2011/02/13
ニホンミツバチの巣に侵入するスズメバチ
2008年9月下旬
板壁の破れ目の裏に自然営巣しているニホンミツバチ(Apis cerana japonica)を時々観察しています。
ミツバチを狩るスズメバチの姿を次第によく見かけるようになりました。
最近は巣の入り口で守る(身振行動)門衛の姿も無くなりました。
この日はいつにも増して多数のスズメバチが飛び回っています。
オオスズメバチ(Vespa mandarinia)およびキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)の姿を映像で認めました。
このニホンミツバチの巣はもはや陥落・落城してしまったのか、それとも中で篭城しているのだろうか。
中の様子を調べたいところです。
しかし養蜂用の巣箱ではないので、正直言って観察には不向きです。
横から縁の下に潜ってみるとスズメバチが何匹も行き来していました。
近くにニホンミツバチの死骸などは見当たりませんでした。
本によると、スズメバチに執拗な攻撃を加えられてもニホンミツバチは巣に蓄えた蜜があるので数ヶ月も篭城して耐え忍ぶらしい。
身振行動や蜂球などの対抗手段も進化させたのです。
《追記》
翌年5月中旬にワーカーの活動再開を確認して一安心。
それまで全く息を潜めていたのでコロニーが全滅したのではと心配でした。
《参考図書》
『ミツバチ学:ニホンミツバチの研究を通し科学することの楽しさを伝える』 菅原道夫
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