続々・ヒメスズメバチvsキアシナガバチ
2009年9月上旬
キアシナガバチ(Polistes rothneyi)の巣を襲撃するヒメスズメバチ(Vespa ducalis pulchra)の続きです。
度重なる襲撃でキアシナガバチも馴れたようで、ヒメスズメバチが居座って蛹の肉汁を啜っている間におそるおそる帰巣する個体もいます。
しかし抵抗は無駄だと知っているのか、反撃したり巣を守ろうとする様子は一切示しませんでした。
もしかしたら、本コロニーの成虫構成は既にワーカー♀から攻撃性に乏しい繁殖虫(新女王と♂)メインに切り替わっているのかもしれません。
だとすれば命を賭してまで巣を守る(利他行動)メリットはないでしょう。
つづく→シリーズ#29
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