クヌギやコナラの樹液の成分についての研究は少なく、まだわからないことがいくつもあります。しかし、水に溶ける性質をもつ成分にはアルコール、酢酸、グリセリン、果糖、ブドウ糖、乳酸、2・3-ブタンジオールがあります。水に溶けないものは、白いペースト状に見え、この中にはタンパク質がふくまれていて、遊離アミノ酸もあることがわかっています。(p37より引用)
水に溶けない成分にはタンパク質や脂肪酸、それに遊離アミノ酸もふくまれていることがわかっています。これは、昆虫たちにとっては栄養豊かな貴重なえさです。昆虫たちは、タンパク質などの塊りをもとめて樹液にやってくるのでしょうか。しかし、タンパク質などは量が少ないと、白い塊りに見えません。むしろ、しみ出した水のように見える樹液に、昆虫たちが集まっている(p40より引用)
樹液の白い塊にタンパク質やアミノ酸が 多く含まれているのなら、スズメバチが巣に持ち帰って幼虫に給餌したとしても不思議ではありません。
しかしそれでも、獲物を狩って作る新鮮な肉団子に比べたら栄養価(タンパク質やアミノ酸の含有量)が低そうですから、肉の代用食としてたまにしか持ち帰らないのではないでしょうか。
獲物が少なくなる晩秋になると、樹液の塊を頻繁に持ち去るようになるのかな?
スズメバチの幼虫に飼育下で樹液の塊を給餌したら嫌がらずに食べてくれるでしょうか?