きな建物の屋根の下や、高速道路の下、または大きな橋の梁の下などです。 ・巣は、外側の直径が25〜35cm、厚さが7cmほどのお皿形です。巣の材料は、かれ枝やかれ葉ですが、都会では針金やビニールのひもがまじっていたり、動物園でつくった巣には馬の毛が入っていたりと、身近なものをどんどん使っています。 
・巣作りは♂と♀の分業ですが、ドバトの場合、巣材を運ぶのは♀、そして運ばれてきた材料でせっせと巣をつくるのは♂という例が、観察中40%もありました。分業はするけれど、特に♂、♀の役割は決まっていないのかもしれません。 (p42〜43より引用)

2026/04/09

散歩中にドバトの群れを追い散らすゴールデンレトリバー【冬の野鳥:ハイスピード動画】

 

2026年1月上旬・午前11:50頃・くもり 

雪道で飼い犬を散歩させているヒト♂がいました。 
犬種はゴールデン・レトリバーでした。 
一方、私は橋を渡っているところで、イエイヌCanis lupus familiaris)と私の間にはカワラバト(=ドバト;Columba livia)の群れがいました。 
鳩に餌をやる通行人がたまにいるので、この場所に年中集まっているのです。 
30羽ぐらいの群れが路上(橋の上の歩道)に密集して採食していました。 
これからイヌとドバトがニアミスしそうです。 
次の展開を予想した私は、これは良いスローモーションが撮れるぞ!と期待して、240-fpsのハイスピード動画で撮影を開始しました。

飼い犬は多数のドバトを見ると、眠っていた狩猟本能が呼び覚まされたのか、喜び勇んで鳩の群れに向かって駆け出しました。 
イヌが近づくと、ドバトは次々と飛んで逃げ始めました。 
しかし鳩は飛び立っても短く飛ぶだけで、イヌから安全な距離を保ってすぐに着地します。 
イヌが来れない(リードが届かない)安全地帯に図太く居座って、採食を続けています。 
ドバトはいちいち飛んで逃げるのも億劫なのか、省エネのために歩いて(走って)逃げるだけの個体も多いです。 

このゴールデン・レトリバーは首輪だけではなくハーネスも装着した上で、飼い主がリードをしっかり握っているので、鳩を襲いたくても飼い主に制止されてしまいます。 
躾がしっかり行き届いているイヌのようで、飼い主のリードを振り切ってまでドバトに襲いかかることはしませんでした。 

これは私の想像ですが、この飼い犬(ゴールデンレトリバー)もドバトも互いに顔見知りなのかもしれません。 
毎日同じコースで散歩する度に出会っているとしたら、ドバトがこのイヌを舐めているのも納得です。 

獲物が目の前にいるのに自由に追跡できない状況は、イヌにとっては欲求不満が溜まりそうですが、楽しそうにドバトの群れを何度も追い散らしています。 
イヌが本気で駆け出したら、ドバトの群れが一斉に飛び立ちました。 
すると飼い主がたしなめるように、イヌの頭を軽くはたきました。 それでもゴールデン・レトリバーは鳩の群れに遊びの突進を繰り返しています。 

ゴールデン・レトリバーが元気に走り出すと、長い毛並みや垂れた耳や舌、尻尾、口周りの弛んだ皮膚が揺れて、見応えのあるスローモーション映像になりました。 
犬の吐く息が白く写っています。 
イヌはわざと余所見してドバトを油断させてから、一気に駆け寄る戦法をとることもありました。 
しかしドバトは、お見通しのようです。 
散歩中でリードに繋がれた飼い犬は、そもそも本気で獲物を捕れるとは思ってないようで、鳩に口で噛みつこうとはしていません。 
逃げる鳩を追い散らすのが楽しいだけなのでしょう。
ヒトの幼児も公園で楽しそうに走り回って、鳩をわざと追い散らす姿をよく見かけます。 
アイスバーンで犬の足がスリップすることもありました。 
飼い主はリードを引っ張って踏ん張り、なんとかイヌを制止しようとしています。 

なかなか見応えがあるハイスピード動画が撮れました。 
あとは2丁拳銃を乱射する演出を追加して、劇的なBGMを付ければ、B級アクション映画のワンシーンが出来上がりです。  

最後に私は、高画質のFHD動画に切り替えて撮影しながら、鳩の群れの横を通り過ぎます。 
人馴れしたドバトは、まったく逃げませんでした。 
のんびり羽繕いしている個体もいます。 
こんなラストシーンは蛇足なのですけど、低画質のハイスピード動画だけを投稿するよりも、このFHD動画と連結した動画を投稿した方が、YouTubeでは高画質動画としてアップロードされるのです。


2026/04/07

晩秋の青空に弧を描いて飛ぶトビ(野鳥)

 

2024年11月下旬・午前10:05頃・晴れ 

秋晴れの空にトビMilvus migrans)が飛んでいました。 
休耕地からの上昇気流に乗って滑翔と羽ばたきを繰り返し、くるりくるりと弧を描いています。 
羽ばたかない滑翔中は、尾羽根を傾けることで左右に方向転換していることがよく分かります。 
今回は全く鳴かずに、静かに飛んでいました。 

私の頭上を飛んでくれたのは、怪しい侵入者を偵察に来たのでしょう。
おかげで、広げた翼の黒い下面にある白い斑紋がしっかり見えました。

2026/04/04

里山の混交林を夜に飛び回るコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年8月上旬〜下旬〜9月上旬

シーン0:8/1・午後15:01・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
里山でスギと雑木の混交林にあるカモシカの溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っています。 
岩塩プレートをミズナラの幹に巻きつけて塩場としているのですけど、今回の記事には関係ありません。 

コウモリの登場シーンをまとめました。 


シーン1:8/1・午後22:00(@0:03〜) 
深夜に飛来したコウモリが監視カメラに止まったようです。 
IR-LEDが照射する赤外線を至近距離で反射して、画面が白くハレーションしています。 
すぐにコウモリが奥に飛び去りました。 
コウモリが羽ばたく様子を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 


シーン2:8/23・午後12:45・晴れ(@0:25〜) 
昼間の状況です。 


シーン3:8/27・午前2:25(@0:30〜) 
深夜未明にコウモリが奥から手前に飛来しました。 
コウモリが羽ばたく様子を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 


シーン3:9/4・午後14:10・晴れ(@0:45〜) 
9月になりました。 
明るい日中の様子です。 


シーン4:9/5・午前2:41(@0:48〜) 
コウモリが深夜未明に、カメラのすぐ手前で一瞬だけホバリング(停空飛翔)してくれました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイすると、コウモリの顔が正面からちらっと写っていました。 
残念ながら旧機種のトレイルカメラで撮る動画はフレームレートが低すぎて、とても同定できそうにありません。


2026/04/02

ブロック塀の上を群飛するフタモンアシナガバチ♂:探雌飛翔と誤認求愛【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後12:25頃・晴れ 

秋晴れの昼下がりに、民家の庭を取り囲むブロック塀の上に沿ってフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)の雄蜂♂が何匹も飛び回っていました。 
ブロック塀の上に止まって休憩している個体をよく見ると、顔(頭楯)が白くて触角の先端がカールしているので、雄蜂♂と見分けられます。 

繁殖期の群飛とかレック(集団お見合い場)と呼ぶには♂の個体数が少なかったのですが、交尾相手の新女王を探して飛び回っているようです。 
巣から飛び立った新女王が来るのを今か今かと待ち構えているのでしょう。 
雄蜂♂たちは、まるでラインセンサスするように、ブロック塀の上を低空で往復しています。 
アシナガバチの交尾は早い者勝ちらしいなので、雄蜂♂はとにかく焦っています。 
とにかく同種の蜂なら何でも飛びかかって交尾を挑もうとします。 
触れてみて初めて相手の性別が分かるようです。 
相手の性別を遠くからじっくり見極めてから求愛するのでは、他のライバル♂との♀獲得競争に負けてしまうのでしょう。 

フタモンアシナガバチ♂の探雌飛翔を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:36〜) 
複数個体の雄蜂♂が、ブロック塀の上を間隔を開けて低空で飛び交っています。 
直線状に飛ぶだけでなく、たまに途中で進路変更することもありました。 
先行個体に追いつきそうになったら減速していました。 
2匹の雄蜂♂が空中ですれ違った直後に、片方の個体が減速して相手を振り返りましたが、追いかけることはありませんでした。(@1:03〜) 

飛び疲れた♂がブロック塀の上に着陸して休んだり身繕いしたりしていると、飛来した別個体の♂がいきなり襲いかかりました。(誤認求愛) 
相手も雄蜂♂だと分かると、すぐに離して、相次いで飛び去りました。(@3:18〜3:25) 
ライバル♂を攻撃して縄張りから追い払った、という訳ではありません。 

ブロック塀の上で並んで仲良く日光浴(♀を待ち伏せ?)していた2匹の雄蜂♂には、体格に個体差がありました。 
幼虫期の給餌量に応じて、羽化した後の体格に差が出るのでしょう。 

松浦誠『社会性ハチの不思議な社会』p74-75によれば、
日本産のアシナガバチ類の交尾は、9〜10月の晴天の日の日中、午前10時から午後1時ごろまでのあいだ、となっている。 種類によって、交尾のおこなわれる場所とその方法が異なり、つぎのような行動型に区別される。(1)巣口待ち伏せ型、(2)一定コース飛びまわり型、(3)縄張り型、(4)空中交尾型 そしてフタモンアシナガバチは「♂は、樹冠の頂部、林縁、山道にそって一定のコースを飛びまわり、そこを通過する新女王をとらえて交尾する」タイプ(2)

私は未だにアシナガバチの群飛からの交尾行動を野外で観察できたことがありません。
毎年探し歩いているのですが、なかなか幸運に恵まれません。


関連記事(5、11、14年前の撮影)▶  


【アフィリエイト】

2026/03/31

日光浴しながら沢で小石を舐めるキタテハ秋型(ミネラル摂取)

 

2024年10月下旬・午前11:10頃・晴れ 

山麓で緩斜面をチョロチョロ流れる沢に秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が止まっていました。 
翅を全開にして秋の陽射しを浴びながら、小石の隙間に口吻を伸ばして舐めています。 
沢の水を吸って、含まれている微量のミネラル成分を摂取しているのでしょう。 
広げた翅が太陽に対して正対するように、その場で少し方向転換したので、やはり吸水しながらも効率よく体温を上げるために日光浴しているようです。 



動画を撮りながら私がキタテハに近づいたら、すぐに羽ばたいて飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:40〜)

2026/03/27

シバザクラの花で吸蜜し飛び回るキアゲハ♀春型【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年5月上旬・午後15:55頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたシバザクラ(芝桜)の群落で春型のキアゲハ♀(Papilio machaon hippocrates)が訪花していました。 
花色が薄いピンクの品種で、キアゲハは口吻を伸ばして吸蜜しています。 
翅表の斑紋と腹部の形状から♀と分かります。 

キアゲハ♀は、訪花中も半開きの翅を忙しなく羽ばたき続けていました。 
いつでも飛び立てるように、飛翔筋の準備運動を続けて体温が下がらないようにしているのでしょう。 
不安定な花の上で身体のバランスを保つために羽ばたいている、という役割もありそうです。 

関連記事(8年前の撮影)▶ 芝桜の花蜜を吸うキアゲハ 


キアゲハ♀がシバザクラの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
大きな翅を力強く羽ばたいて飛び立つ様子は見応えがあります。
翅は硬い平面ではなく、打ち下ろす際にしなやかに曲がりながら揚力を得ています。

2026/03/25

巣材としてヌスビトハギの葉を切り抜くハキリバチ♀のNG集【FHD動画&ハイスピード動画】

 



2024年8月上旬・午後12:30頃・晴れ 

里山で湧水湿地帯の周囲にあるスギ植林地の林床でハキリバチ科の一種の♀がヌスビトハギの葉をくり抜いてせっせと巣材を集める様子を撮影していると、必ずしも毎回スムーズに葉片を切り取ってはいないことが分かりました。 


シーン1:(@0:00〜) 
ヌスビトハギの葉の縁にしがみついて大顎で丸く切り抜き始めたのに、私がカメラのレンズを近づけたらピントが合う前に飛び去ってしまいました。 
警戒したのか、それとも葉に触れてみて初めて状態が巣材として気に入らなかったのかもしれません。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

※ 蜂の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


ハキリバチ♀のNGシーンと言っていいのか分かりませんが、240-fpsのハイスピード動画でも面白いシーンがいくつか写っていました。 

シーン2:(@0:22〜) 
せっかく長楕円形に切り抜いたヌスビトハギの葉片を抱えて飛び立とうとしたら、葉から転がり落ちてしまいました。 
それでも大事な荷物を落とすことなく、なんとか空中で体勢を立て直すと、ホバリング(停空飛翔)しながら定位し、巣の方向へ飛び去りました。 


シーン3:(@1:59〜) 
慌てて撮り始めたので、蜂にピントがしっかり合っていません。(奥ピン) 
ハキリバチ♀は、ヌスビトハギの葉の中でも、すでに切り抜き穴がある葉を選んでいるようです。 
巣材植物をなるべく無駄なく利用するというよりも、巣材に適した葉をいちいち吟味する手間が省けるからでしょう。 

今回はなぜか作業の終盤で中断すると、切りかけの葉片を手放し、次の葉を探しに飛び去りました。 
素人目には、切り取りに失敗したようには見えないのですけど、「弘法も筆の誤り」ならぬ、「ハキリバチも大顎の誤り」ということがあるのですね。 
私が邪魔したせいではないと思います。
撮影を続けたまま私が立ち上がると、奥ピンが解消され、ハキリバチ♀の探索飛翔がしばらく写っていました。 


シーン4:(@3:48〜)
スビトハギの葉から今回は大雑把な形状で切り取っています。 
切り取り作業中に姿勢を崩してしまったせいかもしれません。 
葉片を抱えたまま完全に切り落としても、下にある別な葉が蜂ごと受け止めました。 
これはイレギュラー(想定外)な事態です。
ハキリバチ♀は、上下逆さまの状態からどうやって立ち直るのでしょうか? 
抱えた葉片をくしゃくしゃに丸め、足を使って根返りを打つように下の葉から転がり落ちながら、羽ばたいて飛び去りました。 


【考察】 
昔ながらの『ファーブル昆虫記』などを読んでいると、昆虫の本能行動は生まれつき完璧な印象を受けるのですが、実際ハキリバチ♀は葉片を切り抜く際に色んな失敗もしていて微笑ましいです。 
臨機応変な対応に感心しました。 

クズハキリバチ♀との比較 

2026/03/22

カキノキ樹上で熟果を食べながらライバルのヒヨドリを追い払うカラス【冬の野鳥:トレイルカメラ】干渉型の種間競争

 



2024年12月下旬・午後14:25頃・晴れ・気温8℃・冬至の日。 

トレイルカメラを90°傾けて固定し、細長い樹形のカキノキの全体を監視できるようにしました。 
いわゆる縦型動画です。 
タブレットやスマホなどのモバイル機器で試聴している方は、ご自分で画面を回転してご覧ください。 
 PCのブラウザで視聴していてメンタルローテーションに苦労する人は、お手数ですが、画面を90°回転した状態で動画を再生できる拡張機能を導入してみて下さい。 
(記事の最後に掲載した【おまけの動画】を参照) 


すると早速、野鳥が写っていました。 
2羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)がカキノキの樹上と下の雪面に1羽ずつ来て採食しています。 
3羽のヒヨドリHypsipetes amaurotis)も続々と飛来して、左隣の落葉アンズ樹上に留まりました。 
果実食性のヒヨドリはカキノキ樹上の熟果を食べたいのにカラスが怖いらしく、アンズとカキノキとアンズの枝を行ったり来たりしています。 
しばらくすると、カキノキ樹上で採食していたカラスが、上の枝(カキノキ樹冠部)に来ていたヒヨドリを追い払いました。(@0:50〜) 
餌資源を巡る占有行動です。(干渉型の種間競争) 
攻撃的に激しく追い払うのではなく、軽く威嚇・牽制する程度でした。
逃げたヒヨドリ?は、左隣りのアンズ樹上に避難して、順番待ちをしています。 
(カキノキの梢に留まってちゃっかり採食を続ける個体は、見えにくいのですが、ヒヨドリではなくカラスだと思います。) 

その間、地上の雪原で落柿を拾い食いしているカラス個体がいます。 
ヒヨドリは地上に降りたがらないため、落果はカラスが争わずして独り占めできます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
ニホンザルの群れがカキノキで採食中はライバルのカラスを追い払いますが、猿がいなければカラスがヒヨドリを追い払います。
つまり、カキノキを巡る力関係は、ニホンザル>カラス>ヒヨドリという序列になります。

不思議なことに、これまでヒヨドリが単独(または群れ)でカキノキに来て大好物の熟柿を食べるシーンをトレイルカメラで撮れたことがありません。 
もしかすると、カラスよりも小さいヒヨドリには、トレイルカメラのセンサーが反応しにくいのかもしれません。 
それとも、怖いカラスが常に見張っているせいで、ヒヨドリはなかなかカキノキに近づけないのでしょうか。


 

↑【おまけの動画】 
同じ素材の縦型動画を動画編集で90°回転したバージョン(横型動画)です。 
回転修正した結果、見やすくても動画の画質が落ちてしまったので(画面を縮小したので情報量が減った)、ブログ限定で公開しておきます。 


つづく→

2026/03/21

ヒメオドリコソウの花で吸蜜し飛び回るモンシロチョウ春型♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年4月中旬・午後14:55頃・晴れ 

田んぼ(刈田)の農道沿いに咲いたヒメオドリコソウの群落で春型のモンシロチョウ♂(Pieris rapae)が訪花していました。 

関連記事(8年前の撮影)▶ 


モンシロチョウは、翅をしっかり閉じて吸蜜しています。 
ヒメオドリコソウの小さな唇形花に深く差し込んだ口吻は外から見えず、がっついているように見えます。 

隣に咲いているオオイヌノフグリキュウリグサの青い花には見向きもせず、ヒメオドリコソウの赤紫の花の方が好きなようです。 

モンシロチョウが花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:03〜) 
素早く羽ばたいた際に広げた翅表の斑紋から、♂と判明。

2026/03/17

マミガサキアザミの花蜜を2頭並んで吸い飛び回るメスグロヒョウモン♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午前11:40頃・晴れ 

里山の山腹をトラバースする細い山道に咲いたマミガサキアザミの小群落でメスグロヒョウモン♀(Damora sagana)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

アザミの同じ頭花で2頭のメスグロヒョウモン♀が仲良く並んで吸蜜しています。 
花蜜を独占してライバルを排斥しようとする占有行動は見られませんでした。 
マミガサキアザミの同じ頭花で各自が歩き回りながら吸蜜するのですが、その翅が互いに少し触れても平気でした。 
互いに絶妙な距離と角度を保っています。(パーソナルスペース) 
これがもし異性のメスグロヒョウモンだったら、求愛行動が始まってしまい、落ち着いて吸蜜できないはずです。 
別々の頭花で吸蜜するときには、太陽に対してどちらも同じ向きになったので、日光浴も兼ねているのでしょう。 

この頭花はよほど花蜜の分泌量が多いらしく、長々と吸蜜していました。
たまに飛び去っても、すぐにまた同じ頭花に舞い戻ってきます。 
2頭共に翅の縁がボロボロに破損していますが、鳥に襲われかけたビークマークではありません。 
その翅を半開きで軽く開閉しながら、口吻を伸ばして花蜜を吸っています。 

メスグロヒョウモン♀がアザミの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:06〜) 
1頭が少し飛んで右隣りの頭花に移動しました。 
最後は私が持っていた剪定バサミを手前に落としたら、草むらに当たった衝撃に驚いて、2頭が一斉に飛び去りました。 


つづく→

2026/03/13

フレンチマリーゴールドの花蜜を吸って飛び回るウリキンウワバ(蛾)【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後14:35頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたフレンチ・マリーゴールドの群落で地味な蛾が訪花していました。 
翅をよく見ると金色の斑紋があり、ウリキンウワバAnadevidia peponis)ですかね? 
翅を半開きのまま口吻を伸ばして、がっつくように吸蜜しています。 
次の花へ飛び立つ前に飛翔筋を動かして体温を上げる準備運動が必要なようで、訪花中も小刻みに羽ばたいています。 

飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:19〜)

 

2026/03/10

熟果の採食を終えたニホンザルが立ち去るのを待って、カキノキに集まって来るカラスの群れ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年12月中旬〜下旬

シーン1:12/19・午前8:53・くもり・気温1℃(@0:00〜) 
落葉したカキノキの樹上からニホンザルMacaca fuscata fuscata)の成獣が隣接する落葉灌木(樹種不明)を伝って地上に降りました。 
成獣はやんちゃな子猿のように跳び下りずに、慎重に幹を下りました。 

しばらくするとカラスaが飛来し、左手前のオニグルミ樹上に留まりました。 
更に別個体のカラスbが左から飛来し、カキノキの梢に留まりました。
カラスbはもっと上の枝に移動し、画角の外へ一旦消えてから、また下の枝に降りてきました。
カキノキ樹上の熟果を採食しているのでしょう。
次のカラスcが左から飛来し、落葉したアンズの木に留まりました。 
アンズの枝から枝へ少しずつ移動し、慎重にカキノキへ近づいています。 


シーン2:12/21・午前10:29・くもり・気温9℃(@1:06〜) 
2日後、冬至の日の様子です。 
黒い首輪を装着したニホンザル♀個体が、カキノキの根元で落柿を探しています。 
その猿が獣道を手前に歩き去ると、強い競合相手が居なくなったので、雪原に居たカラスの群れがどんどんカキノキに近寄って来ました。 
カラスの歩き方はウォーキングもホッピングも両方見られたので、ウォーキングが得意なハシボソガラスCorvus corone)とホッピングが得意なハシブトガラスCorvus macrorhynchos)との混群かもしれません。 
やや遠いので、嘴の形状でカラスの種類を見分けられませんでした。 
カラスたちは怖い鬼(猿)の居ぬ間に、カキノキの下に散乱している落柿をのんびり啄んでいます。 


シーン3:12/21・午前10:08・晴れ・気温7℃(@2:11〜) 
編集の都合で、少し時間をさかのぼります。 
画面右奥の赤い丸で囲んだ林縁に注目してください。 
(奥には暗いスギの防風林があります。) 
いつの間にか、ニホンザルの母子が来ていました。 
幼い子猿が母親♀のそばで、落葉灌木(樹種不明)に登って独り遊びしています。 
林縁の雪上に座って日向ぼっこしている母親♀の胸に、遊んでいた子猿が飛びつきました。 
子猿の遊ぶ様子は、いつ見ても微笑ましいですね。 

カキノキ樹上にニホンザルが居ないので、カラスが次々に飛来し、集まってきます。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ カラスの鳴き声が聞き取れるように、編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


【考察】
カキノキの果実という限られた餌資源を巡って、雪国のニホンザルとカラスは競合関係にあります。
猿がカラスを攻撃的に追い払うことはなくなりましたが、依然として緊張関係が見て取れます。
ニホンザルの方が強いという力関係がはっきりしたので、猿が食餌を終えるまでカラスは遠慮して待っているようです。
猿が退去した後は、ようやくカラスの天下になります。
待ちかねたようにカラスの群れがカキノキに続々と集結して、樹上の熟柿や雪面の落柿を採食し始めます。



 



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