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2026/03/10

カモシカの溜め糞場で見つけたスッポンタケ【キノコ】

2024年11月中旬・午後12:30頃・くもり 

里山で渓谷沿いのスギ植林地にあるニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr1を定点観察に来ました。 
最近カモシカは通ってきてないようで、薄暗い林床に新鮮な糞粒は見つかりませんでした。 

嬉しいことに、カモシカ溜め糞場sr1のすぐ横で、スッポンタケの立派な子実体を見つけました。 
長い柄が地表すれすれに倒伏しながらも伸びていました。 





真っ白な柄の先端部で深緑色の粘液に覆われたグレバに鼻を近づけて匂いを直接嗅ぐと、アンモニアのような弱い刺激臭がしました。 
不思議なことに、悪臭を放つグレバにハエ類は1匹も群がっていませんでした。 
晩秋(11月中旬)の山中とは言え、正午過ぎで気温はそれほど低くなかったので、やはりスギ林は昆虫相が貧弱なようです。
見つけたときには周囲をシダの群落に囲まれていたので風通しが悪く、グレバの匂いが拡散しにくかったのかもしれません。




周囲のシダ植物やスギ落ち葉などを慎重に取り除いてから、改めてスッポンタケの写真を撮りました。 
スッポンタケの白い柄の根元付近で、スギの落ち葉が真っ白な菌糸が覆われていました。


15cm定規を並べて採寸







薄暗い林床で撮影している間は気づかなかったのですが、ストロボを焚いて撮った写真を帰宅後に拡大すると、微小なアリがグレバに来ていました。 
このアリの種名を知りたいので、こんな写真でも見分けられる方がもしいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。 





今季見つけた2個目のスッポンタケが成長・分解する様子を再度タイムラプス撮影すべきか迷いました。 
スッポンタケの柄はおそらく既に伸び切っているようです。
  1. この地点ではスッポンタケのグレバにハエ類が全く誘引されないのか? 
  2. グレバから胞子を放出し終わった後は、子実体の柄が前回と同じくポキリと自然に折れるのか? 
  3. スッポンタケを食べに来るナメクジやカタツムリはいるか?
という3つの疑問を確かめたかったのです。 

関連記事(1週間に平地で撮影)▶ 

しかし山行で疲れていた私は、離れた場所に設置してあるトレイルカメラを取り外して持ってくるのが億劫で、やりませんでした。 

当地のスッポンタケは、晩秋の11月に見つけやすい(よく発生する)のでしょうか。
それとも、私がスッポンタケを最近発見したばかりだったので、フィールドでまた見つける眼力が養われたのかもしれません。


【考察】 
今回見つけたスッポンタケについて、Perplexity AIに色々と質問してみました。 

Q1: スッポンタケの子実体を、ニホンカモシカの溜め糞場の近くで見つけました。これは偶然だろうか? それとも、いわゆるアンモニア菌のようにスッポンタケも動物の排泄物(獣糞)を栄養として育つことがあるのか? 


A1:  スッポンタケ科は基本的に「豊富な有機物を含む腐植・マルチ・堆肥」由来の腐生菌で、典型的なアンモニア菌リストには挙がっておらず、「糞専属」というタイプではなさそうです。agcrops.osu+2

スッポンタケの好む環境

  • スッポンタケ(Phallus impudicus など stinkhorn 類)は、腐った木片、落ち葉、マルチ、堆肥、よく肥えた土壌など、有機物に富む場所でよく発生するとされています。mdc.mo+2

  • 栽培法でも、基質としてオガ粉・木質マルチなどを用いており、特に糞や尿を必須とする記述はありません。patents.google+1

アンモニア菌との対比

  • 典型的なアンモニア菌は、タヌキ糞場やモグラ雪隠、人・犬の放尿跡など、「たんぱく質分解後のアルカリ性・高窒素パッチ」に局在して発生する種群として整理されています。jstage.jst.go+2

  • これらは「糞・尿由来のアンモニアが主なキー要因」であるのに対し、スッポンタケ類は「広く有機物に富む腐植環境」で見られるとされており、アンモニア菌として扱われてはいません。soil.evs.buffalo+1

カモシカ溜め糞場との関係の解釈

  • ニホンカモシカの溜め糞場は、局所的に有機物・窒素・微生物量が高いパッチであり、周辺の腐植・落ち葉層の分解が進みやすい環境になっていると考えられます。

  • スッポンタケがその近くに出ていたのは、「動物糞を一次基質としたアンモニア菌」というより、「糞場によって肥沃化・保湿された落ち葉・腐植パッチをうまく利用した腐生菌」という位置づけで見るのが妥当そうです。agcrops.osu+1



Q2: 山林で見つけたスッポンタケの子実体にアリが群がっていた。スッポンタケのグレバが悪臭でハエを誘引するのは有名だが、アリについては知られているか? 

A2:  スッポンタケのグレバにアリが群がるという観察はよくあるようですが、「アリを利用した胞子散布」が機能的に示された研究報告は見当たりませんでした。wikipedia+1

既知の散布様式

  • スッポンタケ科は「強い悪臭を放つグレバでハエ類を誘引し、身体表面や消化管を介して胞子を拡散させる」“虫散布型(主に双翅目)”として記載されています。tonysharks+2

  • 一般向け解説・図鑑レベルでも、誘引対象として一貫してハエ類が挙げられており、アリへの特記は見当たりませんでした。morinowa.exblog+2

アリが集まる理由として考えられること

文献・図鑑類で明示的な説明は見つかりませんが、観察事例から推測できる可能性としては以下がありえます(いずれも仮説レベルです):

  • グレバ中の糖・脂質・アミノ酸などを「餌」として摂取している可能性(腐肉・腐敗果実などに来る雑食性アリと同様の行動)。

  • グレバに集まったハエや他の小昆虫をアリが捕食・スカベンジャーとして利用している可能性。

  • 強烈な匂いに対する単なる探索行動の結果として、一部のアリが集まっているだけの可能性。

現状、これらを検証した実験的なデータや、「アリによる胞子散布」を示す研究は確認できませんでした。

まとめ

  • スッポンタケの既知の受粉(胞子散布)システムは、ほぼハエ類に特化して記載されています。wikipedia+2

  • アリがグレバに群がる現象自体はフィールドでは珍しくないと思われますが、その生態学的意義(単なる採餌か、散布への寄与があるのか)は、少なくとも一般的な文献・図鑑レベルでは「知られていない/言及されていない」と言ってよさそうです。


Q3: 海外産のハキリアリが巣内でキノコを栽培するのは有名ですが、日本のアリでは聞いたことがありません。日本産のアリでキノコを好んで食べる種類はいるのか? 


A3: 日本産アリで、ハキリアリ類のように「キノコを専門的に栽培・専食する」種類は知られていません。菌類栽培は、新世界産の菌食アリ類の特殊な進化形と考えられており、日本産アリには該当しないとされています。academist-cf+1

一方で、「キノコをまったく食べない」わけではなく、以下のような形で菌類を利用する可能性は高いと考えられます(ただし系統的な研究例は非常に乏しいです)。

  • 腐朽木や林床リターを利用する種が、そこに生える菌類や菌糸を副次的に摂食する(腐食食・雑食の一部として)。

  • ハチミツアリのように糖質に強く依存する種が、子実体表面の分泌物・分解途中の糖類を舐め取る。

ただし、これらは「キノコを好む専食性」というより、「雑食性の一部として機会的に菌類も利用する」レベルとみなされます。日本産アリ相で、ハキリアリのような高度な菌類農業(巣内培養・専食・共進化)が報告されていない、というのが現在の理解でよさそうです。global+1


Q4: スギ林の林床からスッポンタケの子実体が伸びていたのだが、白い柄の根元付近で、スギの落ち葉の一部が白い菌糸で覆われていました。これはスッポンタケの菌糸と考えてよいか? 

A4:  「そうだと考えてよい可能性は高いが、断定はしない方が安全」というくらいの答えになります。

スッポンタケの菌糸の位置と広がり

  • Phallus impudicus は「落ち葉下の腐植層や埋没木片上に菌糸を広げ、そこから卵状の幼菌と子実体を伸ばす」腐生菌とされています。archive.bio.ed.ac+2

  • 地中では、基質(腐朽木・粗朶など)に白色の菌糸束(リゾモルフ様)で付着していると記載されており、子実体基部周辺のリターが白い菌糸に覆われていても不自然ではありません。mushroomexpert+1

「白い菌糸=そのキノコ」と言い切れない理由

  • 林床の落ち葉に見える白い菌糸は、実際には多くの腐生菌・白色腐朽菌で共通の外観をとり得ます。dorukusu+1

  • 同じ地点に他の腐朽菌(フミヅキタケなど)が入っていると、やはり落ち葉表面が白い菌叢で覆われるため、「見た目のみ」で菌種を特定することは困難とされています。[sizenkansatu]​

現場での判断の目安

  • スッポンタケの卵(幼菌)や子実体基部と連続する太めの菌糸束・菌糸索が、その白い菌糸に直接つながっているのが確認できれば、「スッポンタケの菌糸である可能性が高い」と見なせます。archive.bio.ed.ac+1

  • 一方、少し離れた落ち葉にパッチ状に白い菌糸があるだけで連続性が不明な場合は、「スッポンタケの可能性もあるが、他菌類の菌糸かもしれない」というレベルにとどめるのが無難です。[sizenkansatu]​

結論的な言い方

  • スギ林のスッポンタケ子実体の根元周辺で落ち葉が白い菌糸に覆われているなら、「それがスッポンタケの菌糸である蓋然性はかなりある」。

  • ただし、白色腐朽菌など他の腐生菌の菌糸も同様に見えるため、掘って幼菌・基部の菌糸束との連続を確認するか、培養やDNA解析 などをしない限り「スッポンタケの菌糸と断定」はしない、というスタンスが適切だと思います。mushroomexpert+2



Q5: 菌糸で真っ白になっていたスギの落ち葉を持ち帰って上手く培養・栽培すれば、スッポンタケ(または別種のキノコ)の子実体が育つことが期待できるか? 


A5: 「白い菌糸付きのスギ落ち葉をそのまま持ち帰って培養すれば子実体が出る」とまでは期待しない方がよく、条件をかなり整えないと難しいと思います。tan.tobiiro+1

理屈の上では「不可能ではない」

  • 一般論として、キノコは「十分量の生きた菌糸体+適切な基質と環境」が揃えば子実体を形成し得ます。[tan.tobiiro]​

  • スッポンタケも、鋸屑マルチや落ち葉混じりのオガ粉など有機物豊富な基質で培養し、菌糸が基質をしっかり占有したのちに、屋外のマルチ層で子実体を出させる栽培法が特許レベルでは提案されています。picturethisai+1

落ち葉片からの培養が難しい理由

  • 林床の落ち葉に生えている菌糸は、他のカビ・キノコ類・細菌と混在している可能性が高く、「そのまま持ち帰ると雑菌優占になりやすい」ことが大きなネックです。[tan.tobiiro]​

  • シイタケなどの菌床栽培では、オガ粉や糠を混合した培地を高温殺菌し、無菌的に種菌を接種してから培養するのが基本で、野外のリターを直接種菌とすることはほとんどありません。rakuten.ne+1

現実的にやるとしたら

  • その白い落ち葉片を「純粋培養の種菌源」と見なすのではなく、あくまで「もしかしたらスッポンタケ等の菌が含まれているかもしれない混合菌源」として扱うことになります。

  • 殺菌したオガ粉や落ち葉堆肥などの培地を別途用意し、小片を埋め込んで培養すれば、いずれかの菌(何かのキノコ or カビ)が優占して菌床化する可能性はありますが、それがスッポンタケであり、かつ子実体まで至る保証はありません。patents.google+1

結論

  • 観察・試行として「培養を試してみる」こと自体は面白いですが、

    • 菌種は特定できない

    • 雑菌汚染のリスクが高い

    • 子実体まで持っていく再現性は低い
      という意味で、「期待値は低めに見積もる」のが妥当です。picturethisai+2


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2026/03/07

巣を冷やす扇風行動が下火になった9月のモンスズメバチ 【FHD動画&ハイスピード動画】獲物搬入・空中衝突

 



2024年9月中旬・午後15:00頃・くもり・気温27℃ 

モンスズメバチVespa crabro flavofasciata)の二次巣(引っ越し巣)を定点観察しています。 
山麓にある木造建築の年季が入った破風板に複数の穴が開いていて、その裏側の屋根裏に営巣しているのです。 
ただし、ワーカー♀が出入りしている巣口は一つだけです。 

巣口にしがみついたまま全力で羽ばたいて、巣を冷やすための扇風行動をしているワーカー♀個体が居ます。 
扇風役が1匹だけということは、この日はあまり暑くないのでしょう。 
気温を測ると27℃で、確かに30℃を下回っていました。 
他の種類のスズメバチと比べて、モンスズメバチは暑がりな印象があります。
多少涼しくても扇風行動をしているのを見かけます。

関連記事(10年前の撮影)▶ 

巣口で外向きに円陣を組むようにたむろしている他の個体は、扇風をサボっているというか、門衛を努めているだけなのでしょう。 
その間に、他のワーカー♀は次々に飛び立って外役に出かけたり、帰巣したりしています。 
しばらくすると、巣口の扇風役は2匹に増えていました。(@1:01〜) 


240-fpsのハイスピード動画に切り替えて撮影してみました。(@1:38〜) 
曇天で光量不足のため、やや不鮮明な映像です。 
これ以降は巣口で扇風行動しなくなってしまいました。 
日が陰るともう暑くなくなり、扇風冷却が不要になるのでしょう。 
私が観察したときは、ちょうど扇風するかしないかの境目の気温だったようです。

外役から帰巣した蜂に対して巣口から迎撃に飛び立ち、空中で頭同士が衝突することがありました。(@1:59〜) 
門衛が巣に近づく怪しい仮想敵を迎え撃ったようにも見えますが、単に飛び立ちが下手糞な個体というだけかもしれません。 
相手に触角で触れてみて同じコロニー出身の味方だと分かると、激しい喧嘩にはなりません。 

巣口で羽ばたき始めた個体も、扇風を再開する訳ではなくて、すぐに飛び立ってしまいます。 
獲物を狩った後に白っぽい肉団子を運んできたワーカー♀が帰巣しました。(@3:31〜) 
これが果たしてセミを解体した肉片なのかどうか、突き止めたいのですが、帰巣した蜂を片っ端から捕獲して肉団子を取り上げ、DNA検査するしかなさそうです。 
(モンスズメバチはセミを狩るのが得意だと言われていますが、狩りの様子を私は見たことがありません。) 

もう少しズームインしてからハイスピード動画に撮っても、巣口に陣取る門衛は扇風行動していませんでした。(@4:01〜) 
帰巣した個体が飛来したときだけ門衛が軽く羽ばたいているのは、警戒や威嚇牽制のようで、すぐに羽ばたきを止めてしまいます。 
巣口の下の外皮ポケットにもワーカー♀(門衛?)が潜り込んでいて、下界を見下ろしています。 

白っぽい肉片を大顎に咥えて巣に持ち帰ったワーカー♀個体がいます。(@4:41〜) 
巣材パルプの色は焦げ茶色なので、明らかに違います。 
巣口で出迎えた(誰何した)門衛は、すぐに横にどいて入巣を認めました。 
巣内で育つ幼虫に給餌するために狩ってきた新鮮な肉団子の分け前を門番が要求することはありませんでした。 
スズメバチは成虫になると固形物を食べることができず、肉団子を噛みほぐしながら肉汁を吸ったり、スズメバチ幼虫が吐き戻す液体を吸ったり(栄養交換)するだけです。 
あとは外役の際に樹液や花蜜を舐める程度です。 

外役ワーカー♀が続々と帰巣しますが、巣口が混雑していると、一旦飛び去ってからアプローチをやり直します。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


2026/03/05

晩秋にモンスズメバチの古巣に潜り込むナミテントウ:二紋型



2024年11月中旬・午後13:30頃・晴れ 

山麓にあるモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)の二次巣(引っ越し巣)を久しぶりに定点観察に来ました。 
破風板の裏側の屋根裏に営巣したコロニーは、既に解散したようです。 
巣に出入りする蜂は1匹もいませんでした。 
(駆除されていないことを祈ります。) 

記録のために巣口の写真を3枚撮ったら、巣口付近の外皮に二紋型のナミテントウHarmonia axyridis)が留まっていたことに後になって気づきました。 
連続写真を見ると、ナミテントウは巣口横の外皮ポケット内に潜り込んでいました。 
安全に越冬できる場所を探索しているのでしょう。 
現場で気づいていれば動画に撮ったのに、残念でした。 
冬にモンスズメバチの古巣を採集して調べてみれば、集団越冬するナミテントウの群れが見つかるかもしれません。
同じ連続写真をトリミングして、ナミテントウを拡大。



2026/03/01

スッポンタケの柄が折れた後もグレバに群がり吸汁するハエ類(ベッコウバエ、キンバエ、ショウジョウバエなど)

 


2024年11月上旬・午後13:20頃・くもり 

スッポンタケの成長をタイムラプスで記録したトレイルカメラを回収するために現場入りすると、子実体の白い柄が途中で折れていて、先端部のグレバが横の林床に転がっていました。 
その場でタイムラプス映像を確認すると、スッポンタケの柄は何者かが(ぶつかって)折ったのではなく、自然に軟化崩壊して折れ曲がり、やがて切れ落ちたことが判明しました。 



途中で折れた柄を見下ろして撮ると、中空でスポンジ状の組織であることがよく分かります。 

グレバ直下の柄の一部分だけ、白い内部組織が見えています。 
キノコ食の昆虫やナメクジなどが食害したのかもしれません。 

グレバの残骸に鼻を近づけると、かすかにアンモニア臭が残っていました。 
全盛期に比べるとあまりきつい匂いではありません。 
匂いの低下に伴い、グレバに誘引されたハエ類の数も激減していました。 
グレバから分泌された、胞子を含む黒い粘液は乾燥しつつあります。 
それでも少数の虫が集まって、グレバに残ったわずかな粘液を舐めていました。 
ベッコウバエDryomyza formosa)は1匹の♂だけが来ていました。 
キンバエLucilia caesar)の仲間やキノコ食性ショウジョウバエの仲間なども来ていました。 
微小のアリや蜂も来ていましたが、私には名前が分かりません。 




2026/02/03

イソギクの花で採餌するセイヨウミツバチ♀

 

2024年11月上旬・午後15:20頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたイソギクの群落でセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
この組み合わせも初見です。 

口吻を伸ばしてイソギクの筒状花で吸蜜しています。 
この個体は集粉し始めたばかりのようで、後脚の花粉籠はまだ空荷でした。 
午後の遅い時間なので、もう花粉が雄しべにほとんど残っていないのかもしれません。


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2026/02/01

カクトラノオの花で穿孔盗蜜するクマバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月中旬・午後13:15頃・晴れ 

堤防路の花壇に咲いたハナトラノオ(別名カクトラノオ)の群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 
花から花へ飛び回ると、ブーンと重低音の羽音が聞こえます。 

体が太いクマバチは狭い花筒に潜り込めず、舌を伸ばしても蜜腺に届かないので、正当訪花しません。 
いつも花筒の根元に外側から口吻を突き刺して穿孔盗蜜しています。 
雄しべに全く触れないので、体が花粉で汚れることはありません。
頭楯が黒い♀ですが、当然ながら後脚の花粉籠は空荷です。 


穿孔盗蜜後にハナトラノオの花からクマバチ♀が飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:08〜) 

関連記事(10、11年前の撮影)▶  



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2026/01/24

タイアザミ(トネアザミ)の花で採餌するトラマルハナバチ♀

 

2024年10月上旬・午後14:25頃・くもり 

山麓の道端に咲いたトネアザミ(別名タイアザミ)トラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。 
吸蜜する蜂の後脚を見ると、花粉籠に白い花粉団子を満載しています。 
この頭花は雄しべの花粉が豊富なようで、蜂はなかなか飛び立ってくれません。 
次の花に移動するまで見届けたかったのですが、たまたま近くを遊動していた野生ニホンザルの群れに気を取られてしまい、撮影を早々に打ち切りました。 (映像公開予定)

実は、同じトネアザミの群落で、ヒメクロホウジャクMacroglossum bombylans)という昼行性の蛾が吸蜜ホバリングしているのをトラマルハナバチよりも先に見つけたのですが、残念ながら動画に撮り損ねてしまいました。


今回の植物名について。 
オヤマボクチ?…にしては葉の棘が痛そうで変だな?と思ったぐらいアザミ類に疎い私は、この植物の名前が分かりませんでした。 

関連記事(12年前の撮影)▶ オヤマボクチの花蜜を吸うトラマルハナバチ♀ 

撮影日や現場周辺の情報を教えつつGoogleレンズで画像認識してもらうと、トネアザミ(別名タイアザミ)だろうと教えてもらいました。 
ナンブアザミの変種なのだそうです。 
タイアザミのタイとは大薊の大らしい。(それならダイアザミと呼ぶべきだろ!と突っ込みたくなります)

いつもなら、気になるアザミがあったら総苞片に粘り気があるかどうか、葉の棘が痛いかどうか、必ず触れてみるようにしています。 
しかし今回は猿のせいで、じっくり調べるのを忘れました。 
「アザミは沼」と言われるほど、一度ハマると奥が深い世界なのだとか。 
山渓ハンディ図鑑のシリーズで、『日本のアザミ』というマニアックな植物図鑑を出してくれないかしらん? 
以前、私のフィールドでは結構普通に生えているのに一般的な植物図鑑に載ってない変なアザミを見つけました。
その名前を調べるのにとても苦労した挙句、山形県特産のマミガサキアザミと判明したことがあります。

2026/01/16

キツリフネの花で採餌するトラマルハナバチ♀の羽ばたき【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月上旬・午後13:15頃・くもり 

山麓の道端に咲いたキツリフネの大群落でトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が花から花へと忙しなく飛び回っていました。 
正当訪花を繰り返し、長い舌(口吻)をきょの奥まで伸ばして吸蜜しています。 
キツリフネの花筒は、トラマルハナバチが潜り込むには丁度よい太さになっています。 
吸蜜後に花筒の外に出てきた蜂が身繕いしています。 
中脚で胸背の毛を拭って、付着した花粉を集めます。 
ちなみに、この個体は胸背の毛が円形脱毛症のように剥げていました。 
おそらく巣穴や花筒に繰り返し潜り込む際に擦れて毛が抜け落ちてしまったのでしょう。 
頭部は前脚で拭いました。 
身繕いの途中で花から飛び立ちました。 
まとめた花粉を後脚の花粉籠に移す作業は、次の花へ向かうホバリング中に行うようです。 
すでに薄いオレンジ色(黄色)の花粉団子を後脚の花粉籠に付けて運んでいます。 

キツリフネに訪花するトラマルハナバチ♀の採餌行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:27〜) 
キツリフネの群落で次に訪れる花を予想して待ち構えていたら、飛来した蜂が花に着陸するシーンも撮れました。 
やがて狭い花筒から外に出てきたトラマルハナバチ♀が、花弁にしがみつきながら身繕いして、体毛に付着した花粉を後脚の花粉籠にまとめています。 
やがて羽ばたき始めると、次の花へと飛び去りました。
口吻をだらんと伸ばしたまま次の花へ飛び去ります。 

キツリフネの花筒に潜り込んだトラマルハナバチ♀の後ろ姿を撮ったスーパースローを注意深く見ると、細長く湾曲したきょの中で伸縮する黒い口吻の動きがたまたま写っていました(@1:37〜) 
この花はきょの途中がなぜか小さく破れていて、その窓から中が見えるようになっていたのです。 
その穴はおそらく盗蜜者が開けた盗蜜痕と思われます。 
キツリフネの花で穿孔盗蜜する昆虫を私はまだ実際に見たことがありません。 
ツリフネソウと同じだとすれば、クマバチなどが怪しい容疑者となります。

欲を言うと、トラマルハナバチ♀の訪花行動を真横から撮った際に、距に差し込む口吻が薄い花弁を透かして見えれば最高でした。 


関連記事(11年前の撮影)▶ キツリフネを訪花するトラマルハナバチ♀ 


【考察】 
加藤真『夜の送粉共生系』を読むと、非常に興味深い記述がありました。
スマトラはツリフネソウ属Impatiensがいちじるしい適応放散をとげている場所である。そこでは黄色の花をつけるツリフネソウ類はおもに長舌のハナバチによって昼間に送粉され、赤紫色のツリフネソウは薄暮活動性のスズメガによって送粉されていた。 (『花の自然史:美しさの進化学』p84より引用)
日本でも同じ傾向があるでしょうか? 
キツリフネとツリフネソウの送粉者を少しずつ動画で撮り溜めていきます。
実はここのキツリフネ群落では、長舌のトラマルハナバチだけでなくスズメガの仲間も同じ日に訪花していました。(映像公開予定)

2026/01/04

チャイロスズメバチ♀が峠道に咲くゴマナの花で探餌飛翔

 

2024年10月上旬・午後13:45頃・くもり 

つづら折れで登る峠道の道端でチャイロスズメバチVespa dybowskii)のワーカー♀が低く飛び回っていました。 
キイチゴ類やアカソの群落が生い茂る法面の草むらをホバリング(停空飛翔)のようにゆっくり低く飛んで、獲物を探しているようです。 
耳を澄ますと、ハエのような羽音がかすかに聞こえます。 

白い花を咲かせているキク科植物はゴマナでしょうか?(同定用の写真を撮らなかったので、当てずっぽうです。) 
チャイロスズメバチ♀がゴマナ?の花蜜を吸うために着陸するかと期待したのですが、そのまま飛び去りました。 
獲物となる訪花昆虫がゴマナ?に来ていなかったからです。 

チャイロスズメバチ♀の探餌飛翔を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 (@0:24〜)
いつか狩りの決定的瞬間を撮れるまで、探餌飛翔をひたすら撮り続るしかありません。 


※ 蜂の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

2025/12/22

民家の軒下で見つけたキイロスズメバチの営巣跡

2024年10月上旬 

郊外の農村部で民家の南向きの軒下にスズメバチの営巣跡が残っていました。 
これほど斜めに傾斜した軒下から吊り下げるように作られた巣を初めて見たかもしれません。
駆除されたのか、それとも古巣が自然に風化して崩落したのか分かりませんが、外皮はほとんど無くなっていました。 
それでも、かなり大きな巣だったようなので、おそらくキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)の古巣ではないかと思います。 


前年もこの近所で見つけていますが、写真を見比べると全く別の民家でした。
私が滅多に行かない地区なので、営巣している間に気づくことができず残念でした。
 

アリの好き嫌い:ヒミズの死骸を避けコオロギの死骸に群がるアリの謎

 

2024年9月上旬・午前10:50頃および午後15:20頃・晴れ 

平地の田んぼと線路に挟まれた農道(砂利道)でヒミズUrotrichus talpoides)の新鮮な死骸を発見。 
仰向けにひっくり返って死んでいました。 
アズマモグラなら、穴掘り用の前脚がもっと筋骨隆々としているはずです。 
口から白い歯が覗いて見えます。 
腹面を見ても、外性器がどこにあるのか分からず、性別不明です。 
素人目には目立った外傷はなく、死因は不明です。 
痩せているようには見えませんが、ミミズが取れずに餓死したのでしょうか? 
水田に散布した農薬が生物濃縮されて中毒死した可能性なども疑ってしまいます。 

死後間もないようで、腐臭などはしませんでした。 
まだハエも来ていません。 
裏表の写真だけ撮って通り過ぎました。

 

4時間半後に現場へ戻ってくると、ヒミズの死骸はそのまま放置されていました。 
カラスやトビなどのスカベンジャーが死骸を持ち去らないのが不思議です。 

その代わり、微小なクロアリ(種名不詳)が集まっていました。 
砂利道を往来する自転車に踏まれたのか、それとも死骸の腐敗が進んだのか、死んだヒミズの肛門から体液が滲み出しています。 
それを目当てにアリが誘引されたのかと思いきや、よく見るとエンマコオロギ♀(Teleogryllus emma)の死骸に群がっていることが分かりました。 
コオロギの腹端に先割れした産卵管があるので、♀と分かります。 
ヒミズの死骸にアリは決して登ろうとしないのが、興味深く思いました。






【考察】 
午前中に見たときにはコオロギの死骸はありませんでした(気づかなかった)。 
ヒミズの死骸に誘引されたエンマコオロギ♀が、アリの群れに襲われたのでしょうか? 
いつものように、Perplexity AIに相談してみましょう。 

Q: コオロギが小動物(ネズミやモグラなど)の死骸を食べに来ることはあるか?

一般的な行動としては、コオロギがネズミやモグラなどの死骸を積極的に食べに来ることは稀と考えた方が妥当です。

コオロギの基本的な食性

多くのコオロギ類は雑食~腐食性ですが、主体は以下のような餌です。

  • 枯葉・朽木・落ちた草本などの植物質

  • 他の昆虫の死骸や、脱皮殻、糞など動物性だが「小片」の有機物

この「動物質」には、すでに砕けている虫の死骸などは含まれますが、ネズミやモグラのような「毛の生えた脊椎動物の死骸を積極的に齧る」行動は、少なくとも典型例ではありません。

小型脊椎動物の死骸とコオロギ

とはいえ、条件によっては次のようなことはあり得ます。

  • 死骸の表面にうっすら付いた体液・軟部組織を舐める・ついばむ程度の利用

  • すでにアリやハエが分解を進め、筋肉が露出し柔らかくなっている部分をつまむ

ただし、こうした行動は「死骸にコオロギが群がる」というレベルには通常ならず、アリ・ハエ・ダニなど専業スカベンジャーの周辺に便乗的に現れる程度と思っておくのが安全です。

ヒミズやモグラの場合に特に起こりにくい理由

質問の文脈に沿うと、ヒミズやモグラなど食虫性哺乳類の死骸は、

  • 強い体臭・分泌物のために、哺乳類・鳥類のスカベンジャーですら敬遠されやすい

  • 昆虫側にも嗜好性が低い可能性が高く、昆虫スカベンジャーの「人気死骸」ではない

そのため、「コオロギがわざわざ食べに来る」状況は、ネズミや鳥の死骸に比べてもさらに起こりにくいと考えられます。

実務的なまとめ

  • コオロギは雑食で、小さな動物片(昆虫の死骸など)は普通に食べる。

  • しかし、ネズミ・モグラのような小型哺乳類の死骸に群がるほど積極的なスカベンジャーではない。

  • 特にヒミズ・モグラの死骸については、嗅覚的な要因から「コオロギが好んで利用する餌」とは考えにくい。

したがって、「理論的にはごく一部を齧ることはあり得るが、現場で観察されるような行動としてはかなり例外的」というイメージが近いと思われます。


アリがヒミズの死骸を明らかに避けてコオロギの死骸に群がっていたことについて、Perplexity AIの見解は、

ヒミズ(ミズラモグラ)の死骸にスカベンジャーが付きにくいという印象は、必ずしも気のせいとは言い切れませんが、「忌避物質がある」とまでは現時点では証明されていません。hp-ez

ヒミズに既知の「毒」「忌避物質」はあるか

ヒミズ(Urotrichus talpoides)はモグラ科で、日本の土壌性小型哺乳類としてよく研究されていますが、生体・死体の皮膚分泌物に関して「捕食者やスカベンジャーを明確に忌避させる毒物質」を示した報告は見当たりません。wildlife+1
一方で、モグラ類は肉食性・高代謝で体臭が強く、体表や肛門周辺分泌物の匂いがきついことが指摘されており、これが少なくとも鳥類などの一部捕食者には不人気な餌になっている可能性があります(ただし定量的な哺乳類・鳥類の選好実験はほぼありません)。hp-ez

なぜスカベンジャーが付きにくく見えるか

ヒミズの死骸は多くが地表近くの土中トンネルや草かぶりの場所で見つかり、開けた場所の死骸に比べて「ハエなどが群がる典型的な死体」の見た目になりにくいと考えられます。hp-ez
また、細長く小型(体重十数グラム規模)の死骸は、アリ・ハエ幼虫・ダニなどの小型スカベンジャーが内部から分解してしまい、外見上「虫が群がっている」状態にならずに短時間で崩れていくこともあり得ます(小型脊椎動物の死骸分解では一般的なパターン)。vliz

カラスなど鳥が食べない理由の可能性

カラス類は雑食ですが、餌としての「経験と学習」による選び方が強く、普段ほとんど遭遇しないタイプの獣の死骸は匂いや質感で回避されやすいことが知られています。jstage.jst
モグラ類は主に地下で生活し、カラスが日常的に捕食・スカベンジング対象としている哺乳類(ネズミ類、ロードキルのタヌキ・キツネなど)と比べて遭遇頻度が低いため、「見慣れない臭くて細い獣」というカテゴリとして学習的に避けられていても不思議はありません。hp-ez

「化学防御動物」との比較から言えること

両生類や昆虫、ダンゴムシなどでは、皮膚・体表分泌物に明確な防御成分をもち、捕食者が実験的に強く忌避する例が多数知られています(カメムシ臭成分や有毒カエルの皮膚毒、ダンゴムシのキノリン誘導体など)。pmc.ncbi.nlm.nih+1
しかし、モグラ科やヒミズについてはそういった「化学防御物質」を同定した研究はほとんどなく、現時点では「明確な毒・忌避物質があるから誰も食べない」とまでは言えない段階です。wildlife+1

まとめとしての解釈

  • ヒミズに両生類や一部昆虫のような明確な毒分泌物が存在するという証拠はない。少なくとも日本語・英語の公開文献では報告されていない。wildlife+1

  • ただし、モグラ類特有の強い体臭や脂肪酸・分泌物が、鳥や哺乳類の一部には嗜好性の低い餌として働いている可能性はあり、ユーザーの「誰も食べない」という印象と矛盾はしない。これは、学習と嗜好の組み合わせで説明できる範囲にある。jstage.jst+1

  • 小型で地下性の哺乳類の死骸は、目立つ「ハエ塊」にはなりにくく、アリや微小スカベンジャーに内部から処理されることで、外見上「虫が集まっていない」ように見えるケースも多いと考えられる。vliz

したがって、「完全な気のせい」と切り捨てるよりは、「ヒミズ特有の匂い・生活場所・サイズの組み合わせが、スカベンジャーの見え方と選好を変えているが、毒・忌避物質として化学的に証明されたものはまだない」というのが現状の知見に近いと言えると思われます。wildlife+1


Q: ヒミズに特有の匂いとやらを私はまだ感じた記憶がありません。 


A: ヒミズやモグラの死骸が人間の嗅覚で無臭に感じられるのは一般的で、激しく腐乱する前の段階では強い腐敗臭が発生しにくい特性があります。omnh+1

モグラ類の体臭と人間の感覚差

モグラ科動物(ヒミズを含む)は皮膚腺や肛門腺から分泌される物質により独特の臭いを持ち、これが生体では捕食者(キツネなど)に敬遠される要因とされていますが、人間には微弱または無臭として検知されにくい場合が多いです。hiroshima-bot+1
この臭いは主に脂肪酸やタンパク質由来の揮発性化合物で、動物の嗅覚では強い忌避効果を発揮する一方、人間の鼻では土臭や無臭に近いニュアンスとして感じられることが観察されています。hp-ez+1

スカベンジャーへの影響

死骸段階でもこの分泌物が残存し、キツネやカラスなどのスカベンジャーが食べずに放置するパターンが報告されており、ネズミ類の死骸が速やかに消費されるのに対し、モグラ・ヒミズ死骸は残存しやすいです。naturelog.main+2
小型で地下由来の死骸は腐敗初期にハエなどが付きにくく、内部から微小分解が進むため、外見上無臭・無虫に見えやすい構造的要因も加わります。omnh

ユーザーの野外観察経験(山形近辺のトレイルカメラ使用)と一致する形で、モグラ類の死骸は人間目線で「無臭・スカベンジャー不人気」として残りやすいですが、これは化学防御的な分泌物の影響が主で、気のせいではありません。omnh


ヒミズが分泌する忌避物質の正体を化学的に同定できれば、アリ避けの忌避剤として応用できるかもしれません。 

(ヒミズは)体に独特のニオイがあるからか、捕食者にハンティングされても食べられないで放置されることが多いようだ。(p97より引用)
と書いてあります。

自分でも忘れかけていたのですが、当ブログを検索すると「ヒミズの死骸に集まるアリ」の事例を過去に何度も観察していました。

関連記事(4、6年前の撮影)▶ 

ヨツボシモンシデムシなど他の腐肉食性昆虫も、死んだヒミズに来ていました。

関連記事(6、16年前の撮影)▶ 

したがって、ヒミズの死骸はスカベンジャーに人気がないとは言い切れません。
ヒミズの体毛に虫除け物質が塗布してある(分泌している)のでは?という私の妄想も先走り過ぎということになります。

今回のアリがヒミズの死骸を避けてコオロギの死骸に群がっていたことが不思議でした。
2種類の死骸が並んでいるのを見つけたアリが選択を迫られたら、解体して巣に持ち帰りやすいコオロギの死骸を優先するのは当然かもしれません。
あるいは、もしかすると、アリの種類によって餌の嗜好性に違いがあるのかもしれません。
今回私は問題の微小アリをマクロレンズで接写し忘れたので、種類を同定できませんでした。
体色は黒というよりも、少し赤っぽいですね。
こんな映像でもアリの種類を見分けられる人がいらっしゃいましたら、教えて下さい。


今回はヒミズの死骸を拾って持ち帰り、解剖したり骨格標本を作ったりする余力はありませんでした。
タヌキなどが通る獣道にヒミズの死骸を置き直してトレイルカメラで見張り、タヌキが食べるかどうか給餌実験してみるのも面白そうです。 


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