2026/08/01

休耕地の巣穴に1〜2頭で出入りするホンドタヌキの家族群:4月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2025年4月上旬 

シーン1:4/7(@0:00〜) 
雪解けが進む休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)家族が暮らす営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 
この時期に1〜2頭で出没するタヌキの動向をまとめました。 

夜に両目失明個体♀hが単独で来て、巣口で毛繕いしました。 


シーン2:4/8(@1:03〜) 
夜霧が立ち込める未明に2頭が相次いで巣穴から外出しました。 


シーン3:4/9(@1:11〜) 
未明に2頭のタヌキが巣口で出会ったようですが、夜霧でよく見えません。 
同じ日の晩には、巣口の匂いを嗅いでから走り去りました。 


シーン4:4/10(@2:04〜) 
夜霧が立ち込める未明に未明に、1対の光る目が動いています。 
明け方にようやくうっすらと視界が晴れました。 
2頭のタヌキが巣穴から出て右へ向かいました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


前年と違って2025年の春は、雪が溶けてもタヌキの営巣地にキツネが来ていません。 


風媒花:オニグルミの雄花から飛散する花粉【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年5月中旬・午前9:50頃・晴れ 

湿地帯を囲む土手に勝手に生えたオニグルミの木に、花が咲きました。 
オニグルミは雌雄同株の風媒花で、春になると細長い尾状花序が枝から垂れ下がっています。 
成熟した雄花序に指で触れたり枝を手で揺らしてみたら、黄色い花粉が風下に飛散しました。 
開花状態をよく観察して、充分に成熟した雄花を選んで撮るのがコツです。 

風媒の実演を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:31〜) 
大量の花粉が春風に舞って、黄色い雲のように飛散します。 

枝先につく小さな雌花の赤い柱頭に花粉が付着すると受粉が成功し、果実(いわゆるクルミの実、堅果)が育つのです。
雄花の写真を下に掲載しましたが、雌花の写真を撮り忘れました。

風媒花は受粉を風という自然の気象現象に委ねているため、虫や鳥にアピールする必要がありません。
したがって、カラフルな花弁や芳香などは無く地味です。
無駄を承知の上で莫大な量の花粉を雄花から飛ばします。
オニグルミが花粉症を引き起こすこともあるのでしょうか?




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2026/07/31

山麓で雑木林に逃げ込むニホンカモシカ

 

2025年6月上旬・午後14:20頃・晴れ 

山麓の水路沿いの小径を私が静かに歩いていたら、前方でニホンカモシカCapricornis crispus)が横にあるスギと雑木の混交林に逃げ込みました。 
ちょっとした広場で採食していたカモシカが、私より先に気づいて慌てて逃げ出したようです。 

カモシカは暗い林縁から私の方を見つめて警戒しています。 
私はカモシカからかなり離れた位置で立ち止まって動画を撮り始めたので、近視のカモシカには私の姿があまり見えてないはずです。 
カモシカの顔にズームインしても、角や耳介に目立った特徴はありませんでした。 

一度は奥へ走りかけたものの、立ち止まって振り返りました。 
舌なめずりしたり、濡れた鼻をヒクヒクさせて風の匂いを嗅いだりしています。 
最後は奥の林内へゆっくり走り去りました。 

野帳には「鼻息威嚇♪をした」とだけ書いてあるのですが、動画内では一度も鼻息を荒らげませんでした。 
今となっては詳細を覚えてないのですけど、動画を撮り始める前にカモシカが私に対して鼻息威嚇♪をしたのかもしれません。

山麓の池で求愛するアカハライモリ♀♂

 

2026年5月中旬・午前10:30頃・晴れ 

山麓で沢から雪解け水が流れ込む池HでアカハライモリCynops pyrrhogaster)の求愛行動が始まりました。 
池の水が濁っているせいで見えにくいのですが、♂の尻尾が薄紫色の婚姻色になっています。 
上から見下ろすアングルでも、腹面の赤い模様がたまにちらっと見えました。 

性成熟した♀は、総排出口からイモリンと呼ばれるペプチドの性フェロモンを分泌しているので、♂はまずその匂いを嗅いで確かめます。 
♀が水底を歩いたり泳いだりして逃げようとしても、♂が先回りして妨害します。 
♂は逃げ回る♀の進路を塞ぎながら、♀の目の前で尻尾を小刻みに揺らしていました。 
♂は尻尾の婚姻色を♀に見せつけるだけでなく、総排出口からソデフリンと呼ばれるペプチドの性フェロモンを分泌して♀を誘引するのだそうです。 

♂を引き連れて♀が浅い岸辺まで来てくれたので、アカハライモリの求愛行動を明瞭に観察できるようになりました。 

しつこく求愛する♂を押しのけたり迂回したりして、♀が逃げ回ります。 
この♂個体が気に入らなくて選り好みしているのか、それとも♀個体が充分に性成熟していないのでしょうか? 
アカハライモリの♀♂ペアは求愛行動に夢中で、周囲のオタマジャクシを蹴散らしながら池を泳ぎ回っています。 

水中で激しく求愛する♂は酸素の消費量が激しいようで、いつもより頻繁に息継ぎする必要があるようです。 
求愛中に♂が水面に浮上してすばやく息継ぎすると、すぐにまた水中に潜りました。(@2:27〜) 
その隙に♀が♂から逃げようと急いで泳ぎ去ります。 
逃げる♀を♂が慌てて追いかけ、その行く手を塞いで求愛します。

一方、♀が息継ぎのため緊急浮上すると、♂も後ろから追いかけて来ます。 
水面で息継ぎした♀はすぐにまた潜水するので、逃げられないように♂自身は息を止めたまま♀をひたすら追いかけます。(@4:04〜) 

今回の♀♂ペアは交尾に成功したのでしょうか? 
精包の授受が無事に行われたのか、素人目にはよく分かりませんでした。 
♂から求愛を受けていた♀が体をひねりながら何か白っぽい塊を咥えたのですが、(@2:51〜)これが♂から受け取った精包なのかな? 
その後も♂がしつこく求愛を続けているということは、私の勘違いかもしれません。 


アカハライモリの求愛行動を実際に観察できたのは初めてで、感動しました。 
飼育下での求愛が詳細に記述されていますが、野外での撮影は大変でした。 
イモリが池の深い所に移動すると、濁った水を通しての撮影が難しくなりますし、水面が風で波立つだけでもピンぼけになってしまいます。 


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アカハライモリの生態について調べるなら、この本が断然おすすめです。
かゆいところに手が届く資料で、フルカラーの写真も素晴らしく、充実した内容です。
情報量が多く盛り込んであるのは、イモリを実験材料とした生物学研究の歴史が古いからでもあります。
各分野のイモリ研究者が寄稿したコラムが巻末に何本も掲載されていて、お得です。
子供にも配慮して、すべての漢字にルビ(読み仮名)が丁寧に振ってありますが、内容は本格的で子供だましの本ではありません。
ほかの生物種についても、このぐらい濃密な本を出して欲しいものです。 

2026/07/30

落葉二次林で日没後に外出の準備をするホンドタヌキ3頭の家族群:4月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年4月上旬・午後18:30頃・気温7℃・日の入り時刻は午後18:08

残雪が溶けかけた落葉二次林内の営巣地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が日没後も依然として巣口で一緒に寄り添って寝そべっています。 
暗くなって赤外線の暗視映像に切り替わると、輝板(タペータム)の反射の有無で一部の個体を見分けられるようになります。 
両親は健常個体で、ヘルパーらしき娘♀hだけが両目失明しています。 

家族全員が完全に覚醒しており、お互いの毛繕いに余念がありません。 
相手の毛皮を舐めるだけでなく、甘噛みもしています。 
ときどき、小声で鳴く声がかすかに聞こえました♪ 

やがて立ち上がると、欠伸をしたり、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたりしています。 

やがて1頭ずつ営巣地を離れ、残雪の林内を歩いて、採餌に出かけて行きます。 
いつものように、健常個体の両親♀♂が先行し、両目失明の個体♀hが殿しんがりを務めます。 


【考察】
昼間に巣穴の入口で日光浴したタヌキの家族が日没後にやる外出前の準備行動は、どの営巣地(休耕地および二次林内)であっても、ほぼ共通している(定形行動、ルーティン)ことが分かりました。 


晩春の山道をうろつくコアオマイマイカブリ

 

2026年5月中旬・午前11:45頃・晴れ 

里山の尾根道でコアオマイマイカブリDamaster blaptoides babaianus)と遭遇しました。 
意外に素早い足取りで歩いて来ます。 
鞘翅は深緑色で、細長い胸部はメタリックな紫色でした。 
落葉の上を歩いて道端へ向かい、下草や落葉の下に隠れてしまいました。 
木漏れ日の落ちた尾根道から日陰の道端に向かったということは、獲物となるカタツムリが乾燥に弱いことと合致しています。
滅多に出会えない甲虫なので、この日の山行で一番嬉しかったです。 

今回は捕獲しませんでした。 


Perplexity AIに訊くと、マイマイカブリの仲間は成虫で越冬するのだそうです。 

Q: マイマイカブリの仲間の越冬態を知りたい。特に、山形県に生息するコアオマイマイカブリについて教えて。 

A: コアオマイマイカブリの越冬態は、主に成虫越冬で、朽ち木の内部で越冬することが多いです 。マイマイカブリ類全体でも、冬は土中・朽ち木・落ち葉の下・石の下などに潜って越冬し、条件が良い朽ち木では集団で見つかることがあります 。[honda.co]

コアオマイマイカブリの場合

山形県産のコアオマイマイカブリは、分布情報として山形県が挙げられており、出現期は4〜10月とされています 。越冬は「主に成虫」で、朽ち木中で越冬する例が多く、越冬後に交尾・産卵するという整理が示されています 。[atoz2000.oiran]
つまり、成虫で冬を越し、春に繁殖に入るタイプと考えてよいです 。[atoz2000.oiran]

マイマイカブリ類全体の傾向

一般にマイマイカブリは、冬になると土の中や朽ち木の中に潜って越冬し、成虫だけでなく終齢幼虫で越冬することもあります 。越冬場所は「朽ち木・落ち葉・石の下」などで、環境条件によっては複数個体が集まることもあります 。[honda.co]
集団越冬は、寒さや乾燥を和らげるのに有利だと説明されています 。[cocreco.kodansha.co]

実地観察の見どころ

山形のような積雪地では、越冬個体は広葉樹の朽ち木内部がかなり重要な越冬基質になりそうです 。実際、裏磐梯の解説でも、マイマイカブリ類は朽木で冬越しし、裏磐梯産はコアオマイマイカブリとされています 。[urabandai-vc]
もし冬季調査をするなら、倒木内部、立ち枯れの下部、土溜まりのある朽木まわりが有力です 。[honda.co]


2026/07/29

落葉樹に独りで登って遊ぶ幼獣と見守るニホンザル♀

 

2024年12月上旬・午後12:20頃・晴れ 

スギ防風林の手前(林縁)でニホンザルMacaca fuscata fuscata)の母子が落葉灌木(樹種不明)に腰掛けて、こちらを見ていました。 
子猿が独りで木登りして遊んでいます(探索行動)。 
母親と思われる成獣♀は、幼獣の様子を見守りながらも、左手で痒い腰をボリボリ掻いています。

ヒヨドリ幼鳥の餌乞いとサシバ♂への警戒声♪(野鳥)

 

2026年6月上旬・午後13:05頃・くもり 

山麓にある池Hで私が長時間、水生生物の観察に集中していると、周囲でヒヨドリHypsipetes amaurotis)が鳴き騒いでいました。 
あまりにもうるさいので、気になってきました。 
もしかして、私が無自覚でヒヨドリの営巣木に近づき過ぎてしまい、親鳥が警戒声を発しているのでしょうか? 

周囲を見渡すと、近くのアカマツ幼木の梢に留まっている個体がいました。 
閉じた翼を小刻みに震わせながら、ピーピー♪と甲高く鳴いています。 
これは典型的な餌乞いの行動なので、巣立ったばかりの幼鳥が親鳥に給餌してもらうのを待っているのでしょう。 

しかし、巣外給餌のシーンを見届ける前に、ヒヨドリ幼鳥は飛び去ってしまいました。
止まり木から左へ飛び去るヒヨドリ幼鳥を流し撮りすると、植樹された桜の木の生い茂った枝葉に飛び込んで身を隠しました。 

すぐ後から別個体のヒヨドリが飛んできて、植樹した桜の苗木を雪から守る支柱(雪囲いの一種)の天辺に留まりました。 
頭部の冠羽を逆立てているのは、警戒や興奮の現れでしょうか? 
なんとなく、この個体はさっきの幼鳥の親鳥のような気がします。 
やがて羽繕いを始めました。 
右隣の桜の木からは、ヒヨドリ幼鳥が隠れながらも、チーチー♪と餌乞いの鳴き声を発し続けています。 

支柱の天辺に留まったヒヨドリ親鳥が、別個体の警戒声を聞くと左上の空を見上げ、自らも鋭い警戒声♪を発しました。 
強く鳴きながら、左奥へ飛び去りました。 
このときヒヨドリが強い警戒心を露わにした対象は、もはや私ではなく、猛禽類でした。 
上空を飛来した1羽の猛禽が近くの枯木の梢に留まっていたのです。 
慌てて逃げたヒヨドリが、周囲で鳴き騒いでいます♪ 

※ ヒヨドリの鳴き声(餌乞いと警戒声)が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


強い逆光のため、現場では猛禽のシルエットしか見えませんでしたが、逆光補正すると、頭部が灰色がかっているのでサシバ♂(Butastur indicus)と判明。 
上嘴の根元が黄色でした。 
やがてサシバ♂は止まり木から山側へ飛び去りました。 
滑翔ではなく、羽ばたいて飛んで行きました。 
サシバ♂が飛び立つ瞬間を、1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、翼の下面に特徴的な斑紋がしっかり見えました。(@1:20〜) 

※ 止まり木のサシバ♂を逆光補正しました。 


実はこの地点では以前からサシバの鳴き声をよく聞くので、この山林のどこかで営巣しているはずだと予想しています。


【追記】
シジュウカラが警戒声を発する際には、危険な対象(ヘビや猛禽などの天敵)の種類によって鳴き方を変えていることが明らかになり、かんたんな文法すらあることが分かってきました。


ヒヨドリでも同様に猛禽を指す鳴き声があれば面白いのですが、私の耳には今回のサシバ(猛禽の一種)に対する警戒声がいつもと違う特別な鳴き方だとは思えませんでした。
一例だけでは何とも言えないので、事例の動画を地道にこつこつと撮りためた上で声紋解析しないといけません。
猛禽の剥製や模型を野外に設置したら、ヒヨドリは反応してくれるでしょうか?
農作物を鳥の食害から守る防鳥グッズとして、タカ型の凧が販売されていて、家庭菜園や田畑、果樹園などのあちこちに設置されてます。
それをヒヨドリが初めて見たときの反応が気になります。
どうせすぐに慣れて効果が薄れてしまいそうです。


【追記2】
シジュウカラと違ってヒヨドリは天敵の種類を呼び分ける語彙や精緻な文法などを備えていないかもしれません。
なぜなら、私の個人的な印象では、ヒヨドリが天敵に対するモビングをあまりしないからです。

Perplexity AIに訊いてみました。

Q: ヒヨドリが同種の群れを呼び集めて天敵に対してモビングすることはあるか?

A: はい、**ある程度はあります**。ヒヨドリは普段は単独かつがいで行動することが多いですが、冬期や移動時、餌場では数羽〜多数が集まり、警戒鳴きや追尾行動を伴って天敵に対して集団で威嚇することがあります。 [naro.go](https://www.naro.go.jp/org/nilgs/choju/wildlife/bulbul.pdf)

## どういう形か
モビングの典型は、タカ類やフクロウ類などに対して複数個体が近寄ってつきまとい、鳴きながら追い払う行動です。一般的な解説でも、ヒヨドリは「普段は群れないが、冬に集団行動する」「小鳥のモビングの一員になりうる」とされます。 [hirahaku](https://www.hirahaku.jp/hakubutsukan_archive/seibutsu/00000059/106.html)

## ただし注意点
「同種の群れを呼び集めて」というより、**もともと近くにいる個体が警戒して次々に加わる**、あるいは**餌場やねぐらの集団が一斉に反応する**、という理解のほうが自然です。ヒヨドリに関する一般的な記述では、冬季の一時的な群れや渡りの群れはよくある一方、繁殖期はつがい中心です。 [naro.go](https://www.naro.go.jp/org/nilgs/choju/wildlife/bulbul.pdf)




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2026/07/28

巣口で日光浴中のホンドタヌキ家族が残雪に覆われた林内を歩き回るキジバト?を目ざとく発見【野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬・午後15:00頃・晴れ 

ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)3頭の家族が巣口Rで春の日差しを浴びながらのんびり対他毛繕いしていると、右の個体が上半身を起こして警戒しました。 
耳をそばだてながら、画面の奥を凝視しています。 
まだ残雪に覆われた落葉二次林をこちらに向かって歩いて来る2羽の鳥を見つけたのです。 
動画では遠くて鳥の種類をしっかり見分けられませんが、キジバト♀♂(Streptopelia orientalis)ですかね? 

タヌキの視力が意外に良いことを示す映像が撮れた…とは言い切れません。 
必ずしも視覚でキジバトに気づいたとは限らないからです。 
聴覚や嗅覚で獲物の接近を察知したのかもしれません。 

この後、狩猟本能に駆られたタヌキがキジバトに向かって走り出すことはありませんでした。 
どうせ鳥は飛んで逃げてしまうことを学習済みなのでしょう。 
タヌキの幼獣だったら、地上の鳥を面白半分に追いかけたかもしれません。 
そもそもタヌキはイヌ科であってもハンター型の捕食者ではありません。 


ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 


つづく→

セイヨウタンポポの花蜜を吸う春型のキアゲハ♀

 

2025年5月中旬・午後13:00頃・くもり 

農道の道端に咲いたセイヨウタンポポの群落で春型のキアゲハ♀(Papilio machaon hippocrates)が訪花していました。 
共に普通種なのに、意外にもこの組み合わせは初見です。 

翅に傷一つないきれいな状態でした。 
おそらく羽化直後なのでしょう。 
その翅を半開きのまま吸蜜しています。 
腹端の形状から性別は♀と判明。 
一緒に咲いているヒメオドリコソウの花には見向きもしませんでした。

途中からセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が右隣りの花に飛来して、採餌していました。

2026/07/27

尾根道でウリハダカエデの枝葉に眼下腺でマーキングするニホンカモシカ(両角欠け)

 

2025年6月中旬・午前9:50頃・晴れ 

私が里山の尾根道を縦走していると、前方にニホンカモシカCapricornis crispus)が現れました。
初めは私の存在に気づいていないようです。
道端に自生するウリハダカエデ灌木の目線の高さの葉の匂いを嗅いでから、眼下腺を擦りつけてマーキング(匂い付け)しました。 

このカモシカ個体は左右の角の先端が欠けているという、きわめて分かりやすい特徴があり、何度か山中で遭遇したことがあります。 

関連記事(1年前の撮影)▶  


カモシカは私の汗の匂いで気づいたのか、正面から直視しました。 
舌舐めずりしてから再びウリハダカエデに眼下腺を擦りつけ、私に対してやんわりと縄張りを主張しました。 

カモシカは尾根道を外れると、藪の生い茂った斜面をガサガサと音を立てながら下って行きます。 
山道で私とニアミスしても、鼻息を荒げる威嚇を全くしませんでした。 
おそらくカモシカ側も私のことを人畜無害の奴だと認識(個体識別)してくれているのでしょう。 


※ 画面の左側が一部ぼやけているのは、あまりにも暑くて登山中に汗だくになり、汗の滴がうっかりレンズに付いてしまったからです。

春の池で息継ぎのために浮上・潜水を繰り返すアカハライモリ

 

2026年5月中旬・午前10:40頃・晴れ 

沢の水が貯まった山麓の池HでアカハライモリCynops pyrrhogaster)が暮らしています。 
両生類のイモリは、幼生の時期にはエラで呼吸しますが、変態を経て成体になると、肺呼吸(+皮膚呼吸)になります。 
普段は水底で活動しているアカハライモリ成体は、尾を左右にくねらせながら泳いで浮上すると、水面で呼吸します。 
このとき口から小さな泡が水面にプクッと形成されます。 
イモリは捕食者を恐れているのか、水面には決して留まらずに素早く潜水して池の底に戻ります。 

この時期はアカハライモリの繁殖期で、求愛行動が繰り広げられていました。(映像公開予定) 
シーン1の個体は、尾が紫色の婚姻色になっているので、♂です。
シーン2は、息継ぎのために浮上する♀の後を♂が追いかけています。 
♀が水面で素早く呼吸して潜水すると、♂自身は息継ぎしないで♀を追いかけます。 


何度も失敗したものの、アカハライモリの息継ぎおよび水中の上下動をようやく動画に撮れました! 
池から目を離さず愚直に長撮りし、編集でカットするのが一番手っ取り早いようです。 

イモリは肺と皮膚の両方で呼吸しています。水温が高いときには皮膚呼吸だけでは足りないので、空気を吸うために水面まで上がってきます。(『はっけん! イモリ 日本のいきものビジュアルガイド 』p79より引用)

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2026/07/26

二次林内の巣口で晴れた午後にのんびり日光浴・毛繕い・昼寝するホンドタヌキの家族群:4月上旬【トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬・午後12:55頃〜午後17:40・晴れ

雪国の落葉二次林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)3頭の家族群が使っている巣穴Rを自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

この日も昼過ぎに家族が連れ立ってやって来ました。 
1頭が巣穴Rの内部を調べたものの、内部環境が気に入らなかったようで(雪解け水が浸水?)、その後は日没までひたすら巣外で過ごしました。 
林床は依然として残雪で覆われていますが、巣口周辺だけは雪解けが早く、地面が露出しています。 
タヌキはその乾いた地面に集まって日光浴しながら毛繕いをしたり、うたた寝したりしています。 

両親♀♂とその娘(両目の輝板を失明したヘルパー♀h)が家族水入らずで春の晴れた日の午後を穏やかに過ごしています。 
発情期にはギクシャクしていた親子関係も、元に戻ったようです。 


ギンヤンマ♂の縄張り占有飛翔【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年5月下旬・午後15:10頃・晴れ 

山麓にある池Hでギンヤンマ♂(Anax parthenope julius)が縄張りを張ってパトロールしていました。 
ネイチャーガイド『日本のトンボ』という図鑑を紐解いてギンヤンマの生態を調べると、
成熟♂は日中、池沼の上を飛んで縄張り占有し、他の♂が侵入すると激しく追い払う。♀を見つけると交尾して付近の植物に静止する。朝夕の薄暮時には摂食飛翔を行う。(p207より引用)
池Hの岸辺に沿って低く飛び回っていますが、右回りにも左回りにもなります。 
産卵地点を探す♀の飛び方ではありません。 
途中から隣の池Lの方へ行くこともありました。
ぐるぐると忙しなく飛び回るので、もっとズームアウトすべきかもしれませんが、ある程度は寄りで撮らないとトンボの種類や性別を見分けられないのです。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:34〜) 
次に、ギンヤンマ♂の縄張り占有飛翔を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:49〜) 
飛んでくる巡回ルートが大体分かったので、岸辺近くの抽水植物の辺りに置きピンをして待ち構えていれば、結構楽に撮影できました。

関連記事(8年前に平地の溜池で撮影)▶ 池で縄張り占有飛翔するギンヤンマ♂


次の段階として、ギンヤンマ♂が同種のライバル♂とか別種のトンボに対して空中戦を挑んで縄張りから追い払う様子をハイスピード動画で撮ってみたいものです。
しかし、激しく飛び回るので撮影がとても難しいのです…。

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