2026/03/28

雪国の厳冬期にカキノキ大木に登って熟果を食べるニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2025年1月中旬〜下旬 

シーン0:1/3・午後14:23・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
郊外でスギ防風林に囲まれた畑の端に聳え立つカキノキの大木を自動撮影カメラで見張っています。 

ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 
初めに断っておきますが、旧機種のカメラをだましだまし使っているので、昼間に撮れた映像は色が変ですし、画面が謎に点滅して見苦しいです。 


シーン1:1/7・午後12:33・くもり(@0:03〜) 

シーン2:1/9・午後21:35・降雪(@0:06〜) 
晩に監視カメラが起動したときには、雪が激しく降っていました。 

シーン3:1/10・午前4:20・降雪(@0:10〜) 
翌日の未明には激しい吹雪になっていました。 

シーン4:1/10・午前9:22・くもり(@0:21〜) 
朝になると、吹雪はすっかり収まっていました。 
新雪に覆われた雪面に、動物の歩いた足跡は残っていません。 
雪面があちこち窪んでいるのは、樹上から落雪したせいです。 
カキノキの横枝にもしっかり冠雪していました。 
強風が一晩中吹き荒れた後でも、カキノキ樹上には熟果がまだ少し残っています。 
落果は積もった雪の下に埋もれてしまいました。 

シーン5:1/10・午後14:10・くもり(@0:25〜) 
雪が降っていなくても、強風が吹くと、隣の冠雪したスギ樹上からどんどん落雪します。 

シーン6:1/10・午後17:18・降雪(@0:31〜)日の入り時刻は午後16:42。 
日が暮れると、また吹雪になりました。 

シーン7:1/11・午前8:43・くもり(@0:35〜) 
翌朝には雪が降り止んでいました。 
雪面に野生動物の足跡はありません。 

シーン8:1/12・午後12:01・晴れ(@0:38〜) 
晴れた正午過ぎに、ニホンザルの群れがカキノキ大木に来ていました。 
子猿を抱っこした母親♀が、カキノキの下の雪面に座って、頭上を見上げています。 
目線の先には、若い猿が単独でカキノキ樹上に登っていました。 
右隣の木へ身軽に飛び移って姿を消しました。 

地上の母親♀は子猿を腹にしがみつかせたまま、カキノキ幹の根元に立て掛けてあった2本の竹竿のうちの1本を伝って、果敢に木登りしました。 
太い横枝を右に移動して座ると、子猿を下ろしました。 
子猿だけが細い枝先に移動して、熟柿を食べ始めました。 
遅れて枝先に移動した母親♀は体重が重いので、太い枝を選んで歩き、枝先に残った熟柿を手前に引き寄せてから採食。 
枝に座って熟果を食べながら、果皮を捨てています。 

食べ終わった母親♀は、立ち上がって手を伸ばしましたが、熟柿になかなか手が届きません。 
2度目の挑戦でようやく柿の実を掴み、手前に手繰り寄せて食べます。 

その間に、地上では左から別の母子が登場し、子猿をおんぶして運右下手前へ遊動して行きます。 
 子猿は雪面に一度降りたものの、すぐにまた母親♀の腰に飛び乗りました。 

シーン9:1/12・午後12:10・晴れ(@2:08〜) 
子猿を背負った母親♀が、カキノキの細い枝先で熟柿を採取しています。 
少し太い横枝に登り返してから、食べ始めました。 

一方、別個体の子猿が左の枝で熟柿を採食中です。 
カキノキ樹上で猿が移動すると枝が激しく揺れますが、それでも熟柿は落ちませんでした。 

シーン10:1/13・午前0:51・夜霧(@3:38〜) 
日付が変わった深夜には、濃霧が風に舞っていました。 

シーン11:1/13・午前11:28・晴れ(@3:43〜) 
昼前に子猿をおんぶした母親♀が、カキノキの太い幹を裏側からよじ登っていました。 
枝先で子猿が熟柿を採食しています。 

シーン11:1/19・午前11:59・晴れ(@4:22〜) 
6日後も猿が採食に来ていました。 
雪面にはニホンザルの群れが歩き回った足跡が残っています。 

カキノキの上の枝から下の枝にニホンザルが下りてきました。 
子猿を抱きかかえているのに母は強しで、頭を下にして真っ逆さまの体勢で果敢に下りてきました。
腰掛けた横枝が揺れています。 
樹上に熟柿はもう残っていないのか、採食行動をしないで、樹上で日向ぼっこしています。 
母親♀の横に座っていた子猿が独りで細い枝先に移動し、残っていた熟柿を食べてから母親のもとに戻りました。 

その間、奥の雪原を別個体の猿が右から左に走って横断し、スギ防風林に駆け込みました。

シーン12:1/20・午前4:23・夜霧(@5:27〜) 
翌日の未明には、夜霧が風に流されていました。 

シーン13:1/22・午前9:17・くもり(@5:31〜)
2日後、子猿をおんぶした母親♀がカキノキの横枝に登っていました。 
母猿は右手に熟柿を持って食べています。 
残り少ない熟果を採取してきたようですが、背中の子猿には分け与えませんでした。 
しかも、少し食べただけで、食べ残しを惜しげもなく捨てました。 
再びカキノキの幹を登って死角に消えました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


初冬にユキツバキ群落の手前で佇み警戒するニホンカモシカ♀

 

2024年12月上旬・午後14:50頃・くもり 

里山で採食中のニホンカモシカ♀(Capricornis crispus)と遭遇しました。 
ユキツバキの群落の手前で立ち止まり、振り返ってこちらを凝視しています。 
静かに佇んでいるだけでも、なかなか絵になりますね。 
角や耳介に個体識別できる特徴は見当たりません。
後ろ姿の股間に陰嚢(睾丸)が見えないので、たぶん♀だと思います。 
当歳仔の幼獣は近くに見当たらず、子別れした後のようです。 

初冬で雪が積もる前ですが、カモシカの餌となる植物がどんどん落葉したり枯れたりしている時期です。
常緑ユキツバキの葉を食べるかと期待したのですが、まったく口をつけませんでした。 
ユキツバキの葉はいかにも消化が悪そうなので、厳冬期でよほど飢えない限りは食べないのでしょう。 

関連記事(11年前の撮影)▶ 残雪期に椿の葉を食すニホンカモシカ


2026/03/27

夜明け前に帰巣したホンドタヌキ♀♂が雪で埋もれて凍った巣口の雪かきをしてから中に入る【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月上旬 

雪が積もった休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:1/7・午前6:27・気温-1℃(@0:00〜)日の出時刻は午前6:52 

夜明け前、朝霧が少し立ち込めているようです。 
手前から単独で来たタヌキが、凍った雪面の匂いを嗅ぎながら、奥の営巣地に向かっています。 
途中で頻繁に立ち止まって、雪原の左上奥を気にしています。 

雪に埋もれた巣口L、Mを順に点検してから巣口Rに向かいます。
前足で巣口Rの雪かきを始めました。 
アナグマと比べてタヌキは穴掘りが苦手ですから、中途半端ですぐに止めてしまいました。 

やがて左上から別個体のタヌキが登場しました。 
巣口Rで先行個体に追いついたところで、1分間の録画終了。 
最低気温が氷点下だと雪面が硬く凍り、その上を歩いてもタヌキの足跡が残りません。 


シーン2:1/7・午前6:29(@1:00〜) 
辺りが少し明るくなりました。 
タヌキのペアがまだ雪原をうろついています。 
私には外見でタヌキの性別を見分けるのは無理ですが、寄り添って歩いていたのに、急に相手にじゃれついたように見えました。 
しかし動画を見直すと、しつこくまとわりつく♂に♀が苛立っているようにも見えました。 
(そろそろ♀が発情する時期なので、♂はパートナー♀につきまとって発情状態を頻繁にチェックしています。) 

雪面だけが凍っている状態を俗に最中もなか雪と呼び、ときどき足がズボッと潜るので、歩くときには注意が必要です。 
巣口Lに近づこうと方向転換した際に、タヌキの後足が雪面でスリップしたか潜ったようです。 

凍った雪で埋もれていた左の巣口Lで、1頭が雪かき穴掘りを始めました。 
今度は頑張って、ついに巣穴Lに入ることができました! 
穴掘りが苦手と言われているタヌキも本気を出せば、雪かきぐらいは出来るようです。 

その間に、雪原を右へ立ち去りかけていたパートナーの別個体が、右から戻って来ました。 


シーン3:1/7・午前6:47(@2:00〜)
だいぶ明るくなっても、まだ朝霧がうっすらとかかっています。 
巣穴Lから外に出てきたばかりと思われるタヌキのペアが、依然として営巣地(越冬地)の雪原をうろついています。 
巣口Lで左を向いて佇んでいた個体が、その場で身震いしました。
顔を巣口Lに突っ込んで匂いを嗅いでから、パートナーの後を追って右に立ち去りました。 


シバザクラの花で吸蜜し飛び回るキアゲハ♀春型【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年5月上旬・午後15:55頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたシバザクラ(芝桜)の群落で春型のキアゲハ♀(Papilio machaon hippocrates)が訪花していました。 
花色が薄いピンクの品種で、キアゲハは口吻を伸ばして吸蜜しています。 
翅表の斑紋と腹部の形状から♀と分かります。 

キアゲハ♀は、訪花中も半開きの翅を忙しなく羽ばたき続けていました。 
いつでも飛び立てるように、飛翔筋の準備運動を続けて体温が下がらないようにしているのでしょう。 
不安定な花の上で身体のバランスを保つために羽ばたいている、という役割もありそうです。 

関連記事(8年前の撮影)▶ 芝桜の花蜜を吸うキアゲハ 


キアゲハ♀がシバザクラの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
大きな翅を力強く羽ばたいて飛び立つ様子は見応えがあります。
翅は硬い平面ではなく、打ち下ろす際にしなやかに曲がりながら揚力を得ています。

2026/03/26

厳冬期にカキノキ大木に登って熟果を食べる雪国のホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2025年1月上旬〜中旬

シーン0:1/3・午後14:23・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
郊外で広大な畑がスギ防風林に囲まれています。
その林縁(畑の端)に巨大なカキノキの古木が聳え立っています。 
落葉後も熟した果実が枝先にまだたくさん残っています。 
木の下の雪面には落果が散乱しています。 
こうした熟柿を食べにやってくる野生動物を見張るために、自動撮影カメラ(旧機種)を設置しました。 

ホンドテンMartes melampus melampus)の登場シーンをまとめます。 


シーン1:1/7・午後12:33・くもり(@0:03〜) 


シーン2:1/9・午後21:35・降雪(@0:06〜) 
雪が激しく降っています。 


シーン3:1/10・午前1:00・降雪(@0:10〜) 
猛吹雪の深夜に、冬毛のテンが左下隅からカキノキに駆け寄ると、新雪にテンの足跡が残りました。 
そのままテンは、幹の裏側を一気によじ登りました。 
こんな悪天候でも、トレイルカメラのセンサーがしっかり反応したことに感心しました。 

テンはカキノキの冠雪した横枝を右の先端部へ移動しました。 
しばらくして奥の枝だけが突然不自然に揺れたのは、テンが細い枝から枝へ飛び移ったのでしょう。 
暗闇でそんなアクロバティックな芸当ができるとは驚異的です。
監視カメラが照射する赤外線が奥まで届かず、肝心のテンが熟柿を食べる行動は撮れていませんでした。 
テンがカメラの方を振り返ると、眼のタペータムが赤外線を強く反射して、白く光って動いています。 


シーン4:1/10・午前4:20・降雪(@1:17〜) 
未明には吹雪が更に激しくなっていました。 


シーン5:1/10・午前9:22・くもり(@1:28〜) 
朝になると、吹雪はすっかり収まっていました。 
新雪に覆われた雪面に、ホンドテンの足跡はもう残っていません。
雪面があちこち窪んでいるのは、樹上から落雪したせいです。 
カキノキの横枝にもしっかり冠雪していました。
一晩中、強風が吹き荒れた後でも、樹上にはまだ熟柿が少し残っています。 
落柿は積もった雪の下に埋もれてしまいました。 


シーン6:1/10・午後14:10・くもり(@1:32〜) 
雪が降っていなくても、強風が吹くと、隣のスギ樹上からどんどん落雪します。 


シーン7:1/10・午後17:18・降雪(@1:32〜)日の入り時刻は午後16:42。 
日が暮れると、また吹雪になりました。 


シーン8:1/10・午後21:30・降雪(@1:42〜) 
雪が降る晩に、テンがいつの間にか柿の木に登っていました。 
太い横枝に積もった深い新雪をかき分けながら右に進みます。 
樹上のラッセル行動なんて、初めて見ました! 
足元が雪で滑って木から落ちる恐怖など微塵も感じられません。
枝先に達して熟柿を採食したようですが、残念ながら画角の外で様子が分かりません。 
テンが動くと、その体重で細い枝が上下にしなります。
枝先でテンが振り返ってカメラ目線になると、目が白く光ります。 
どうやら画面の右上隅まで木登りしたようです。 


シーン9:1/11・午前8:43・くもり(@2:02〜) 
翌朝には雪が降り止んでいました。 
雪面に野生動物の足跡はありません。 


シーン10:1/12・午前1:21(@2:05〜) 
日付が変わった深夜、ホンドテンが再びカキノキ樹上に登っていました。 
いつもの太い横枝を右に行きかけた途中で立ち止まり、痒い体を掻いているようです。 
横枝を右に走って行きましたが、枝先で熟果を採食したかどうか不明です。 
もう枝先に柿の実が残っていなかったのでしょうか。 
せっかく左に戻ってきたのに、わずか40秒間で録画が終わってしまいました。 
どうやら低温でアルカリ電池が消耗していたようです。 (厳冬期は高価でもリチウム一次電池を使うべきだと翌年に知りました。)
トレイルカメラが旧機種のため、残念ながら動画撮影時の気温データは取得されていません。 


シーン11:1/13・午前0:51(@2:48〜) 
翌日の深夜には、どうやら夜霧が発生したようです。 
監視カメラがなぜ起動したのか不明です。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
いかにも雪国でたくましく暮らす野生のホンドテンらしい映像が撮れて感動しました。
できれば新機種のトレイルカメラで録画したかったのですが、まさかこんな凄い映像が撮れるとは予想してませんでした。
翌年の宿題です。

木登りが得意なホンドテンは、カキノキ樹上での採食に専念し、雪原に散らばっている落果を拾い食いすることは一度もありませんでした。
ここにニッチの棲み分けがありそうです。
テンは夜行性ですし、雪に埋もれた落柿を暗闇で見つけにくい、という理由もありそうです。


つづく→ 


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クリの木から飛び降りるニホンザル幼獣を地上で受け止める母親|クリの落果を拾い食いするニホンザルの群れ

 

2024年12月上旬・午後12:15頃・晴れ 

郊外の収穫が終わった畑の端にクリ(栗)の大木があります。 
ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の小さな群れが、木陰に座ってのんびり採食していました。
 「大きな栗の木の下で♬」散乱している落果を拾い食いしているようです。 


採食シーンをしっかり撮影したくて、私が物陰から近づこうとした途端に、気づいた猿たちは警戒して逃げ始めました。 

クリの太い幹を子猿が頭を下にして真っ逆さまに下っています。 
黒い首輪を装着した母親♀が迎えに行き、後脚で立ち上がって両手を広げると、樹上から飛び降りるやんちゃな子猿を無事に受け止めました。 
体重の軽い子猿の時期は大丈夫かもしれませんが、高所から無鉄砲に飛び降りると、着地の衝撃で『坊っちゃん』のように腰を抜かしたり足を捻挫したり骨折したりするかもしれません。
地上にはクリのイガが大量に散乱していますから、母親が受け止め損ねたら、子猿にトゲトゲのイガが刺さって痛い目に遭うかもしれません。 
子猿は母親の胸にしがみついたまま(腹側しがみつき)、母親が四足歩行で運んで右へ逃げて行きます。 
クリの木から飛び降りる我が子を母親が受け止めた瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:07〜0:22) 
ヒトの母親とは違って、ニホンザルは「危ないでしょ、高いところから飛び降りないの!」と幼獣を叱りつけることはしませんでした。
成獣になると、無闇に飛び降りることはしないで、慎重に木から地上に降りるようになります。
わんぱくな幼少期に痛い目に遭って(足を負傷して)、自分で学習するのでしょうか。

クリ樹上には逃げ遅れた別の幼獣がまだ残っていました。 
その母親が口にクリの実(堅果)を咥えたまま右から走ってきて素早く木に登ると、逃げ遅れた子猿を腰に乗せて地上に降り(背乗り)、仲間を追って右のスギ防風林へ引き返します。 

つづく→

2026/03/25

雪の下に埋もれた巣口を除雪しかけて諦めるホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月上旬

シーン1:1/8・午前2:03・気温0℃(@0:00〜) 
雪が降る深夜に、落葉した二次林にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の越冬用営巣地に単独タヌキが右からやって来ました。 
一歩ずつ足が深い新雪にズボズボ潜っています。 

巣口Rに鼻面を突っ込んで中の匂いを嗅いでから、左へ向かいました。 


シーン2:1/8・午前2:03・気温-1℃(@0:54〜) 
別アングルの監視カメラに続きが写っていました。 
巣口Lも雪ですっかり埋もれていて、雪面が窪んでいるだけです。 
タヌキは、その凹んだ雪面に鼻面を突っ込んで、匂いを嗅いでいます。 
右前足を使って、巣口Lの新雪を掻き出し始めました。 
雪かき作業の後は、掘った雪穴の中に顔を埋めて、匂いを嗅ぎました。


シーン3:1/8・午前2:05(@1:54〜) 
結局、タヌキは巣口Lの雪かきを少しやっただけで巣穴Lには入らず、右へ立ち去りました。 
と思いきや、また戻ってきて、雪かきを再開。 
ドカ雪が積もって周囲の地形・風景が変わったため、巣口Lの位置がこの場所で良いのか自信がないのかもしれません。 
その雪かきも中途半端に終わり、タヌキは諦めて右へ立ち去りました。 


【考察】 
ここに来るタヌキたちの個体識別ができていませんが、今回登場した個体はなんとなく、ここで越冬するペアではなく余所者ではないかという気がします。 
擬人化すると、ここで越冬しているタヌキの安否確認をしに来たように、どうしても見えてしまいます。 


つづく→

巣材としてヌスビトハギの葉を切り抜くハキリバチ♀のNG集【FHD動画&ハイスピード動画】

 



2024年8月上旬・午後12:30頃・晴れ 

里山で湧水湿地帯の周囲にあるスギ植林地の林床でハキリバチ科の一種の♀がヌスビトハギの葉をくり抜いてせっせと巣材を集める様子を撮影していると、必ずしも毎回スムーズに葉片を切り取ってはいないことが分かりました。 


シーン1:(@0:00〜) 
ヌスビトハギの葉の縁にしがみついて大顎で丸く切り抜き始めたのに、私がカメラのレンズを近づけたらピントが合う前に飛び去ってしまいました。 
警戒したのか、それとも葉に触れてみて初めて状態が巣材として気に入らなかったのかもしれません。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

※ 蜂の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


ハキリバチ♀のNGシーンと言っていいのか分かりませんが、240-fpsのハイスピード動画でも面白いシーンがいくつか写っていました。 

シーン2:(@0:22〜) 
せっかく長楕円形に切り抜いたヌスビトハギの葉片を抱えて飛び立とうとしたら、葉から転がり落ちてしまいました。 
それでも大事な荷物を落とすことなく、なんとか空中で体勢を立て直すと、ホバリング(停空飛翔)しながら定位し、巣の方向へ飛び去りました。 


シーン3:(@1:59〜) 
慌てて撮り始めたので、蜂にピントがしっかり合っていません。(奥ピン) 
ハキリバチ♀は、ヌスビトハギの葉の中でも、すでに切り抜き穴がある葉を選んでいるようです。 
巣材植物をなるべく無駄なく利用するというよりも、巣材に適した葉をいちいち吟味する手間が省けるからでしょう。 

今回はなぜか作業の終盤で中断すると、切りかけの葉片を手放し、次の葉を探しに飛び去りました。 
素人目には、切り取りに失敗したようには見えないのですけど、「弘法も筆の誤り」ならぬ、「ハキリバチも大顎の誤り」ということがあるのですね。 
私が邪魔したせいではないと思います。
撮影を続けたまま私が立ち上がると、奥ピンが解消され、ハキリバチ♀の探索飛翔がしばらく写っていました。 


シーン4:(@3:48〜)
スビトハギの葉から今回は大雑把な形状で切り取っています。 
切り取り作業中に姿勢を崩してしまったせいかもしれません。 
葉片を抱えたまま完全に切り落としても、下にある別な葉が蜂ごと受け止めました。 
これはイレギュラー(想定外)な事態です。
ハキリバチ♀は、上下逆さまの状態からどうやって立ち直るのでしょうか? 
抱えた葉片をくしゃくしゃに丸め、足を使って根返りを打つように下の葉から転がり落ちながら、羽ばたいて飛び去りました。 


【考察】 
昔ながらの『ファーブル昆虫記』などを読んでいると、昆虫の本能行動は生まれつき完璧な印象を受けるのですが、実際ハキリバチ♀は葉片を切り抜く際に色んな失敗もしていて微笑ましいです。 
臨機応変な対応に感心しました。 

クズハキリバチ♀との比較 

2026/03/24

雪が積もったアナグマの旧営巣地をうろつき、排尿マーキングするホンドギツネ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月上旬〜中旬 

シーン0:12/25・午後14:11・くもり・気温17℃(@0:00〜) 
シーン0:12/25・午後14:48・晴れ・気温15℃(@0:03〜) 
平地の落葉した二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)を2台の自動撮影カメラで見張っています。 
根雪がどっさり積もりました。 
どうやら空き巣のようで、今季アナグマはここで越冬してくれませんでした。 
その代わりにホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬しているようです。 

新年になって登場したホンドギツネVulpes vulpes japonica)のシーンをまとめました。 


シーン1:1/1・午前3:32・降雪・気温-2℃(@0:07〜) 
雪が降る深夜未明に、冬毛のホンドギツネがキツネが登場しました。 
キツネが歩くと、新雪に足が潜っています。 
大雪に埋もれた巣口Lに近づき、窪みに鼻面を何度も突っ込んで匂いを嗅いでいました。 
1分間の録画が終わり、その後の展開は不明です。


シーン2:1/3・午前10:48・晴れ・気温4℃(@0:21〜) 
2日後の日中に右からキツネがやって来ました。 
明るい自然光下で、冬毛の健常個体をしっかり録画することができました。 
雪面は固く凍結していて、足跡がまったく残りません。 

キツネは雪面に開口した巣口Rに近づき、匂いを嗅ぎました。 
2つの巣口R、Lの中間地点で立ち止まり、腰を屈めてマルバゴマキの落葉灌木に排尿マーキングしたようです。 
後脚を上げずに小便したので、この個体は♀と判明。 
巣口Lにも寄り道したものの、窪みを一瞥しただけで通り過ぎました。 
ホンドギツネ♀による排尿マーキング(匂い付け)を1.5倍に拡大した上でリプレイ(@0:56〜)。 
さすがに小便の雫は動画に写っていませんでした。 


シーン3:1/3・午前10:48・晴れ・気温11℃(@1:13〜) 
別アングルの監視カメラでも続きが撮れていました。 
巣口Lを通り過ぎたキツネ♀は、画面の右端まで来て、雪面に大き目の足跡を見つけると、怯えたように左へ方向転換しました。 
奥の落葉二次林内へ、凍った雪面をジグザグに進んでいます。 


シーン4:1/6・午後20:30・雨天・気温0℃(@1:59〜) 
起動理由が不明ですが、晩に冷たい雨が降っています。 
※ ここだけ雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。


シーン5:1/11・午後12:44・晴れ・気温8℃(@2:03〜) 
ドカ雪が積もった後で、巣口Lは完全に深い雪の下に埋もれました。 


シーン6:1/12・午後17:18・気温-2℃(@2:07〜) 
大雪が積もり、巣口Rは深い雪の下にすっかり埋もれてしまいました。 
その結果、巣口Rがあった地点もほぼ平坦になっています。 


シーン7:1/12・午後21:29・気温-5℃(@2:10〜) 
ドカ雪に埋もれた獣道を左から右へキツネがやって来ました。 
歩くたびに足が雪にズボズボ潜っていますが、ラッセルするほどではありません。 

通りすがりに、オニグルミ立木の根元に排尿マーキング。 
このとき右後足を上げたので、♂と判明。 
キツネが小便で匂い付けしたシーンを、1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:23〜) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
ホンドギツネの外見による個体識別はあまりできていませんが、排尿時の姿勢から少なくとも♀と♂がそれぞれ来ていることが分かりました。 


つづく→

ノボロギクの綿毛付き種子の風散布を実演してみる

 

2024年11月下旬・午後15:35頃・くもり 

刈田の農道に自生するノボロギクの群落で黄色い花(筒状花)が咲き終わり、白い綿毛(冠毛)が秋風にそよいでいました。 
キク科の帰化植物ノボロギクの種子は、タンポポと同様に風散布されるのです。 
結構強い風が吹いているのに、互いに絡みついた冠毛が千切れそうで千切れません。 
仕方がないので、私が手で茎を揺すったり綿毛をほぐしたりすると、白い冠毛付きの種子がパラシュートのように風に乗って遠くまで飛び去りました。 
ノボロギクの種子が風で散布される瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
ヒトが関与したので、動物散布になってしまいました。(屁理屈) 

あいにくカメラの電池が切れて、録画が打ち切られてしまいました。 
電池のスペアも使い切っていました。 
後日ちゃんと撮り直したかったのですけど、雨が降り続いたり朝露に濡れたりしてノボロギクの綿毛がいつも濡れていて、飛散シーンを観察できませんでした。 
山形県の晩秋はからっと晴れた日がなかなか続きません。 
ヘアドライヤーで熱風を吹きかければ、冠毛が乾いて飛べるようになったかもしれません。
来年に持ち越しです。 


【アフィリエイト】 

2026/03/23

厳冬期の雨夜に落葉二次林で越冬用の巣穴をうろつく雪国のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月上旬 

平地の落葉した二次林で、元々はニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)だった巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
今季はホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がここで越冬しているようです。 


シーン1:1/6・午後20:17・雨天・気温-1℃(@0:00〜) 
冷たい雨が降る晩に、タヌキが単独で右から戻って来ました。 
丸一日以上、外出していたことになります。 
雪面に開口していた巣口Rの匂いを嗅いでから、右に向き直りました。 
周囲を見回しているのは、パートナーの帰りを待っているのかな? 
監視カメラの存在に気づいていて、入巣Rの瞬間を撮られたくないのかもしれません。 


シーン2:1/6・午後20:32・雨天(@0:19〜) 
15分後、右からまたタヌキが登場しました。 
同一個体が戻ってきたのか、それとも別の後続個体が帰巣したのかもしれません。 
巣口Rの匂いを嗅いでからクゥーン♪と小声で甲高く鳴きました♪。 

周囲の雪面を嗅ぎ回り、右手前下に歩き出しました。 
雪面はグズグズのいわゆる腐れ雪で、一歩ずつ足が潜って歩きにくそうです。 
セットの右端で佇んで、右を見つめているのは、パートナーの帰りを待っているのかな? 
再び巣口Rに戻りかけたところで、1分間の録画終了。 


シーン3:1/6・午後20:34・雨天(@1:07〜) 
1分後に、右からタヌキaが戻って来ました。 
巣口Rの匂いを嗅いだだけで、左に立ち去りました。 
すると、別個体bが巣内から巣穴Rの中から外に顔を出して、周囲を見回しました。 
さっきの個体aは、巣穴Rに入れてもらえず追い払われたのでしょうか。
雨天でも一緒に外出しようとパートナーを誘ったのに、断られた可能性もありそうです。 


シーン4:1/7・午後22:34・雨天・気温0℃(@1:48〜) 
翌日の晩遅くも雨が降っていました。 
巣口Rから外に上半身だけ出したタヌキが、右を気にして見ています。 
身震いしてから外に出てきたタヌキが左へ向かいます。 
雨で溶けた雪面は腐れ雪で、一歩ずつ足がズボズボ潜ります。 
みぞれなのかもしれませんが、雨音が聞こえるので、雨だと記録しました。 


シーン5:1/7・午後22:34・雨天・気温-1℃(@2:19〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
雪に埋もれた巣口Lの窪みを通りすがりに一瞥しただけで、タヌキは右へ立ち去りました。 


シーン6:1/7・午後22:50・雨天・気温-1℃(@2:33〜) 
15分後にタヌキが右から戻ってきました。 
巣口Rの匂いを嗅いで周囲を右往左往してから、右へ引き返しました。 
4日前にキツネが排尿マーキングしたマルバゴマキ灌木(映像公開予定)の匂いを嗅いでも、特に反応はありませんでした。 
雨も降っているし、さすがにもうキツネの残り香はないはずです。 

入巣Rしたくても、監視カメラの存在に気づいていて、入巣Rの瞬間を見られたくないのでしょうか? 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声や雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
相変わらず登場するタヌキの個体識別ができていないので、解釈があやふやです。 
シーン3は、巣穴に篭城する主に入巣Rを拒まれて退散したようにも見えますし、一緒に外出しようとパートナーを誘ったのに断られた可能性もありそうです。 


ハルザキヤマガラシの花で吸蜜するウスバアゲハ

 

2024年5月上旬・午前10:50頃・くもり 

道端に咲いたハルザキヤマガラシの小群落でウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ;Parnassius citrinarius)が訪花していました。 
翅を広げたまま口吻を伸ばして吸蜜しています。 
腹端に交尾嚢が見えず、性別不明です。 

横の車道をバイクが通り過ぎると、ウスバアゲハは驚いて飛び去ってしまいました。 


2026/03/22

雪山のスギ林で厳冬期の夜に活動するニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2025年1月上旬〜2月下旬 

シーン0:12/19・午後13:55・降雪・気温9℃(@0:00〜) 
里山でニホンカモシカがねぐらとして使っているのではないか?と思い込んだ場所があり、どうしても確かめないと気が済まなかったので、自動センサーカメラで見張っています。 
雪が積もったスギ植林地の端で、画面の右上奥にはカラマツの植林地が広がっています。 
画面の手前から奥に向かって斜面が登っています。 


ニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/8・午後21:26・降雪・気温-3℃(@0:03〜) 
年が明けて雪の降る晩に、冬毛のノウサギが左の斜面を奥に登って行く姿が写っていました。 


シーン2:1/15・午前2:41・降雪・気温-1℃(@0:30〜) 
ちょうど1週間後の深夜未明に、ノウサギが雪山のスギ林を左から右へトラバースするようにゆっくり通り抜けました。 


シーン3:1/16・午後17:45・気温-4℃(@0:38〜)日の入り時刻は午後16:48。 
日がとっぷり暮れた晩に、スギ木立の間を右から左へノウサギが走り去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

手前の雪面が凸凹に荒れているのは、おそらく樹上から落雪した直後なのでしょう。 
雪面に足跡は残っていません。 


シーン4:1/27・午前2:27・気温-3℃(@0:47〜) 
手前の斜面を右から左へトラバースするように、冬毛の真っ白なノウサギが駆け抜けました。 
雪面は凍結していて、ノウサギの足がまったく潜りません。 

ノウサギは左奥の斜面で立ち止まると、落葉灌木の枝先の匂いを嗅ぎました。 
この後に枝先を食べたかどうか、映像ではよく分かりませんでした。 
その後は座り込んだまま休んでいます。 
長い耳だけ動かして左右を警戒しています。 
やがて俯いて、毛繕いを始めたようです。 


シーン5:1/27・午前2:32(@1:33〜)
 3分後に、ノウサギはようやく立ち上がると、雪山の斜面を奥へ登り始めました。 
すぐに立ち止まると、落葉灌木(または蔓?)の樹皮をかじっているようです。(匂いを嗅いだだけ?) 
最後は左に立ち去りました。 


シーン6:2/27・午後17:55・気温0℃(@2:17〜)日の入り時刻は午後17:33。 
ちょうど1ヶ月ぶりに、監視カメラが起動しました。 
今季は記録的な大雪が積もり、1ヶ月で雪面がかなり上昇していました。 
その結果、奥のスギ並木がまったく写らなくなりました。 

日没後の晩に、ガリガリに凍った雪面を手前から奥に2羽のノウサギが続けて駆け抜けました。 
縄張り争いなのか、繁殖期の求愛行動や♂同士の♀をめぐる争いなのかな? 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
私には性別が見分けられないので、行動の解釈ができません。

この後は、スギの幹に固定してたトレイルカメラが雪にほとんど埋もれそうになり、野生動物は何も写らなくなりました。 


シーン7:3/13・午前0:27・気温3℃(@2:39〜) 
3月も中旬になると里山の雪がだいぶ溶けて雪面が下がり、奥のスギ林が見えるようになりました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
スギの植林地なんてノウサギにはほとんど価値がない場所で、来る理由がないと思っていたのですが、結構トレイルカメラに写っていました。
厳冬期の食事シーンがしっかり撮れなかったのが残念です。

この地点でキツネがうろついていたのは、獲物のノウサギを探し歩いていたのかもしれません。

関連記事(同所同時期の撮影)▶ 雪山のスギ林をうろついて獲物を探すホンドギツネ【トレイルカメラ:暗視映像】 


つづく→

カキノキ樹上で熟果を食べながらライバルのヒヨドリを追い払うカラス【冬の野鳥:トレイルカメラ】干渉型の種間競争

 



2024年12月下旬・午後14:25頃・晴れ・気温8℃・冬至の日。 

トレイルカメラを90°傾けて固定し、細長い樹形のカキノキの全体を監視できるようにしました。 
いわゆる縦型動画です。 
タブレットやスマホなどのモバイル機器で試聴している方は、ご自分で画面を回転してご覧ください。 
 PCのブラウザで視聴していてメンタルローテーションに苦労する人は、お手数ですが、画面を90°回転した状態で動画を再生できる拡張機能を導入してみて下さい。 
(記事の最後に掲載した【おまけの動画】を参照) 


すると早速、野鳥が写っていました。 
2羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)がカキノキの樹上と下の雪面に1羽ずつ来て採食しています。 
3羽のヒヨドリHypsipetes amaurotis)も続々と飛来して、左隣の落葉アンズ樹上に留まりました。 
果実食性のヒヨドリはカキノキ樹上の熟果を食べたいのにカラスが怖いらしく、アンズとカキノキとアンズの枝を行ったり来たりしています。 
しばらくすると、カキノキ樹上で採食していたカラスが、上の枝(カキノキ樹冠部)に来ていたヒヨドリを追い払いました。(@0:50〜) 
餌資源を巡る占有行動です。(干渉型の種間競争) 
攻撃的に激しく追い払うのではなく、軽く威嚇・牽制する程度でした。
逃げたヒヨドリ?は、左隣りのアンズ樹上に避難して、順番待ちをしています。 
(カキノキの梢に留まってちゃっかり採食を続ける個体は、見えにくいのですが、ヒヨドリではなくカラスだと思います。) 

その間、地上の雪原で落柿を拾い食いしているカラス個体がいます。 
ヒヨドリは地上に降りたがらないため、落果はカラスが争わずして独り占めできます。 


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
ニホンザルの群れがカキノキで採食中はライバルのカラスを追い払いますが、猿がいなければカラスがヒヨドリを追い払います。
つまり、カキノキを巡る力関係は、ニホンザル>カラス>ヒヨドリという序列になります。

不思議なことに、これまでヒヨドリが単独(または群れ)でカキノキに来て大好物の熟柿を食べるシーンをトレイルカメラで撮れたことがありません。 
もしかすると、カラスよりも小さいヒヨドリには、トレイルカメラのセンサーが反応しにくいのかもしれません。 
それとも、怖いカラスが常に見張っているせいで、ヒヨドリはなかなかカキノキに近づけないのでしょうか。


 

↑【おまけの動画】 
同じ素材の縦型動画を動画編集で90°回転したバージョン(横型動画)です。 
回転修正した結果、見やすくても動画の画質が落ちてしまったので(画面を縮小したので情報量が減った)、ブログ限定で公開しておきます。 


つづく→

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