2010年7月上旬
軒下に営巣したキアシナガバチ(Polistes rothneyi)のサテライト巣S10から最初のワーカーW1が羽化する様子を観察してから数時間後にまた様子を見に行くと、創設女王Q(水色)も巣S9から巣S10に移っていました。
母娘の初めての対面となります。
ここまで単独で営巣してきた女王蜂にとって喜びもひとしおだと思いますが、特に(感動的な)交流は見られませんでした。
女王とワーカーの体格差はさほど顕著ではないようです。
羽化直後のアシナガバチW1は複眼の色が黒いです。
それに対して創設女王Q(水色)の複眼は褐色です。
羽化直後に捕獲してCO2麻酔にかけるのは、もしかすると負担が大きかったかもしれません。
羽化の最中にも胸部にマーキングする機会はあったのですけど、クチクラが固まっているのかどうか心配で躊躇してしまいました(マーキングのせいで羽化に失敗したら元も子もありません)。
麻酔から完全に醒める前に、マーキングしたW1桃を元の巣S10に戻してやりました。
その間、女王Q水は自力で巣S9に帰りました。
【追記】
初ワーカーW桃を改めて見直すと、前伸腹節の黄紋が無くて、セグロアシナガバチっぽく見えます。まさか…?
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