在巣のキアシナガバチ♂と交尾
2009年8月下旬
11日振りのキアシナガバチ(Polistes rothneyi)巣の定点観察。
既に♂が羽化していました。
頭楯が白っぽく、触角の先がカールしているのが雄蜂です。
羽化直後の複眼は黒くて成熟すると黄色くなるようです。
前年観察したキボシアシナガバチと比べて、体格の性差が小さい気がします。
巣の上で一匹の♂が♀の背中に跨り交尾を試みていました。
交尾器の結合には至らなかったので偽交尾だろう。
交尾相手の♀がワーカーなのか新女王なのか、残念ながら個体識別できていないため不明です。
ワーカーが狩りから戻ると肉団子を分配します。
羽化直後の♂も肉団子を分けて貰いますが、幼虫への給餌は行なわず咀嚼して肉汁を飲むだけです。
前回マーキングを施した♀のうちW金、W茶だけが残っていました。
この日新たに3匹の♀を捕獲・標識(W銀、W桃水、W黄紫)。
W茶がよく働き、せっせと肉団子を運んで来ます。
つづく→シリーズ#21
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