2024年6月上旬・午前11:20頃・晴れ
広げた翅を小刻みに開閉しながら、口吻を伸ばして吸蜜しています。
カラスアゲハと違って後翅の翅裏に明瞭な白帯があるのが、ミヤマカラスアゲハの特徴です。
前翅表に黒いビロード状の性斑(性標)がないので♀と分かります。
腹部が太く、腹端の形状(尖っていない)からも♀と確認できます。
ノアザミの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:10〜)
訪花中はバランスを取るために軽く羽ばたいています。
スーパースローで見ると、後翅を広げっぱなしで、前翅のみを羽ばたかせていることが分かりました。
Perplexity AIとの問答で教えてもらったのですが、
アゲハチョウ科(Papilionidae)では、前翅と後翅は基本的に連結していません。 鱗翅目(チョウ目)の中でも、アゲハチョウ科を含む多くの「チョウ類」では、ガ類に見られる「フレネュラムとレティナクル(frenulum and retinaculum)」による前翅と後翅の連結機構が退化または消失しています。そのため、アゲハチョウ科の蝶は前翅と後翅が独立して動きます。撮影後にノアザミの総苞片が粘ることを確認しました。
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