2021年8月上旬・午後15:15頃・晴れ・気温38℃
川の対岸の浅瀬で魚の黒い背中が動いています。
初めはカメの甲羅かと思ったぐらい大きな魚でした。
素人の目測では1mぐらいはあったように思いました。
釣りを嗜まない私は魚類に関して全く疎いのですが、この淡水魚は野生のコイ(鯉;Cyprinus carpio)、つまり野ゴイですかね?
もしかしてソウギョ(草魚;Ctenopharyngodon idellus)ですかね?
どなたか教えていただけると助かります。
現場は最上川の上流域で、堰の手前の流れが緩やかになった地点です。
釣り禁止区域との看板があり、ここまで大きく育ったのも納得しました。
川岸近くの浅瀬に長々と留まっているので、初めは座礁しているのかと思ったぐらいです。
水面から上に背中だけ出ています。
背中がラクダの瘤のように少し隆起して見えるのはカラフトマス♂を連想しました。
背びれは寝ていて(後方に畳んでいて)形が分かりません。
やがて川岸を離れて深みを遊泳したものの、再び川岸の浅瀬に戻って自ら乗り上げました。
一体何をしているのでしょうか?
川底の石に付着した藻でも食べているのかな?
頭で川底を掘っているようにも見えます。(産卵準備?)
鯉♀の産卵行動にしては時期が遅いでしょう。
4〜5月の午前中に、岸近くの浅瀬で大きな水しぶきがあがっていることがある。これはいわゆるコイの”乗っ込み”で、産卵行動である。コイはバスとソウギョ両者の食性をもち、汚染水にも耐性のある魚であることから、生態系の均衡を考えて、野外への意識的放流は避けるべきであろう。 (野上宏『街の水路は大自然―1.8kmの川で出会った野生動物たち』p89より引用)
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